筋書きはよくある青春映画だけど、主人公目線で突っ走るのではなく、随所に父、母、妹、親友、近所の人のそれぞれの目線を差し込み、かつ社会の動きともリンクした見事な脚本だった。みんながこんな風に生きられたら>>続きを読む
ハイヒールにミニスカートで銃撃戦とか、恋人が愛を囁く隣で狙撃とかシチュエーションだけで痺れるけれど、それらを繋ぐストーリーも鮮やかかつスピーディーで目が離せない。メイクを覚えてから23歳の誕生日まで、>>続きを読む
This used to be our playground.
脚本も映像も素晴らしかった。青春恋愛映画かと思いきやガッツリ社会派。
135分と長めながらも無駄がなく、テンポ良く、かといって決して淡白>>続きを読む
自意識過剰で悶々としてる主人公はどれも似てるけれど可愛いと思えるかどうかは紙一重で、アドリアンはちょっとキモい寄りだったかな。
アイデのファッションの色が目を引く。南仏でバカンスしたい。
サムは生理的>>続きを読む
1分の尊さ。過去の尊さ。いかにもな口説き文句だけど…ズルい。
序盤の緑が鬱蒼と茂るジャングルのような、ルソーの絵のような風景が印象的。警官と話しながら歩く濡れた夜道の光。鏡と雨と湿度とダンス。
5人の>>続きを読む
湖と山と水路とそこにかかる橋に佇む女。オープニングから色彩が圧倒的に美しい。
手書きの日付も素敵。
対照的に主人公のおっさんは端的に言ってキモい。なのに目が離せないのは風景と女性たちの美しさのせい?>>続きを読む
プラトニックの極地。女の涙。赤。鏡。雨。チャイナドレス。
多くは語らなくても、映像と音楽がとにかく良い。ヨーロッパ映画感がすごい。
ウォンカーウァイ映画の部屋の内装が好き。
ワルツとエキゾチックな音楽が印象的。部屋の中でも外でも暗いシーンが美しくて、特に影のシーンはよかった。内装のタイルも素敵。シャンパンの泡から海の波へ。
クロチルドのように男をたぶらかしてみたいというよ>>続きを読む
サブレが食べたくなった。フランス風のパン屋に行きたい。
しょーもない話なんだけど好き。
仕事サボりすぎじゃない!?クロエの猫のような奔放さがたまらん。
午後のある時間不安になる。妄想のペンダント。急にファッションを変えるクロエ。
タートルネック。試着室。チェックシャツ。手のショット。螺旋>>続きを読む
海が美しい。タコって実は人間よりずっとすごい生き物なのかも。人間は手脚再生なんてできないし。
海の生き物と触れ合ううちに、主人公自身も生活を取り戻していく、という描き方もよかった。
市民ケーンを先に観るべきだったかな。
それでも後半からは状況がわかってきて、マンクが自分の信条こそを大切に、一匹狼的に立ち向かっていく姿は痛快。
ウィットに富んだセリフたちが素敵。
なんだか今の日本と>>続きを読む
なるほど芝居をもとにした映画か。
黒人のそれぞれの白人との付き合い方、立ち向かい方。誰も間違ってはいなくて、差別が許される社会こそが間違っているのだと思い知らされる。
ブルースという音楽のルーツ。
セレブに対する皮肉が効いていて冒頭は面白い。曲もいかにもブロードウェイという感じのあえてパロディにしたような曲調が多い。ただ、そればかりで予定調和的に平和に話が進むので見応えはあまりなかった。もう一捻>>続きを読む
ひたすら裁判しているだけなのにテンポが良い。最低な裁判官へのアビーの応答がリズミカルかつ皮肉が効いていて気持ち良い。
50年前の自国の政治的問題をこんなにもポップに描けるアメリカ、さすが。
パリという街の二面性が非常に丁寧に描かれている。6月の日の長いパリ。18時から飲み始めて、暗くなって街に繰り出したのは22時過ぎ?セーヌの河岸で愛し合うカップルたち。レストランの客からお金を貰おうとす>>続きを読む
抑圧されてきた女たち。籠の中の鳥は外に飛び立つべきなのか、中に楽しみを見いだすべきなのか。女たちに非はないのだからどちらを責めることもできない、その切なさ。
シアーシャ・ローナンの鬱蒼とした表情から喜>>続きを読む
大人の映画。中年の危機を越えたその先の胸中が今の私にはまだわからない。
それでもアメリカの雄大な自然、マジックアワーの空模様、そしてそこに流れるピアノの旋律の美しさは十分に楽しめた。
この大きな地球か>>続きを読む
人は一人では生きて行けない。家族や他人と手を取り合って生きている。そんな当たり前のことが淡々と温かく描かれていて、ふいに涙が込み上げてくる。
ただ家族の日常が描かれてゆくのに撮り方が上手いのか、全然退>>続きを読む
出会いの長い夜のあと絹ちゃんがこの余韻に浸っていたいと言ったように、しばらくはこの映画の余韻に浸っていたい。
二人と同世代の人にはきっと響く。
ありふれたLove Storyだけど、大人になるってこう>>続きを読む
この映画のヒュー・グラントが好きだと思って見返したら、サンドラ・ブロックも役とマッチしててとてもよかった。ドレス姿が美しい。
二人でランチして嫌いな具材を慣れた手つきで交換するシーンが好き。ヘタレでち>>続きを読む
Jazzyな音楽でお洒落で非現実な世界観を作りたかったんだろうと思うけど、少し映像が現実に寄りすぎていて中途半端な印象。
二階堂ふみは綺麗で奇抜なキャラも合っていた。稲垣吾郎の良さがいまいちわからず…>>続きを読む
夢の重層構造面白い!TENETよりはわかりやすいけど、世界を飛び回ったり女を守ろうとする感じ、似てる〜。
マリオン・コティヤールの美しさとトム・ハーディがかっこよかった。無重力シーンのジョセフ・ゴード>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
なんか聞いたことのある話し方と思ったら小津作品だ。違和感はあるけれど綺麗な日本語で段々と慣れてくる。
単に正義を貫く話ではなく、男と女の物語が絡み解釈が広がる面白さを感じた。
優作は離れていても精神的>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
結局主人公は自分だったというオチがカッコいいし爽快。
カーアクションなんてもうやり切ってると思ってたけど、まさかのバックで追いかけてくるとは!
美女とかヨーロッパの美しい景色とか007っぽさもありつつ>>続きを読む
ニューシネマパラダイスが大好きなので期待して観たけどびっくりするほど刺さらず…。船の上で生まれ、育てられ、なぜかピアノの才能に恵まれ…というところで話がほぼ完成してしまい、途中で起こるエピソードも結末>>続きを読む
「胸騒ぎの恋人」に立ち返ったということなのかしら。でも「わたしはロランス」を観てしまったから物足りない気がする。ドキドキの描写もいいけれど、痛いほどに感情をぶつけ合う様をドランの映画では見たいのかもし>>続きを読む
ホアキン・フェニックスの演技がとにかく見事。体型も痩せ細っていて説得力がすごい。
笑いのシーンがトラウマになりそうなくらい怖かった。狂気を感じさせるダンスシーン。いつ爆発するんだろう?と常にヒヤヒヤ。>>続きを読む
伊坂さんの原作が大好きでようやく鑑賞。俳優は大倉さん、古田さん、松尾さん、光石さんといった脇役まで豪華。ポップでカラフルな世界観はいいんだけど、なんか安っぽい感じが残念。
伊坂さんの登場人物は嘘っぽい>>続きを読む
なるほど、村上春樹っぽい。謎は謎のまま幾通りもの解釈ができて、引き込まれた作品世界から終わっても抜け出せない。
パントマイム、猫、グレートハンガー、ビニールハウス、井戸。本当に彼女はアフリカに行ったの>>続きを読む
アメリカの高校生大人びてる…。男女共用トイレとかジェンダーへの理解がもう日本とは別次元に進んでいる。
青春真っ只中で、その先にも疑いなく青春が続いていく感じ、青春を過ぎた人にはちょっと胸が痛い。大切な>>続きを読む
正直エイダがベインズに惹かれることにあまり共感できなかったが、音楽や映像が圧倒的に美しかった。浜辺に置き去りにされるピアノ、雨の森とピアノの旋律、ピアノを弾くエイダの背中…。ピアノを弾く美しい女と男、>>続きを読む
素敵な音楽流して、ブレザーの子供たちにロンドンの街中を走らせるだけでずっと見てられる。少し喋って、音楽流しての繰り返しがなんだか心地よい。
ダニーとメロディはもちろん可愛いけれど、2人に気を遣えるオー>>続きを読む