アキラナウェイさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

アキラナウェイ

アキラナウェイ

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インセプション(2010年製作の映画)

5.0

劇場公開当時、ただただ圧ッ倒されて、
迎えたラストシーンにも衝撃が走って、
レイトショー帰りの車の中で
「凄い映画観た」とガクガク震えながら
ハンドル握ってアクセル全開で帰った2010年。

子供達に
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.4

黄色いジャケットはハッピーの印!!
心温まるヒューマンドラマのジャケットは黄色が目印。自分の持論だけど、今回も大正解!!

1984年から1985年のサッチャー政権下で起きた炭鉱ストライキ。炭鉱労働者
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ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

4.2

これまでの人生で"悪意"というものを持ったことがないと公言するMr.イノセント、トム・ハンクス。
何なの?最早人間じゃないの?
スター・ウォーズのアナキン少年なら、こう尋ねるに違いない。

"Are
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ビジョン(2015年製作の映画)

4.3

「いつでも観れる」映画が「もう観れない」映画に切り替わる時のプレミア感の上がり方、尋常じゃない。Netflixの配信が終わると聞き付けて、滑り込み鑑賞。

見応えたっぷり2時間43分の大長編。

妻と
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.8

お初にお目にかかります!
イングマール・ベルイマン監督!!

うおおおおおおっ!!
圧倒的な赤!!
赤い絨毯。
赤い壁。
赤いカーテン。
赤い椅子。
赤、赤、赤、所々白。
視覚的に埋め尽くされた赤に、
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.9

久し振りに観たいと思える邦画を見つけた。
Netflixの配信が早くて有難い。

脳性麻痺により、車椅子で生活をする主人公。ユマ、23歳。職業、親友の漫画家のゴーストライター。過保護な母に悩まされなが
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.4

ゴールデンじゃないゴールデン・ウィーク。
まだまだ籠り続ける日々が続きそう。
という事で、籠る映画を。

タイトルと予告編に惹かれて鑑賞。

死に至る伝染病の感染を恐れ、森の中で暮らすポール(ジョエル
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.1

ラッカは静かに虐殺されている。
衝撃的なタイトルに惹かれ、ずっと観たかったドキュメンタリー。

「ラッカは静かに虐殺されている」とは、シリアの市民ジャーナリスト組織の名称、RBSS(Raqqa is
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.6

クリス・ヘムズワース主演 × ルッソ兄弟製作
聞いただけでよだれが出そうな組み合わせ。
そりゃあもう劇場公開を指折り数える様なテンションで、4/24のNetflix配信開始を心待ちにしていた。

これ
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.1

個人的な実体験に基づいて申しますと、例えば自分が結婚していて、友人夫妻を招いて楽しい団らんのひと時に、わざわざ旦那のダメな部分を話題に出して、言われた本人の居心地をとてつもなく悪くする奥さん。あれ、本>>続きを読む

シャドー・オブ・ナイト(2018年製作の映画)

3.8

キターーーーーー!!
これヤバイやつ!!
Netflixの掘り出し物。
インドネシアのアクションもの。

イコ・ウワイス目当てで観たけど、今回イコさんは主人公の好敵手(ライバル)役。主人公はジョー・タ
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わたしは生きていける(2013年製作の映画)

3.4

これまで見てきたシアーシャ・ローナン史上、最も好きな髪色とパンキッシュなメイクと拗らせた性格!!

事前情報無しで鑑賞してみると、まだ幼さの残るトム・ホランドとジョージ・マッケイ!!キャスティングだけ
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.6

【恥ずかしながら初めて観ます名作シリーズ】
第46弾!

個人的には黒澤明監督作品4作目、初の現代劇。

「ナショナル・シューズ」社の常務・権藤(三船敏郎)の息子を誘拐したと電話が鳴る。しかし、実際に
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SOLO 孤独の淵で(2018年製作の映画)

2.5

U-NEXTは、作品数がダントツに多い。
U-NEXTのマイリストは無限増殖中。
アマプラは新作の無料配信が1番早い。新作を観たければアマプラを徘徊するのが良い。
Netflixのラインナップの殆どは
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.5

ここの所、ヴァンパイアものがお気に入り。
闇に隠れて生きる、人ならざる者。
生き血を求めて夜の街を彷徨う人外。
そんな彼らが僕らと同じ現代に存在しているかも知れないというロマン。

嗚呼、堪らない!!
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ロアー(1981年製作の映画)

4.5

まだまだ世の中には凄い映画があるもんで。

ライオン、トラ、ヒョウ等156頭もの猛獣が人間達の側を所狭しと闊歩する。年代として当然ながらCG一切なし。

これ、冒頭のテロップが既にクレイジー。

「動
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コン・エアー(1997年製作の映画)

4.0

90年代のアクション映画って、やっぱり超絶面白りぇェェい!!

なら、なぜ今までこの「コン・エアー」だけは観ずに避けてきたのか?

答えはカンタン。
すーー(息を止めて)

ニコラス・ケイジが、
ハゲ
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ベスト・オブ・メン〜人間の最高〜(2012年製作の映画)

4.2

Filmarksで21人しか観ていない…。
僕が22人目。

先ず、目を疑ったのが題字のフォントよ!!
MSゴシック!?会社のやつ!?
これ、映画を売り込む気ある!?
あと、ベスト・オブ・で改行したら
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

3.8

「少年と自転車」
「ある子供」
「サンドラの週末」
ダルデンヌ兄弟の監督作品を細々と開拓中。

1999年のパルム・ドールを受賞した本作。

ダルデンヌ兄弟の作品は、至ってシンプル。
日常を切り取った
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.4

2017年以降アンソニー・ラップを始め複数の男性からセクハラ告発を受けて、ショービズ界から姿を消したケヴィン・スペイシー。彼は同性愛者である事をカミングアウトしたが、セクハラ疑惑については否定している>>続きを読む

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

4.0

人生はモノでできていない。

真理だなぁ。

モノに囲まれ、モノが溢れかえっていた1人の青年が、全てをリセットし、己を見つめ直し、本当に必要なモノが何かを考えながら暮らす365日。

去年、365本チ
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ランナウェイズ(2010年製作の映画)

3.3

♪ チチチチチチチチ、チェリーボムッ ♪

1975年のデビュー当時、平均年齢16歳の少女達で構成されたガールズ・ロック・バンドの始祖"ザ・ランナウェイズ"。本国よりも日本での人気も高かったと言う。
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トールマン(2012年製作の映画)

3.8

【ほら、ホラー、怖くないヨ】
第16弾!

「ゴーストランドの惨劇」で、初めてパスカル・ロジェの世界に触れて、次こそは「マーターズ」を!!と思っていたけど、どうにもグロそうで怖そうで二の足を踏みまくっ
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ロンドン・ロード ある殺人に関する証言(2015年製作の映画)

2.6

やられたッ!!
ミュージカル詐欺。
いや、それはいい。ミュージカルなのは知っていた。

やられたッ!!
トムハ詐欺。
トム・ハーディが出ているからと釣られたはいいけど、トムハの出演シーン…

5
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クーキー(2010年製作の映画)

3.2

ピンクのテディベア、クーキー。
ビジュアルだけでビビッとキタよ。
こりゃ観るばい。
こんなかわゆいクマたん観るに決まっとる!!

実はかわゆいだけじゃない。
中身はシュールでヘビーなチェコ産人形劇。
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かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.8

これ、個人的には面白かったんだけど、ラストの展開がちょっとわかり難い所為で、低評価を招いている様な気がする。

目が見えないブレイク・ライヴリーとの結婚生活。
ああ、羨ましい。
夫を自分に置き換えて妄
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.6

ハリウッド界の笑福亭鶴瓶こと、フォレスト・ウィテカー主演作。もう何年も前から、色んな映画で存在感を放ち、名バイプレイヤーとしてその存在に一目を置いていたけど、彼の主演映画ってなかなか珍しい。

奴隷の
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

【ほら、ホラー、怖くないヨ】
第15弾!

「ミッドサマー」で、白日の下に晒された狂気。
アリ・アスター監督の、緻密に計算し尽くされた世界観にすっかり魅せられた僕は、この作品が楽しみで堪らなかった。
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

2.0

「面白くないなぁ〜」と思わず口について出てしまう程、退屈でつまらない映画だった。

色彩豊かなポスタービジュアル良し。
煌びやかなネオンを多用した演出も良し。
マーゴット・ロビーだし、
サイモン・ペッ
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.5

こ れ は す ご い ! !

え?どうやって撮ったの?
圧ッ倒的主観カメラで捉える、オープニングアクションから、目が釘付け。開いた口が塞がらない。

最愛の夫を殺された殺し屋スクヒ(キム・オクビン
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.7

長い映画はなかなか迂闊に手が出せない。
これも随分寝かせていた作品。

スティーヴン・スピルバーグ監督の作家性が際立つ、エンタメ要素を極力削いだ重厚な味わい。

1972年に起きたミュンヘンオリンピッ
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.2

久し振りにハネケを堪能。
不躾にエゲツない画を
これでもかと見せつけてくれる。
ハネケ節に酔わされる。
嗚呼、やっぱり良い。堪らない。

「ミヒャエル・ハネケmeats SNS」と言わんばかりに、ポス
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.3

鹿を仕留めるone shot。
ロシアンルーレットで友の命を奪うone shot。
どちらも運命を決めるのは一発の銃弾。

ペンシルバニア州、クレアトンの町。製鉄所で働くロシア系移民のマイケル(ロバー
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.2

ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台となった街モンフェルメイユが、怒りで煮え滾(たぎ)る鍋の様。

いつ噴き出すかわからない。
終始張り詰めた緊張感が漂う。
そして、怒りが沸点に達して弾け
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スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

3.0

世界規模で繰り広げられる、エイリアンによる侵略モノにも関わらず、ストーリーは何故か終始マンションの中だけで展開するというトホホな前作から7年。

続編キターーー!!

前作、全然ハマれなかった僕のモチ
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おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)

3.8

人間って、自分と違うものを(その違いが大きければ大きい程に)見た時、ギョッとするんだろうね。それはきっと防衛本能みたいなもので、多少は仕方ないのかも知れない。でも、その「違和感」を二度見して確認したり>>続きを読む