アンド花火さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アンド花火

アンド花火

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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

単純に面白かったし、父娘の愛に切なく涙したし、画的に引き込まれたりもした。

キューブリックと比べようとは思わなければ十分楽しめる。
ただ少し長かった。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.7

小説を読んでいるような感覚だった。

終始語り手によって物語が進められていく。イエスの沈黙と対話することこそが生きることであり、それを奪われることは彼らにとって死より絶望を指す。

信仰とは、罪とは、
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.1

彼女たちに最大級の敬意を持って…。

しのごの言わず、明日から私も目の前の仕事を頑張ります!

ってただただ思った。
すべての女性に見て欲しい。

運命は踊る(2017年製作の映画)

3.7

前振りでボコボコにされた上に、物語の途中から予感していたラストと全く違う展開で、ただただ放心状態。

今年最大級にメンタルきつかった作品。
映画でしか行き着くことのできない長い長い感情の旅だった。

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

カンニングモチーフのアクション映画のよう。
敵に見つからないよう逃げるハラハラ感、正義のヒーローかはたまたダークナイトか。タイ映画ってのがまたいいじゃないか。

犬猿(2017年製作の映画)

3.9

見ながら、次々と感情移入先が変わる…弟も兄も姉も妹も、みんなクズでみんな愛しい。

脚本も回想シーンのぞけば素晴らしかったし、とにもかくにもキャスティング!

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.4

終始鳴り響く不穏な音楽に、都度解釈を乗っ取られてしまった。

ハリウッドのこちら側とあちら側をこのテイストで描くのか…と見終わった後の虚脱感ったらありゃしない。

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.9

高校生、恋愛、セックス、ドラッグ、マイノリティ、嫉妬、劣等感、不自由。

そういった設定の下で「生と死」のテーマを描き切っている。

死を感じることでしか生の手触りを掴めない山田。
食べ物を詰め込むこ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

わかる、わかるよ、わかるけど。
ミュージカル映画がどうもはまらない。

貧乏からの成長からのすれ違いからの急落からの再生。ストーリーの既視感。

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.8

密室劇。
会話だけで物語が進み、心の変化とそれぞれの関係が変わっていく脚本が見事。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.0

「君の名は」やRADWIMPSの「オーダーメイド」と、自分の中での解釈が同じ作品。

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.6

画は細部まで芸術的。ストーリーは淡々と酷。

アニメ先進国ながら日本では作られることのない類の作品だ。

仲間を想い、施設に戻る…な、映画的ラストじゃなくて良かった。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

子ども視線で見た世界。
ジャッジを挟まないストーリー運びでテーマの押しつけがなく、画的にポップでファンタジックだからこそ、見た後に嫌でも考えさせられる作品。

ラスト、正面から子どもの泣き顔を突きつけ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

この年頃の若者間にだけ成立するバランス。

大人から見ると怠惰で生産性のない彼らの日常。
でも彼らにとってはこれで絶妙なバランスが取れているのだ。

正直な自分の気持ちに向き合い、誠実に走ったラスト。
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

朝子を理解できない女性っているのかな…

感謝で恋は越えられない。
時間で恋は越えられない。

でも、恋した相手が一番大切な人になるとは限らない。
代替の効かない大切な人を見つけた時、それは愛となって
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.2

他人の矜持は目に見えない。ましてや言葉になるまでの果てしなき歴史がそれぞれにあることを忘れないようにしたい。

トミリージョーンスとジュードロウに見えたけど…

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.8

オリジナルである韓国版の面白さをそのままにして、構成や設定をあまり変えずに涙と笑いで90年代後半を切り取ったのはお見事。
笑いの点ではさすが大根ワールド、オリジナル版に勝る爆笑ポイント満載。

ともさ
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2016年製作の映画)

3.8

生活は極貧でも、心は億万長者。

命が果てるその日まで、人間が奏でる魂の音たちに心が揺さぶられた。
人類は音楽なくして生きられないのではないか。

彼らの生き様を世界に羽ばたかせた、ヴィムベンダースも
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

思春期に煩わしかったすべてのことは、まぎれもない自分の大切な一部となっていく。

母親に認められたくてしかたがない。そんな反抗期を経た少女の健全なる成長物語。