andhyphenさんの映画レビュー・感想・評価

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邦画も洋画も満遍なく。単館系映画館好き。映画館以外で映画を観ることはほとんどないタイプ。目標は週3本、だが気分によりムラあり。

映画(134)
ドラマ(0)

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.0

怖かった。
私たちはあまりにも現実を見ないでものごとを分かった気になっているのじゃないかと思った。
「ラッカは静かに虐殺されている(RBSS)」はISだけを相手に闘っているのではない。世界中の何も知ら
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娼年(2018年製作の映画)

3.1

シネコンでR18を観られる時代が来るとは。
松坂桃李は最初の目が死んでる演技と言い体当たりの性描写と言い役者魂が凄いなと圧倒されます。前髪が長いのが(役なんでしょうが)とにかく暗くてウザいですね。しか
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クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.5

特にSMAPのファンというわけではないが、まあこのラインナップであれば観るかなあという感じで行きました。客層がいつもと違う感じをひしひしと感じた。
色々な意見があると思うんですが端的に言って3名のよく
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

ゲイリー・オールドマンの演技は圧倒的なまでだ。役者魂ここにありというのを見た。特殊メイクにも全く違和感がない。素晴らしいの一言。
物語もともすればつまらない政治劇になりそうなところを全く飽きさせない緊
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

日本でも昨今「報道」について色々と議論がなされているところではあるが、スピルバーグの本作品は「報道の自由は国民のために存在する」事を示した上で、ひとりの女性が掲載に至るまで葛藤しつつ決断をする姿を描い>>続きを読む

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.8

生きる力と死への恐怖。
今やHIV感染は死に直結するものではなくなった。だがこの映画の時代、彼らは様々なものと闘わなければならなかった。記録のような筆致で描かれる物語は、強い印象を残す。知らなければな
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.5

吹替版しか上映していなかったので絶望していたらようやくインターナショナル版が公開されたので鑑賞。
「空海」というタイトルで空海の歴史映画だと思った人も多かろう。否。原題「妖猫传」。つまり猫映画である。
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.3

「昭和」だよね。
編集者末井昭の自伝の映画化である。画面から漂う昭和の猥雑感。柄本佑をはじめとする演者の演技は最高でした。あまり大きな起伏を感じないのはおそらく自伝ゆえか。いやひとつひとつのエピソード
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.7

強いなあ。
トランスジェンダーの主人公が受ける仕打ちは「嘘、有り得ない」という気持ちにさせられるが世の中というものは案外そういうものなのかもしれないと悲しくなる。しかし彼女は強い。理不尽に対する怒り。
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

もう初っ端から怖いが、ドキドキする恐怖でなくじわじわと真綿で首を絞められるような感覚。
追い詰められていく中でそれぞれの感情が生々しく見えるのが見ていられないくらいの恐怖を与えるのだが、人間てこんなも
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.6

「犯人以外全部本人」ということで注目された本作ですが、実際の事件の緊迫シーンが続くのかと思いきや、前半は青春物語であり後半の最初は完全に観光映画です。本人たちは(私が見る限り)極めて自然に自らを演じて>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.2

最後の最後で泣いてしまった。映像の美しさ、「彼」の造形もさることながらサリー・ホーキンスが素晴らしすぎる。普通に考えたらすごく不自然な筈なのに、これは当たり前のように愛の話だ。
周囲を取り巻く人の孤独
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.8

観て目に楽しく、しかしストーリーも手を抜かないマーベルスタジオの良作。
ある種鎖国状態にあるが超高度な文明を持つ祖国をどう守り、同時にどう世界に貢献するのか?国を守るとはどういうことか?を問いかけるス
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.9

これは良い映画を観た。
お見合い結婚しか認めてもらえないパキスタン人の男性が白人女性と恋に落ちる、という異文化恋愛物語なのだが、彼女は突然病に倒れ、男性は彼女の両親と向き合うことになる。さらにのらりく
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.6

予告編の作り方がいかにも欲望ドロドロ!女の怖さ!という感じで作ってあるので観ると正直拍子抜けする。女性たちの心の揺れやエル・ファニングの何か企む小悪魔的感じはわかるのだけど、正直コリン・ファレル演じる>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.7

バーフバリ!バーフバリ!
いやー王を称えよって感じですね。序盤順風満帆だった父バーフバリが陥れられる様とかそれを聞かされて一気に目覚める息子バーフバリとか。話の流れが予想つくだけに、これでもか!ってく
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.8

周囲が最近「バーフバリ!バーフバリ!」と騒がしいので、ちょうど爆音映画祭での上映ということもあり2作一気に鑑賞です。
いやぁこの映画を支える莫大な安心感。生き残った王子が成長して王国を救うというある種
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.6

遠い気分で観ていた。
登場人物の偏り方が凄くて、それがこの映画の味だと思う。二階堂ふみの虚無的な感じにぐっときた。
色々な「普通の」人びとが抱える傷や怒りや悲しみをひたすらに増幅するすると多分こういう
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.1

物語の整合性はぶっちゃけはちゃめちゃです。
特に中盤でいきなり覚醒しちゃう北原里英さんに説得力を感じないんですよ...。報われなかったヒーロー的願望が一気に満たされてしまったという強引な解釈は可能です
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マンハント(2018年製作の映画)

2.9

いや物語自体は笑うところないんだけどついつい笑ってしまうというか。
物語の展開がちょっと飛びすぎてて冒頭から置いていかれる感がたっぷり。アクションは確かに凄いんだけど...アクションと物語にリンクがな
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.9

子どもたちが抱える闇は重いが、友情は尊い。繊細なアニメで表情がとても素晴らしい。すごく重いドラマだと思うけれど前向きなラストにグッときた。

羊の木(2018年製作の映画)

3.9

過激な映画をなんとなく予想していたがそんなことはなく。
6名の元受刑者のそれぞれとそれを取り巻く布陣がとても良い。安藤玉恵は最高だった。自分の感じたことを信じる姿が美しい。
錦戸亮は本当にある種普通で
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.0

邦題がアレだな。原題”Three Generations”とあるようにこれは三世代の家族の話で、ナオミ・ワッツ扮する母親が右往左往し悩みながら奮闘する話。娘(息子)のエル・ファニングには葛藤はなくて、>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

多重に編まれた怒りと赦しの物語。何が善で何が悪かうまく測れない世の中。様々な怒りに満ち溢れる登場人物が、頑なだと思われたその怒りが赦しへと昇華するのが見どころなのかなと思った。粗筋はとにかく語りにくい>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

泣いた。
だがしかし、泣いといてなんだが「あなたはこれを愛と呼べるか?」と問われると迷う。特に最後の最後。これは愛ではなく、ある種の幻想ではないか?とも思えてくるのだ。相手に強く抱く幻想。幻想によって
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.9

恐ろしくリアルで、乾ききった眼で切り取られた物語。展開は私はただただ哀しいものに映った。
実際に起こった事件であるということが胸に迫る。画面を観ていると終わりのなさに逃げたくなる。でも目を離してはいけ
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.1

前篇を観てから3ヶ月。ついに後篇にたどり着いた。
細かい背景云々は正直わからない。わからないがただただこの最後に突き進む映画のグルーヴ感とでも言うのだろうか、決して分かり合えないけど貫きたい、その情熱
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.7

冒頭から闇。
三兄弟の中では桐谷健太が際立って良い。長男は何をどうしたいのかが全く明確に描かれないのですごく謎が残る。少し消化不良とは思いつつ多分そういう描き方なんだろうな。
期待以上に篠田麻里子がす
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.4

言わずと知れたアガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」の映画化。
これ原作を読んでるのと読んでないのではやっぱり感想が違ってくると思うんですよね。個人的には「ケネス・ブラナーがエルキュール・ポア
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

特別上映会にて。
冒頭の松岡茉優演じるヨシカがめっちゃダサい。本人のキラッキラな御姿を生で拝見した後だけに「松岡茉優...やりおる...」と思いました。
ヨシカという主人公はあそこまで暴走するとさすが
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.4

エル・ファニング好きにはエル・ファニングの一挙手一投足がたまらぬ。かわいいかっこいい。最早映画の感想ではない。
物語はもっと小洒落た映画を想像していたけど予想外にがっつりSFでした。説明が抽象的過ぎて
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.4

これで終わることがないという知識と脚本が虚淵玄だってことで大体あのラストは予想できた。主人公完全に個人の感情で動いている気がするし何で皆あっさり従うのかしら...という気はしたがその辺はゴジラという圧>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.5

完全に泣かせにかかっている映画で、もう泣くしかない訳である。
ギフテッド(並外れた才能を持つ者)の姪っ子をそんなの無視して普通に育てるのか。いやいや生活を犠牲にしても才能を伸ばすのか。みたいな両極端な
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(2016年製作の映画)

3.5

ジェフ・ミルズの音楽が不快感を掻き立てる(これは貶すつもりは毛頭なくて完全に褒め言葉のつもりである)。
とにかく不快な映画である(これも褒めてる)。能面のように表情がない井浦新にとにかくヒステリックな
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.8

ローガン兄弟を食ってしまうダニエル・クレイグ、本人もノリノリでやってるんだな...という感じが伝わる。
いわゆる犯罪映画というものなのだが、やけに律儀で素朴で優しい映画である。大声では笑わないけどそこ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.9

まあ前作を観ずに本作を鑑賞する方はおられないと思うが、観ないで行くと本作の良さは伝わらないと思う。続編としてはそれくらい良くできた作りをしているし、映像全て前作へのリスペクトを感じる。
ストーリーに関
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