jozeさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ナンシー(2018年製作の映画)

3.8

虚言癖のある女の話。

派手さはないけど巧さにだいぶ助けられてる映画だなと。演技だったり、演出だったり、小物だったりと、受け手に想像を促す仕掛けが随所にあり、静かな心理合戦は見応えがありました。

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ナビィの恋(1999年製作の映画)

4.6



定期的に再鑑賞したくなる良作恋愛映画。壁ドンも顎クイも頭ナデナデもないけれど、沖縄の空の下、ナビィおばぁの一途な想いと、恵達おじぃのやさしさに何度もきゅんきゅんしてしまう。

古さや時代遅れ感は
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影裏(2020年製作の映画)

3.8

綾野剛、松田龍平

影のある役、得体の知れない役、で真っ先に思いつく2人。舞台は岩手、震災以降あきらさまに、東北地方を舞台にした映画が増えたきがする。そのほとんどが震災を絡めた内容なので、「利用するん
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

私にとって吉岡秀隆は、北の国からの純であって、男はつらいよの満男ではない訳で。父は田中邦衛であって、前田吟ではない訳で。母はいしだあゆみであって、倍賞千恵子ではない訳で。おじさんは、血の繋がったおじさ>>続きを読む

ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.8

オダジョーが初監督と聞いて。

てっきりスタイリッシュな現代劇がお好みだと思っていました。真逆でしたね。まさかの泥臭い時代劇とは。タイトルに偽りなく、"ある船頭のお話"でした。

ヒロインの少女(初見
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

5.0

"僕は両親を訴える、僕を産んだ罪で"

産んだ罪、、、聞いた事がないし悲しすぎないかそんな罪は。裁判所にて冒頭のシーン。まさかこの数時間後に、涙がボロボロと止まらなくなるなんて思わなかった。

生まれ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9

フランス語は苦手。へばりつくようなイントネーションと未知の言葉の羅列がどうしても、、、なんて、鑑賞前の不安はいつのまにか消えていた。

聞き慣れない言葉、映像と字幕を追う作業、頭を使うジャンル。そんな
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

2.8

キャストが豪華(主演の三人ではない)。邦画好きにはたまらない方々。片岡礼子、高橋和也、木野花、渋川清彦、平岩紙、山中宗、根岸季衣、、、脇役だけでも三作品くらい映画になる勢い。よく集めたなぁ。

キャス
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.0

タイトルとジャケ写がズルイっ。寝癖頭、重めの前髪、虚な視線、ズレたマスク、金色のイエス様。うーん、やっぱりズルイっ。気になって気になって半年以上経って、ようやく。宗教色強めだったらどうしようとか、ただ>>続きを読む

カツベン!(2019年製作の映画)

3.8

無声映像に声を当て、大衆を楽しませ心を掴むのがカツベン(活動弁士)。正直知りませんでしたこのお仕事。痴漢冤罪やら中年のダンスやら相変わらず目の付け所がマニアックかつ面白い、周防監督作。

ドタバタ人情
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.2

クリント・イーストウッド様、まだまだ現役。1930年生まれ、80歳、、、いや90歳か、、、ウ、ウソでしょ!盛大に感謝。

真実をねじ曲げられ人生を狂わされたが男が、正義を勝ちとるまでのお話。固定観念や
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.3

はぁ、良い。はぁ、語りたい。
自身の備忘録だし、まぁいいか。

後にも先にも映画館に3回も通ったのは、スワロウテイルだけ。ポップコーン買って、サントラ買って、パンフレットにニアニアして、王道の映画鑑賞
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.0

ずっと観たかったのに、劇場公開期間約一週間、レンタルすらどこにも置いてない、田舎勢の救世主GYAO様、ありがたや〜。

この監督は、トレインスポッティング(ダニーボイル)とKIDS、ガンモ(ハモニーコ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

エンドロール、野田洋次郎の美声と共に、映し出される名前の数々。一個人の妄想が大勢のクリエイターを巻き込み、他人の共有物になった瞬間。名前だけの真っ黒な画面こそ、アニメーションの未来が詰まってる気がした>>続きを読む

生理ちゃん(2019年製作の映画)

3.7

75分。テンポよし、笑いあり、涙なし、非常に見やすかった。原作漫画同様、デリケートな題材をコミカルな世界観で実写化しておりました。

生理ちゃんアナログすぎて笑う。ただの着ぐるみ、ボソボソ喋るでっかい
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

日本の中心、トップエリートの葛藤、新聞記者の苦悩、権力は実態のない化け物。

薄暗い映像が続く中、いつのまにか権力の闇に侵食される。情報操作や捏造、平然と行われる作業に妙に納得し、目に見えているモノが
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.7

数十秒の予告が頗る良かったので、普段好んで見ない類いに手を出してみた。

兎に角、癖が強いし癖だらけ。余計な説明を極限まで抑え、淡々と真実に迫る描写に、ゾクゾクが止まらない。怖い→キモい→癖が強い→面
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.9

ボブディランまで引っ張り出して、事務所総出で泣かしにくる。お涙頂戴、はい、ここが泣き所ですよと、親切、丁寧、わかりやすい。海外の映画通からは散々酷評されてるらしいですが、単純脳の私は製作陣の思うツボ。>>続きを読む

フィギュアなあなた(2013年製作の映画)

-

柄本佑の黒歴史。
映画の皮を被ったAV。
主演してる事がバレたら、広がりつつあるイケメン認知も危ういぞ。いまが大事な時なのにー。ネタにされない事を願ってます。こんな変態映画よく映倫が許したな。

何も
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.9

蒼井優の正しい使い方。余す事なく最後の一滴まで使い切る、わかってらっしゃるタナダユキ監督。"100万円と苦虫女"以来の相合い傘。

意味深なタイトルと全く先の読めない展開が、壮大な伏線回収劇の予感を誘
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.7

荒ぶるクソビッチ佐久間由衣。綺麗で整ったお顔をぐちゃぐちゃにして暴れるまくる姿は、ヒステリックでエキセントリック。最高でした。可愛いアイドルはウ○コしないとか、偶像崇拝しがちな純情ピュアピュア少年ボー>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

4.1



よ、の、す、け、さぁーんって言いながら満面の笑みで手を振り、小動物のように駆け寄ってくる吉高さん。恥ずかしそうにカーテンに包まりモジモジする由里子さん。はぁ、天使。みんな眩しいなぁ。目の保養。
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.2

"わたしは光をにぎっている"

心の隙間にすっとに入ってくる
不思議な言葉。

声に出して何度も言いたくなる
不思議な言葉。

音、光、言葉、身近な日常で普段気にも留めない形ないものが、五感を揺らし、
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.8

希望という名の車に、
絶望山ほど積みこんで、
今日も父さん行ってきます。

いきてる いきている

救いがないラストシーンの傍で、
脳内でリピートするサンサーラ。

中盤から鳥肌が止まらず、眼球の奥か
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mellow(2020年製作の映画)

3.0

今泉力哉。107分。

オッサン以外からモテモテの田中圭。小学生から人妻までもが虜に。本来コッチがデフォルトなのでしかたないか。

絶賛してる方が大多数のなか、とても言いにくいんですが、何本か鑑賞した
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

2.5

高畑充希の顔芸祭り。

福田組総集結。昔はあんなに好きだったのに、最近なんだかお腹いっぱい。同じようなメンツが、いつものような内輪ノリ。見飽きて、途中でおねむ、、、zzz。

そろそろ総替えが必要では
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モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~(2017年製作の映画)

2.5

blurのCD一枚持ってるし、UKロックもなんとなく好きだからなんとなく見始めた一本。ジャケットもなんとなくお洒落だし。その安易な考えが後に大きな後悔に。

普通のボーイミーツガールなラブストーリーと
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台風家族(2019年製作の映画)

2.5

噂の問題作。 

準主役なのに、初めから存在してないように、ポスターからその姿が消えている。見た目が強面な男が、本当にアウトローだったなんてダサすぎませんか、新井さん……

個人的な思いが強い役者さん
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.3



「菊池、セックスしよっか」

「一回したくらいで……」

菊池と秋代のエピソードが切ない。全てを悟り我に返った中村優子の背中。伸びかけ坊主頭の安藤政信。後先考えて超える一線ほど悲しいものはない。
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楽園(2019年製作の映画)

3.2

吉田修一原作映画は、いつも演技派揃い。
複雑な人間模様や緻密な世界線を、中途半端な役者では再現できないんでしょうね。原作読んだ事ないので、勝手な想像ですが。

"悪人""怒り"とソックリだな、が正直な
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サラバ静寂(2017年製作の映画)

2.0

音楽、映画、小説が禁じられた日本。

仮にそんな法律が施行されたら、1秒たりとも生きていられない。「だったら死んだ方がましだ!」などと、生まれてから一度も言った事ない言葉を、大声で叫んでる。

設定は
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.6

時代劇だよ!お源さん。
お母さん(星野源)父さん(高畑充希)揃ってるし、豊豊さん(松重豊)までいるじゃない。もうね、NHKお源さんといっしょ(引越し編)でいいです、笑。ゆるゆる、だらだら、楽しませて頂
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.9

突然の悲劇により、
母を失ったアマンダと、
姉を失ったダヴィッドのお話。

過剰な演出や、狙いすましたようなお涙頂戴的場面が一切ない。まるでドキュメンタリーのようなリアリティ。ただ淡々と現実に向き合う
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.8

役者、永瀬正敏の底力。
テレビドラマに軽々しく浮気せず(濱マイクは別!アレは最高!)生粋の映画人。ハリウッド大作が全盛期の頃、邦画のカッコ良さと、時代時代の畝りを教えて頂いた。声、仕草、佇まい、、、、
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.8

脱獄モノの名作。

主役のブラッド・デイヴィスの醸し出す色気と熱気。数分で虜になった。ブラット・ピッドによく似た端正なお顔立ち。若くしてオーバードーズで亡くなったそうだが、もし生きてキャリアを重ねてい
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薔薇とチューリップ(2019年製作の映画)

1.0

0点。

タイトルとジャケ写を一度見て
"きっと面白くない"センサーがビンビンに反応。谷村美月目当てで見た人間は地獄をみる。ずーとイヤイヤが止まらないし、もう手の施しようがない。駄作。2PM知らんし。
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