いとJさんの映画レビュー・感想・評価

いとJ

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映画(748)
ドラマ(1)

異端の鳥(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 最初は、いつの時代のどういった話なのかわからなかった。あるところから戦争が前景に出てくる。最後まで見て、これは戦争に包まれた世界で、少年が自分の名前に辿り着くまでの話だったのだ、と気づいた。
 全編
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朝が来る(2020年製作の映画)

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大きく捉えれば二段構えで、養子をもらい受ける側の物語の後に、産む側の物語が描かれる。しかし、時系列でみるとかなり入り組んでいる。観ていくうちに、少しずつそれぞれの経緯や思いが明らかになっていく。光を巧>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 第二次大戦時の日本の加害を捉える。自助とか絆とか、理由なき任命拒否だとか、まるで戦前に戻ったようだと言われる今、この映画が世に問うものは重要だ。戦争とは、人間とは、正義とは、幸福とは何か(書いてみて>>続きを読む

エドワード・サイード OUT OF PLACE(2005年製作の映画)

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エドワード・サイードが亡くなって2年後に公開された映画。パレスチナ問題を現在形で生きる人々の暮らしを追うことで、エドワード・サイードが生きた痕跡を照らし出す。エグザイルを生きるという点で、パレスチナ人>>続きを読む

一番美しく(1944年製作の映画)

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・黒澤明はしたたかだ。国のために身を挺して働くことが美徳である、そういう価値観を描きつつも、それが反転して反戦を訴えているようにも見える。特にラストシーンなんかそうだ。「渡辺さん」は母が亡くなった知ら>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

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ロメールの話の面白さは、登場人物が面倒で滑稽なところにあると思う。というより、人間や人間関係の面倒で滑稽なところをしっかりつかまえてくる。そういう話の書き方。「君は彼のことをもっと大切にしたほうがいい>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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面白い。どんどん話がもつれていく。うまい設定。ピエールという男性は、ただ昔の知り合いの女性が好きなだけなのに、「告げ口屋」とか嫉妬するからやだとか言われて、とにかくかわいそうだ。サガンの『悲しみよこん>>続きを読む

美しき結婚(1981年製作の映画)

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どうしても結婚したい女性(同棲じゃだめ)。弁護士で、仕事中心の生活を送る男性。女性の感情はあっちこっちにいって激しい。まったく折り合わない。女性の友人が仲良くできているのが不思議だ。

飛行士の妻(1980年製作の映画)

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人に優しすぎるかわいそうな人物として自分を認識する女性。本人は悲しがっているのに、滑稽で笑えてしまう。喜劇だ。

姿三四郎(1943年製作の映画)

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・「人間の道とは……」という大事なところ。続く台詞がカットされているように思われる。ここも修復できなかった部分だろうか。しかし、あえてカットしてようにも思えるのだ。続く台詞がないことによって、そのあと>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

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・作画の気合い。カメラが回る回る。熱量で満腹。

・民族的アイデンティティの異なる者同士の共存、のような結末になるかと思って見ていたので、平行宇宙の生命体が…という展開は意外に思えた。選民思想や方舟な
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白いリボン(2009年製作の映画)

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ブレッソンみたいだなーと思った。けど、ブレッソンなら宗教とか信仰が崇高的なものとして描かれるのに対して、宗教の権威的、支配的な面が強く出てる。そんな保守権威体制の村から逃れるのは、より「人間的」な行動>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

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映像が完璧。光を入れ込むのとかもすごい。ドランは、映画に何が映るのかを、目で見ることができる。映画になったらどうなるかを、映画を撮ってる段階で捉えているように思う。

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