いとJさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

いとJ

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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

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で、この映画でも製作総指揮だったハーヴェイ・ワインスタインは、まさにこの映画のラストのように半殺しにされてしまった、と。よくできすぎた話。

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

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ただ歩いてるだけのところを超格好良く撮るオープニング、すごい。カンゴールのシャツを着て(持ってないけど)、スクリュードライバーを飲みたくなる。タランティーノはどういう映画を撮れば観てて気持ちいいかわか>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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「ストーリーが単調で面白くない、無駄な会話が多い」って、まあ、無駄な会話が多いのは100万歩譲って認めるとして(無駄だから面白い)、とても単調とは言えない(どの1日も激しすぎる)計3日間くらいを過ごし>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

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かっこよすぎるよシガニー・ウィーバー(笑)。じわじわと迫ってくる恐怖……は一切なく(笑・でもそんなこともない、前半の、まだエイリアンが出てきてないシーンとかすごい緊迫感あると思う)、銃撃ちまくり、火炎>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

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引用で物語を構成するゴダールの映画は同人誌、ニコニコ動画などの2次創作文化の源流のようなもの(って言い切っていいのかしら)。引用元がわかるとそれを発見する面白さがあるけど、では話が面白いかというと……>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

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「人生をあきらめた方がうまく話せるのだ。話すことはもう一つの人生だ。別の生き方だ。話すことは話さずにいる人生の死を意味する。話すためには一種の苦行が必要なんだ」

ゴダールの映画は何を観ても全体的には
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

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渋谷のスクランブル交差点でロケするのって、いつやってるんだろう、申請が大変そうだ。

山田涼介が登場してすぐのアクションシーンが時代劇の殺陣か戦隊モノみたいで、ナイフで突き刺した相手がいちいち止まり、
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

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ああいう歯みがきのような微妙な笑いを入れてくるのが粋。

天気の子(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

メモです

・新海誠ユニバース(笑)。

・天気が人の気分や体調を左右するなら、逆に人が天気を扱えたら……という発想かな。

・僕と君の関係が世界に直結する話なので、ジャンル分けするならやっぱりこれま
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

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きれいすぎて気持ち悪くなる(「J-POP」ってこんな感じですよね)

新聞記者(2019年製作の映画)

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この映画についての前評判は、「オッケー、本作が "あの"現体制を告発するのに過不足なく、選挙前の民衆の善良な意思を焚きつけるのに最適であるのは認めよう。でも、映画としてはおもしろくないよね。」というも>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

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お話はご都合主義に見えてしまう(いやもちろん、ほんとうをいったら映画というか物語はすべてご都合主義なのですが)。「外出時にスマホ持ってけよ(笑)」と思ったり、自分の思い描いていた未来からだんだん遠ざか>>続きを読む

さよなら子供たち(1987年製作の映画)

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「そして、この『さよなら子供たち』を撮るために、フランスに帰ったわけです。わたしの真の処女作を撮るために。」

ルイ・マルが30年越しに撮った「処女作」で、彼の子ども時代の自伝的な作品。紺色のセーター
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

セクハラ問題がきっかけでピクサーを退社したトイ・ストーリーの生みの親ジョン・ラセター(バズの顔は彼がモデルだ)、前作『トイ・ストーリー3』(と『リメンバー・ミー』)を監督してこちらは円満退社(家族や趣>>続きを読む

イタリア旅行(1953年製作の映画)

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「男と女と一台の車とカメラがあれば映画ができる」(ゴダール)

イングリット・バーグマンが車を運転しているところが何回か出てくるが、ぜんぶ少しずつカメラの位置が違うかも?意味がありそう。

アラジン(2019年製作の映画)

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・ウィル・スミスの顔面力。
・あれっ、こんなに女性の社会進出、みたいな話だっけ?と思った。
・ボリウッドの影響強い。
・たぶん冒頭のジャスミンとアラジンが追われるシーンは、かなり撮るの大変だったと思う
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

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・記憶は過去の出来事にたどりつけない。現在、過去、回想がごちゃごちゃになりながら、宙吊りにはじまり宙吊りのまま終わる。セリフと映像の不一致=誰が、回想をしているのかという、記憶を語る主体の問題(『二十>>続きを読む

話の話(1979年製作の映画)

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いままで観たどんな映像よりもおいしそうにほくほくのじゃがいもを食べている音が再現されている
あとは難解だ、戦争の話があり、牛と少女のなわとび、うるさそうな猫とハープのお兄さん、とつぜんの灰色おおかみの
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霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

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最初の変な声を出すふくろうに対してねずみがひとこと、「変なの」。良い。
おっ、これで終わりか!と、コグマくんはうるさいけど優しいやつだった……

アオサギとツル(1974年製作の映画)

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雨で霧が出てるような、ほとんど真っ白の画面で、ツルがアオサギに傘を渡すシーンがとてもロマンチック

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

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それぞれの動物に対してフレーム?が不思議だなあ、と思っていたらちゃんと最後にも使われる、うまい

25日・最初の日(1968年製作の映画)

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ショスタコーヴィッチのMVみたいな仕上がり(笑)。崩れたビルのような背景と真っ赤な旗。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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うーーーん、どうしてこんなに見やすいのか、話がおもしろくてテンポがいい、テンポがいいとはどういうことなのか……考察の必要あり。軽快な音楽が効いてるのか、音楽と絵の組み合わせ方……?

君の名は。(2016年製作の映画)

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ここまでの新海誠の集大成。僕と君がそのまま世界に直結するという「セカイ系」。モノローグの交差。MV的演出(いままではラストシーンで歌が被ってくる、くらいだったが、この映画では冒頭から、合計3回?4回か>>続きを読む

だれかのまなざし(2013年製作の映画)

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「これぞ新海誠最高傑作」みたいに言われるのもよくわかる(笑)。まずタイトルが気が利いてる。鉄板ネタのモノローグも、この物語では必然のもの。7分間でちゃんと四季がみえる。いちばんいい話。男の主人公で「僕>>続きを読む