ktさんの映画レビュー・感想・評価

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変な家(2024年製作の映画)

1.5

元ネタも知らないし1ミリも興味を引かれなかったけど、友人に誘われたので映画館で鑑賞。

案の定大人の鑑賞に堪える内容ではなかった(そもそもキッズ向けに作られたものと思われる)けど、ツッコミどころが多過
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クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993年製作の映画)

3.0

ワクチン接種の副反応で死んでるときに「なるべく頭を使わないものを」と思って鑑賞。

バカバカしくて下らなくて普通に面白かった。駄菓子屋のノスタルジックな描写やアクションシーンなどが巧く、意外とあなどれ
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

正直、あまり面白くなかった。

オリジナル三部作に対する批評的なメタ視点で始まる導入部は、(この時点ですでに賛否が分かれそうなところだけど、)終わったはずのシリーズを再開させるための手法として、個人的
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.0

「白昼のカルトホラー」、「お洒落な北欧テイストとエログロホラーのミスマッチ」というアイディアの新奇性は確かにあるけど、それ以上のものは無い。言ってしまえば「出オチ」。

登場人物の行動やストーリーの展
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

エヴァを観た後だったこともあり、全てをセリフで説明してしまう進め方や漫画的な演出、ちょっと都合良すぎる展開などに辟易してしまうところはあったけど、作品のターゲットが違うのだから、それをあげつらうのはフ>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

数十年来のファンを差し置いてにわかファンの自分が言うのはおこがましいけど、「エヴァンゲリオン」という呪縛からファンを解き放つような作品になったと思う。

「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.0

コント集のようなところがあり、展開自体はやや冗長だなと思う部分もあったけど、胸を打つ場面も多かった。子供の成長物語と思わせつつ、「おじさん」の成長物語でもあるという見せ方が上手い。

久石譲のSumm
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.5

日常の中で突然行われる暴力やソリッドな演出など、1作目(他の北野映画にも共通するが)の良さをそのままに、かつて敵だった者同士が兄弟として結ばれていく過程や警察内部のドラマ、各陣営の権謀術数が巧みに描か>>続きを読む

銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

2.4

小学校くらいの頃に見た断片的な記憶があって、今回たまたま数十年ぶりに見ることになった。

常に不穏な空気がある独特の世界観。同じ言葉を繰り返すセリフや余白を大きく取った会話、無言の主人公の顔のアップの
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

設定もキャラクターも展開も全てイカレてる。

日常生活の中で誰もが抑圧している(と思われる)破壊衝動や「自分ではない誰かになりたい」という願望を解放させたような作品。

マッチョで血まみれ、ダークでサ
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

美しく平和な沖縄の風景の中で突然行われる暴力。虚無感を浮き彫りにする村川の享楽的な振る舞いなど、アンビバレントな表現が秀逸。

他の北野作品と同様、無駄を省いたソリッドな演出がクールで、ロシアンルーレ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.2

遠からず観ようと思っていたけど、ビデオゲーム「サイバーパンク2077」の発売が近づいてきたことも後押ししてようやく観賞。

いわゆるサイバーパンクの元祖で、すでに本作の影響を受けた後発の作品に触れまく
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.5

主人公2人を中心に登場人物それぞれの人生を描いた青春群像劇。挫折する人生、報われない人生、それなりにうまく行っている人生など。

無駄を省いた最小限の演出がクール。暴力あり、笑いあり、喪失感ありと、終
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.5

直前に観た「HANA-BI」が噛み締めて味わうような作品だったのに対して、こちらは直線的でエンターテイメントに振り切った内容。どこか物足りなさは感じるけど面白かった。どの役者さんもいい味出してる

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.5

体調不良で仕事を休んだ日、医者からの帰りにDVDを借りた。

暴力的なシーンの多さとは裏腹に、物語は淡々と静かに進む。最初から最後まで「死」のイメージがしんと横たわっていて、その中で西の妻に対する愛や
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

「現実の日本にゴジラが出現したら?」というシミュレーションを国家の視点から描いた映画。政府の対応がかなりリアルで、形式的な委員会や無意味な有識者会議といった文書主義の弊害などは間違いなく発生すると感じ>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

かなりイカした映画だけど、夕食を食べながら観るべきではなかった。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

話題作でハードル上がりまくってたけど、期待を裏切らない面白さだった。終始笑いっぱなし。

作中作の「ONE CUT OF THE DEAD」がまず普通に面白いし、その舞台裏を描く本編もまた面白い。「O
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ミスト(2007年製作の映画)

1.0

リアル系のサスペンスかと思ったら非現実パニック系(?)で、全く趣味に合わなかった。

ヒステリックな人が出てくる話は基本苦手なんだけど、本作は最初から最後までそういう人ばかり出てきてげんなり。恐怖の煽
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

1回観ただけでは細かい筋まで追い切れないけど、とにかく最初から最後まで緊張感が凄い。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.5

超良かった! コメディってあんまり観たこと無かったけど、最初から最後まで笑っぱなしだった。ジム・キャリーの演技が最高だし、いろいろな伏線がパズルのようにハマっていくのも気持ちいい。

自己啓発へのシニ
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

5.0

前作、前々作に引き続きかっこいい。

三部作の締めくくりとなる本作も、スピーディな展開、追っ手の懐に飛び込みながら出し抜いていくスタイル、迫力のあるカーチェイスといったシリーズの魅力が、洗練された形で
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天気の子(2019年製作の映画)

2.0

終盤〜クライマックスにかけてはダイナミックな展開で面白かったけど、それ以外の部分は正直あまり面白くなかった。何を楽しめばいいのか掴みきれなかったという感じ。

作中の会話やユーモアもあまり面白いと思え
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.5

近日「天気の子」を観ることになったので同監督作品を予習的に。

全体的にポエム系?で個人的にはちょっと恥ずかしかった…というより「没入してしまうのが恥ずかしい」という思いが邪魔して没入しきれなかったん
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

噂は聞いていたので覚悟はしてたけど……誰も求めてない展開になった感が凄い笑


原作のシンジ君のウジウジっぷりにはイライラさせられたけど、本作のシンジ君にはほとんど落ち度がなく、さすがに同情しかない。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

碇君に「ぽかぽかしてほしい」レイ、あからさまに嫉妬するアスカ、そしてあろうことか食事会への出席を承諾するゲンドウと、まるで二次創作のような優しすぎる世界に当惑と嬉しさがないまぜになった「はぁ〜っ!?」>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.5

公式アプリで無料公開中ということで、netflixでテレビシリーズ〜旧劇場版を観た勢いそのままに鑑賞。

(尺の都合もあり)シンジ君がテレビシリーズより前向きなのが良かった。ミサトのヒステリックな怒り
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.9

テレビシリーズを含めての評価。完璧からは程遠いが名作であることに疑いの余地は無い。

ANIMA(2019年製作の映画)

3.5

当然のごとく音楽がかっこよく、アルバムを聴くのが楽しみになった。

何らかの風刺と思われる不穏で機械的なダンスと後半のロマンスの対比が良かった。

一人でレトルトカレーを食べながら観るのにちょうど良い
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