FHTさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.9


なるほどー!!そう来たか!という気持ちになるキングスマン0
舞台が世界大戦の最中というところにユーモアをプラスした最高のアクション映画!

ラズプーチンが出てきたところで「どういう事だ?」と思いスト
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

カメラワークが単調すぎてちょっとだけ物足りなさやテンポ感の悪さを感じたものの、仕上がりのいい脚本が生き生きしてるので楽しく観れた。

ある人には"あるある"なようで ある人には"ないない"なようであっ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.7

あらゆる青春が詰まりに詰まった大事典のような作品。

アルプスタンドのはしのほうで高校生が大人になる瞬間。

台詞回しのテンポ感が最高だし、仕掛けもたくさんあって終始目が重くなることもなかったし、いろ
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ピアッシング(2018年製作の映画)

2.8

まるでこちらも拷問を受けているかのような一方通行の会話劇がなかなかしんどい。。
ユーモアがあればまだ光るんだけど、それもなく。

性癖が特殊な点についてもそこまで活かされてなかった。
もっと沸騰寸前く
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あらののはて(2020年製作の映画)

3.2

高校時代初めて感じた快感はとても不思議なものでした。

それから8年後、彼女はそれ以上の快感を得られないまま時はすぎ、意を決してその続きを求め行動するのだが。

テーマ自体は攻めてて面白いのだが無難な
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.7

さすが目の付け所が違う!

とんでもねえシリアスコメディーで失笑してしまう、、

ジークのつぶらな瞳が余計に複雑な気持ちにさせてくる。

人には知らなくてもいい真実もあるという事を教えてくれるような作
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.4

エドガーライトの器用さ、オタクさがモロに出ている作品。

音響廚だから冒頭から違和感を感じたモノラルサウンド。
まだあの人と出会ってないからだ。

うわ、そういう事!と思ったのはステレオに切り替わった
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.9

これは、、!!!
久々にすごい作品観たと言う感覚になった。
友達とか恋人とかと観ても問題ない作品。
観終わった後それぞれの見解を話すのも良い。

偶然には勝てない。

どれだけ優秀でも、黒魔術師でも偶
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

4.0

リアルなドキュメンタリーだけど割とカットが多くどこか映画的だ。

本作の主人公はサシャという子供。

サシャは2歳の頃から自分を女の子と認識するようになった。

しかし体は男性の作りになっている。
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.6

この映画は観て語る。
語れば語るほどこの作品の本質が見えてくる作品だ。

カメラワークがドラマに寄りすぎていてミュージカル映画の良さを半減させていたなあ、、

一人一人ピックアップするのは良いけど"孤
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.2

観たつもりでいたけど実は観てなかったシリーズ。

ダニエルグレイグ、ルーニーマーラ、デヴィッドフィンチャー。

これだけで期待が出来る作品だよね。

フィンチャーらしい脚本の練り方が上手い具合に困惑さ
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セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

4.0

結婚間近の貧しいカップルはある日、武装して銀行強盗をする。
子供を授かったばかりのあの日に。

うまくいくと思っていた。でもうまくは行かなかった。
妻が放った銃は警察に当たり、夫は妻の罪を被り刑務所へ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

5.0

ドキュメンタリー史上最も映画的作品だ。

映画的フィクションがノンフィクションで繰り広げられているという事。

こういう現実が世界では起こっている事を知るためにもみんなに見てほしい。


シリア戦下の
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7:19(2016年製作の映画)

3.0

これは、、生き埋め体験型映画、、

映画的に斬新だし、これなら低予算で仕上げられるしアイデア良い。

地震によるビル倒壊で生き埋めになって救助を待つストーリー。

これはある意味ブレアウィッチプロジェ
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

3.9

ルーカス・ヘッジズ主演の作品コンプリート。
ほんと彼の演技が好きだ。
それに加えこの作品は他のキャストも豪華熱演で入り込みやすい。

クリスマスイブの日。薬物依存だったベンが治療施設を抜け出し、実家に
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

認知症体験型映画じゃないか、、!

脚本、演出、そして役者の演技力全てが整った舞台だから出来るカラクリのない空間でのカラクリ作り。

自分の親が自分の事をすっかり忘れてしまうとか想像すると最初ゾッとす
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スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)

4.0

監督、脚本、主演全てを担当したスザンヌ・ランドンの世界を観に行った。

この作品のキーとなるグレナデンソーダのように淡く、透明感のあるカラーで心がシュワシュワとときめくような作品。

16歳と35歳の
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ランチメイト症候群(2018年製作の映画)

3.5

歳をとった大人からすると大した事ない事だと思うが、思春期の彼女達にとったら人生を狂わすかもしれない1つのアイテムなのだ。

それがお弁当

いつも華やかではない地味な弁当を渡されて気にしちゃう主人公。
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.7

時間が通貨の世界
ただし25年までは時間は無限にあり、それ以降は25歳を繰り返し生きていく時間は通貨として得られる。

これはある意味現実世界と類似している。

僕たちは時間を犠牲にしてお金を得ている
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

いやあ、、感無量ですね、、

ダニエルボンドは本当終始切なかった。
あのブルーアイズも見納めかあ。

最初の爆破シーンは僕も吹っ飛びそうなくらいビックリした。あれはそこらのホラー映画よりビビった笑
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.0

第二の嫁物語。

サムメンデスのテンプレパターンが決まりつつある。

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

オープニングの良さを出すための前戯が良い。
Mおばあちゃん回

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.5

ここからカメラワークが気になって来ました。カット割が多すぎる気が、、

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

ショーンボンドしか興味がなかったが、ダニエル版も鑑賞!

ダニエルボンド作品の中では1番!

ここから段々エモさが増すんですよねえ。

ダニエルボンドはとにかく切ない。

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.2

セリーヌシアマ監督の過去作。まだまだ青い部分がある作品かと思ってたが、もう2011年には彼女の感性と思考は確立していた。

燃ゆる女の肖像の作品のように、ラストシーンの力強さはこの作品にもあった。続き
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

4.0

2018年ミニシアターで観たとんでもねえ脚本のギルティー。そのリメイク作品がこちら。

かなりストーリーいじってるのかなと思ったが、90%そのままのギルティーだった。

そして90%ジェイクギレンホー
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メインストリーム(2021年製作の映画)

3.5

こう言うSNSがダメって映画にあるいくつかの視点において称賛しながらもレビューを書くもどかしさたるや笑

日本版予告はあまり意識せずに観るべき。


この作品は主人公であるSNSが嫌いな男の本当の核の
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ケイト(2021年製作の映画)

3.2

最初の掴みは満点に近いクオリティー!
バニラカーが世界に知れ渡り、殺し屋が何かを抱えてそうな状況。引退の前に起こるラストミッション。

タイムリミットが付け加えられ、スピード感は上がるはず。そう思って
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Grand Bouquet(2019年製作の映画)

3.4

コンテンポラリーでもプログレッシブでもインダストリアルでもない。
ヤンシュバンクマイエルのランチを感じ取れるようなシーンもありこの作品の可能性は無限大だなと感じた。

Wheel Music(2019年製作の映画)

3.3

ある種人間が持っていて縛られている鼓動のリズムのようにカタカタカタカタと車輪の回る音の中の世界が繰り広げられる。ハムスターじゃないのにハムスターって言っちゃったオフビートは笑った。

梨君たまこと牙のゆくえ(2018年製作の映画)

3.7

消費者と生産者のそれぞれを描いたような、互いに求め合うものが交差する瞬間の光。
出逢えた時の海の中の描写はフランス映画のような色気に溢れていた。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.4

これは面白い!!
阪元監督とはほんの少し接点があるからとかではなく本当面白かった!

ジョン・ウィック並にスピーディーなアクションのシーンにタメがなくアッサリ殺してしまう爽快感!よきよき!!

阪元監
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.3

観終わった後「抱いて、、!!」ってなるくらい美しいストーリー構成。

ドランの人情出まくりな作品でした。

俳優のジョン・F・ドノヴァンがある日自殺をした。

なぜ自殺をしたのか?

彼の唯一の友達で
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野球少女(2019年製作の映画)

4.3

期待以上の面白さ!

まず高校野球部、男性ばかりのところに入る女性部員。プロの野球選手になる事を夢見て居心地の悪い部活動に黙々の耐え自分を鍛えているスインに感動、、

期待をされているプレッシャー。
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映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット(2021年製作の映画)

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悪人が強がった陰キャにしか見えなくて辛い、、
シリーズキャストはいい感じなんだけどなあ。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ジム・ジャームッシュのアングル!
どのシーン切り抜いてもポストカードになりそう。
人物の位置。そしてシーン毎のカラーバランスの統一感が素晴らしい。赤系、青系、緑系の色を満遍なく入れてるのは意図的なんじ
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