anponさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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デンデラ(2011年製作の映画)

3.0

(姥捨山+ 「銀牙 -流れ星 銀-」)×ババア50人
70歳になって村から捨てられたババアたちの復讐と、熊・自然との戦い。
世界よ、これが日本のババアだ!いや…あんなのいないか。
名女優たちが何でこれ
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大コメ騒動(2019年製作の映画)

3.0

大正時代、富山の嫁たちが米の値上げに我慢ならず米騒動を起こす。
空き時間にちょうど良かったからという理由だけで観たけど、うーん、歴史のおさらいにはなったかな。
題材地味、井上真央がキョロ充でリーダーシ
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.5

ソ連からイスラエルに移住した声優夫婦、妻はテレフォンセックス、夫は海賊版映画の吹き替えの仕事を始める。
NO MORE 映画泥棒の映像を観た後にこの内容はシュールな気分に。
タイトルからも察せられる通
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.0

妻の会社のクリスマスパーティに参加した警官がテロリストのビル占拠に巻き込まれ奮闘するやつ。
クリスマスのアクション映画のど定番。
タンクトップに裸足という軽装の極みなブルース・ウィリスが隠れながら少し
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また、あなたとブッククラブで(2018年製作の映画)

3.5

4人の読書好き女性グループがウッフン小説『フィフティ・シェイズ』シリーズを読んで生活に変化が。
何も考えずに往年の大スターたちの元気な姿を楽しむ作品。
メインキャストの中でもかつてはダントツで美人だっ
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

4.0

太平洋戦争中、日本軍と英軍捕虜がクワイ川に架ける橋をセッセと作り、一方英軍はその橋を破壊する作戦を立てる。
社会人になってから観ると断然面白い。
早川雪洲のやってることは論外だけど中間管理職の悲哀があ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

島のお嬢さんと、彼女の結婚用肖像画を本人にバレないように描くためにやって来た画家のあら^~。
激しく苦手ジャンルのため点は低めだけど良作だろうことは分かる。
オルフェウスのエピソードも絡めて、「見る/
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.0

うーむ、説明しづらい…。
黒澤明の『夢』の「こんな夢を見た」を夢じゃなくて人にして、エピソードを短くすっごい増やして、やまなし・おちなし・いみなしにして、絵画的にした感じ。
人にはおすすめしにくいけど
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わが命つきるとも(1966年製作の映画)

3.5

英国王ヘンリー8世の離婚したい!再婚したい!でもカトリックは離婚めんどくさ!協力して!を沈黙で抵抗したトマス・モアのお話。
信念を貫き通したと取るか、頑固者と取るか。
めちゃくちゃ硬派、やや華に欠けて
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

ちょっとアレな修道女見習いが退役軍人である大佐の子供たちの家庭教師になるやつ。
苦手なタイプの作品ではあるんだけど、さすがに名作。
今だったらドローン撮影でいけそうなダイナミックなオープニング、当時の
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.5

言語学者が貧しい花売りを指導してハイソな舞踏会でバレなかったら勝ち〜な話。
超大作主義の頃の作品だからしょうがないんだけど、この題材で3時間弱は少々つらい。
2時間にまとめていい。
その上、英語を母国
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恋の手ほどき(1958年製作の映画)

3.5

金持ち男とおてんば娘が仲の良い友人から恋愛に発展するやつ。
個人的には途中までの関係の方が好き。
今の価値観からすると結構キツいところはあるけど、ミネリ印の安心ミュージカル。
ただレスリー・キャロンを
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さくら(2020年製作の映画)

3.0

5人+飼い犬、とある家族の崩壊と再生を回想形式で描く餃子プロモーション映画。
感動したけど少々違和感を感じるポイントも多かったかな。
3兄妹とサクラ役のちえちゃん🐕はとても良かった。
小松菜奈はぶっ飛
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

パッとしない父親が、娘の友達の子悪魔ちゃんにほの字になったことから始まる闇深シニカルコメディ。
ケヴィン・スペイシーのダークサイド顔芸が凄まじくてこれは文句なしのアカデミー主演男優賞。

ミーナ・スヴ
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80日間世界一周(1956年製作の映画)

3.5

賭けで英国紳士が80日間世界一周に挑戦するやつ。
オールスターカメオ出演のお祭り映画、深く考えないで楽しむべし。
美術が抜群に素晴らしくってキュート。
ソール・バスのエンドロールはセンス良くギュッと映
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マーティ(1955年製作の映画)

3.5

精肉屋のこどおじ喪男と教師のこどおば喪女の不器用な恋。
アカデミー作品賞の風格には欠けるものの、現実離れしてない容姿の俳優2人が演じたことに意義がある。
さんざんな言われようだけどとっても魅力的だよ!
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波止場(1954年製作の映画)

4.0

波止場を牛耳る暴力団一味の元ボクサーが正義に目覚めるやつ。
意外とスポ根な社会派もの。
不正と戦う系はもっと前からあるけど、キラキラな二枚目じゃなくて瞼が腫れぼったいマーロン・ブランド(ブロックチェッ
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地上より永遠に(1953年製作の映画)

4.0

真珠湾攻撃直前、ハワイの陸軍パワハラ物語。
戦争映画と言うよりもほぼ人間ドラマ。
腐った組織でも任務に忠実なあたり、社畜の悲哀を感じさせる。
有名なランカスターとカーの海辺キャッキャウフフもあんまり幸
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

4.0

劇団一座のめんどくさい恋愛もの。
第一部はめぐり合い編、第二部は修羅場編。
おフランスの恋愛観についていけず全く好きになれなかったけど、作りはすごいなぁ。
劇場の座席と同じく人には階級があり、演劇には
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地上最大のショウ(1952年製作の映画)

3.5

サーカス一座が苦難を乗り越え興行を打ち続ける話。
並大抵のメンタルではできないですね、はい、そのせいか人間性が欠落した方多いです!
サイコな言動が多くドラマ面は弱いけど、ガチのサーカスをやるので視覚的
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

_(:3」∠)_ <オミゴトォ!

フットワーク軽めの商社経営者の夫がスパイかもとワナワナする妻のお話。
蒼井優うんまい。
黒沢にはホラーで賞を獲ってもらいたかったからちょっとモヤっていたのだが、観
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

うまい🍱うまい😋

鬼になった妹を救おうとする少年のアレ、煉獄さんのターンの巻。
TVシーズン1のそのまま続き、あらすじ説明なしの一見さんお断り仕様ながら大ヒット確定の化け物コンテンツ。
今回も原作に
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

4.0

パリに住むアメリカ人画家とフランス娘の恋。
この2人が大変失礼なので、終始ムカムカ。
でも!でもでも!全編ガーシュウィンですよ!幸せ!
また美術面も本当に美しくて絵画のよう。
レスリー・キャロンの服装
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イヴの総て(1950年製作の映画)

4.5

新旧舞台女優バチバチもの。
例えるならばガラスの仮面の乙部のりえが本当に才能あったって感じ。は〜怖い怖い!
デイヴィスとバクスターの演技合戦とマンキーウィッツの脚本が最高。

しかしこのDVDジャケッ
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中、ユダヤ人の少年がおばの死をきっかけに里親ガチャに悉く失敗、闇堕ちするエクストリームサバイバル。
やだぁ!余所者を排除する田舎の陰湿なとこを極めてる!
なかなかハードで観ててつらかった
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.5

仕事も家庭もうまくいかない女性が、映画の中の登場人物と、彼を演じる俳優から同時に好かれちゃう。
これ、映画好きには最高とも最悪とも言えるなぁ。
全てを忘れさせてくれるアステアとロジャースは偉大。
映画
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Giliap(1975年製作の映画)

3.5

PFF2020にて。
ホテルのウェイターの恋。
当時コケて酷評されて、ロイ・アンダーソンはその後25年間長編映画を作らなかったとか。
上映前に監督自ら自虐なのか本心なのか失敗作と紹介するサービス精神の
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

4.0

父の死と両親の馴れ初め。
どシンプルなラブストーリー故に素直に感動。
母であるチャン・ツィイーの忍耐強さとかわいさはハチ公並み。
装備品はキノコ餃子、髪留め、ピンクの勝負服。

オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

3.5

理想を掲げた地方の政治家が出世するにつれどんどん腐っていく。
硬派な作りで面白みにはやや欠けるけど、当時の映画としてはリアリティはかなり高い方。
ブロデリック・クロフォード上手いなぁ。
今でも国を問わ
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ハムレット(1948年製作の映画)

3.5

説明不要なアレ。
ローレンス・オリヴィエが監督・主演というだけでもう恐れ多くて何も言えない。
ジーン・シモンズのオフィーリアの儚い美しさ。
オフィーリアの髪がCanCamモデル全盛期に下手くそな美容師
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アガサ/愛の失踪事件(1979年製作の映画)

3.5

ミステリの女王、アガサ・クリスティが夫から三行半を突きつけられヨヨヨと失踪、その間の出来事。
お上品かつ凝った展開でクリスティ愛を感じさせる。
言い換えるとめんどくさ!にもなるんだけど(笑)
主演二人
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しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.0

団地に住むクズ一家とその周りのクズのブラックコメディ。
いやあ、これは面白いなぁ!
まさにタイトル通りの内容で五感を揺さぶってくる。
上品な口調で話してる内容はクソ。
覗き趣味を感じさせる変態カメラワ
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.0

女嫌いマンによるモントリオール理工科大学の銃乱射事件と被害者たちのその後。
『エレファント』と比較されそうな題材で、こちらもとても良いですね。
抑えた演出と自然の美しさ、そして最後の台詞がすごく素敵。
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

地球ヤバイヤバイで他のイケてるところ探しに行った有能パッパと地球でパッパを待つ有能ムスッメのお話。
めっちゃ家族欲しくなる。
少子化対策で全国民に見せるべき。
美麗な映像と胸熱展開が良いね良いね。
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シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

3.5

おそロシア…じゃない、おそろシチリアなマフィアの抗争と裏切りと法廷劇。
めちゃんこ殺されてめちゃんこ逮捕されるので少しついていけなかったけど、うとうとしかけた時の爆破シーンは半端なさすぎて痺れた。
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