アモットさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

クナシリ(2019年製作の映画)

3.5

盗人猛々しい。

母はサハリンで生まれた。
祖父は終戦後、ソ連兵に追い立てられるように家族で舟で脱出し利尻へ渡ったと。

その後ロシア本土から多分強制的に入植された人達が移り住み現在に至っている。
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クリフ・サバイバー(2022年製作の映画)

1.5

このジャケ写なに?
これはヒドいわー。
ま、これは監督のせいじゃないな。

んで、中身もなかなかにひどい。
見せ方、構成、SE、どれもひどいわ。
シロートとは言わないまでもプロの作品とは思えない。
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

4.5

最初からずーっと観たことあるなぁと思いながら最後までそんな感じ。
いややっぱり観たことある!
リメイクなの? 分からない🌀

ともあれ、会話によって二転三転する状況、その度に繋がる点と点。
絶対的な被
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オールドマン(2022年製作の映画)

3.0

なかなかの怪作。
いい意味で。

ほぼ小屋の中での会話劇。
何度も訪れる退屈さと闘いながらそのうちオチに気がつく。
このようなシチュエーションならもう少し練って欲しかったかな。

美しい妻と言っておき
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

1.5

出演者やあらすじで面白そうと思ってたのに・・・

シュールと言っていいのか、意味が見出せないと言うか、総天然色カラーは綺麗だったけどそれしか印象に残らなかったなー

舞台劇の仰々しさと、きっと日本人に
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君だけが知らない(2021年製作の映画)

4.5

久々の一日3本!

まずは主役の女優さんがめっちゃ美しい。
どんな表情をしていても美しい。

物語は二転三転で、観る側の感情も二転三転!
ある意味記憶喪失モノの王道にスパイスをぶっ掛けたようなそれでも
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聖なる復讐者(2022年製作の映画)

4.0

原題のほうがしっくりくるけどそれじゃ勘違いする人多いよね。
今でもエンドロールの音楽が耳から離れない。

圧倒的な正義と悪のコントラストや強い者と弱い者のコントラストがぼやけてしまうような、どうにも出
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

1.0

クマやブタのかぶりものはおとぎ話として狙ったものでしょう。
かぶりものが無ければただのスラッシャーだし、スプラッターにしては弱めな感。
なにしろ観終わった後には清々しいほど何も残らない。

結論言っち
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ブルドーザー少女(2021年製作の映画)

3.5

人情としては切ないほどなのにこのコは全部衝動的で怒りに行動を任せているだけ、もっと健気な弟のこと考えろよ。

久々のレンタル屋でこのタイトルに一目惚れして内容も見ずに借りたのよねー。
原題も似たような
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97ミニッツ フォールアウト(2023年製作の映画)

2.0

チャンスは何度でもやってくる。
正義は人の数ほどある。
てメッセージは受け止めた。

だがしかし!
駄菓子菓子!

緊迫感や緊張感てものが全編にわたる都合の良さにかき消されてしまって、さらにはテログル
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アシュラ(2012年製作の映画)

4.0

人の内に獣がいる。
時代は移れどこの本質こそが宗教の本質。

なんたって原作が少年マガジンだぜ。
当時の少年はさぞ面食らったべ!
てか、これを掲載した編集部も凄いがこれを描いた秋山ジョージ!
凄すぎる
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マッド・ダディ(2017年製作の映画)

2.5

控えめに言ってクソ。
ニコラスケイジでアマプラ配信終了間近ってんで観たけどやめときゃ良かった。

ニコラスは相変わらずの熱演なんだけど、いつもそこ止まりな気がする。
この人、全て監督の言う通りに演じて
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

4.0

序盤の起承転結にあたる起の部分がいわゆる様式美的でつまんない。
平穏でジョークなんか飛ばしながらさてさて行きましょうか的な。

ケチついでに言うと、対策室の対応もやっぱりそうだよねー的でこれも様式を踏
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ヘル・フィールド ナチスの戦城(2020年製作の映画)

4.5

ジャケ写と邦題にやられた。
ちゃんと観てるのか!と3分くらいは問い詰めたい。

とにかくただの戦争モノではないナニモノかなのだ。
イギリス制作だからナチス悪い!イスラム国悪い!分かる。

足が痒いから
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バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.5

エンドロールのカッコ良さに比べて最後の悪魔は視覚化させないほうが良かったのでは?
後ろ姿だけとかさ、そのほうが恐ろしさ倍増だと思わない?
だって最終悪魔っしょ?

見応えはあるんだけどなーんかチープな
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

4.0

司法とは一体何なのか。
深く感じると共にどの国に生まれるのがベターなのか、国ガチャについても深く考えさせられる。

もちろん事件そのものは衝撃的で、北朝鮮の巧妙な作戦に怒りと恐ろしさを感じるが、このド
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dot the i ドット・ジ・アイ(2003年製作の映画)

4.0

どんでん返しのどんでん返し。
なーんかチープな感じを持ちつつ後半までそれなりに我慢して観てたかいがあって最後にこうきたか!って。

正直たいして面白くはないんだけどなんか目が離せない。
何が面白くない
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デビル(2010年製作の映画)

4.0

俺はお前を許す
もし悪魔がいるなら神様もいる
シビれる言葉やね。

密室ミステリーならその線で貫いて欲しかったがこれはこれで面白かった。

それにしてもひとりひとりのキャラやバックグラウンドも分かりや
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テイク・シェルター(2011年製作の映画)

3.5

いやーこれは見事に解釈を我々にブン投げられましたな。

ほら言った通りだったべ!
なのか
ラストの夫婦の合わせた視線をどう捉えるのか。
そこがニクい。

いや、自分の解釈は素直じゃないんで言わないけど
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

4.0

通常の宇宙漂流モノの逆パターンが斬新。
なのに英語喋ってるから時折り設定に混乱する笑

僕が描いてたのは彼らが後のアダムとイヴになるって結末。
まあ、そうじゃなくて良かった💦

間欠泉はじめ数々のタイ
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

5.0

ジャケ写が強烈だったのでクリップしてたけどそれ以上に強烈な内容。
胸糞超えて吐きそうなくらい。

一瞬、桐野夏生の「OUT」を思い出した。
けどそんなもんじゃない。

根っこにあるのは人種差別(白人至
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ジャケット(2005年製作の映画)

4.0

最後の言葉。
答えはなんなんだろうね。
この一言でとてつもなく深くなってしまったわい。

起承転結がうまくて、多少強引な進行も許せるくらい特に後半からのあっち行ったりこっち来たりがスムーズに受け入れら
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メイズ 大脱走(2017年製作の映画)

3.0

若干タイトルにやられた感。
メイズと言えば迷路を想像するじゃん。
ここではメイズ刑務所だったのね💦
んで観始めたらとても政治色の強い脱獄モノだった。

アイルランド紛争は僕にとっては勉強不足と興味不足
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ハウス・バウンド(2014年製作の映画)

4.0

前半部はB級感漂うよくある心霊モノって感じでこの先観続けるのがちょっとツラいかもと思ってたら一転二転。

それぞれのキャラも立っていたし、笑えるポイントも散りばめられていて、多少強引な展開もまあ許そう
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見知らぬ隣人(2022年製作の映画)

3.0

アンジャッシュの児嶋と劇団ひとりを足して2で割った人。
シチュエーションから言ってしょうがないのかもだけど、オーバーアクションと説明口調のひとりごとが気に触る。

こんなおマヌケで小心者って現実にもい
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隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

5.0

ドキッとする衝撃ではなくズシリと響く衝撃。
隣人モノではズバ抜けた作品かと。

ラストまではある意味予測はつく展開でこう言ってはなんだが古典とも言えるストーリー。
さてどんな結末がって思うじゃん。
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.5

何故こんな難しい仕事を自ら請け負ったのかそこんとこをもう少し深掘りしてくれれば良かったかも。

講義や言動を見ていると彼は非常に合理的で理数系の頭の人。
この人が反対派のウルフとの交流や被害者家族との
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

4.5

雨や雨雲、そして寒さ、地味な街の風景。
イギリスの陰鬱さは他のヨーロッパとはまたひと味違うと再認識。
意図してなくても自然と醸し出されるのはDNA所以なのかね。

それはともかく、他のパンデミックとは
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グアイウ 地下鉄の怪物(2023年製作の映画)

2.0

なんだかいろんなところが雑。

モンスターになってしまった背景、モンスターが少年に寄せる想い、母と子の絆、母の強い気持ち、鉄道会社の背景とスタッフ達の背景、俳優陣の表情が雑、などなど。

察しろと言う
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

ドルビーシネマ凄い!
大迫力のサウンドと大画面ならチケット代高くたって大満足!

情けないことに都合3回涙が出てしまった。
そのうち2回は多くの皆さんと共感できると思うし、ネタバレにもなるので明かさな
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コンティニュー(2021年製作の映画)

4.0

このリズム感て言うのかな、テンポが面白い。
理屈はサッパリ分からんけど地球を救う男になっちゃってスピード感でゴリ押し、そうそう家族愛は忘れちゃいないよーってとこか。

11歳のムスコが可愛いね。
ミス
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

3.5

トワイライトゾーンと未知との遭遇を足して4くらいで割ったような。

とにかく会話が多いのと全体的に薄暗い。
どちらも狙った上でなんでしょう。
ただ、字幕派としては少々ツラかったし、アメリカ独特の言い回
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

4.0

百田尚樹さんのファンで原作は読んでた。
素直に感動した。
いつか映像で表現されたのを観たいと思いつつ数年。
この度、保守党に入党したので目出たく鑑賞。
という動機。

やはりと言うか、とても文学臭が漂
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ブラインドネス(2008年製作の映画)

3.5

これは聖書とか宗教に起因してるのかな。
エンドロールの穏やかなメロディがそう思わせてならない。

でも、このディストピア感、盲目の世界を描くのには演技も含めて見てて少々キツかったかな。
もっと言えば、
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こぼれる記憶の海で(2020年製作の映画)

4.5

むむむ。
これはかなり難しいぞ。
冒頭の海辺のシーンから感じた違和感。
そしてあちこちで違和感ポイントが。

むむむ。
単純じゃねぇーな。
多くはエマ目線で語られるのも違和感。
だからエマ目線と真実(
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.5

まずは、少女。
なんという邦題を!と思ったら原題もGIRLだった💧

この少女(あえてそう呼ぶ)、読書を好み、おしゃれとは無縁、工場で働いた薄給で母と母のオトコ(再婚者か?)を養う。
夜な夜なナンパさ
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