いとJさんの映画レビュー・感想・評価

いとJ

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メタフィクションが好き。

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茜色の約束 サンバ do 金魚(2015年製作の映画)

3.0

大和郡山市の名物、金魚すくい大会を題材に、なぜかサンバを関連づけてるのが新しい(のかな?)。ブラジルに魅了されたゲイのダンサー役の中村獅童と、悪事を働こうとしては毎度うまくいかない市長役の笹野さんの演>>続きを読む

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

5.0

こんなに息の詰まる映画はない。スマホとSNS時代の戦争は、市民がカメラを武器に、真実を世界に発信できる反面、もはやどこの国へ行っても逃げ場がないということ。殺された仲間の写真を見て、「なぜ自分ではなか>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

WW2最中の1940年、イギリス政界きっての変人チャーチルが首相に就任、ダンケルク撤退の「ダイナモ作戦」を決行、ナチスドイツとの徹底抗戦を宣言する話。ゲイリー・オールドマンの名演と特殊メイクが見どころ>>続きを読む

燃える昆虫軍団(1975年製作の映画)

4.0

前半の燃えるゴキブリが人を襲うシーンはめちゃめちゃ笑ってみてたけれど、後半の展開には圧倒された。燃えるゴキブリに妻を殺され、次第に狂気的になっていく生物学教授の主人公。生存本能から知能を獲得し、”WE>>続きを読む

東京の女(1933年製作の映画)

4.0

神保町シアターの小津安二郎特集、「生誕115年記念 映画監督 小津安二郎――『をんな』たちのいる情景」で鑑賞。フィルム・ピアノ伴奏付き(小林弘人氏)上映。満席だった。

1933年公開のサイレントの
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

「君の名前で僕を呼んで」もらうということ……「自分は他人のモザイクである」、とか「重要な他者(significant other)を通して、自己が形成される」とか「関係の中で自己と他者が立ち現れる」み>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

5.0

町山智浩さんがたまむすびの映画評で「今年のベストに入る」と絶賛(https://miyearnzzlabo.com/archives/49761)していたので観てきました。僕もベストの1本だと思います>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

4.0

大学の講義で観た。法廷劇の魅力は、法廷でのパフォーマンス(演技)にあると教授の説明があったが、この映画の面白さもそこにあった。法廷以外での登場人物のキャラクターと、法廷でのキャラクターが違って、最後は>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

ゲームと映画はぜんぜん別物。ゲームはプレイヤーが主人公になれるけど、映画は他人の物語を観るもので、そこをどうゲーム的な映画にするんだろうと思っていたけど、それをスピルバーグにしかできない方法で見せてく>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.0

食肉工場で働く男女と、鹿の夢。現実を生々しく映しているようでもあるし、ファンタジーのようでもある、不思議な話。
鹿が演技をしている(ようにみえる)ことがいちばんびっくりした。目の動きも感情表現になって
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

スペイン内戦後、1973年のフランコ政権下で製作・公開。その独裁体制を暗喩する内容になっているとのことだけど、詳しく調べてないのでまだよくわからない。
けど、ひとつひとつのカットが、とにかく美しくて印
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

5.0

復讐は許されるか。それ以外に解決の道はないのか。この映画の結末は、その問いへの解答として、あまりに衝撃的だった。しかし、絶望的なわけではない。この映画はテロや法律の問題を深く人びとに語らせる契機になる>>続きを読む

太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

4.0

宮崎駿監督の次回作は『君たちはどう生きるか』の映画化だそうですが、故・高畑勲監督は本作で既にその問いの解答を示していたんじゃないか、と勝手に思う。ヒルダの揺れる道徳観とホルスの気づきは、まさに「どう生>>続きを読む

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

4.0

結局、記憶に残る映画を撮るのは園子温なのか、と納得。

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

5.0

『ロッキー』や『巨人の星』に並ぶ超熱血のスポ根であり、かつ、インドの女性差別問題を乗り越えてインド国民はもちろん世界中に希望を与えてくれる、まさに金メダル級の傑作。

主演・プロデューサーのアーミル・
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ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

3.0

ビデオスルー系のB級ホラー映画だと思っている人は、間違いなく裏切られる(自分もその1人だった)。ほとんどアート映画のようなゆったりとした映像と、曲がった愛情の不気味さとやりきれなさを語った物語。

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羅生門(1950年製作の映画)

5.0

「これが噂のRashomon-styleか!!すごすぎる!!!」と、今まで観ていなかったことを黒澤明監督に謝りたくなりました……。

話が進むにつれてどんどん引き込まれる。誰もかれも信頼できない語り手
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.0

デル・トロのオタク趣味全開の映画。怪獣と巨大ロボットが闘わせたい!という熱いノリだけで作られたのであろう(多分)。しかし、日本の特撮やアニメの感性をここまで体内に取り込んでいる人は日本人でもそうそうい>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

5.0

監督・主演はアマチュアロードレーサーのブライアン・フォーゲル。最初はドーピングしてバレない方法があるらしいので、俺も使ってレースに参加するぜ!という、自転車版『スーパー・サイズ・ミー』的な話かと思った>>続きを読む

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

4.0

オラフの歌のシーンはかなりカオス(笑)。そしてそのシーンがメインの短編なので全体的に見てもやっぱりカオス(笑)。賛否の否が多いみたいだけど、これを『リメンバー・ミー』の導入に持ってくる挑戦的なディズニ>>続きを読む

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