はるさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

3.8

「COP28」がドバイで開催されている事もあり、環境問題にはいつも以上に敏感になっています。
原題の『Walkabout』はオーストラリアの先住民アボリジニの青年が行う通過儀礼のこと。原野で一定期間放
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.3

なぜナチスはユダヤ人大量殺人の方法にアウシュビッツのガス室送りを選んだのか?
銃殺よりも1度に多くのユダヤ人を殺害出来るから、という効率面の他にもう一つ大きな理由がありました。


1942年1月、ベ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.5

パリオリンピックもあるし、ディズニーの名作ということでストーリーくらいは知っておこうと思い鑑賞しました。
多様性を尊重するディズニーらしい作品でしたが、見終えて幸せな気持ちで満たされる、といういつもの
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.6

『ミッドサマー』を観てからずっと気になっていました。ニコラス・ケイジのリメイク版もあるようだし。

『ミッドサマー』と比べるのはヤメにして、50年前のカルト映画として観ると不気味で面白いと思います。
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

3.6

『マイ・フェア・レディ』のパロディでしたか!
鑑賞した翌日、移動中のバスでfilmarksのレビューを読んでいて初めて気づきました。

なぜ『舞妓はレディ』なのか?タイトルの意味も不明だったんですよね
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昼下りの決斗(1962年製作の映画)

3.4

元保安官が金の運搬を依頼される。用心棒としてかつての相棒と若者の二人を雇って金山までブツの受取に出発するが、道中、世間知らずの家出娘を面倒見る事になり仕事が混乱し始めます。

『昼下りの決斗』というの
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.0

カールじいさんみたいなファンタジーなタイトルに反して、がっつり社会派サスペンスでした。
TVドラマもあるようなのできっと有名な作品なんでしょうが、私はタイトル程度しか知りませんでした。


小さい運送
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.6

86歳のマーガーレット・サッチャーが夫と歩んだ政治人生を振り返る伝記映画。

女性であることのハンデを乗り越えて経済政策や外交力を発揮する凛々しい姿と、認知症が進み始めて不安がる普通のおばあちゃんの姿
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オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

3.2

プレイボーイなリチャード・ギアが受け入れられなかった💦
病気を抱えるウィノナ・ライダーが健康的な美しさ全開なのも違和感。
私は全く感動出来ませんでした。
でも、ニューヨークの紅葉はとってもキレイです🍁
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

めちゃめちゃ楽しかった。
過去に観たことがあったけど、内容をすっかり忘れていました。
多分、前と同じところで笑ってると思う😆
千葉県なのに施設に「東京◯◯」って名前をつけるの、理由はそこだったのね!
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西部無法伝(1971年製作の映画)

3.5

「この黒人、働き者で歯もそろっていますが、養っていけなくなったので仕方なく売りに来ました。」
白人の男が奴隷の競りでお金をせしめて、売られた黒人は夜中にこっそり逃げ出す。

黒人売買を逆手にとって、行
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レッド・スネイク(2019年製作の映画)

4.2

女に殺されると天国に行けないと信じるイスラム過激派の考え方を逆手にとった、女性だけの特殊部隊。実話を基にした戦場アクションです。

これ、パッと見はB級アクション映画のようですが、2014年、過激派組
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.6

そう言えば、キャストの豪華さに惹かれて過去に1度チャレンジしたやつでした。
内容が入ってこなくてあの時は途中でやめていました💦
ブルース・ウィリスが引退した今、あの顔ぶれの中に彼がいる事が誇らしい気持
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

神を愛するあまり妄想に囚われちゃったのかな。
ベネデッタ本人は演技のつもりはなかったけど、本当に神から選ばれたわけではないと私は考えています。
信じるか信じないかは人それぞれです😊
どちらでも受け取れ
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

-

夫婦が愛し合っている最中、快楽に陶酔するあまりに一人息子が窓によじ登っているのを気付かず、転落死させてしまう。
自責の念で病む妻を、セラピストの夫が治療することに、、、

一応最後まで見たは見たけど。
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

5.0

これほどの鬱映画に満点しかつけられない私って、頭大丈夫なのかな。自分が心配になってくる😅


人間の愚かさや傲慢さを見せつける作品。そして私自身の心にもそれがある事を否応なく認めさせる作品でした。
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エピデミック〜伝染病(1987年製作の映画)

3.5

エピデミック→パンデミックの1歩手前の状態

映画監督と脚本家が『エピデミック』という新作映画の脚本作りに取り掛かりますが、同時に街でも謎の感染症が蔓延し始め、脚本の完成とエピデミックが偶然にも時を同
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奇跡の海(1996年製作の映画)

3.7

信仰心が厚く純真無垢なベス(エミリー・ワトソン)は油田で働くヤン(ステラン・スカルスガルド)と結婚する。
新婚早々に仕事で長期間家をあける事になったヤンが1日も早く帰ってくるよう、ベスは神に祈り続けま
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

公開時に見た以来だから20年以上経ってるのに、ストーリーも曲もしっかり覚えてる。記憶に刻まれる映画ってこういう事。
冒頭、演劇の舞台に立つセルマを見ただけで絞首台を連想してしまいました。
現実逃避のた
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バンリューの兄弟2(2023年製作の映画)

3.8

バンリュー(フランスの郊外)に住む移民2世の兄弟の物語、続編。
衝撃のラストシーン直後から始まるので、何を書いてもネタバレしそうです。
細かくは書けませんが、前作の「社会の分断」という大きなテーマから
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バンリューの兄弟(2019年製作の映画)

3.8

貧困層が多いフランスのバンリュー(郊外)に住む、アラブ系の黒人移民の3兄弟が主人公です。

長男は麻薬取引に手をそめているが、家族思いの優しい一面を持っています。
次男は弁護士を目指す優秀な法学生。白
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ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

3.3

目覚めたらトイレ。爆発まで34分。生き残れるのか?

トイレから出られない男。なぜ出られないかって、腕に鉄筋がぶっ刺さってるから。まるで『127時間』状態。
でも、この男に残された時間はたったの34分
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.7

コトー先生の自転車が電動に変わってた!
役者業を離れていたタケヒロ役の富岡涼くんをはじめ、懐かしい顔ぶれがすごく嬉しい。

青い海に太陽が燦々と降り注いで、まばゆい志木那島の景色に反して、ストーリーは
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

十字架などが描かれた板を踏ませ、キリスト教信者でないことを証明させる。
この方法を昔は「踏絵」(ふみえ)って教わったけど、今は「絵踏」(えぶみ)と呼ぶそうですね。「踏絵」は,そのときに使われた絵や像の
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.4

明日は自分の結婚式だというのに、マンホールから出られない男がスマホを駆使して脱出を試みていました。
「渋谷で飲んでてこんな事になる?」って不思議でしたが後に理由が分かってきます。単なるシチュエーション
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クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)

3.2

アニメ版があったなんて!偶然に見つけて大喜びで鑑賞しました。
マッチ棒の価値や、「♫マ〜マ、マ〜マ」のあの歌も同じで最初の方は面白かったのですが、、、
やはり実写版には及ばなかった😅

キンザザはいい
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胸に輝く星(1957年製作の映画)

3.6

保安官のベンがどこかで見たことがあると思ったら、あの元祖マザコンサイコパスのノーマン・ベイツ(サイコ)を演じたアンソニー・パーキンスでした。

ここでは法に則った公正な裁きをしたい新米保安官でした。恋
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.0

あの名作『カサブランカ』に重なる部分が多かった。
時代背景が同じだし、ドイツ兵の前で弾くラ・マルセイエーズがキーになってる点も共通してる。
これは「スパイもの」より「ラブストーリー」として見たほうが面
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

4.0

バンジョーを弾きながらワンフレーズ歌い終わってからのポロリ涙を見たあたりから、見方が変わってきました。
ポール・ニューマンが少年のようで、母親目線で見たらかなり辛かったです。
囚人たちが優しかったので
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.5

これは子供の頃に見ておきたかったな。絵本で何度も読んだあの世界が実写化されてるんだから、当時見ていたらきっとすごく心が踊ったと思います。
北の魔女のドレスのきれいなこと👗
だけど今の日本の子どもたちが
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キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱(2019年製作の映画)

3.8

子供の頃に伝記を読んでいますが、放射線関係の何かを発見した人、程度しか覚えていませんでした。
(レントゲン博士のX線の発見との前後関係が曖昧だったけど、レントゲンはそれより少し前でした)

キュリー夫
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地下室のメロディー(1963年製作の映画)

3.8

アラン・ドロン目当ての鑑賞者をおちょくってる?やっと登場したと思ったら足しか見せてくれない💦
ちょっと感じの悪いスタートでしたが、その後は体を張ったアラン・ドロンが楽しめました。ほっぺにキズがあったけ
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

4.0

ガザの美容室に来店した女性たちのワンシチュエーション映画でした。
和を重んじる日本人が見ると、彼女たちの主張の強さに初めはかなり引いてしまうと思います。
でも会話を聞いているうちにいつのまにか同じ女と
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マーベリックの黄金(1971年製作の映画)

3.0

「マーベリック」と言えば『トップガン』のトム・クルーズ。
「一匹狼」「異端者」という意味ですが、「焼き印のない放牧牛」を意味する言葉でもあるそうです。

そんな焼印のない牛を集めて金儲けをするキャット
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

今まで劇場鑑賞した中でおそらく最長の206分。久しぶりにどっぷり映画に浸りました。
マーティン・スコセッシ監督作品では『沈黙ーサイレンスー』のような重厚な歴史ものが好みなのでかなり楽しみにしていました
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.0

A24製作ということで覚悟して挑みましたが、これは想像力が掻き立てられてとても面白かったです。
急須で淹れたお茶を準備して鑑賞したら完璧だったと思います。

🍵🍵🍵🍵🍵🍵🍵🍵🍵🍵🍵🍵

アンドロイドや
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