majimakiraさんの映画レビュー・感想・評価

majimakira

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映画を観ることは、気持ちを高めたり、心を洗ったり、あるいはただただ胸を熱くして泣いたりするために欠かせないルーティンのひとつです。

深く愛する「男はつらいよ」シリーズのレビューを、Filmarksで改めて書き上げました。シリーズを愛するより多くの方々と交流できれば嬉しいです。

映画(409)
ドラマ(7)

後妻業の女(2016年製作の映画)

4.0

「後妻業」。この作品と闇金ウシジマくんぐらいでしかお目にかからないブラックな生き様だが、その闇はさておき、生い先をそれなりに割り切り、連れ合いが欠けた余生に花を咲かせようと出会いを紡ぐ高齢者たちの恋模>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

4.2

子の取り違え、尚且つ事故ではなくひとつの出来心の悪意がもたらした混乱と葛藤に、二組の親子が恐る恐る対峙し、受け止める姿がとてもリアルだ。
また、葛藤の末に本当の意味で「父になる」ことを決心した父が、追
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.3

また魅力的なマーヴェルヒーローの映像化。テクノロジーを駆使する超文明国家・ワカンダの王位を継いだ者として、祖国に秘めたる力を平和のために活用できるよう導こうとする善良なる心の国王。王位を脅かすいかなる>>続きを読む

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

4.4

原作読了後即時鑑賞。
日本橋の麒麟像に、希望の光を見た父が、息子に伝えようとした、真実と向き合う勇気。
そして、その悲しみと後悔の底から、父の示した光を追おうと立ち上がる息子の第一歩から伝わる、まる
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.2

世界を救うため、海に選ばれた、そして失われた女神の根深い悲しみに引き寄せられたモアナ。その強い責任感と勇気と、少しやんちゃな伝説の相棒・マウイと共に海を航る。
初期の予告で観て印象的であった、幼少期に
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免許がない!(1994年製作の映画)

3.8

館さんも、西岡徳馬さんも、鶴太郎さんも、江守徹さんも、みんな若く、そしてあの中条静夫さんもご健在。
クールでハードボイルドな映画スターがコンプレックス解消のために一念発起して運転免許取得(しかも合宿!
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.1

思わぬ幸運はいつも、一匹の猫が連れてくる…という、いくつかの文芸作品のような感想を抱いてしまうような、ロンドンのとある売れないミュージシャンと、彼の運命を変える一匹の猫の実話。
当エピソードを記された
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.3

期待通りとてもよかった。美しく哀しげな映像が、個人的には原作で喚起されたオリエント急行のイメージにぴったりで、カレー列車内の雰囲気にたちまち飲み込まれた。ラストでポアロが、善悪のアンバランスを認め、列>>続きを読む

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

4.2

かつて存在したトランス・ワールド航空(TWA)の凄腕パイロットだったバリー・シールという実在人物が、当時(70年代後半〜80年代中盤)のアメリカと中米武装集団の特殊な緊張関係の中、その操縦術と怖いもの>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

4.0

周囲と繋がることが中毒化し、異常なほどに他人の目とセリフを通じた自己確認が常態化する社会で、むしろ全てを晒すという皮肉な選択と不気味さを描いているところはとても興味深く楽しめた。
“PLAYTONE”
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続・深夜食堂(2016年製作の映画)

4.0

安心して観られるシリーズになってきた。豚汁定食のルーツにも触れられた。
オムニバスのそれぞれの話の結びに、野暮にみなまでコトバをもたせずにあるところが好きだ。
そして、久々に味わった小島聖の目ヂカラあ
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.9

シングルでいる時間は、自分を見つめ、自分を知るためのとても意味のある時間。だけれど、それは一瞬で十分、ということか。言うなれば答えはとても普通だ。
でも、豪快な迷走劇から、それぞれがその答えに徐々に向
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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

3.9

遅ればせながらシリーズの締め括りを鑑賞。もう少し「踊る」ならではの思い切った演出や伏線回収劇を期待したが、ある意味ファイナルならではの落ち着きと大胆さのいいバランスともいえるか。しかし警察庁長官・次官>>続きを読む

ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988年製作の映画)

4.0

WOWOW一挙放送の中で、想い出深いこの作品はやはり録画予約してしまった。小学四年生の時の上映、その後スイミングスクールでの合宿のバス内での再鑑賞。主題歌「君がいるから」の、武田鉄矢氏の素晴らしい歌詞>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.8

母の愛の熱さと力強さに、熱い涙が止まらなくなる作品だった。
母が伝えた強さは、ただの強さでなく、弱くても、泣いても、それでも立ち向かいながら自分を見つけていく、等身大の強さだと思う。
娘たちに、「立ち
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ローマ発、しあわせ行き(2016年製作の映画)

4.0

束の間青春の想い出に触れるイタリアの旅で、破天荒な娘が、昔の恋人の母親とまさかの逃避行を繰り広げる。やがて逃げるふたりを近付けてゆく若き純愛のパワーと、追うふたりに共有される若き恋の甘酸っぱさ。なんだ>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

4.4

鑑賞がすっかり遅くなってしまったが、その分新鮮に、また、原作と少し違った切り口での気付きも得ながら味わえた。

特に、リカの「すぐに消えるような、壊れやすいもの」への諦観や繊細さの背景に描かれる少女時
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ある天文学者の恋文(2015年製作の映画)

4.3

2018年鑑賞初め。
なかなか会えなくなる恋人からの手紙とビデオメッセージが、予めの「計画」に沿って、とある厳しい事実へと導くガイドとなるストーリー。
その過程でぶつけた苛立ちも遣る瀬無さも、そして後
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.8

原作を知らずに観たが、幼い頃に欠かさずに読んだ週刊少年ジャンプの、独特のにおいを想い出した。
大根監督らしくも見える劇画的な場面描写や、漫画の魅力と存分に融合した映像の面白さ、そしてエンドロールの粋な
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セレンディピティ(2001年製作の映画)

4.5

思えば、映画の素晴らしさを感じ始めたのも、このコンパクトで美しいひとつの作品に出会ったことが大きなきっかけのひとつだった気がする。ジョン・キューザックやケイト・ベッキンセールの出演作品にも注目して色々>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.9

引き続くファースト・オーダーとの死闘。リベリオンの勢力は徐々に頼りなく削られるが、力をもたらすべきいくつかの存在と、美しきリーダーシップは健在。

「光か、闇か…」エピソード8は、この言葉の意味がとて
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.9

「十二人の怒れる男」の影響で作られた戯曲的劇作品が元になると知りながら、敢えて両者ともに触れずに観てしまった。
そのせいか、ひとつの部屋の中に凝縮された多様な性格・性質、議論とロジックなどが、演劇的な
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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

3.7

青春を彩る音楽モノを続けて鑑賞。ひとつの才能が抱える宿命的葛藤と、それに憧れ、力付けるようなもうひとつの才能。
切なく美しいエピソードにウルっとくるが、原作を知らないせいか、伏線がもう少し厚くてもよい
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青空エール(2016年製作の映画)

3.8

野球部と吹奏楽部、青空の下で交わる、練習の汗と涙の結晶。
青春の甘酸っぱい心地良さと、音楽の素晴らしさを感じるにはこの上ないモチーフだ。
竹内涼真・土屋太鳳は、共に好みの役者さんなので、共演する姿が楽
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.8

この切ないからくりの何たるかに追い付くのに時間を要したが、その後はこの運命に寄り添って淋しさや苦しさを感じることができた。
主題歌であるback numberの「ハッピーエンド」がとても好きでよく聴い
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

4.4

引き続き、丁寧に発音される日本語と、家族の会話がリアルな距離とペースで映される山田洋次監督の美しいお仕事。
小林稔侍さん演じる丸田くんの人柄と、ひょんなことから連なる友情、そしてドタバタの果ての家族の
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スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

慣れ親しんだスパイダーマンが、アベンジャーズ新メンバーとしての適性検査を受ける姿のみにフォーカスしている…ともいえる、なんとも微笑ましいアベンジャーズ系譜作品。
新たな恋と、「宿敵」には相変わらずの楽
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(2017年製作の映画)

4.7

すべてのシーンと、すべての演者が素晴らしい。機内で涙が溢れた。

全てを委ねる先の運命がどのようなかたちであろうとも、そこにほんの僅かでも愛や希望を運ぶ光の美しさは、ぜひとも「言葉で」強く修飾すべき確
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.1

実はDCシリーズ初体験。
設定を把握することに苦労したが、ノッてくるとなんともクセになる面白さ。そして何より演じるガル・ガドットのしなやかさと美しさがもの凄い…。

人間の心に根強く生きる悪と、それを
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ドリーム(2016年製作の映画)

5.0

60年代前半のアメリカ・NASAの苦闘と、それを支えた3名の女性の頭脳。どの角度でも新鮮なエピソードに、人種差別・性差別の現実が衝撃的なぐらい生々しく描き出される。ただ、宇宙事業の重要な一歩となる成功>>続きを読む

カーズ2(2011年製作の映画)

3.8

メーターの大冒険^ ^
冒頭のスパイカーチェイスも、クライマックスのレースシーンも、改めて映像美に魅せられた。

何者(2016年製作の映画)

4.1

原作のクライマックスで感じた、寒々とした自らの姿を明かされる恐ろしさが、とても巧みに表現されており、再び戦慄を覚えた。誰もがジャグリングするコンプレックス、自信、プライドの拙いバランス。就職活動で己を>>続きを読む

カーズ(2006年製作の映画)

3.9

初鑑賞。勝利に拘り過ぎる過程でいつしかひとりぼっちになったいたレーシングカーが、いつしか小さな田舎町の仲間との絆に守られ、その大切さに気付いていく。
ピクサーらしい優しさに溢れる物語。

聖の青春(2016年製作の映画)

4.0

早くからその刹那的な生き方を受け入れ、それでも踠き苦しむような若き棋士。鮮やかすぎるその、若くて痛々しい生き様に強く胸を打たれた。
役作りに徹した松山ケンイチ氏の迫力にも、衝撃的な潔さと力強さを感じた
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

4.3

シリーズ自体を久々に鑑賞したが、優しくおバカで痛快で、それでもやっぱりロマンティックな魅力を存分に楽しめる、ブリジット・ジョーンズに相応しい結末だった。
パトリック・デンプシーやエマ・トンプソンの参戦
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ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

4.2

テレビドラマっぽいかなという印象で観始めたが、その予想し切れなかった起承転結の効果と、何よりみんなの笑顔の温かさにいつしか強く惹きつけられ、目頭が熱くなった。
「楽しいに変換」して、自分も家族も笑顔に
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