amonさんの映画レビュー・感想・評価

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セッション(2014年製作の映画)

5.0


熱を帯びた音

レーズンの好きな父
作家になりたかった父

特に目的も無く生きてるの

誘い、甘言
その化物は繊細な音を奏でた

流れ出る血に、痛み
でも歩みは止めず
手の中にはスティックだけ
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スプラッシュ(1984年製作の映画)

4.5

飛び込んだら
忘れられなかった

ちがうんだ、どうしてなんだ
日々は過ぎ

突然に、あらわれた君
なにも知らずとも、惹かれあい
驚き、戸惑い、それでも求め

暴かれた秘密

すべてが一変しても
気づ
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ハートビート(2016年製作の映画)

4.0


欲うずまく大都会島
強く弾け
その何処もが舞台
強く踊れ
不安、災難、困難
あれど抱えて歩をすすめ
遮る壁には力をぶつけ
強く跳べ
輝きと充足
高く、高く、高く征け

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

胸がつぶされる
すべてを手に入れた
そう云って
だれかの手を借りず
死にたい

サロゲート(2009年製作の映画)

3.5

これら
社会、装置、虚栄、虚無
似たものが去来するだろうか

光と未来をもたらす科学技術
ねじ曲がり、貶められ
生なき人間を産み落とす

「君はモノだ」

軸となる二人
彼らを突き動かすのは
妄執、喪
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.0

太陽がとけ、流れ落ちた
生命の青

そこから
楽しみも、哀しみも
与えられてきた二人

愛すべき場所や人達を得ても
深く、深く求め続け

留まりたかったのか
先に行きたかったのか
辿り着けたのか

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トレマーズ(1990年製作の映画)

4.0

荒野、その日暮らし、
「この自由を手放すのか」
ビールがうまい

そんな生活を
ひっくり返すデカイ奴
でも陽気で血の巡りが良い
住人達の敵ではない
白い帽子や単色のシャツが
空と乾いた大地に映える

南極物語(2006年製作の映画)

3.5


白銀は眩しく
氷下の青は死の担い手
ワンコはやはり人類の友か
ボク達イヌだから
走るぜイヌだから
何でも食うぜイヌだしね
待ってるぜイヌだから
後味は悪くない

シグナル(2014年製作の映画)

4.0

古典、大風呂敷
謎、象徴、驚愕、絶望
物語というより、詩
映像というより、絵
理由は見つけられずとも、
もう一度観たいシーンがきっとある

テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

3.6

幻想なのか、妄想なのか
子供達にはその時、本当のこと
大事なもの、好きなもの
分かち合える人に出会えて、
失って
強くなり、
折り合いをつけるしかなく
きっと、忘れることはない

ドライヴ(2011年製作の映画)

5.0

ここに、何をどう書いても
蛇足でしかない
一瞬は、宝となる
強く、切なく、美しい映画

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

生々しい、異文化
砂の惑星なのに、実に絢爛
シールド戦闘の艶かしさ
サンドワームや、砂嵐の無慈悲
生き抜く為の戦い
原作も実に読み応えがある

第9地区(2009年製作の映画)

3.5

エビの話し
ああ、今そこでやってんだ
と、違和感なく見てしまう
怖い
途中で辞めたくなる、
実際、3回チャレンジした
娯楽映画でなく、
映画作品

吸血鬼ドラキュラ(1958年製作の映画)

3.5

探索、追跡
未知なるものでなければ、
恐る物にもならぬと、
主人公が強い
格闘でというのも
最後まで、緊迫感が保たれる

ウォリアーズ(1979年製作の映画)

3.0

見所というとむずかしい
ここは、
かっこよく見せたがってる、
撮影側の、つもりは伝わってくる
主人公の曲がらぬ意思と、
「君の、生き方が気に入らない」
の台詞がいい
ラストは、
とても、ラストシーンら
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ミステリー・デイト(1991年製作の映画)

3.5

主人公の兄が気になって
しょうがない
ストーリーやら、
シーンやら、
ほとんど覚えてない
主人公の兄が、
最後に放つ、短い台詞
それだけは、忘れられない

マクロスプラス MOVIE EDITION(1995年製作の映画)

5.0

物語といえば、
意地の張り合い
きけぬ、譲れぬ、通して見せる
OVAコマーシャルコピーの
「これが、アニメーション」
見惚れる

銀河伝説クルール(1983年製作の映画)

3.5

背景も何も知らずに観る
冒険活劇、
必要な要素は全て用意されている
侵略、反攻、探索、伝説
芸術でなく、伝道でなく、
娯楽として、楽しみとして、
映画はあった

イン・ゴッズ・ハンズ(1997年製作の映画)

5.0

語りかけが叙情的
波は、美しく、恐ろしい
輝きと青
到達したい場所へ、真摯に向かう
海の底歩くのは楽しそうだ
とても、残る

クール・ボーダーズ(2003年製作の映画)

4.0

スケボー映画というか
ロードムービーというか
さらりとしてるが、
スケボーシーンはイカしてる
後半、仲間同士の熱いセリフもあり
旅も、良い終わり方だし
なかなか良い映画

脱走山脈(1968年製作の映画)

4.0

ゾウがいたりするが、
冒険小説的ストーリー
レジスタンスは、
戦うのは怠いが、
ナチスは嫌いだし、やれやれと言ったふう
主人公は、揺るがぬ正統派
こんなご時世、
やはり女性は生きるのが大変そうだ
直球
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.5

命がけの行為は、
善悪問わず、
人に訴えるものなのだろうか
海に向かう二人の時は、
短く、濃密だ

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

センスあるシーン
疾走感も十分
ラスト近くで、
主人公の彼女を見て、
彼のボスが漏らす、
ため息混じりのセリフが実に重く
やれやれだとばかりの行動がイイ
人には、
唯一無二のものがあるという映画

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

都度発生するエピソードは、
気が滅入るものばかりだが、
なぜかあとを引かない
美しいシーンが多く、
時間も、必要な長さをもって経過する
登場人物たちは、
とらわれ、欲し、生きてゆく

13日の金曜日PART8/ジェイソンN.Y.へ(1989年製作の映画)

3.0

もっとも殺す人数多いと言うが
沈めた船の乗客数というだけ
ジェイソンに上京された、
NYの市民は迷惑である

007/美しき獲物たち(1985年製作の映画)

4.0

ロケーション豪勢
世界を股にかけとはこの事
ロジャームーアの余裕かましっぷり
ラスト悪役の狂いっぷり
悩まず、気持ちよく観てられる

マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)

4.0

上司に呼ばれても、
実に自分のペースで行動する
フランス的
女性のシーンには、
タップリと時間を割く
フランス的

マジック・ボーイ(1982年製作の映画)

4.0

シルエットと後ろ姿
少年の歩みと、
大人の思惑がせめぎ合う
忘れ得ぬ、夜のシーンがある

ストーミー・マンディ(1988年製作の映画)

3.5

何も持たぬ者
エキセントリックな香り
油断あれば喰われてしまう
それぞれが自分のルールの中で、
生き抜こうとする
哀愁に浸れる

フェイク シティ ある男のルール(2008年製作の映画)

3.5

主人公の酒にダラシないのが良い
ムカつく知り合いのアゴを砕こうと
したりと容赦が無いヤツ

トイレの中でも油断してはいけない

ル・ブレ(2002年製作の映画)

3.5

金やら、色欲やら絡むと
ロクでもない話しになるのだが
辻褄とか、
細かい事気にしない人は観るべし
無国籍と言うか、無軌道というか
風呂敷広げっぱなしの映画

帝都物語(1988年製作の映画)

5.0

帝都、魔人、陰陽、龍脈
怪しさの直球勝負
もし暗躍、跋扈する時は、
卑屈にならないで欲しい
加藤保憲はとても楽しそうだ

手袋をはめて電柱の上に立て
まずい事態になったら大連に行け

地獄の女スナイパー(1992年製作の映画)

4.0

要所、要所、
とてもイタリア的
決して陽の当たらない、刹那的

つまらねー映画でも観てヒマ潰し
うおー、良かったじゃねーかコレ
という映画

ブルーサンダー(1983年製作の映画)

3.5

摩天楼を背景に、
旋回するブルーサンダーが、
実にいい
そこを観たら、終了させて良い

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.5

美しいロケーション
007の周囲は無残
軽口叩くなら、
命張れと教えられる

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