甘口映画さんの映画レビュー・感想・評価

甘口映画

甘口映画

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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.8

舞台挨拶付完成披露上映会。
壇上の皆さんが「肩の力を抜いて楽しんでくださーい」と言ってたけど、なかなかどうして刺さる言葉、自分の身に照らし合わせて観てしまう場面たくさん。
笑える場面も多かったw
個人
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.2

伝えたいことは伝わって来たけど、刺さらなかったのは単に私の感受性の薄っぺらさに依るものだと思います。

各テーマはもっと角度を変えて掘り下げたらドラマチックなんだけど、敢えてそうしないところが味という
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告白(2010年製作の映画)

3.5

原作がすごすきで、比べてしまうとどうしても…。
ウエルテルへの嘘発見器は入れて欲しかったな。
あと、予告はちょっと違うかなと思った。
ラストのカットはすごくいいと思った。

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。 ホラーだけど少しコミカルだったり、ゴリゴリの恐怖よりも不思議だったり不穏な感じもあったりで。先が見えなくてドキドキした。 舞台挨拶での監督さん古川琴音さんや松大航也さんの話を聞いて色々と>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

いい場面、後からも思い出しちゃう場面がたくさん。

柄本時生さん演じるタカシとダウン症?のお友だちのやり取りがすごく好き。
「それだけかぃ」ってw
ちょっとだらしない所あるタカシだけど、悪い奴じゃない
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

子どもの頃、原作読んで号泣したけど、大人になって映画観ても泣いた。
なんかメチャ泣かせる話でもないと言うか、世の中もっと泣けるはずなのに泣けない作品もある中で、なぜかこの作品は今も昔も涙腺を刺激されて
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.7

与野いじられが多くて与野民としては嬉しい限りw
子どもの名前を決めたシーンには爆笑www
マツコかと思ったらホーキング青山さんだったw

(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイトル通り、初っ端からスッパンスッパンと首が斬られる。そりゃもうスッパンスッパンと。
さすがR15のバイオレンス。
でもさすがに村重の身内の首斬りは男性しか見せなかったね。
女性は後ろからだけにして
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.7

無人の部屋に潜入した辺りからテンポよくなって面白くなった、大森南朋さんがカップ麺投げ付けて逃げる辺り。
真相が次第に晒されていくのとその内容もすごく興味深い展開だったし惹き込まれたけど、
結末には「え
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正欲(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

予告観た時に会話劇みたいな感じなのかと思ったけど、実際に刺さる言葉やいいフレーズが多かった。
言葉のボリュームが多いと頭の中で整理しながら観て行くのが大変なことがあるけど、いろんなシーンの見せ方という
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.6

正直あまり良さがわからなかったし、長く感じた。
前半は確かに胸糞悪いんだけど、そこに対するカタルシスもないし、後半もイマイチ何を伝えたいかわからなかったというか…
もちろん私の理解力の無さなんだけど、
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アナログ(2023年製作の映画)

3.8

予告を観た時から結末がどうなるのか気になってた。
ちょっとモヤる部分はあれども、美しいお話だった。
もっと『アナログ』感を押し出して欲しいなとも思った。
「Piano」のお水のグラスとか、ドアの部分と
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.1

ドラマがベースにある分、整くんのキャラクターなんかは頭に入った上での見易さがあったけど、ドラマでの人間関係の引用は最低限にしてあるので、ドラマや原作を観てない他人にもわかりやすい造りになってるのが良か>>続きを読む

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。

泣けて笑えてハラハラして、そのどれもが映画版としてスケールアップされてた。
ドラマ版の名シーンを織り込むから
「あぁ、あったねー、そんなこと」と思いつつ、ドラマ観てない方にも推測しやす
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

原作単行本読みながら
「どんな音なんやろう?」と想像してた大のサックスと雪折のピアノと玉田のドラムがやっと耳にできて最高だった。
上手くまとまってたし、映画ならではのストーリーも加わってスペシャル感が
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作は50回ぐらい繰り返し読んでるので、2時間で山王戦を盛り込むとなるとやはり個人的に好きなセリフなんかがカットされてしまう。
「焦ったな三井、ディフェンスに対抗しようとして」とか。
あと試合前に前年
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.8

大きく分けて3つの話が交互に展開して行く中で、それがホテルのラウンジのシーンでひとつにまとまって行く感じで、その時々は「ん?」と思うセリフや場面も上手く回収されてラストに向かったと思う。
バラバラな時
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母性(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かったです。
この作品にずっと漂ってるというか、スクリーンから醸し出される雰囲気が独特で、イヤミスともヒューマンとも違う感じで惹き付けられました。
独白調で話が進むから変に雰囲気や表情とかだけでス
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ある男(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

予告で受けた印象よりも、ミステリー要素というか、谷口さんについての真実がわかって行く過程を興味深く見られました。
でも最後の方、城戸香織さんの浮気発覚からの章良さんのBARでのラストはちょっとよくわか
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.7

アイコ役の人、すごく綺麗で演技もとても良かった。
あとで名前から調べていわゆる「坂道グループ」出身だと知って驚いた。
アイドルに疎い私はつい「握手会」とかを連想するけど、この松井玲奈さん以外にも「いい
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

島田さんは実は成仏できない山ちゃんの父親の霊なのかと思ったけどそんなことはなかった。
南さんも実は山ちゃんの母親の霊で、島田さんが南さんが旦那さんのことを忘れらないぐらい惚れてるというのは自惚れだとい
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最初の方は展開早くて人物相関が把握しづらかったけど、見ていくうちに段々とわかってくると同時にスリリングさも増して行った。
ただ、やっぱりセリフが聞き取りづらいシーンがチラホラ。
ここが明瞭だともっとわ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.8

原作を読んでた時に頭の中に浮かんだ情景がそのまま映像化されたようでビジュアル面で虜になった。
なみきやの店内とか、パレードのシーンとか、想像してた雰囲気のまま。

あの原作を2時間にまとめるとどうして
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

あみ子役の子の天真爛漫全開の演技には驚いた。
脚本の意図をしっかり理解した上でなのか、制作陣の要望に応えた結果なのか。
子役もどんどん進化していくというか、次から次へとすごい子が出てくるね。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

不穏な空気感を漂わせながら、伏線も回収しつつ話は進んだけど、最後の方がちょっと駆け足しだったなぁ。

話としてもギリギリ無理がないとは思ったので、もう少し真相とか祖母が乗り込んで来るシーンとか、冒頭の
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.9

今まで見てきた池井戸作品ほどの大逆転とか勧善懲悪とかのスカッと感は控えめだったけど、役者さんたちの熱演とわかりやすいストーリーで惹き込まれた。

竹内涼真さん、真っ直ぐで誠実な役がほんと似合う。
横浜
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.8

86年って36年も前なのか!!
ってのにまず驚いた。
86年頃の記憶って鮮明なカラーで頭の中に残ってるから、この当時が「過去の回想シーン」としてメインを張るようになっている所までもう時代が過ぎてるって
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前半はどうしても大胆な性シーンのインパクトが強いけど(匂いからの告白とかエロかったなぁ)、
終盤の他の信者たちが島に来てから「乾杯」の後の狂いっぷりが良かった。
拡声器で戦いを煽ったり、突然の演奏、ラ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

PLAN75によって起こる出来事を描いてはいるけど、すごく突拍子もないことが起きるわけではなく(それを利用した詐欺とか、密会が表面化して大問題になるとか)淡々とそれでも重く時が進んで行くのでドキュメン>>続きを読む

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.6

ドラマシリーズからのファンなので獅子雄の軽い能書きからのカメラにシャーロックサインからのテーマ曲で入らなかったのがちょっと残念。
ストーリーはテンポよく、セリフで散りばめた伏線を回収しつつ、細かな辻褄
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劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ドラマのseason2放映時から劇場版新作の撮影が進んでいる予告があり、ずっと楽しみにしていました。
今回の劇場版向けの特番も観ました。

ドラマの内容、世界観から逸脱することなく、いつもより多めに神
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

子どもの頃、図工で「好きな絵を描いていい」と言われたらウルトラマンと怪獣を描いてた。
その頃はウルトラマンメインで怪獣サブだったけど、大人になると怪獣の可愛さに気付く。
怪獣可愛いなぁ。
怪獣って名前
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.1

3話とも会話メインで話が進んで、多くの言葉が交わされるけど、すらすらと頭に入ってくるので見やすかった。

1話目の3人の演技の力量がすごくて、映画を観てるのに良質な小説を1ページ1ページめくってるよう
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

なんとなく早い段階で「あ、真相はこうなのかな」とわかってしまうけど、それでも起きる事件の内容とか、次第に明かされて行く人間関係の事情とか、映像の美しさが話にのめり込ませてくれる。

豪華客船でお金持ち
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Ribbon(2021年製作の映画)

3.4

日常生活ではマスクをしてる人が当たり前となってしまった世の中で、ドラマも映画もマスクなしの世界のままな事が多いけど、この作品はコロナ禍始まった初期の頃の日本が舞台なので、ちょっと過剰なぐらいの装備をし>>続きを読む

前科者(2022年製作の映画)

3.8

全6話のドラマを踏まえてからの劇場版は、過度なスケールアップをすることなく、それでいて「別にドラマの2時間スペシャルでも良かったよね」ってこともない、普段と特別が絶妙にブレンドされていた。

対象者に
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