パレスチナは遠い。パリからも、ニューヨークからも、むろん日本からも。ここにはふたつの遠さがある。物理的な遠さと、心的な遠さだ。物理的な距離を縮めることは、現実にはできない。また、パレスチナでの出来事は>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「普通が何だか気付けよ人間」。これは、ヒップホップグループ、BUDDHA BRANDの名曲「人間発電所」の一節。素晴らしいパンチラインだと思う。彼らは「病んでる」こと、「ILL」であることを自らの立場>>続きを読む
小川淳也さんの熱さ、真っ直ぐさ、素晴らしい。10年以上撮りためた映像を、全く飽きさせない2時間のストーリーにまとめた監督にも感服。本当に多くの人に見られてほしいし、こういう映画が必要だと思う。もちろん>>続きを読む
実話を基にした、というところに驚く。ただ、実話といっても、この物語の全くのベースとなる事件があったというわけではなく、複数の事件を題材にして脚本を書いたらしい。いや、だが、そうだとしても、偽司祭事件>>続きを読む
とても良かった。『バクラウ』の監督の前作だとは、知らずに観た。個人的にはこちらが好み。暴力的に権力をふるう資本主義者には絶対に汲みしない、という姿勢が素晴らしい。記憶、物語、身体（物体）を大事にする>>続きを読む
日本の「娯楽映画」（娯楽映画って何だ！！！）で撮影や演出に力が入っている（お金がきちんとかけられている）なあ、と思うものは少ない。冒頭の楽屋のシーンや、中盤〜終盤のバレエのシーンは、よかったと思う。>>続きを読む
