ノノさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ノノ

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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

一作目もいいけどこっちも好きだな〜アクションのかっこよさが異次元。まじどうやって撮ってんだろ。
粘膜に追跡装置のとこで大笑いした。エルトンジョンがキレッキレに動いてて最高だった。JBだけは死なないでほ
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デビルズリジェクト〜マーダーライドショー2〜(2005年製作の映画)

3.9

前作見てないのにこっち先に見ちゃったから前作とは比べられないんだけど、めっちゃ好みだった。ザラザラしたフィルムと洗ってなさそうなゴワゴワの髪の毛とベトベトの血と汗ってなんでこんなに合うんだろうか。
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ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

3.8

軽い気持ちで見たら4時間あってたまげた。
国王に全く不向きなルートヴィヒが立場に縛られて、おかしくなって自滅する話。ヴィスコンティの貴族映画はやっぱり装飾も衣装も建物も全てが豪華絢爛で画面のいろんな部
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

思ったより全然良かった。こんなにずっと疲れた顔をしたガッキーを初めて見た。
分かりたくないけど、ここに出てくる人たちの気持ちが痛いほど分かってしまう。マジョリティの欲は正欲で、マイノリティの欲は異常な
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

Netflix作品で特別良いものに出会えたことがなかったんだけどこれは見た甲斐があった。
70年代初期のメキシコ、ある一家と雇われている家政婦のドラマ。
モノクロで映される家の中や街の風景、海岸が光に
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赤い天使(1966年製作の映画)

3.9

若尾文子演じる西さくらが自分のこと西って呼ぶの萌えるな。折原や岡部との濡れ場がすんごい艶やかで美しく、体の曲線に目を奪われる。
従軍看護師と軍医として働く2人の職場の環境、毎日人の手足を切断しなければ
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(2022年製作の映画)

3.7

日活ロマンポルノ50周年記念作品。
飲み会で足だけ絡ませてんのやばー
福永朱莉も金子大地も濡れ場全力で身体張っててすごい。見入ってしまった。
さわ子の人に対して重くならずに別れをすぐ受け止めてしまうと
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知らなすぎた男(1998年製作の映画)

3.7

『知りすぎていた男』のオマージュタイトルがユニークで可愛い。何も知らないが故にクソサイコみたいになってて最高。最初から最後まで楽しすぎるコメディ。でもコサックダンスのシーン長すぎる笑

ある男(2022年製作の映画)

3.5

「大佑です」「大佑じゃないです」のくだり長くておもろい。柄本明と安藤サクラは何の役やっても恐ろしくハマるな〜

黒い家(1999年製作の映画)

3.8

大竹しのぶ怖すぎてめちゃくちゃ笑った。もうまともに大竹しのぶのこと見れなくなった。AIみたいな生気のない喋り方が妙にはまっていて素晴らしいキャスティング。身につけてるモノが全部黄色くてこだわりを感じる>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.5

ラムちゃんの夢の中。永遠に繰り返される学園祭前日、何層にもつながる不思議な虚構の空間。大好きな設定にめちゃくちゃ美しい映像が重なって最高すぎた。静まり返った街の非日常感、そこから徐々に物語が展開してい>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

4.8

本当に100年くらい前の作品なんですかって思うくらい完璧な傑作。序盤に女の子が壁にボールを当てる遊びをしていてそこに貼られたポスターに犯人の影が映されるショットの素晴らしさ。これだけで楽しい。コートに>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.8

健康体の男がファストフードを1ヶ月食べ続けたらどうなるのか。ヴィーガン料理を食べていた人間がいきなりマック生活をするってなったらこうなるだろうな。序盤でゲロ見せられてくらった。作中に出てきたビックマッ>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

一室で男たちがひたすら議論を重ねる。11人の有罪側が少年の命の重さに気づいた者から少しずつ無罪側に意見を変えていく。蒸し暑い気候、額に汗が吹き出し緊張感が増す。ずっと同じ部屋同じ人物だけを映しているが>>続きを読む

アダプション/ある母と娘の記録(1975年製作の映画)

3.5

アンナを最初に打ったのは嫉妬か親心か。結婚を夢見る少女と不倫で子どもを持つことができない女の親子のような関係。女2人それぞれのクロースアップが孤独を際立たせる。結婚を認められた2人の行く末、養子を迎え>>続きを読む

ドント・クライ プリティ・ガールズ!(1970年製作の映画)

3.9

メーサーロシュ・マールタ作品がシネマメンバーズ入ってくれて嬉しい^_^
工場で働くちょい不良の彼と婚約中の女がミュージシャンに恋をしてしまう。兄や不良仲間とブラブラ街を歩く。結婚したら永遠に続くだろう
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市子(2023年製作の映画)

3.5

髪がボサボサでメイクをしてないのにこんなに可愛らしいのずるい。とにかく杉咲花の演技力が抜群。ふにゃっとした笑顔をしたかと思ったら空っぽの表情になったり激エロキスしたり…吸い込まれてしまう。ただストーリ>>続きを読む

恋する女たち(1969年製作の映画)

3.8

一個前に見たケン・ラッセル作品と全然違っていて楽しかった。これが本来の彼の作家性なのか?男からの愛と女からの愛、両方を欲する男の言動に女がショックを受けた顔でそのままエンドなのがめちゃくちゃ面白い。>>続きを読む

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.7

三谷幸喜作品全部見たわけじゃないけどこれが1番好きだな。ラジオドラマ生放送の裏側ドタバタコメディ。スタッフの我儘でめちゃくちゃになった台本。登場人物が外国人になってしまったり、ダム欠壊したり…まじでバ>>続きを読む

ソング・オブ・サマー(1968年製作の映画)

3.6

梅毒で視力を失い体が不自由な作曲家ディーリアスのために代筆者をするファンビーの自伝的作品。ヴァイオリンで波のうねりを表したり、フルートで空を滑空するカモメを表現したり…そんなこと言われてもみたいな代筆>>続きを読む

他人の顔(1966年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤モノローグにのせて腕の模造品を水に投げ込むショットからぐんぐん引き込まれる。
精神病棟のまっさらで殆ど何もないセットが、男に他人の顔を与える場所という奇妙さが際立っていて良い。
包帯を巻いた顔のと
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哀れなボルヴィーザー(1976年製作の映画)

3.7

本当に哀れとしかいいようがない男。そして救われることもない。美しい妻を持ってしまったために浮気をされまくる夫。ハニーはすんごい喜怒哀楽が激いが、ボルヴィーザーはあんまり感情が見えないというか、妻が何を>>続きを読む

芸術省(1988年製作の映画)

3.5

フィリップ・ガレルによる同年代のアーティストへのインタビュー作品。アケルマン、ブノワ・ジャコー、ドワイヨン、アンドレ・テシネ…最後のカラックスがフラフラしてて可愛い。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.1

最高におもしろい。義足の女の子可愛いしかっけえし最後のブレイクダンスみたいな戦い方いかつかった。過激なキリスト教徒たちがぶちのめし合い、上級国民の頭が花火大会のように吹っ飛ぶ。防弾傘ほしすぎる。

遠雷(1981年製作の映画)

3.6

トマトを栽培するビニールハウスでセックスしてるシーンがとってもいい。土の匂いがする。ロマンポルノを撮っていた監督故にすんごい魅力的だった。
ダメダメな男だけど、23歳でトマト栽培して売ってるの今の私よ
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マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

3.8

ニコラス・ローグって不思議な作品作ってるな〜という印象。
マリリンが特殊相対性理論について大量のおもちゃを用いて説明してるシーンの無駄にエロいこと。一室の中で繰り広げられる会話劇で、妙な雰囲気が漂う。
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月光の囁き(1999年製作の映画)

4.5

主人公の気持ちが分かっちゃいけないような分かってしまうような。高校生男子の歪んだ愛、マゾヒストのたくやが望む関係をさつきが与えていく様子が気持ち悪くて最高。「惡の華」を思い出す。
土砂降りの雨の中「俺
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大地のうた(1955年製作の映画)

4.3

貧乏な一家に生まれた少年オプーが体験する大きな悲しみ。殆ど外に住んでいるような簡素な家、いつもお腹を空かせた兄妹。おばあちゃんと姉の二つの死が物語の大きな動きであるが、登場人物たちは淡々としている。西>>続きを読む

赤い影(1973年製作の映画)

3.9

終始不穏さが滲み出ていてゾクゾクする。娘の水死の後の不安定な夫婦が予言をする盲目の老姉妹の言葉に翻弄される。娘の事故の記憶からくる水の不吉さ、どこを歩いても川がある水の都ヴェネチアの街並みが不安を加速>>続きを読む

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.0

初めてのホセ・ルイス・ゲリン作品。
主人公の男が6年前にバーで話したシルビアという女性を忘れられずに街で似た女性を見かけて追いかける。やってることは完全にストーカーでかなり気持ち悪いが、街の風景があま
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光陰的故事(1982年製作の映画)

3.6

4人の監督による4つのオムニバス作品。前半2作は少し寂しくてノスタルジック、後半2作はコメディのようなタッチ。エドワード・ヤン目当てで見たけど1作目も好きだった。両親にあまり可愛がってもらえない男の子>>続きを読む

無防備都市(1945年製作の映画)

4.0

異様な緊張感と生々しさ、ネオレアリズモの代表作。45年にこんな作品を生み出せてるのがまずすごい。酒に酔った将校が「人間の心までは支配できない、やってることは人殺しだ」と言うシーンの嫌な空気。みんな気づ>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.7

中学生同士のキスを見るだけなのに夏帆と岡田将生の相性が良すぎてキャーキャー言ってしまった。のんびりした田舎の時間の流れは羨ましいけど、小さいコミュニティはどこまでも人付き合いがだるい。最初の線路のシー>>続きを読む

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

3.7

ムルソーの他者に対する興味の薄さや反応の遅延が非情な人間であると見做されてしまうのが辛い。殺しとは別の出来事で人格を決められ裁かれる。愛や神に関心がなく全てが無意味であるという考え、どこまでも自分を貫>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.7

2人の恋路よりも異種エレメント同士の子供がどのエレメントになるのかが気になってしまった。最新のCG技術はほんとにやばい。脇から生える花を抜いて渡す子が個人的に超お気に入り。

禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.6

人間の潜在意識が1番コントロールが効かなくて怖いということを教えてくれる。今見ると装飾がチープに見えるけど、結構デザインに力が入っていてかっこいい。特撮合成も56年の技術とは思えないレベル。IQ増幅装>>続きを読む