たうらさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

シラノ(2021年製作の映画)

3.3

美術とか色彩はいいものの撮り方がこの規模の映画にしては面白くなかったなぁ。
脚本も構成はわかりやすいけどもいまいち盛り上がりに欠ける感じが…。3人の話っぽくしてるけど、ロクサーヌの深掘りがほぼされてな
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.5

序盤は割と飽きかけたけど、後半はそこそこビジュアルのインパクトがあって楽しめた
映画の役者としてトムホランドを使ってるというよりトムホランドを見せるための映画だったなぁ。

グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

3.0

期待値が高すぎたのが悪かった。アニメーターと撮影はとてもとても頑張っているけども、脚本がちょっと…。
次回作は必ず花田十輝さんを起用してほしい。

アトランティス/失われた帝国(2001年製作の映画)

4.0

実は私の映画館デビュー作品。
ディズニーの中ではだいぶ骨太な作品で、美術、音響、アニメーションが本当に素晴らしい。
展開はかなりシンプルで人物の深みがあまりないものの、尺の関係で仕方がない気もする。た
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.2

白石和彌作品らしさがめちゃくちゃ出ていてとても良かった。役者が本当にみんな輝いていた。
あまりに感情移入して中盤以降ずっと松坂桃李と同じ表情してたわ。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

陳腐な表現だけど、面白い作品だった。
同様にヤクザを描く深作映画や北野映画よりは、『ブラックラグーン』とかに近い楽しみだろうか。
国立大卒のホワイトカラー入り警察官がヤクザの抗争に徐々に引き込まれてい
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.4

言葉が悪いけども老人による老人のための映画という印象。
現代とか若者とかの描写があまりに滑稽で偏っており、全体的な説得力がないせいで気持ちが入らない。
演出が古く、現代の人気役者たちがこの演技をしてい
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.4

脚本と編集と役者が素晴らしい。
9年前に観てトラウマになってたけど、今観るとこんなに素晴らしい作品だったのかと感服。

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.6

好きなタイプど真ん中の刺さる映画
基本的に話は「悲劇」と、解決を阻む「人間の事情」に対峙、葛藤する『ジョーズ』型のストーリー展開。
音声分析官の思考というかなり視覚化しづらいものを、素晴らしい音響編集
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355(2022年製作の映画)

3.6

期待値がだいぶ低かったのでそこまで悪くないと感じてしまった。
テンポはいいので飽きはしないし、つまらなくはない。ただ特に引っかかるものはなく、すぐ記憶からはなくなるかと思う。
でもそれが悪いとも思わな
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

確かに話についてこようとする人たちを振り落としていくスタイルをめちゃくちゃリッチな画面作りで持たせてる感じがする。
映像の面白さの追求が楽しい。
レアセドゥ…。

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.2

作品単体でみたらそんな大酷評ものではないと思う。脚本の構成はしっかりしてたし(刺さるポイントも捻りもあんまりないけど)、テンポがとても良かった。
ただホラーとして観に行ったら金返せになるのもわかるので
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.0

『運び屋』っぽいセッティングの中でクッソつまんないことしてたな…っていう印象

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

-

芥がとにかく印象的だった。

東大全共闘の主張はある種のナショナリズムであるという切り口で目が開かれた感じがしたな。

それはそうと平野啓一郎に語らせるのは妥当なのだろうか。

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

3.5

ある種のロマンはあるし、見ていて気持ちのいいシーンが集まっている。
ただ全体的に展開したストーリーを途中で放置したような、ブツ切りでモンタージュのような印象もある。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.7

2年ぶりに映画館で泣いちゃったよ。
設定とそれぞれの登場人物の葛藤がよくできてるのは元の映画があったからにしても、この作品は良いぞ。
見せ方も、構成も、演技もすごく良かった。家族に対して持つ憤りがリア
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.1

記憶よりもキリスト教周りのブラックジョークに溢れたな。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.9

キャラクターがみな個性的で特徴的に作られており、それに伴ってストーリーテリングが素晴らしかった。
どこかゴッドファーザーらしさがあったのは美術のせいだろうか。

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.7

「隔絶」と「柔和化」が、マクロ(フランス語、マルセイユの社会)とミクロ(各登場人物の人間関係)両方の意味でリアルに複雑に描かれていたなぁと感じた。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.2

Netflixによっていろんな企画が実現できるようになってきたんだなぁと感じたなぁ。
ジョナサンラーソン自身の話は実はほぼ知らなかったが、いろんな痛みを感じた。
リンマニュエルミランダの実写は都市とそ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

このコメディセンス結構好きかも。
アメリカ人の知り合いたちはみんな『シンゴジラ』が全く面白くなかったと言っていたけど、この作品と比較することでそれぞれの国に刺さるポイントの違いがわかりそう。

音楽(2019年製作の映画)

4.0

アニメーションのスタイルの面白さに魅かれて鑑賞したものの、内容についても小ぶりな邦画の良作のクオリティはあった。
登場人物の言動、行動の唐突さや間の入れ方に高いシュールギャグのセンスを感じた。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.6

久々なレベルでの心の昂揚が感じられた。IMAXレーザーGTにこだわってよかった。

シカゴ(2002年製作の映画)

3.5

コンセプトとパフォーマンスは面白い。
ビジュアル面へのこだわりとセンスも強く感じられる。
ただ映画を観た後の満足感とかはそこそこくらいかも。

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

悪役がすごく丁寧に描かれていたことが好印象。大企業のツラさですよ。
そしてピーターパーカーも魅力的には描かれていた。アクションのクオリティも変わらず。
ただハリーが暗躍するあたりからちょっと微妙な部分
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.2

ストーリー構成もしっかりしていたし、構図や色彩によるシーンの見せ方もカッコよく作られてた
アンドリューガーフィールドなかなか良いな

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.3

内容が薄いなんてよく言われるけども、それでいいじゃないかと思う。
色彩、照明、構図、動きが面白いし、ストーリー自体が平凡でありがちでもストーリーテリングがしっかりしていればエンターテイメントになるなぁ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

前回までのコメディセンスと今回のコメディセンスは結構違ったように感じる。
2作目までタランティーノみがあったけど、今回は歴史上の人物のコミカルな誇張表現にウェスアンダーソン、タイカワイティティの感じが
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カムイの剣(1985年製作の映画)

2.7

話のテンポがおかしい。
作画がいいカットと、悪いカットの差が激しすぎる。アクションシーンと背景動画、エフェクトアニメーションはとてもよい。
なのに正面から撮る走ってる姿はギャグのようだ。
原画に高坂希
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.6

中盤、話が散らかりかけていた印象もあるけど、キャラクターも演出も良かった。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

スパイ映画の美術センスと、軽快なエンタメ性と、タランティーノのシニカルさがあった

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

アクションシーンカッコよかった。
あとエヴァオマージュの仕方が面白かった。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.2

純粋にエンターテイメントとして楽しかったな。被害者意識とその加害性、疎外感と人間不信、そしてそれらが招く結果がうまく描かれていたと思います。
キャスティングと美術がすごく良かったなぁ。
ペチュラクラー
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