秋の背骨さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

初っ端RBGが映るあたりから最高/最低を予感していたけど、よくある商用エンパワメント映画じゃなくて率直にうれしかった。大好き!

うちらは多面的よ!賢くて面白い!自分を卑下したらボコボコにするからね!
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.8

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期待通りめっちゃこわくてよかった。ガブリエルの自動開閉スタイルおもろすぎる。2人目のお医者さんが死んだあたりから映画の匂いが変わって、最後の方はもうなんか楽しかった。

ソウ(2004年製作の映画)

3.8

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グロだけなら大丈夫だと思ったのに、こんなにこわいなんて聞いてないよ!これ、サスペンス/スリラーじゃないから!ちゃんとびっくりホラーだよ!こわいから!泣 もう今後観たくないほどには怖かったけど、面白くて>>続きを読む

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

3.4

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田舎の朝もやみたいな、オーガンジーのカーテンみたいな見えない壁があるうちは何も分からなくていい。どっちが悪いとかどっちも悪いとかいう言説を唱えたい人は、体裁守って浅瀬で入籍したらいい。

着地点として
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カナリア(2004年製作の映画)

4.0

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コーイチとユキ、どちらがどちらに出会ったのかなぁなんて考える。分かり合えなくて相手を殴ること。極限まで尖らせた刃物を「いざというとき」に使わない選択をすること。両手で大切な人と手を繋ぐこと。
あてなく
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NIGHT SAFARI(2014年製作の映画)

3.2

タイトル通りのナイトサファリ。にこにこビール瓶のシーン、好きすぎて5回くらい巻き戻した。

も〜っと!おジャ魔女どれみ/カエル石のひみつ(2001年製作の映画)

4.3

も〜っと!シリーズは「あとは誰も誘わないね 5人寄れば ゴキゲン」の歌詞から勝ってる。困りごとだったら任せてね、得意の魔法でね。これでも魔女だもんね。

魔女をやめた魔女と似たような不穏な匂いがした。
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映画 おジャ魔女どれみ♯(しゃーぷっ)(2000年製作の映画)

4.0

最後ぽっぷの「へへっ」最高にかわいい。そろそろどれみお姉ちゃんの優しさに寄り添うべき歳だけど、どうせ万年ぽっぷポジだと思う。

チビの頃から、上のきょうだいが多くを持ってる気がするのはなんでだろう。何
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空気人形(2009年製作の映画)

-

ぺしゃんこの心に空気が入るとか、浮かんでくるとか、飛んでいくとか、なんかそんなことを考えるたびに思い出す。何も変わったことは起きてない、窓の外を眺める女の子の話。いつからか、心を空気や水に例える節があ>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.2

よく知った人の丁寧な手先を思い出した。こうしてわたしが記憶を辿ると、あなたの頭上に花が降るらしい。今は冬春まで観る元気なくて、とりあえずごはんを炊いて供えた。花も飾ってみたけど、どう?合っていますか?

出櫃 中国 LGBTの叫び(2019年製作の映画)

3.3

すべての発言の後ろに教育と社会がある。「あなたの要求を飲めば、わたしは息苦しくて死んでしまうかもしれない」と小さく叫ぶ人間に対して、わたしならなんて声をかけるかな。わたしはあなたを傷つけないよう学び努>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

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今回も阪元式に人が死ぬ(大好き) 伊能さんが楽しそうでにこにこした。わたしの人生の終わりも「劇終」のあれでよろしく!

べー。(2016年製作の映画)

3.7

あらすじの時点で楽しいのに、映像になるともっと楽しいから困る。各家庭にあんな紐があると思わないでください(大好き)

にこにこしながら殺害シーンを観るのって、稀有な体験だよなぁとしみじみ思う(大好き)

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.2

読んでた本の中で知った映画。とあるバーの店名のルーツらしく、気になって観た。とても甘美だよ、だけど。

この映画を店名に置いた人の心のうちを知りたくてバーの住所を調べたら、とっくに閉店してた。本の筆者
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ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

4.7

りんちゃんのしたり顔からのアレに声出た。かわいすぎるむりしんじゃう(T-T)って言いながら巻き戻して何度も観てたら、絢瀬推しのオタクに引かれた。家で良かった。今だから言うけどめっちゃ眠かった。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

彼氏と元彼のラインを無視して、心をぐつぐつと煮立たせたまま平成最後の日に観に行った記憶。「なにもかもを新元号に持ち越したくなかった」って日記に書いていて最悪だった。

2回目を観ても、寄り添いたくなる
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.8

学校の階段での「私といると面倒が起こるわ」「やかましくないから平気だよ」ってやりとりが好きだった。ブラスバンドが鳴り響く廊下、あの2人こそが光とまで思った。

観てるだけで頭が痛くなりそうな季節の大雨
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.5

終わらないクライマックス。この世で一番分かりやすい悪夢だった。最初から最後まで、上下左右まで狂ってる、のをワンカットで撮っちゃうの狂ってる。それなのにずっと美しいと思って観てたの、何か敗北感を抱いた。

CUBE(1997年製作の映画)

3.5

どの順に死ぬかなぁとか予想しながら観たんだけど、ぜんぜん当たんなくてわろた。こういうの初めて観たから心臓ばくばく!シラフで観るのやめようと思った!心が保たん!手汗がすごい!

設計者の彼がどタイプで困
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何者(2016年製作の映画)

3.2

就活を終えた今だからこそ観る。仲間内で内定獲得していく順番、あるあるだな〜と思った。公開年に就活生だった兄貴は当時グサグサに刺さったって言ってた。おにいかわいい。

アシュラ(2016年製作の映画)

4.3

斎場でやるかい。どこいった道徳。白菊に返り血(どころじゃない)の赤が映えていた。み〜んな血みどろ(^^)♡

あー!ガラス飲み込んじゃダメだよ!ぜったいダメだよ!って思ってたら、ちゃんと吐き出してくれ
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.7

季節の移り変わりが容赦ない。夏は良かったよなぁ。気付かなかっただけで、みんなそれぞれに孤独だ。蜜月のハリーとマリオンがお互いの肌をなぞるシーンは、ふたり以外のすべてが正しくないのに、とてもきれいだった>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.4

こちらの想像をイカレ倫理で上回ってくる感じが良かった。展開が早いので飽きない120分間。酔ってたからか分からんが、途中ワンワン泣いた。

Cosmetic DNA(2020年製作の映画)

4.3

ピンクのミスディオールと、喉が痛くなるタイプのゲロと、わたしたちの経血が混じったような匂いのする劇薬。これまでわたしが知らなかったフィクションを見た。知れてよかった映画。

ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)

3.0

いつも通り快活で不謹慎で理不尽な阪元作品だった。サイコパスのラストシーン怖かったな〜。

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.0

今朝、一人ではどうしようもない盗撮おじさんに遭遇して心が死んだ瞬間から国岡観るって決めてた。わたしも最強の殺し屋に正式依頼したいです。

国岡の右手がイッてからのバトルかっこよすぎるだろ(けどちょっと
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

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好きそうだけど、すごく嫌いな女。若くてかわいい女は「人間になりたい」と願って行動しても、それとして見てもらえないことが多々ある。それなのに、ホットレモネードを飲みながらあんな助言をもらったら、わたしな>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.8

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誰とどこまで行っても歪な愛。あの狭い中でみんなが果てていく様子に軽く絶望した。だからいつまでも田舎の夜が苦手だ。観てよかった。

愛子さんがアイリーンに塗ってあげた口紅を捨てるシーン、わたしもきっとそ
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.7

そういう気分になるたびに真っ白なベッドで泣きながら読んでたのを思い出した。みんな目の前の人に優しくていいなぁ

ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

3.6

夜中に観るクソ映画としては最高だった。うわぁ見てられん・・みたいなシーンは幾つかあったけど、概ね楽しめた。この監督の頭ん中、本当に面白いなぁ。一緒に見た友達は、ラブドールの男の子が「良かった」らしくて>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

4.5

知らない土地の夕暮れに、ひとり立っていたチョッパーか何故か印象的だった。モエシャン飲んでるナミのテーブルの、飲み干した沢山のシャンパングラスと、それとは別のグラスの中のキャンドルがひどく揺れていて不穏>>続きを読む

ぱん。(2017年製作の映画)

3.8

この監督こわ!奇才じゃん。ゴリラ役でしっかり出てたの笑った。ベビからの用務員、修羅ランドを立て続けに観て血みどろバイオレンス展開に慣れてしまっていたので、平和なストーリーにほっこりしちゃった。

修羅ランド(2017年製作の映画)

3.5

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登場人物の感情にロジックなんてない。ずっと血みどろ、やりすぎ、痛々しい。なのに飽きずに観てた!

みんなサクッと死んでいく。キレキレの凪子ちゃん大好き。最後おっさんが全部掻っ攫っていったのなんか痺れた
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ある用務員(2020年製作の映画)

4.1

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倫理ぶっ飛び偏屈地味メガネのキャラクターよかった〜。最後キレててウケた。そしてちゃんと死んでくれてよかった。おそば食べられなくて残念だったね。

ラストシーンとても好き。青白い光の中で、あんなこと言え
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.0

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文字通りのクソ男ぶっ殺し映画。残ったのは虚無。それぞれに遊んでるだけのイケてる女がみんな殺されるなら、酒場のガールズにイェーガー飲ませようとしてたモブ男たちもみんな死んで欲しかったです!

分かんない
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下妻物語(2004年製作の映画)

5.0

イチゴの「お前が作んなきゃそれ着たい人どうすんだよ、できるよお前なら」に何度も救われている。天国と地獄の分岐んとこ、そりゃ迷わず地獄でしょう。

この映画をきっかけに、憧れていた人と会えた🐘