jozeさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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身体を売ったらサヨウナラ(2017年製作の映画)

1.5

興味を惹いたのは、タイトルとジャケのみ。何も響かないし、何も残りませんでした。

マイノリティな生き方や世界観を少し覗いてみたい、そんな軽い気持ちはすぐにへし折られる。完全に名前負けしたペラペラな内容
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.6

原作ファンの方からは、イメージしていた町田くんではないと酷評されてるようですね。何も知らない私にとっては、主人公が純粋バカってだけで、ぎこちない演技もオーバーな演出も全て許せてしまうけども。

前田敦
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.6

ノルウェー、ウトヤ島
無差別テロ、実話を元に映像化
72分ワンカット

衝撃以外の言葉が見つからない
72分鳴り止まない銃声と悲鳴。実態の見えない何かに追われる恐怖が、映像からビシビシ伝わってきた。よ
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.5

再鑑賞

2回観て確信した事がある。
この映画はおそらく女性には全く理解されない事と、森山未来を稀代の表現者として再認識した事だ。

不潔、貧乏、嘘つき、自分勝手、風俗好き、女子が嫌いなもの全てを兼ね
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.9

再鑑賞

男ヤモメの父と大卒ニートの娘、
この設定だけで白飯三杯はいける。
面白すぎます。

アイドル時代は見向きもしなかった
前田のあっちゃん。
正統派ヒロインは見てられなかった
前田のあっちゃん。
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.0

8分×14人の
若手女性監督による挑戦的短編集
共通のテーマが
"自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること"

完成度の高い予告とは裏腹に、本編の大半は"よくわからなか
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.2

パン、パン、パン、
乾いた音が鳴り響き
あっけなくなく人が死ぬ。

小学生位の男の子が、あどけない笑顔で殺しを自慢する世界。復讐は連鎖し続け、身勝手な理由でまた命が消える。

驚くほどキャラ立ちしたア
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.0

14歳

同じ立場だったら、全てを理解し受け止められる自信がない。健気に親を想い、静かにその行方を見守る姿が泣かせる。

愛が終わり家族が壊れる
ゆっくりと静かな音をたて
変わっていく様がじんわり沁み
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月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

3.0

タイトルのまんまで、
想像の範疇を全く越えてこない

恋愛感情のない男女の友情はあるのか、行き着く先は一線を越えるか否か。
先人達が擦れるほど議論し、答えのない問題を、今更押したり引いたり

徳永えり
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.9

豊田利晃、松田龍平、新井浩文と聞いて、青い春へのオマージュか?と、すぐ妄想してしまう私は、相当映画に侵されている。

期待は膨らみ、面影を追う。
勿論、九条も青木もいないのだか…

ヒリヒリした音楽、
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.4

"大スペクタル秘密の県民SHOW"

予算の使い方が豪快!
セット、衣装、エキストラ……
バズる保証も、黒字になる保証もないのに、派手にやったな、笑。尖ってる、笑。

世界には通用しないが、埼玉県民と
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.4

糞ほどの傑作!
傑作すぎて反吐が出る!

汚い言葉で称えるのには意味がある、それは見た人間にしかわからない。89分間ずっと目が離せず、ギュギュッと胸が締め付けられた。フィクションとドキュメンタリーの狭
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

すみれさん登場で、一気に高濃度に。

派手な見た目とは裏腹に、理論的に本質をつく。昔から好きです、江口のりこ。

関係性の薄すぎる4人でのキャンプはカオス。すみれさんがナカハラ君に突っかかるシーンは、
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

パパイヤの花言葉は
"燃える思い"
"純愛"

ただただ穏やかに少女の成長を見守る。鳥の囀りや虫の羽音、木漏れ日や月の光、湿気を帯びた映像美。額に滴る汗さえもその一部の気がした。ゆっくり静かに五感が刺
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パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

3.2

最後に銀杏が聞きたいんです……
それだけなんです……

はぁー、ラストこそレボリューション起こして余韻に浸らせてほしかった。

"こんな夜更けにバナナかよ"と音楽の使いかたがソックリさん、劇中歌がブル
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.8

変態が加速する
それは正義なのだと
錯覚する程の歪んだ愛の形

軋むベッドの下で
変態男は何を思う

汚れ役を怪演した高良健吾には好感しかないです。民放のポンコツドラマに出てる場合じゃない。貴方は映画
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まく子(2019年製作の映画)

1.5

西加奈子の小説は"さくら"しか読んだ事ありませんが、草彅氏への安心感と意味深なタイトルに惹かれ鑑賞開始。

…………

鑑賞終了。

感想は?と聞かれたら
"わかりません"と答えてしまう
それくらいの
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懲戒免職(2006年製作の映画)

3.0

15分の短編映画
この作品の存在すら知りませんでした
動画配信サービスに感謝

いつも気怠そうで燻ってる美術教師役は、オダジョーか森山未来にしか許されない

不意の吉高由里子にドキり
一瞬で主役を喰ら
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.9

ブシェミ、ブシェミ、
また会えてよかった
だいぶ老いたけど
なんだか愛おしいなぁ

おかげで前半は、
私の中ではブシェミおじさんが主人公でした。バイプレーヤーがすぎるゼ!あんた


厳しい現実に抗う少
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

4.1

北海道三部作
パン編

主題歌「ひとつだけ」
矢野顕子with忌野清志郎

ソロじゃなくてデュエットなのがずるい。だって最高なんだよ、このふたり。この歌にインスパイアされて原作、脚本、監督をやってのけ
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

3.0

北海道三部作
ぶどう編

テレビから流れる20秒ほどのCM(月桂冠)に魅了され、その誰かもわからない歌声に吸い込まれてしまったのは何年前か。

歌声の主が安藤裕子で曲が''のうぜんかつら"とわかるのは
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.0

北海道三部作
チーズ編

冒頭の岡田将生が羊を追いかけ回すシーンから、なんだか雲行きが怪しい。最後までその雲りが晴れに変わる事はなかった。

北海道だから洋ちゃん主演にしてれば、大丈夫っしょ、笑えるっ
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五億円のじんせい(2019年製作の映画)

4.0

※おもしゃい。
全てが噛み合ってだっけ。
テンポよぐ進むストーリー、役者の演技も新鮮でここぢいっけし、伏線の回収も見事だっけし、すごしウルッとしたっけず。
あどよー主題歌いいーっけ、蔵王??
アイディ
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.7

真っ先にディカプリオの''バスケットボールダイアリーズ"が頭に浮かんだのは私だけでしょうか。かなり昔一度見ただけなのに、薬物の怖さが今だにすり込まれている。

外国映画において、ファッション感覚でハイ
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.5

なんでエンディング曲がブルーハーツじゃないんだよぉぉぉぉぉ!

はぁ、はぁ

取り乱しました

鹿野さんの思いも生きた証もすべて、
"キスしてほしい"で昇華して欲しかった

ユーモアに溢れ、決してお涙
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.9

会った事も話したこともない方の訃報を知った時、こんなにも深い喪失感と胸が張り裂けそうな気持ちになったのは希林さんが初めてだ。

どんな作品でも爪跡を残し、その存在感と佇まいは、唯一無二でしたね。母であ
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君と100回目の恋(2017年製作の映画)

2.7

キラキラ
キュンキュン
ベタベタ
はもう無理なのかもしれない。

ギラギラ
ギュンギュン
ザラザラ
が良いと、100回くらい思った。

I am ICHIHASHI 逮捕されるまで(2013年製作の映画)

-

テレビでディーン様をお見かけして、この映画を見たことを思い出した。

センセーショナルな題材を、当時日本では無名に近い彼が、監督、主演を務めたのは未だに謎のままだが、観賞後の後味の悪さだけは鮮明に憶え
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奇跡(2011年製作の映画)

3.9

再鑑賞

何年も時間が空いたせいか、作品の印象が少し変わってみえた。それは自分が歳をとると同じように子役達も成長し、中には有名になっていたりと時の流れが関係してくる。また実力派俳優が亡くなってしまった
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来る(2018年製作の映画)

3.7

原作未読で何年かぶりの中島作品に挑む。
何が"来た"のか最後までわからなかったが、変な先入観がないせいか意外に楽しめました。

ホラー、オカルトのジャンルで近年稀にみる豪華な出演者達。チームプレーとい
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.9

サカナクションの''忘れられないの"MVにどハマりしてしまい、なんだか1日の締めに欠かさず見てしまう。ぶかぶかのスーツ、肩パッド、ソバージュ、レオタード、変な踊り、荒いCG、そして嶋田久作でニアニアの>>続きを読む

大阪物語(1999年製作の映画)

4.4

渋谷スクランブル交差点のTSUTAYAさんでレンタル(VHS)したのは何年前でしようか。東北人の私が東京で大阪が舞台の映画を観る。今思うと何とも不思議だなぁ。
東京さえよくわからないのに、大阪なんてま
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

愛しかなかったな

愛の映画

あのシーンもあのシーンも
清々しいくらい自由な表現
テクニックやアィディアの域を超えた
まるで人間力を試さているような

逃れられない現実と
未来への一瞬の希望
2つの
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.0

ヌメッと纏わりつくような薄暗い映像が容赦なく続いていく。聞き慣れないフランス語が小気味悪さをさらに増幅させた。

閉塞的な空気と聞き慣れない言語でおかしくなりそう。言葉が解らないと、映像と字幕をみて考
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.3

わりと飄々とした印象の主演3人、全員が東京出身なのは何かの縁なのか、癖のない標準語がやたら心地よい。

''体温低めの会話のやりとり"
''決して豊かとは言えない表情"
"たくさんの視線たち"

好き
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まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)

4.2

好きな小説家の原作を
好きな監督が演出し
好きな役者達が演じる

おまけに
好きなバンドが歌いますって

願わなくても
奇跡っておきるのね

くるりのLiveに足を運び
背中いっぱいの光を浴びて
"T
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