annnouimoさんの映画レビュー・感想・評価

annnouimo

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怪物(2023年製作の映画)

5.0

「真実はいつも一つか二つ!!」
って、ももクロの百田さんが名探偵コナンのパロディをしてるのを聞いたことがあるのですが、まさにそんな感じの内容です。真実は1つか2つか3つか4つか…

この作品は事前情報
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.8

一言で表すならば、掃除機に吸われるダニの気持ち映画。

全体スコア3.8なのが信じ難い。みんな理解力すごくて尊敬します。
最後全て回収されることを期待して鑑賞を続けるものの、一向に回収気配がないため、
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

ついに観てしまった、みんなのトラウマ映画ミッドサマー!
村に行くまでの、辛い経験をした主人公にとっては気分転換でちょっとはワクワクシーンのはずのところからBGMが常に不穏。嫌な予感しかしない。
今はク
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.1

あ、ジェットストリームの曲だ、あの曲はこの映画だったのか〜。音楽はとても素敵だった。映像も美しかった。大人の美男美女も絵になって美しかった。「未来は常に過去を変えている」というセリフと主題も素敵だった>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

救いはなく、おぞましい胸クソ映画。
主人公への同情心が、映画の後半には正反対の批判的な気持ちに反転してしまうのは、私もまた虐げる側の人間なのだろうかと思わされる。いや、虐げる側の「価値のある人間に決ま
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

※個人的事情により辛口です。複数回見た人すみませんm(_ _)m

難解という触れ込みで見始めるも、そんなに難しいですか??という感想。
序盤で研究所みたいなところの人が言ってたじゃないですか。「考え
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.1

原作が好きなので鑑賞。
原作は友情、恋愛、ジャズの他にも家族の確執とか差別問題とか当時の社会問題など盛りだくさんだったと記憶しているが、映画は友情にテーマをぐっと絞っている。
原作目線で見ると物足りな
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.1

楽しみにしてたジョン・ウィック。
元々の構想は知らないが、場当たり感すごいシリーズもの。それなのに毎回おもしろい。

もしかしてふざけてる…?と思わされてきた2作から、絶対ふざけてる!と確信させてくれ
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ベッカムに恋して(2002年製作の映画)

3.7

インドの人が観たらどうなのかわからないけど、ジェンダー論とか現代のお悩みがいろいろ盛り込まれていた。この映画の時代からもさらに時代は変わってるわけだけど。

爽やかな青春映画。
都合よくまとまってるけ
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.0

健全な肉体とその体を使った活動は心の病に効く…ということでよろしいでしょうか?

心の傷とか闇とかっていうより、完全にビョーキ。
主人公の男の思考回路は、重い失恋経験者の私には笑えない何かがありました
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.5

なんとなく観るのを敬遠してきたけど、離婚から全然立ち直ってない知人がこの映画の世界観がすごく好きだと言っていて興味がわいた。

ストーリーだけでいくと絶対つまらないであろうに、意外にも心を鷲掴みされて
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

これは女が悪い。
これ絶対、男が作ってるでしょ、
って作品。

一度観て、もう一度おさらいで観てみるとよくわかる。
結末を予感させることはだいたい女が言っている。
そして、女の言動にちぐはぐなところが
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

2.9

多分、今の私の気分じゃなかったっぽい。

通常、映画館で鑑賞すると若干スコア高めの評価になるのだけど、これはあんまりぐっとこなかった。

楽しいっちゃ楽しいんだけど、冗長というか、途中で「そろそろ終わ
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.0

副題でオザケンとわかる小沢健二大好き+ど真ん中世代の私の、ポスターを見ての感想は、「コギャルはオザケン聴かないだろ…」だった。

とはいえ、懐かしいなと思いながら鑑賞。あの時代を象徴する小物があちこち
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.3

毎度おなじみリーアムニーソン

搭乗前から視聴者による犯人探し開始\(^ω^)/


トレインミッションと同じ\(^ω^)/

というか、トレインミッションがフライトゲームと同じ\(^ω^)/

違い
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

4.3

うわぁ、不思議な映画。

セリフがない。
色少なめ。少ないけど相当なこだわりを感じる。
地味。
飽きるかなと思いきや、これが結構引き込まれる。
構図や展開が工夫されてて目が離せない。
情報の少なさがハ
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.3

仕事絡みで、認知症の参考として鑑賞。

若年性アルツハイマーのお話のため、視聴者からするとあまり自分ごととして捉えにくい。
しかし、認知症は高齢になるにつれ誰しもなる可能性(たしか4人に1人は認知症o
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.1

これ好きだわー

開始直後は家族離散っぽい不穏な空気が流れているけど、

あれ? 一人ひとり憎めない感じ…? と気づきはじめ、
徐々に「あ、これ笑っていい映画なんだ〜」って安心感が出てくる。

お兄ち
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

おもしろかったー
二度は使えない手?

創作チックなものづくりを生業としている者として、同じ作り手目線で見てしまいます。

「作品である前に番組なんだよ」

うんうん、

納期、仕様、予算。
私の場合
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

青春あるあるな気もするけど、それほど共感できなかったのはなぜだろう…

「私のことレディバードって呼んで!」
と、親しい友人をはじめ、家族、先生、果ては生徒会の立候補名でも名乗るムードがわからなかった
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.7

邦題の付け方がセンスあるなと思いました。
「見えざる手」は、個々がそれぞれの利益(私利私欲)を追求していれば自ずと(勝手に)市況は発展する、みたいな意味で、裏を返せば政府がコントロールしようとするとろ
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.6

おちんちんを編むお話。笑

トランスジェンダーの話…?
いや、女性とは何か、が溢れ出てる映画だと感じた。
性の在り方に苦しんでる印象はなくて、苦しみもあったけど、全部受け入れて生きてきた。受け入れたと
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

私は奇跡じみた物語が嫌いです。

私が小さな子どもの頃、
意識なく呼吸だけ続ける母の手を握り、
「物語では奇跡が起きるのに、
どうして今奇跡が起きないんだろう」
と考えていたことと、

私が大学卒業後
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.2

なんていうか、普通。
普通におもしろい。けど普通。

豪華キャスト、かっこよさ、手の込んだあれこれ。
すごーい、んだけど、なんか普通…
罰当たりな感想だとは思うけど、普通…

公開当時に映画館で観てた
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.3

作中で言うところの「ポップカルチャー」にそれほど興味がない人(=私)には少々退屈。存在は知ってるけど詳しくないし…。
権利関係よくクリアしたな〜、巨匠の作品に出してもらえるから喜んで差し出したのかなぁ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.6

胸元に六芒星がきらめいた時から、多分これ、宗教感覚のなさから理解しきれないやつかも、という予感がし、そういうつもりで観た。

要所要所でハエが飛んでるんです。必ず主人公の美少年にとまってるんです。ハエ
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.3

スポ根に見せかけて、女性差別問題について投げかけている社会派映画。

え?これ映画でしたっけ?
と思えるほどの臨場感!
あれほど身を乗り出して映画を観たことはありません。スポーツ観戦の錯覚に陥ります。
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.7

かわいいおじさまのお話。

「いるよねー、こういう偏屈おじさん!」
と思って観てたら、全然そこら辺にいない凄いおじさんのお話だった。

おじさんに怒られて泣いてるタイピストに、「あんなのただの男なんだ
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ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

2.2

何かをオマージュしてたりパロディだったりなぞらえたセリフが出てくるけど、映画に詳しくない私には全然ピンと来なかった。
玄人好みの映画という印象。

特にジェダイが出てきた時点で、「あ、これ見続けてもわ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

“リメンバー ミー”というフレーズ。そして死者の日がテーマの作品らしいと知り、それだけで泣くこと確定。
死者と生者の間で交わされる「リメンバーミー」って、なんてせつない言葉だろう…
と想像を掻き立てら
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.8

オジサマの星、リーアムニーソン。
息子を大学に行かせなきゃならないのに、還暦で突然のリストラ。人とぶつかってケータイ失くすし踏んだり蹴ったり。

今回は哀愁漂うオジサマの役かしら…

と思いきや、
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キャロル(2015年製作の映画)

3.2

ただただ美しい二人。

妖艶なケイトブランシェットに、男につれない夢追い美人のルーニーマーラ。
この二人がひたすら美しく撮られている映画。
ファッション、色使い、風景との調和。落ち着いた色調なんだけど
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.8

大らかで愛しい友情映画。

始まりからしばらくはそれほど痛快でも爽快でもないのだけど、観終わった後、すべて良かったなぁと受け入れてしまえるストーリー。
紆余曲折の過程はともかく、終わりよければ全て良し
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.4

映画観て、
あー、この人不快。
って思ったの、はじめてかも。

同じ出来事を一つとっても、見る側面によって少しずつ見え方は違うよなぁ、って思う。

出来事、人、恋愛、
彼が作るカードやメッセージ、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.1

サンリオのキャラに、ハンギョドンというのがいる。
今思えば、かわいいキャラクター達の中でかなり異彩を放つ存在である。

監督がハンギョドンを知っているかは定かじゃないが、不気味ながらも可愛らしい、半魚
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PK(2014年製作の映画)

4.6

インドかぁ…と、敬遠してたけど、なんとなく呼ばれた気がして観てみた。

いきなり宇宙の話で、うーん、と不安に思っていたら、ムキムキのツルッとした宇宙人降臨。

「異国の人よ愛しておくれ」みたいな気にな
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