ありちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「オリエント急行殺人事件」とプロットが似ているが今回はその裏を描いた感じ。少し展開読めてしまって衝撃はかなり少ない。拝金主義者と文学を愛する者のバトル。まさか作者があの人だっとは、と驚いたけどいらない>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.5

高貴さと渋さのあるイギリス紳士スパイを期待していたのでとても残念。かなりポップで虐殺も甚しかった…展開のスピード感やここ良いなと思うシーン(ピース)はたくさんあったのに総合的に(パズルで)見るととても>>続きを読む

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.3

「なんで男って勝手なの?自分のものにしたらどうしてすぐ他の女のとこに行くの?あたしと居たら楽しいって言ったじゃん。あれは嘘だったの?」というセリフをきっかけに恋人に対する疑念が頂点に達したのでこの作品>>続きを読む

架空OL日記(2020年製作の映画)

3.6

ドラマと若干内容違うけど相変わらずくだらない(褒めてる)。あ、そこ気にするんだ…みたいな掘り起こしネチネチ感がリアルな女性グループ特有の空気醸し出してて脚本さすが。めんどくさい世界だけど、ちょっとでも>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

オリエンタル急行殺人事件かと思ったら、最初に殺人の経緯を紐解き犯人を側に置く古畑任三郎タイプ。プラス最後に実は真犯人もいたよっていう地味な展開。クラシカルな小説を実写した感じかつ装飾が素晴らしいのにと>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

空気感や仕草が人より少し違っていたとしても、それはその人のチャームポイント。屁理屈な掛け合いが地味に面白い。自分に自信がなくて不安だからこそ「普通」という物差しを傍に置いてしまってるのかな。「普通はそ>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

はじめての試写会。CGに頼らず鏡を利用し、共演できるように双子を使ったり、火災のシーンは1発撮り、燃やすものも許可がいるなど監督がコーヒー飲みながらリモートで答えてて聞き応えあった。ホラー要素が少しし>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.1

圧倒的な狂気、渋さを感じられず、ただ暴力的で破天荒で共感できないファミリーだなという印象で終幕してしまった。実話はその人の人生の物語なので評価を付けにくいところではある。愛人の部屋のデザインが目を見開>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

思うことはたくさんあるが、今作はスパイの物語でなく、1人の男としての完結編だった。ダニエルクレイグのボンドに出会えて心の底からよかった。
「人間は存在するだけでなく、生きることで、本当に人間といえる。
>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

4.2

実は足を骨折していて撮影続行してアクションにも挑んだと言われている今作。微塵も感じさせなくてさすが…エッチなレアセドゥと冬の情景、ボンドカーが全て雪のように儚くて滑らかで美しかった。アクションは最初の>>続きを読む

ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

5.0

期待と葛藤と苦悩、制作の裏側を15年間の歩みとともに振り返るドキュメンタリー。私はまだクレイグのボンドと出会って少ししか経ってないがそんな私でも彼の最後は寂しすぎると感じるし彼以上のボンドが現れるかと>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.5

マーベルだけを観てたら今作は当たり前に楽しくて面白くてはなまるを与えてたと思うけど、直近でスパイ映画に沼ってしまったのでなんかすごくCGごりごりだなあという印象で響かなかった…親子が揉める話で色々理由>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

見応え抜群、スタッフ一新したのか?と疑う。ここにきてQという強力な仲間と渋すぎるボンドカー、ジョーカー並みのゲス野郎の登場で素晴らしかった。繊細で一途なボンドがヴェスパーの死を乗り越えたことで諜報員と>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.8

陸海空のアクションが派手でそこは文句なしだし最高の2文字で纏められるがストーリーとしては路線から少しずれていってて結局何がしたいん感は消えないままだった。華やかさと決め台詞で幕を閉じた前作に惚れ込んだ>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.2

従来のスパイ・泥棒系の重さや渋さは一切ない。しかし詰込みつつ無駄のないアクションと冷血さ、野生的で青二才なボンドに痺れた。ポーカーのルールを全く知らないので調べながら観た。負けは理解できたものの勝ちを>>続きを読む

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.5

主人公のアドバイスを誰ひとりとして耳を傾けないので常に誰か襲われてました。本末転倒。終盤の港?でのパニックシーンを見て、そういえば最新作のジュラシックパーク(前作のラストの続きから考えると)は都会で暴>>続きを読む

メインストリーム(2021年製作の映画)

2.8

オンライン試写会にて。偶然知り合ったぶっ飛んだ男と組んで動画をupしていき炎上するお話。キャラクターの深掘りもなく、誰にも感情移入できないままさらっと終わってしまった感じでメッセージ性の薄い脚本だなと>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「殺られるか己を殺して生きるか」のメッセージが伝わってきた今作は、前作に比べると重厚感は薄れヘアメイクもそこまで好きではなかったけど、今回も役者の迫真の演技に声も出なかった。気概に富んでいた。見事に端>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マジックのレベルが逸脱しててカードをパスし合うシーン、雨を止めるシーンは息を呑んだ。アーサー、ウォルター親子への罠と演出には見事に騙されたが、ディランのお父さんと結果的に相棒だったサディアスがなぜ憎悪>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.6

松坂桃李のデュエルラジオを聴いて気になって観た。記憶にこびりつくような俳優陣たちの迫力ある演技魂と過激バイオレンス描写強めのヤクザ映画。ここまで凄い邦画は久しぶりだったのでたまげた。「トレーニングデイ>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.8

この作品自体がマジックショー。華麗に騙されてしまった。喋り方もテンポも割とスピード感あるのと、種明かしに頭を捻るので観ていて飽きない。解明されてないものがとても気になる…(ピラニアの水中箱とか) 光る>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

結婚に縛られたくない気持ちや自分だけが取り残されたかのような焦り、自分の決意表明に対して他者からの揺さぶり。どう選択して生きたとしてもどこかで消失感と孤独が彷徨う。「幸せの定義」についてふっと考えるき>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.1

永田のクズヒモ男ぶりと沙希への苛立ちを隠せずにいたけど後半からラストにかけては引き込まれたし何よりラストの展開は斬新で驚いた。結局はふたりとも自分に自信がなく、互いに依存してしまった結果、性格が交差し>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.0

ダニーの妹で揃って犯罪者かよ!笑という始まりだったけどオーシャンズ11並みに面白かった。アンハサウェイの毒吐いてる役が癖になるし、何よりリアーナがまじでいい役。These Boots Are Made>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.5

陰鬱で硬派なテーマを扱うだけあって途中長ったらしく感じた。過去MARBEL作品のどこかで見たことあるようなアクションで派手さと驚きはそこまでなかったけど「家族」の視点で見ると温かく愛の強さに痺れた。今>>続きを読む

オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今回は「仲間のために復讐」を。利用した人達へ、最後には徳を与える今作のストーリー自体は素晴らしく良かった。アンディガルシアがかっこいいです。おじさん達の本気の暇を持て余した遊びこれにて完。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

ムンバイで実際に起きた同時多発テロの記録。どこで、いつ、犯人と出くわすかわからない恐怖とどこか諦めきった気持ちが入り混じり、潜める息も震える。名もなきヒーロー的存在従業員の勇敢な行動に目を見張るけど、>>続きを読む

オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

11の方が面白かった。前作の罪滅ぼしのため、返済に向けて奮闘してます。スパイの女が最後なんでみんなと揚々とつるんでるんか謎。ジュリアロバーツが本人そっくりさん役するところが脚本冴えてる。

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

根津美術館で「茶入と茶碗」展に触れて、お茶の世界を覗きたくなって観た。和敬清寂。茶道を通して、人生の在り方を描いてます。所作や茶室という洗練された空間、移りゆく四季に固唾を呑む。美しい。雨の日が恋しく>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

思ってたより血まみれの死体と刺し殺すシーンが多くて終盤気持ち悪くなったけどオリジナルにしてはすごく面白かった。何より実際にあの漫画を読んでみたいし深瀬さんが初演技には見えないほどナチュラルで見事だった>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.7

素晴らしい映画だった。重苦しいストーリーなのに息子を一途に愛するお父さんのおかげで悶々と引きずらなかった。嘘には何種類かあるけれど、これほどにも傷つけないぞという想いが込められた嘘はない。おかげで希望>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.6

結末は何となく観てるとわかるけど、仕事をするにおいて、チームワークの築き方の重要性が再認識出来るポップで気分が晴れ晴れする作品。下ネタは多い。いま、中途入社した会社で研修を受けてるけど限られた時間と時>>続きを読む

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.6

今回も騙されたしかなり面白かったけど前作のような恐怖感が少し薄れてたのと「羊たちの沈黙」に似た匂いがした。成田凌の黒髪ロングヘアまた出てきて声が出た。警察のセキュリティの甘さに呆れたのとお母さん関連の>>続きを読む

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

3.7

「死を遠ざけるのではなく、生を高めるのが医者の務め」というセリフが腑に落ちた。笑いが健康に有効であるという科学的証明は少なからずあるけれどそれ以上に有効なのが友情であることを魅せてくれた素晴らしい作品>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

4.8

いままで観てきたディズニー映画で総合的に1位。何もかもがかっこいい。やっとエマストーンの演技(役)が好きだと感じた。