〈家族〉という共同体の成立条件を現代的な文脈のなかで突きつける映画。
2回目。
まず、是枝裕和は「既視感」の使い方が上手いなぁ、と思った。ありふれた感覚?を拾う才能がすごい。
僕は早くから血縁が>>続きを読む
家族という奇妙なつながりを描いた映画
自分の実体験と重なりつつ、あのときあの人はこう考えていたのかもしれないと思わされるいい映画だった。
死ぬのは怖いし、死にたくはないが、漠然と自分は早死にする気がする。
死への恐怖は普通、生への執着としてあらわれるが、それが行き過ぎるとき、死への誘惑に反転する……ということが映画から示唆されているか>>続きを読む
どうして自分が思ってることを話したり表現するだけで、怖くなったり恥ずかしくなったりしなくちゃいけないの?というセリフに全てが詰まってる。
性産業は適切に管理されるべき論を思い出した。
あと多分、日本はこれからどんどん不況になっていく。それなのに社会保障を企業に委ねている限り、こぼれ落ちる人が必然的に出てくる。そのことを強調して描こうと>>続きを読む
当たりだった。さすがパルムドール。
やっぱり自分がやりたいこととやるべきことが一致するところを目指すのがいいよね。言い換えれば、アーティストのようにエゴイスティックでありながら、オーディエンスが求め>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「承認」は人をここまで狂わせるのかと思う映画。
【以下、ネタバレを含む】
「ストーカー男」に与えられる「赦し」とはなんだったのか?
この映画の主題は間違いなく「赦し」。しかし、こ>>続きを読む
結構リアルな描写されてるから、すごくわかる。感情に共感ではない、このわかる感覚
私たちの社会にSeascapeを
このような視点があってもいい。つまり、私たちの社会には、作中におけるSeascapeのような場所が足りていないし、必要だという視点。
なぜ必要か。それは「ニトラ>>続きを読む