このレビューはネタバレを含みます
後味は最悪。しかしうまい。どうしても最後まで見てしまう。誰も救われず、誰も幸せにならない。そして男がチョロすぎる。さすがにそこまで性欲と脳が直結してたらサルだろってシーンが結構ある。みんな発狂したサル>>続きを読む
こういう恋に憧れる女性は多いと思う。特別な恋愛、永遠の愛、美しく危険な男、ダークゴシックファンタジー、守られる恋、これらの要素が好きな人にはお勧め。
館のゴシックな内装、ファッションが見応えあり。吸血鬼が現代に戸惑うコメディタッチなシーンに癒される。
原作を読んでいなければ混乱するだろうシーンが多く、筋立てがわかりづらい。エズラミラーの美しさ、残酷さ、危険さは圧巻。
「人間失格」に非常に忠実。終盤がややダレた印象。女性たちの演技が迫真。生田斗真演じる太宰治は、清潔さと幼さを残すが、そこに絶望がある。