時系列の行き来もなく、ただひたすら今だけを映す長回しのワンカットはリアリティがあって没入感がすごい。
俳優さんの息づかいや周囲の音も楽しみつつ、これは映画館で見たい作品。
コメディ系の舞台を観てる感覚。
決して驚きや意外性はないけど、最後の大団円は素敵。
徐々に真相が明らかになる感じが良い。
視聴後のスッキリ感はないけど、登場人物それぞれの愚かな部分が垣間見えて、それが陰鬱で妙にリアル。
香川照之を筆頭に、登場人物や世界観が醸し出すサイコパスさを楽しむ映画。
事件の真相や細部の辻褄はあまり意識しないほうが良い。
正義と悪の間で揺れる検事のお話。
序盤ちょっと退屈に感じたけど中盤からテンポアップ。
原作は元検察官が取材協力されてたけど、実際どこまでリアルなんだろう?
悲しさと優しさが共存するミステリー。新参者シリーズは初見だけどふつうに楽しめる。小日向さんのお父さん役は愛があるなあ……。