Sakiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Saki

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キャビン(2011年製作の映画)

3.2

「トゥルーマン・ショーのホラーフェスティバルver.」って感じ。
見た方々、この説明はこれ以上も以下もないシンプルな説明だと思いませんか?笑

ホラーはあまり見ないのだけど、アメリカの友人が見ようとい
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クズとブスとゲス(2014年製作の映画)

2.9

クズとブスどゲス…というより、クズでブスでゲスな方々。

本当に撮りたい映画が予算の都合で撮れなかったから、ボッコボコにしたい気持ちがまさに映画に現れたのでしょうか。
流血も殴り合いも本物らしく、それ
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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

3.5

こういう自給自足に近い形の生活に憧れる反面、私には無理だと思ってしまうことも多々あった。
例えば彼女の彼女らしい作品を描き続ける「徹底ぶり」や、人見知り故の「他人に左右されない強さ」など。

絵に描い
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

3.6

私たちは一体誰で、どこからきたのか、どうしていくのか、誰と過ごすのか。
宇宙の中にある地球が回っている。
何十億年と積み重ねてきた時間軸のひとつの中に私たちは当たり前のように存在してるけど、このメッセ
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

こんなにあの人に対する気持ちで心がいっぱいになるのに、こんなに優しくハグしたいと思うのに、誰かを本気で愛したことがあるだろうかと聞かれたら素直に肯定できない気がする。
生まれた時からずっと一緒にいる両
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

わぁぁあぁあぁあ…どうやって書こう〜
これは、すごく、すごく、愛の話だった。

愛しているから愛されているとも限らない。
愛されている状況に奢るべきではない。
当たり前のようにある日々の調和のことを愛
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.5

まさにドラマのような実話。
鳥肌がソワっと。

私は残念ながら将棋のルールは知らないけど、自分の生きた証を残すような「手」でたくさん勝ち抜いた聖さん、すごい方だと思いました。

ライバル羽生さんの
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お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

3.4

お父さんに歳が近い伊藤さん。
コンビニのバイトとか給食のおじさんは仮の姿で、実は探偵とかやってるのかな、と思ってしまうような謎めき。
結局ただのおじさんだったけど。

でも狭いお庭で家庭菜園したり、父
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奇跡の人(1962年製作の映画)

3.9

生まれた時から耳も聞こえない、目も見えない女の子、ヘレン・ケラーと、サリヴァン先生の話。
小学生の時に小説を読んでサリヴァン先生に対して尊敬と感動でいっぱいの気持ちになったけど、それを可視化した本作は
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恋しくて(1987年製作の映画)

3.1

ベッタベタのベタな80'sアメリカン ラヴストーリー。
コメディ感覚で楽しめたから良かったかなぁー…というくらいで特にお気に入りシーンがあるわけではなかった

でも、仲良くしていた男の子が他の女の子が
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.2

最後の一瞬に力が入った。
ここに全ての意味が詰まってるような気がした。
良い未来が待ってる気がした。

鳥のモノマネを全身全霊でする聡がとても魅力的でした。

オダジョーは堕ちた役でもイケメン

怒り(2016年製作の映画)

3.8

似てるような3人をうまーくキャスティングしてるし、最後まで3人とも謎めいてて、ドキッとヒヤっとする。
演出もよき。

そんな理由で殺しちゃったんだ。
そんな理由で疑っちゃったんだ。
息するのが苦しくな
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スモーク(1995年製作の映画)

3.9

大切にしているものとか、お金という価値とか、煙と同じでふわっと消えるようなものなのかもしれない。
でも、ビターな香りが鼻に残るのと同じように、それらから受けた思い出が例え嘘の話だとしても、感銘を受けた
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.6

一瞬にして青春を謳歌し、一時の出来事の為に一生分後悔しそうで、それでもどうしようもなさにずっと寂しい。じんわぁーり沁みてくる良い映画でした。

このまま逃してやりたかったよね。
自我が目覚めて逃げたく
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紙の月(2014年製作の映画)

3.5

予想外な展開が面白かったです

人の決めた法律ということで考えると悪いことのように思えるけれど、人の為に使用するのであれば悪いことのようには思えなかったり…
罪なことだと思っていない潔さが素晴らしかっ
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

3.9

言葉や感性を触発される刺激的な映画だった。

私はファッションもアートの一部になり得ると思う。
でもそれは流行により半年後には(いや、もっと早い時間軸により)すぐ"過去のもの"として価値のないもののよ
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あん(2015年製作の映画)

3.7

この映画とは関係ないけど、ハツネおばあちゃんの本を最近読んだ。
おばあちゃん曰く「食べ物には全て透明になる時があって、それが旬」なんだと。
確かに、彼女の言う通り、ちょうどよく炒めた玉ねぎも透明で、水
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エレクトリック・ドリーム(1984年製作の映画)

3.3

「時代」を感じた。
夢とロマンが機械に詰まってて、なんだか可愛らしかった。

機械なのに抑揚ありすぎる言葉やレスポンスのクオリティは、現代の秀才siriちゃんよりもハイクオリティです。笑

歌いますし
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海を感じる時(2014年製作の映画)

3.6

彼しかいないと思ってたけど、彼じゃなくても良かったのかもしれない。
それは、自分が女になってるのだと分かった瞬間でもあった。

波が押し寄せてくる音が聞こえる。
それと同時に私の足も冷える。
そのうち
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.5

最初と最後の心臓音が、良き憎き演出です!

とはいえ、理不尽な判決や刑務所内での扱いにそこまで"胸糞腹立つ状態"にはならず、少々中だるみを感じる。
それでも印象的なラストの首グサッ…は忘れられない。
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カサノバ(1976年製作の映画)

3.5

ジャコモカサノヴァ…
筋張った赤身肉を噛みちぎるような愛を感じたよ。

豪華絢爛や衣装やメイク、舞台。
ダイナミックの中にも繊細さが感じられて美しい。

例えば、ストーリーと直接関係あるわけじゃないけ
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オマールの壁(2013年製作の映画)

3.9

最後の一瞬と、無音のエンドロールが痺れる映画でした。

誰を信じたら良いか分からない環境で、友情は存在したし、恋もした。
だけど、そう思っていたのは自分だけだったのかもしれない。

高い壁を超えた自分
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.7

ルーと一緒にいるウィルは楽しそうなのに、以前の楽しさとは違うんだ、と発言したウィル。
あなたの過去がどんなだったか知らないけれど、それを聞いてとてもショックだったよ、私。

そんなこと平気で言える世界
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.5

包容力が広くなりそうな映画だった。

私の産まれる前の親は他人。
私の知らないことなんて山ほどあるのだ。

自分の父親がユダヤだとか、ゲイだとか、世間からは冷やかしの対象なのかもしれないけど、そんなの
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愛の嵐(1973年製作の映画)

3.7

国の情勢がどうとか、他人がどうとか、そんなのはもうどうでも良いのかもしれない。
愛があれば。

愛することで、2人の世界がどんどん出来上がっていった。
愛することで、2人で孤独になった。

それでも、
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アンジェラ(2005年製作の映画)

3.8

アンジェラ。"ANGEL-A"がポイント!

スーパーモデルのようなルックスのアンジェラと、ひ弱そうな小さい男アンドレの、素敵なコンビ。
出会いから、展開から、結論も、とても好きだった。

「過去なん
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

2.9

ある意味ララランド(≒夢心地な無双モード)だった。
でも、そのようなファンシーハッピーな夏休みに見えてるのは束の間で、監獄にいるのに手錠でグルグル巻きにされてるような、恐ろしい夏休みだったのでした。
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ポリスアカデミー(1984年製作の映画)

2.6

たまにこう、どうしようもなくアホっぽい映画が見たくなるわけです。
200本に1本くらいのペースで(笑)
で、某レンタル屋さんでこのシリーズがババーンと特集されてまして(なぜ!??)手にとってみたのです
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.7

とんでもない「癖(へき)」のある映画だった。
この映画において、あえて癖(くせ)とは読ませないところに私的こだわりアリ!

彼の癖、いけないでしょうけど面白いです。
そしてでてくるみんな美女である。
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

3.6

みんな微妙にマイケルやモンローなどなどに似てる感じが面白い。
そんな皆様が、お揃いっぽい黄色の長靴や泥風呂に入る時の黄色い帽子が良い感じでした。
可愛い。
まぁ、ビジュアルのことはさておき、本題の話を
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.3

まさに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」だったよ。
これ以上説明はいらない。

過去の栄冠にいつまでもすがり、高いプライドが邪魔し、娘とも、舞台上でも、何もかもうまくいかない。
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.7

何も知らずに最初に行った国も、1人で歩いた街も、とてもワクワクしたけど。
でも、夜のパーティーとかで目の前で楽しそうに話してる皆の会話が100%理解出来ないもどかしさに苦しんだりもしたなぁ…(とあの頃
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.5

今までスポットの当たらなかった影武者のような仕事が、憧れの仕事ランキングに入ってくるのではないかと思える映画でした。

仕事の向き合い方の変化、静と野火の関係性が明快で、大根節が効いてて最後まで面白い
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.7

みーんな、法廷云々かと思いきや親子の云々っていうのがテーマの映画だと言ってる。笑
面白い。

私はこれ、親子の物語が強めでそれを利用しながら、結局は法廷で正義とは何かを訴えかけてくるサスペンス映画だと
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.6

少女時代のスカヨハが美しすぎる…♡

フェルメールの有名すぎるこの絵画。
こんな理由からこの絵ができたんだーってのが可視化できて面白かった。

少女のあどけなさに、頬や口にほんのり差し込む赤みと丸々と
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ヘアー(1979年製作の映画)

3.6

まぁまぁ衝撃的なラストを迎えるのに、その展開がたった1曲に集約され、そのままエンディングとなった。
それがまた衝撃。それ故の衝撃!??
そんなミュージカル映画(?)だった。

髪を切るくらいなら死んだ
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