majimakiraさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.9

亡き父への喪失感や孤独の中から、とある救いの手を頼りにゆっくり歩み出す物語。
一歩目がこれだけ優しくあれれば、喪失感からは自然に抜け出せる、または、閉じこもらずとも共存できる…。そんなメッセージを受け
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.8

期待を大いに上回る素晴らしい作品でした。乱暴に、健気に、気付けばそばにある救いの光。パットとティファニーはそんなかたちで支え合っているように見えて、自分も気持ちが救われました。主演女優賞のジェニファー>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

4.2

修一さん×修一さんの見事なコラボで、小説の甘酸っぱくて微笑ましくて安心できる空気が存分に表現されていたと思います。もっともっと観ていたかったなぁ。

東京家族(2012年製作の映画)

4.8

小津安二郎監督・山田洋次監督双方への敬意を表しながら鑑賞。
ただ淡々とそこにある家族の、どこまでもめんどくさくて、でも気付いた時にはどこまでも貴重な存在感が身に沁みます。
ところどころで、個々の日本語
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

4.5

不朽の名作映像化の最新作。恥ずかしながら原作は粗筋のみ知る身でしたが、とても感動しました。その哀しい愛が負った重みが等身大で表現されているかのような重厚な響きの音響効果、それと対象的に、まるで音楽その>>続きを読む

リンカーン(2012年製作の映画)

4.2

長い時間抱いていた期待に適う、正に大作でした。まずは、オスカーに表れた通り、日に日に深くなる苦悩を表情と声色に刻む姿を映し出したダニエル・ディ=ルイスの演技がものすごく濃厚でした。加えて、周囲を固める>>続きを読む

人生の特等席(2012年製作の映画)

4.5

イーストウッド作品の安心感に乗って鑑賞したが、期待以上によかったと思う。野球好きとしてワクワクする舞台・設定であることに加え、クリント、エイミー、ジャスティンそれぞれの演技がとても素晴らしい。プチ「勧>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.2

全ての演技と歌唱に丁寧さを感じ、総じて評判通りの感動を得られた。冒頭の、有名な銀器のエピソードには鳥肌が立った!

砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

4.5

心が温かくなり、目の前のチャレンジに向かう勇気をもらえる素敵な作品。それぞれストイックでチャーミングな人物を演じたエミリー・ブラントとユアン・マクレガーのコンビネーションも良かった!

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.8

素晴らしい締めくくり。もう少ししたら、Blue-rayのセットを購入して愛蔵しておきたい。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

4.5

最終作を思い切って2作に分けてくれたことはとても嬉しい。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.9

最終決戦に繋がる衝撃的、かつ悲しい事態の数々。前作同様、戦闘シーンが少し物足りないが、冒頭からずっと引きずる謎めいた展開がうまく演出されていて、原作を知っていてもドキドキして観てしまう。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.9

戦いは大きく動き始める。ひとつずつ、悲しい別れも訪れる。限られた時間内だが、騎士団の戦闘シーンをもう少しじっくり観たかった気もする・・

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.2

トライウィザードチャンピオンを決める長い戦いと、張り巡らされた罠、そして衝撃的な事件。この作品から原作が上下巻になるので、少し乱暴に巻くシーンも多いが、全体的に暗鬱なトーンもよく表現されていて、今後の>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.5

単品の映画としても完成度が非常に高いと思う。原作ファンの私は、映像化を初めて観たのがこの作品でしたが、シリウス・ブラックとディメンターの衝撃的な登場、時間を戻す時計や守護霊呪文などなど、胸躍るコンテン>>続きを読む

間宮兄弟(2006年製作の映画)

4.2

好きな映画になりました。真っ直ぐに、正しく一歩一歩生き直してみたくなります。迷ったり崩れたりしたら、また何度でも間宮兄弟に会いたいです。

ふたたび swing me again(2010年製作の映画)

4.2

親から子、孫へ、言葉少なながらもしっかりと伝わる愛情が素晴らしい。孫の大翔がさわやかでとてもいい奴なのもよかったです!

おにいちゃんのハナビ(2010年製作の映画)

4.2

とても感動して心が洗われました。不器用に少しずつ成長していくおにいちゃんと、家族や友人たちとの距離が縮まっていく過程にほっこりするし、ある程度予想・覚悟した結末だとしても、想定を大きく超えて号泣してし>>続きを読む

しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.9

おいしそうなパン、優しいことば、少なめの動きと音と、登場人物。それらひとつひとつが、パンの温かみある薫りのように、じんわりと幸せな気持ちをくれる。映画というより、そんな優しい時間を楽しんだ感じだった。

ペンギン夫婦の作りかた(2012年製作の映画)

3.3

モデルとなったご夫婦のことを事前にきちんと存じ上げていなかったため、まずはタイトルの意味するところにびっくり・・。回想を中心とした構成に工夫が見られるが、逆に少しわかりづらいところも。また、ラー油作り>>続きを読む

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

4.2

雰囲気が上手に、各エピソードにリレーされてるし、映像化としてはなかなかの成功だと思う。やたら泣いたし・・。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.2

「やり直せなくてもいいじゃないか」って自然に感じられ、壊れて打ち拉がれたところからでも歩き出せるのが家族なんだと思えるステキな作品。

モテキ(2011年製作の映画)

3.6

相変わらずエッジが効いてて痛快ですね!麻生久美子さんの役どころが最も後引く感じでした。

休暇(2007年製作の映画)

4.2

「休暇」を与えられることの意味が解ると、主人公の平井がなぜその責務に向かうのか、パラレルに進む休暇と回想の両シーンに触れながら考えさせられます。答えが与えられる作品ではないけれど、少しずつ前向きな生を>>続きを読む

森崎書店の日々(2010年製作の映画)

3.9

神保町や、古本屋や、本が好きな人はきっとゆっくりと味わえる、小さくてきれいな作品です。この小さくてすこしカビ臭い場所で育まれるささやかな希望に、観ている方も、無理のない等身大の前向きな気持ちをもらえる>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

4.5

「気分はもうすっかりエビフライだからね」「ぼくの身体はね、ラーメンでできているんだよ」というふたつの台詞が大好きです。ほっこりする映画シーンの向こう側にある、実際に派遣される方々の過酷な任務にも思いを>>続きを読む

天地明察(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いったいどうやって映像化するのか、とても興味がありました。結果、その素晴らしい映像美と演出に感動しました!北極出知の場面は小説でも大好きなところですが、それが笹野高史さん・岸部一徳さんの名演もありとて>>続きを読む

96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

4.2

前作を鑑賞していれば、それをも上回るピンチから、例の如くスマートかつ酷いぐらい大胆な最強パパの痛快すぎる大活躍に、きっと更なる大満足を得られると思います!
シリーズ未体験の方でも、このコンパクトにまと
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96時間(2008年製作の映画)

4.2

「アンノウン」も彷彿させるリアム・ニーソンの「元スパイ的」振る舞いとアクションだけれど、ここではさらに暗く惨い闘争心が滲み出て、痛々しくもありながら同時にえらくカッコいい!ただ、途中から残り時間はそこ>>続きを読む

アンノウン(2011年製作の映画)

3.9

予想よりも更にもうワン裏切りあってとても楽しめた。

トイレット(2010年製作の映画)

4.5

かもめといいプールといいこれといい、パラダイスカフェの空気感輸出モノは好きだなぁ。ばあちゃん、ほっこりさせてもらったよ。

プール(2009年製作の映画)

4.5

かもめと同様に海外で創り出した独特の空気だが、この作品から薫りたつような水と熱の感じはさらに好きだ。この作品は出演者挨拶のある封切り会場で観たので、とても想い出深い。

レンタネコ(2011年製作の映画)

3.6

パラダイス•カフェ制作で、ネコ映画といわれりゃ、そりゃあ観ちゃいました…。テンプレート的に重ねられる複数のエピソード。一編の長さが心地よく、市川実日子さん演じる主人公の短めでコミカルな台詞、たくさんの>>続きを読む