エンドロールさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

オリジナル未見、先に観ておきたかった。
そしてこちらのリメイクにはとても感銘を受けた。イギリスならではのディティールが多かったと思うが、すごく良かった。
フォートナム&メイソン!いつかイギリスで行って
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.4

Dolby atmos。
不思議だ。135分しっかり堪能したはずなのに、夢を見ていたような。まさにデイドリーム。
ボウイ入門編ではなく、ある程度の予備知識ありきで作られている気がした。自分もまだまだニ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

自分の周りでは酷評だったけど、そんなに悪くなかった。「ファーザー」の方が映画として新しさがあった分、良かったとは思う。
鬱だった経験があるのでニコラスの気持ちも分からなくはない。しかしほぼ親目線でニコ
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空白(2021年製作の映画)

3.7

wowowの録画にて。
観たい!と思わせる秀逸なポスター。期待を裏切らぬ面白さだった。
日本現代社会に存在する闇。すぐ側にあり、図らずもその当事者になってしまうことはいつ起こってもおかしくないのだと思
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

何年ぶりだろう。そしてスクリーンで観たのは恐らく初めて。
こんなに面白かったっけ⁈内容は割と覚えていたけど、物事の起こる間合いや伏線回収のタイミングが凄くて、全然間延びしない。映画自体の面白さを思い出
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メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.2

久しぶりのルコント、そしてジェラール・ドパルデュー!
ルコントの名前を何故か神聖化してしまっており、過剰に期待してしまうのだが。普通に面白かった。フランスの2時間ドラマのような。サスペンス。満足。
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

往年の名作がスクリーンにかかると聞けば可能な限り駆けつけたい。だから行って来たのだが、なかなかのトンチキ映画だった…。
初公開当時熱狂した人にとっては、これこれ!となるのだろうが、2023年に初見の身
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コンペティション(2021年製作の映画)

3.5

ポスターのキャスト名に書かれた、受賞歴が鑑賞後には笑えてしまう。この名優たちでオスカーを皮肉りながら撮影していたかと思うと…!
映画の制作現場を描いたという共通点で比較して良いなら、「バビロン」よりず
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.5

オリジナルは多分未見。
トム・ハンクスが少し苦手なのでどうしようかと思っていたが、観たら普通に感動した。
序盤の面倒臭い人物として描かれているオットーも嫌いじゃなかった。融通という概念は一切存在しない
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皇帝ペンギン ただいま(2017年製作の映画)

3.9

HDDを整理するため、WOWOWの録画を。吹替版。オリジナルは未見。
可愛すぎる!あのフォルムはずるい。でもとんでもなく苦労している彼ら。1シーズン限りのファミリー。翌年はまた、違う相手と子育てをする
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

アカデミー賞総ナメなのもそうだし、ここでも高評価。皆さんすごいなー。自分には情報量が多すぎて少し難しく、とても疲れてしまった。
最初は楽しく観られていたのだが、やっぱりマルチバースが出現してから、この
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグの自伝的作品と聞いて想像していたものとは、少し違っていた。思えば「フェイブルマンズ」とは「フェイブルマン一家」なので、その名の通りフェイブルマン家の一時代を切り取ったお話であった。
ミシェ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

いつか観たいと思っていたら、日本最終上映となり1週間限定公開というので行って来た。サービスデーも適用されず、Amazonprimeで観られるというのに混んでいた。両隣が埋まりなんだか緊張してとても疲れ>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

他には「フレンチアルプスで起きたこと」しか観ていないけれど、この監督好きだ!面白かったー。このセンス好み。
カールの器の小ささが分かるなど会話劇も面白いし、ストーリーも皮肉り方も最高。
ウディ・ハレル
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.0

ティルダ・スウィントンが出ているならと鑑賞。残念ながらあまり好きな世界観ではなかったけれど、ティルダ・スウィントンに満足。
人は科学的に証明できないことでも、物語があれば納得できるという説。なるほどそ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.8

ずるい。マイケルが可愛すぎる!
あんなに可愛いマイケルを残して、逝かなければならないなんて。幼いマイケルも、幼いなりに日々何か感じ取っている。切なかった。
ラストシーンのマイケルのしっかりとした足取り
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前半、これは傑作だと感じて大興奮だったが、後半で予想外の展開が待ち受けていた。
前半良いと思ったのは映画館愛にすごく共感していたから。映画よりも映画館が好きなのでは、と常々自問しているしフィルム上映の
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対峙(2021年製作の映画)

3.3

演劇的かつリアル。ほぼドキュメンタリーのようだった。
内容については、当事者以外が口を挟めるような事柄ではないので何を思っても正解ではないような気がした。勿論、誰しも我が子が可愛く理解したいし、よその
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8

グァダニーノ監督の映画は、やはり美しい。
自分に多少耐性があることもあるだろうが、人肉を貪り食っているのに、ギリギリ美しいのだ。もちろんティモシー・シャラメの美しさは言わずもがな。
人を食べずにいられ
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RRR(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

観るつもりじゃなかったけどサダヲさんも「面白かった!」と言ってたし、祭りに乗っかるか!と急遽鑑賞。
あまりハマれず…。残念。祭りで盛り上がりたかった。
ひとまずナートゥは、良いと思いました。
しかし娘
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バビロン(2021年製作の映画)

3.1

チャゼル監督は「ラ・ラ・ランドの監督」と言われることが嫌なのかな。または作品ごとにできるだけそれまでとは違う作風を目指している?その割には劇伴がほぼラ・ラ・ランドなのだが。
つ、疲れた…。長いし。初っ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.9

原作未読。
うん、面白い!コンパクトにまとまっているのに見応えしっかり。各キャラクターを掘り下げれば連続ドラマになるのにな。
サダヲさん主演で主題歌エレファントカシマシって、私の為の映画すぎる。日曜日
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.3

青色が印象的な映画。青が似合う父親と、赤が似合うその長女。
人生最後の日を自分で決めた父親と、それに付き合わされる家族を時系列で追った、割と普通な映画だと感じ少しがっかり。エマニュエルの子供時代も回想
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まだMarkしていなかったということは前回観たのは2018年以前ということか。確かK's cinemaで観たのだったような。早稲田松竹でレイトショーにしてくれたので、何度目かの鑑賞。
毎回アンナさん
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.7

WOWOWの録画を眠らせていたもの。字幕版。
思いがけずミア・ファローのファッションショーが凄く良かった!ネグリジェ・部屋着からドレスアップまで、いつでもキメキメ。ボブからショートにヘアスタイルを変え
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アース:アメイジング・デイ(2017年製作の映画)

3.8

シリーズのどれかを劇場で観て感動し、WOWOWを録画してあったものをやっと鑑賞。字幕版。ナレーションはロバート・レッドフォード!
やっぱり劇場で観たかった!ネイチャーものなら苦手なドキュメンタリーも楽
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストで自分たちで言っちゃっているので、内戦のくだらなさを擬人化した映画。ということで、よろしいのでしょうか?
傍から見たら「何やってんだ、バカバカしい!」なのに当事者たちは至って真剣。ある日突然、ひ
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.3

この手の映画はあまり得意じゃないけれど、この手の映画にしてはかなり分かりやすくて有り難かった。やっぱりライトハウスの方が好きではあるが。
数年後、じゃなくて15年後?もっと?でしょう!アムレートもフィ
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.2

すごい!こんなにワクワクさせてくれた映画は久しぶりだった。
家族がイベント割で買ったムビチケを消化できないというので、予定になかった本作を急遽観ることに。観て良かったー!
みんなで馬主になることにした
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.2

もつひとつのニュー・シネマ・パラダイス。
インド版フェイブルマンズでもあるだろうか、監督自身の少年時代がベースにあるらしい。
何だろう、何かが惜しい…。本編112分⁈体感3時間だった。編集が上手くない
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーは苦手なのでどうかと思ったが、楽しめた。やっぱりちょっと長いが。
あれも、それもモリコーネ作品だったとは。そして映画音楽は芸術的に邪道とされていたなんて。
長いキャリアの初めの方は、ウ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.1

字幕版、wowowの録画。
遠い昔に観た記憶があったが、ベビーカー階段落ちのシーンしか覚えていなかった。
何よりケヴィン・コスナーが出演していることすら忘れていて、初見時はケヴィン様の美しさが響かない
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

画面も内容も暗いけれど文学的で、とても良かった!
心臓がくり抜かれる…とか猟奇的な事件か⁈と思いきや、そうでありそれだけではない!という。好きな二面性だった。この時代背景だからこそ成り立つ動機に、真相
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0

これまでに何度観たか分からないが、TVで始まったのを見始めたらやめられなかった。
すべての絵が、曲が美しい!素晴らしい。
ハウルってこんなにチャラ男だったか!と思ったら、ラストにデータ放送で「宮崎監督
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トゥモロー・モーニング(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル映画なら、と鑑賞。
自分には全然刺さらず、長すぎる110分でした。楽曲も印象に残らず。
途中から、ウィルの考えたコピーがラストにハマるんでしょ?と透けて見え、やっぱりか。だった。
良かった
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あのこと(2021年製作の映画)

3.0

「彼女を体験する」というコピー。確かにアンヌのうなじ越しのアングルが多いが、少し大袈裟かと。しかし生々しかった。え、そこ写します?というカットの多いこと。それを含め「体験」を謳っているのか、とは思った>>続きを読む