あましょくさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あましょく

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汚れた手をした無実の人々(1975年製作の映画)

4.5

正義のパズル、法律は男が男のために作った、男性社会→不敵なロミー・シュナイダーがなに考えてるのかよくわからんし、むげん地獄じゃんこれ。アンチフィルムノワールとか再生のメタとか解説で言ってたけどそうなの>>続きを読む

男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

4.5

不思議、あんなにかっこよかった当時のジャン=ルイが、ただのニヤけてるエロ兄ちゃんにみえる…?あの頃の俺かっこよかったんだよおって、むしろ今のふたりもっとかっこいいです。再会のドキュメントを撮っているよ>>続きを読む

アントニー・ガウディー(1984年製作の映画)

4.5

実物だとずっとみていたいなあ、ずっとここにいたいなあと思っていてもすぐ日が暮れてしまうけど、これは70分でも凡人の滞在時間以上に浸れるし、それにとてもねむくなるから、毎晩、寝る前にみれたらいいなあ。そ>>続きを読む

台風家族(2019年製作の映画)

3.5

本当に暑そうな現場、室内劇の熱さで冬でもそうめん食べたくなる。
こういう映画を映画館でみれるとあれはダメこれはダメってつくってる人たち、世に出す人たちが勝手に自粛ムード作ってる気がする。昔は普通にみん
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凪待ち(2019年製作の映画)

-

石巻には個人的にも仕事でもその後3回程行ってるが、来てくれてありがとうといつも言われる。いやこちらこそそんなこと言ってもらえてありがとうございますなんだけど…。
映画はともかく、石巻周辺に人が行ってお
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肉屋(1969年製作の映画)

4.0

川にかかる橋のオープニングで一気にフランスのどこかの町に。当然また橋で終わる、濃霧とともに。
ある程度の大人ならわかるロマンスを保ちつつ、踏み越えたラインそっちかよ。またまた。本当こわいんだから。
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キャッツ(2019年製作の映画)

4.0

IMAXレーザーで。
ジェリクル、イネファブル、キャッツらの名前、やたら難しいもんで置いてけぼりになりそうだったけど、もういいやとワードの理解はあきらめてそのまま飲みこむメモリ〜♪やっとどんな作品なの
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蝶々夫人(1955年製作の映画)

3.9

日本家屋シンメの中に楚々とあらわれる日本人形のような蝶々さん、可憐だ…。箱庭の自然。ひろがる外国への海、セットもデカいが、さらにその先まで感じる奥行き。宝塚みたことないけど絢爛豪華な世界。うつくしいお>>続きを読む

血の婚礼(1973年製作の映画)

4.0

娘の予言みたいなのやタブローの目線もじわじわこわかったけど、バレた後が怖すぎる。旦那こわ!さらに性欲こわ!人でなし!と既女らしくみてたけど、解説きいて、事実を超えた倫理でしたっけ、三面記事発祥の妙な生>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.0

身内、友達、つながり。変わらないその場所の空気、でも新しい思い出はもうできないんだ。と思うことを感傷とよぶのかな。
映画も同じ、進んだのは時間だけで、あの出来事とその時の気持ちはその中に醸成されていく
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.1

他人は変えられないから自分が…とか、情けは他人のためならずとか、ブツブツ啓発やってみても、そんなのもどうでもいい定期がおとずれたりして、最近もそうだなと観ようと思ってた映画もやめて家で踊っています。そ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

映画の中はとても大好き。青っぽい真っ正面な画面づくり、脚本もリズミカルできいててたのしい。デザインもかわいいしジョジョもデブの子もかわいく、大人の俳優もみんな魅力的で演出もストーリーも引用も好きなんだ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

4dx screen(screen x)で。
ル・マンは男と女でトランティニャンがむかし走ってたやつだな。展開は早く、見どころ中心の構成なのですごいおもしろかった!フォードもフェラーリもかっこいい!そ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

今朝、沖縄のサンゴ礁に黒い海綿が侵食してどんどんサンゴが死んでるってニュースをみた。原因はまだ特定できないらしいけど、ざっくり何かのバランスがまた崩れたんだなあと思ってた。
貧富や標高はじめ可算世界で
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冬の光(1962年製作の映画)

3.5

以前観たときは撃沈したやつだったが、ファニーとアレクサンデル他観た後ならまったく違ってみれた。ベルイマンについてよく言われる神への不信感、不在、沈黙、の反芻的代表作というかストレートな作品だとよくわか>>続きを読む

河内山宗俊(1936年製作の映画)

-

正月明けの会社が冷え切っていたせいか、古い/貴重なフィルムをみている視覚からの錯誤なのか、ジャパニーズホラー観てるみたいなふるえるときあった。原節子かわいすぎるし、だるまも不気味。
勧善懲悪でもない、
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

2010年代代表おフェロムービー。フェロの子、普通の写真みたら普通のパンク少年みたいにみえるが、アルモドバル組のアートワークのたまものかな。保水力も才能。朝日のあたる家の場面かっこよすぎて笑ってしまう>>続きを読む

グッド・ハート(2009年製作の映画)

3.5

北欧映画なのにニューヨークのバーが舞台。靄がかかったみたいな粗いテクスチャーで寓話度アップ。お伽話だからストーリーはシンプル。扉を開けると異世界、みたいなバーがあるが、そういうとこは大体暗黙のルールで>>続きを読む

はなしかわって(2011年製作の映画)

4.0

お金じゃなくても生きるための何かを稼いでいる。突然現代的でびっくり。でもいつもフェアリーテイルなんだ。
ポッシブルフィルム(本物?)もトタン小屋みたいなとこイメージしてたから、都会的で安心した。

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アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

4.3

恥ずかしいからサングラスして会いに行くけど、どんどん顔は赤くなる。何をきいても頭はあなたでいっぱい Will you make love? かわいい〜!!!本当に真っ赤になってる。SAY YES〜!>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

4.5

かわいいもこわいも同化してくる。どっちが先かいまだによくわからない。バランスとアンバランス、自然と人工。人が何か美しいもの?(なんというんだろう、神とかなのか?)を目指すこと自体歪んでコンフリクトが起>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

この映画最低だ〜(ほめてる)文字通りの阿鼻叫喚、CLIMAXなのかCRIMAXなのか?
ダンスみてるだけでかっこいい単純なよろこび。ライブラリーはポゼッション、サスペリア、私の年末プログラムが含まれて
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ポゼッション(1981年製作の映画)

4.5

アジャーニの主演作ベスト…全部みてないけど。今まで喧しいなと思っててごめんなさい。情報量多すぎて途方もなくなるし今は狂気に苛まされています。
大寺さんも言ってたけど、むかしはこの映画の評判といえば、ケ
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江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

3.5

よく行く日本橋のレストラン東洋の上の部屋でこんな選別が行われていたのかと、唐突な明智登場もあって多少戸惑ったが、期待通りの見世物小屋的なときめき、図書館の棚でボロボロになってる乱歩シリーズ(触りたくな>>続きを読む

つげ義春ワールド ゲンセンカン主人(1993年製作の映画)

3.5

〜の世界、の方が主題で、表題作品以外にも李さん一家、紅い花、池袋百点会などの映像化を青林堂編集部とたどる、つげ先生への敬意成分100%でできた微笑ましい映画。
場面再現へのこだわりがすごい。CGは当然
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オスロ、8月31日(2011年製作の映画)

4.0

脆い…街にも友人の家にもパーティにも、誰と会って、勤められる場所、居る場所はあるけど、孤独の居場所はない、プールにも入らない。どういう表情をしたらいいかわからない。むかしは夢だってたくさんあったかもし>>続きを読む

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.6

実在人物の主観フィクション、当時の錯覚再現でおおよそできている。ご懐妊でかした!とふと思って、え?私何考えてるんだとぎょっとした。これはTV中継みてたら間違いなくかっこいいと言ってただろな。
ザックの
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.0

例の分子が暴力的に変態配合されて日本の港町に…あ、あの、もういいですか?本当のニュースの方がこわくてかなしい世の中なので…。
熱帯魚ときたら不穏のサイン、私も昔々ある夏の日にヒーター壊れてネオンテトラ
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よこがお(2019年製作の映画)

4.5

ゴミ収集所からの足取り、これは生活傾いてる人のヒールの音だな…と丁寧で期待が高まる。
犬になる筒井真理子や行方不明になる少女もマッドシティ(松戸)の日常風景、と妙に納得してしまういいエリア選定。たまた
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

あっちゃん女優になってからほんと好き。セブンスコードからさらに、素材そのものを生かした異国風お料理で、ウズベキスタンみてるだけでたのしいし、これは何なんだろうな映画からドキュメンタリー、本当のレポート>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

-

蒼井優さんの結婚に山崎努さんからお祝いで、ゆ〜っとした家庭を築いておくれ。とメッセージがあったとかニュースをみて、何かわからんけど素敵じゃないか、映画にもゆ〜っと出てくるのかくらいの知識しかなかったけ>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

-

バーフバリでなくこれは本物。気付いたら撮ってるカメラマンと同じ姿勢をとっている。みてられない…とうとう、やったー!
4時間もあれやり続けるってみてる方が気絶しそう。うえーっとした。でもまだまだこの人達
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歌行燈(1943年製作の映画)

5.0

弥次喜多おたくの鏡花の道中ばなしおもしろさで、あれなんだかきいてた幽玄とギャップが?…大丈夫です!
荒磯にて恋し恋しやと叫ばせ、サザエの殻を投げつけられる折檻?書き下したらおかしいでしょう。…大丈夫!
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噂の娘(1935年製作の映画)

3.5

疑惑のお酒は疑惑の隅田川と重なって流れる。縁談も流れた。違う時代・文化なら元薔薇の妻の、お妾さんは悪魔扱いされるだろう。内示。
今回、監督の戦前ものをいくつかみれたけど、「古い」をはじめとする対比関係
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.5

ユジクでやたら完売してるので、なんだろう?とよくわからないままチケット予約。

か、かわいい!おもしろい!

いつからなんだろうね、何かの都合で何かがつくられるようになったのは。
おいしいもの食べて、
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東京オリンピック(1965年製作の映画)

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いだてんの最終回が昨日終わったのでごちゃまぜの感想です。

オリンピックは毎回、開会式と閉会式が個人的にはいちばん楽しくて、各国のコールとその人たちの行進みてると、何の感情かわからないけど、ずっと感動
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