アモットさんの映画レビュー・感想・評価

アモット

アモット

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

東西ドイツの統一がもたらした負の部分をスーパーマーケットを舞台に淡々と描いている。
大きなドラマはないけどひとりひとりには背景があってそれでも淡々と必死に生きている。
絶望で死にゆく人もまた淡々。
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神の一手(2014年製作の映画)

4.0

ツッコミどころ満載だけどそんなのどーでもいいくらい面白かった。

序盤は駆け足気味でちょっと入り込めないと言うか頭を整理しながらでないと着いていけない感。
てかケンカがからっきしダメなオタク風味の彼が
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

4.5

映像美と言うか、後方車両は圧倒的に汚なくて前方は美しい。その対比が美しい。
もちろん走る方舟の姿も哀しくて美しい。

近未来モノとしての発想が凄いのに、闘いが斧ってのが韓国らしいと言ったほうがいいのか
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パラダイス 愛(2012年製作の映画)

3.5

愛を求めるオバさんが次第に肉欲ババアに。
でも奥底では愛という薄い衣を羽織っていただけで本心はやはり肉欲120%なんだなって。
それは男もおんなじで、いずれはテレサ以外のババア共みたいに肉欲オバケと化
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

4.0

昔読んだワイルドスワンを思い出した。

文化大革命にしてもこの一人っ子政策にしても根本は間違ってないのかもしれない。
言っておくが僕は共産主義者ではない。
ただどちらも行き過ぎた先には多くの矛盾と悲劇
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

5.0

素晴らしい!
てか、もうこれで4、5回観てる!

三谷さんの作品の多くは言ってみれば演劇映画。
演劇って僕はどうにも好きになれないんだけど、だけどこんな演劇なら観てみたい。

今なら西村さんの役、大泉
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オアシス(2002年製作の映画)

4.5

男のほうは社会になじむことが出来ないおそらく発達障害、一方は重度の脳性麻痺を抱える女。
男女共に、演じる役柄を見事にこなしきってる感が素晴らしいと思う。

社会に適応できない男が惚れた女はその障害ゆえ
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薄氷の殺人(2014年製作の映画)

2.5

寂れた地方都市を舞台にした殺人事件の物語。皆さんのレビューを読んで興味を持って観たんだけど、とにかく疲れた。
説明がないから表情やいわゆる行間から読み解かないといけないのだ。
単純脳みその僕には少し難
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選挙(2006年製作の映画)

3.0

若かりし頃、町長選挙の手伝いをしたことがある。
日本の選挙はある種、様式美と言うか、いや、決して美とは言えない醜悪な匂いがぷんぷんするイベントで、それでも何か熱に浮かれるようなトランス状態のまま手伝い
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あなた買います(1956年製作の映画)

3.5

佐田啓二のカッコ良さと岸恵子の美しさに惚れぼれ。

プロ野球のスカウトにまつわる金銭や物品が飛び交う凄い世界をクールに描いた異色作。
親兄弟を巻き込みしまいには刃傷沙汰にも及びかねない凄まじさでいつの
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サウンド・オブ・メタル(2019年製作の映画)

4.5

え?この人達の音楽ってメタルなの?
あー、サウンド・オブ・メタルってこういうことね!って最後に分かっちゃった。

見た目とは全然違う彼の繊細で優しい人柄。よく見たら目がとてもステキ。
そしてコミュニテ
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福福荘の福ちゃん(2014年製作の映画)

3.0

生まれ変わるということは一回死ぬということ。

福ちゃんを取り巻く人達はみんなひとくせあるけど福ちゃんの人柄が全部浄化していってしまう。
とても魅力的なひと。

映画としては特筆するものはなんにも感じ
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観相師 かんそうし(2013年製作の映画)

3.0

んー、終盤までの目まぐるしく変わる展開やノリは韓国ドラマのそれ。
ちょっと鼻白みながら観てたけど、最後までその気分は拭えなかった。

実際にあったクーデターらしいけどこんなに腐ってる政治をよく自国民が
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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.0

別にジジイがヤバい訳じゃない。
こんなコピーやめろよ。

途中で鈍感な僕でも先が読めてしまうならもっとどんでん返しやヒネりが欲しかったかも。

後味悪いし少年たちは終身刑でも良かった。
それが狙いなら
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

撮影技術の凄さとそこからくる臨場感は凄まじくあたかも自分自身が戦場に放り込まれたかのような錯覚を覚えるほどだった。
これは大スクリーンで観たかったなー!

ふたりが塹壕を出てからの緊張感の連続と、照明
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百円の恋(2014年製作の映画)

5.0

圧巻の安藤サクラ。
ずっと観たくて観たくてそれでも溜めて溜めて期待値をMAXにして正月に観ようと決めてついに観た。
それでも期待値以上の安藤さんだった!

観る人によっては彼女の演技がベタだったり嫌味
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メトロマニラ 世界で最も危険な街(2013年製作の映画)

4.5

新年一発目がこれで良かったのか⁉︎
って観ちゃったもんはしょーがない。

マニラへは何度も行ってるしスラムの様子も分かっているつもり。
それでも所詮は観光目線でしかないのだから住んでいる人達の切実さは
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blank13(2017年製作の映画)

2.5

んー、どうなんだろうなぁ。

多くの友人達の寸劇とも言えるエピソードの披露が、なんだか大げさな芝居じみてると言うか、ここまで濃いキャラ揃えなくてもって思っちゃった。
特にくっきーの登場で映画そのものが
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉のトリプル名演で見応えがあった。

終始陰鬱なのはそれぞれの引きずる過去と現実。
ハッピーエンドかと思わせながらの展開劇は映画としては常套かもしれないけど、観る側としてはこの
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一人息子(1936年製作の映画)

3.5

東京物語に通じるんだけど、テーマはちょい違う。

苦労して育てた息子が都会の渦の中でいつしか目標も薄れせっかくの母の上京にも同僚に金を借りる始末。
ところが母の叱咤が効きヤル気を出す!
一方で、嫁が着
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

いつかAIは人間を原始人のようにみなすだろう
って言葉にゾクゾクッ。

映像の美しさもそうだけどエヴァの美しさにほれぼれ。

人工知能の可能性と怖さがこれでもかってくらいに叩き込まれたなぁ。
こんな未
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

4.5

リアルな現実の話としてはあまりにも重くてやるせなくて悲しくてもし自分の肉親に置き換えれば気が狂いそうになる。
第三者がそう思うのだから当事者の思いは計り知れない。

別にユートピアを高らかに謳うつもり
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

4.0

いよいよ完結!
今回は脱獄とテロ阻止!
シリアスで悲しさや社会問題が内包されているのにやはりテンポの良さ(今まではこのテンポがせわしなくてなんだか合わなかった感じがあった)でハッピーエンドまで持ってか
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

4.0

一作目よりはるかに面白かった。
テンポが速いと言うかせわしなさは一作目と同様で、きっとこれはイタリア語と身振りの大げささが要因なんだろうな。
いや、これは日本人が観たってだけの感想か。

ひとりひとり
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0.5ミリ(2014年製作の映画)

4.5

最初から最後まで安藤サクラにハマる3時間!
老人に絡まる様々な問題を決して解決していく訳ではないが彼女の登場で行く末が変化して行く。

それぞれのエピソードがとても深くそして心に響いた。
難しいテーマ
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7500(2019年製作の映画)

4.5

全編コックピット内で繰り広げられる緊迫感MAXの映画だった!
Amazonオリジナルってたぶん初めて観たと思うけどすげー面白かった!

宗教が何かと絡むと僕の心はざわざわしちゃうんだけど、宗教戦争しか
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将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

3.0

随分前に、プルガサリって怪獣映画の確か特撮に関わる仕事に日本人が呼ばれてその人の本を読んでこの映画に出てくる申監督の名前は知っていたように思う。

実際に金正日は芸術には深い造詣があって、政治よりもそ
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タイムマシン(2002年製作の映画)

3.5

当時はVHSで借りて観たのかなぁ。
よく覚えてないけどストーリーは覚えてた!
それだけ鮮烈だったのかと言うと当時よりも少し冷めた感覚で観ている自分がいました。

でも基本はすげー面白い。
ツッコミどこ
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

4.5

前作はVHSで観た!
皆さんのレビュー読んで最後のワンコの意味分かった!
てか思い出した!

邦題に厳しい僕としてはこの邦題はお気に入り。

で物語なんだけど、サスペンス要素があってドキドキ、展開も早
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

3.5

おそらくこれも小津テイストいっぱいなんだろうが僕にはわかんない。
わかんないながらも現代にも通ずるアングルや見せ方があるんだなって適当に思いながら鑑賞。

だって小津映画が観たいんじゃなくて終戦後の映
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地球、最後の男(2011年製作の映画)

1.0

2001年宇宙の旅のオマージュ?
にしてはしょぼい。
哲学なのか観念なのか何なのか?
さっぱり理解できないままラストのLOVEときたもんだ。
あ、原題だったのね。
益々わがんね。

最初の戦争。
あれ
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.5

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
不条理と理不尽が渦巻く醜い中で翻弄される少年たち。
その様を見ながら人間性に目覚める勝者の側。

欧米の多くが信仰する宗教の意味って何なの?
戦争だからそれはそれ、なの?
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

3.5

昭和、と言うか、70年代の猥雑さ(現代と比べれば)と主人公の鬱屈したジメッとした感覚がマッチしている。

しかし主人公は何に対して鬱屈としていたのか。
周囲の人達の絶望と比べたらこの青年の厭世観は笑え
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.0

ちょっと期待し過ぎてたかも。
とにかくしゃべるしゃべる!
うんざりするくらいみんなしゃべりまくる!
だから全体的に騒々しい。

鮮やかなどんでん返しって言うほどでもないし、2部3部観るか迷い中。

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素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

4.0

戦後の貧しい恋人達の一日を追う物語。
時に卑屈に時に前向きに希望を語り、そしてまた現実を見る。
その繰り返しながら貴重な一日を噛み締める。

当時の生々しい現実を映画と言う虚構の中で映し出し人間達の心
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

絶妙のコメディ。
ハラを抱えるほどじゃないけどウヒヒと笑えるのが特徴。

いろいろありえないからこそのお笑い。
風刺も交えながらなので余計に楽しかった。

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