アモットさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

2.0

軒並み好評価でびっくり。
アイデアはとても面白いんだけどそこ止まり。
B級の良さ?低予算の良さ?
違うと思うんだよなー

劇団の作る映画。
どうしても仰々しさがハナについてしまって僕にはどうにも受け止
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.5

まさになんとかとなんとかは紙一重ってやつ。
凡人の僕らにしてみれば迷惑丸出しのキ◯ガイ。

でも僕らが見ている世界が必ずしも正しいとは思ってはいけないのかな。

実話ベースだから大きなアクションも無く
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SP 国家情報局:Mr.ZOO(2019年製作の映画)

4.0

上質な褒め言葉で、くだらねぇー!
徹底的に下らなさに振り切ってるから清々しくくだらねぇー 笑

テンポも良くって動物達の会話も面白くて楽しめた!
一番はエンドロールに流れる蚊の会話かな。

各所にツッ
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

4.0

自閉症の数学の才能に溢れた男の子の話なんだけど、周りの人達がみんな優しい。
これでもかってくらい愛に包まれていて彼はとてつもなく幸せ者。

数学脳の人って全て方程式に合わせてあやふやや、まあいーっかが
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アナタハン(1953年製作の映画)

3.0

人生は些事の積み重ね。
とは言え数奇な運命に翻弄され、それでも生を追う性(さが)には同じ人間ながら感服。

ケイコがあまりにも扇情的でハマり役。
これがひとりしかいない女なら誰でもハマりますわなー。
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

4.0

葛飾北斎の生涯を4つの章に分けた自伝風映画。
破天荒な人間性からきっと好き嫌いが分かれる性格の中で良い出会いが彼をさらに成長させていく。

映画を観る限り、彼は鬼気でも狂気でもない。表すなら奇々なのか
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.5

マイルドな韓国風サスペンスって印象。
高圧的な警察にはとても驚いたが韓国はもっとひどいゼー。

いつも思うんだけど、この題材でもし日本が作ったらとか、アメリカが作ったらとかさ。
これ韓国版で見てみたい
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

4.0

なんだかんだでユペール嬢の映画ってどれも個性的でこれも超個性的なサイコBBAのお話。
どれも完璧に振り切れてない感が彼女の特徴かなと思うけど、これ誉め言葉ですから。

まあそれにしてもクロエちゃんの成
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野火(2014年製作の映画)

2.5

リアリティの限界。

イズムを語るほど知識も教養もないけど、言えることは、南国の湿気だらけのジャングルで全身が汗と垢と土にまみれた匂うような汚なさをドーランだけで表現してしまう限界。
食わなければいけ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

混沌。
主に主人公目線だからまさに混沌とした世界を見させられることになる。
が、主人公にしてみれば、これが真実で、日常なのだ。
自分がおかしくなる前に回りがおかしくなってしまう。

切実な社会問題を目
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3022(2019年製作の映画)

2.5

何度か観るのをやめようかと。
思いとどまってなんとか完走。

ジャケ写で地球が粉々になってるので事前にそう言うストーリーかと思いつつも前半がよく分からなさ過ぎ。
爆発は爆発、病気は病気で区切っていれば
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クローゼット(2020年製作の映画)

3.5

神と共にのくだりがなかなか。
ハジョンウさんて特に気にしてなかったけど色んなの観てるし、色んなの出てるのね。

これはすぐに思い出したのがポルターガイスト。
インスピレーションなのかオマージュなのか、
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

4.5

現代版キャリー的な。
いや、もっとこれは深読みできる映画。

人間の死生観をクローン人間を通して実感。
ただやはりクローンはクローンで実の人間ではなくあくまでも実験体。何故?
魂の域まで行くと宗教にな
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

覚醒後のオヤジが完全無欠じゃないところが人間らしさがあって好感。
でももう少し力道山的な展開があれば感情移入も出来たかも。

100%スカッとしたかと言うとそうでもない。何か歯の間にさきいかが挟まって
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.0

I ★ JAPANのTシャツ!
単純に喜んだけど、これって日本で起きた母親を薬殺した事件からのインスピレーションで作った映画だと読んで驚き。

スマホやチャットを通すと他人になれると言うか、主観から離
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囚われた国家(2019年製作の映画)

3.0

序盤から分かりづらい。
終始分かりづらい。
きっと僕の頭が悪いだけじゃないはず。
予習が必要な映画なのか?
もう少し説明があっても良いような。

全てをエイリアンに掌握されているから通信手段がめっちゃ
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グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

4.0

んー、なんだかお気楽に生きてるのが申し訳なくて切なくて悲しくて、今で言う親ガチャやら国ガチャやらを通説に感じ入ってしまう。

貧富なんかじゃなくて、彼らの純粋さを見るととてもとても豊かな人生だった。
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.5

開始早々え?なんで⁉︎ってなった!
それはストーリーとは関係ないんだけど、マジックの世界って凄いって思わせるツカミから惹き込まれる次第。

スピード感とマジックの数々、中にはトリックじゃなくて映画的な
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バッド・マイロ!(2013年製作の映画)

3.0

フォロワーさんからのおすすめと言うか汚いモノ繋がりで鑑賞。

とにかくおケツの穴がきゅんきゅんする映画。

主人公がなんとなくアナウンサーの羽鳥さんとカブる。少々似てる感じも。
奥さんキレイカワイイ。
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マンホール(2013年製作の映画)

3.0

初っぱなから放つ下痢音から、あーこれ観ちゃダメなヤツ!と思いながら1.3倍速で鑑賞。
やっぱり観ちゃダメなヤツだ。

徹底的に人を不快にさせるだけさせてストーリーがあまりにも薄い。
謎の殺人ふたり組し
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.5

これでドンソク兄貴主演は全部観たのかな。
これも兄貴の魅力がこれでもかってくらい!
今回は鉄の扉をブチ破りぃの縛られたロープを引きちぎりぃのの無敵ぶり!

人工呼吸シーンはトラウマ級!

ただ日本人を
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シークレット・ジョブ(2019年製作の映画)

3.0

起承転結があって分かりやすい。
とまぁ、それだけかなー。

愛と笑いと涙、どれも今ひとつ。
いや全部モノ足りないのよね。
映画館で観た本国の方に笑いは起きたのかな。
笑ったのならその笑いのツボが分から
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GSワンダーランド(2008年製作の映画)

2.0

武田さんの演技がハナについて嫌な感じ。
酒を呑みながら、酔いながらのシーンなんてあれでいいんですかい、監督さん。
まあコメディなんだからってことにしてもあれはいただけない。
きっと武田さんは悪くない。
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

シリアスなストーリーじゃないので逆に人生やらを感じ入ってしまう。

何度も何度も同じ日を繰り返してしまう中で何かを見つけ、何かが芽生えて行く。
悲観から楽観、そして挑戦。
なかなか良いメッセージじゃな
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ピアニスト(2001年製作の映画)

5.0

ハネケ初体験。

果たして彼女を異常とひと言で切り捨てられるのか。
性の形、愛の形なんて人それぞれ。
ホントにそう思う。
ただ、この世界の秩序や恥、それが理性として保たれているだけ。
しかし彼女の性癖
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

この映画の一番肝心な部分にボカシが入るなんて!
確か「ぼくのエリ」もそうだったような。
ストーリーには大事な箇所なんだからそう言うのは反対。

北欧の暗くて陰鬱でジメッとした雰囲気がとても魅力的でそこ
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赤色彗星倶楽部(2017年製作の映画)

1.5

徹底的なリアリティの無さ。
甘酸っぱくもなんだか男子も女子もホコリっぽくて砂っぽい高校時代を徹底的なリアリティの無さで時にシュールに時にユーモアっぽく描いていく。

おおむね評価は高くてびっくり。
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パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画(2011年製作の映画)

4.0

お見事。
どんどん深みにハマっていく主人公。
一体どこまでハマってどんな結末(破滅)が待っているのかと思いきや見事などんでん返しにこっちがハマってしまったわい!

観た直後なんで多少興奮してるから少し
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22年目の記憶(2014年製作の映画)

4.0

国家の狂気とも言える策に翻弄された父子の物語。
親と子の絆や愛は不変のはず。

これを観ながら自分自身の父子関係を思い出していた。
縁の濃淡はあるにせよ親は親、子は子、それ以上でも以下でもない。
だか
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ブラ! ブラ! ブラ! 胸いっぱいの愛を/ブラ物語(2018年製作の映画)

4.0

ノスタルジックでセンチメンタルでそして邦題を考えてGOサイン出した人に乾杯。

アゼルバイジャンが舞台?
住宅の猥雑さと一歩離れた雄大な自然との対比。

定年を迎えた鉄道員が何故にそこまで執着するのか
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

エンドロールで流れるデジタルな音楽で我に返るほど浮世離れした世界。
あ、冒頭で今から数年後って言ってたのよね。
今から数年後ってなんか変な日本語。

物語のきっかけは大したことない、いや市長に取っては
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

5.0

立て続け鑑賞、ありがとう祝日㊗️

新たに座敷神が現れて使者達の前世が知らされていく中、現世と冥界と千年前が交錯。
シナリオの素晴らしさに感服。
第一章はいろんなものてんこ盛りでゲップ状態だったのがこ
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

ゲップが出るくらい面白かった。

違うかもしれないけど鎌倉ものがたりを思い出した。
どっちもシナリオがしっかりしていてCGに惹き込まれながらも家族三者三様の想いが伝わってきたし、使者の三者三様も面白か
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.0

地球の縮図、人間社会の縮図。
希望を失った先にある人間の醜さや哀れさ、堕落する人間性を端的に表していた。
決してグロテスクにも宗教的にも寄らず淡々と年数を重ねていく進行は分かりやすかったし面白かった。
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ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)

4.5

まずはタイトル、ちょっと捻り過ぎかなと。
それでもイランの現状を正直に表した映画なのかな。

富めるモノと貧するモノの対比は鮮烈なのに正義と悪の対比が非常にあいまいでこれこそ途上の国の現実。
幸い僕ら
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コンテイジョン 感・染・実・態(2020年製作の映画)

2.0

ワンシチュエーションもので原題はずばりコロナ。
このまんまでも良かったのでは?

狭いエレベーターの中で織りなす疑心、差別、嘆き、暴力、そして独白。
コロナ下の世界の縮図を表したかったのかもしれないけ
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