aoaominamoさんの映画レビュー・感想・評価

aoaominamo

aoaominamo

ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

-

思わず踊りたくなる映画。電子音楽黎明期の女性音楽家たちも、こうやって大きなマシンの前でうんうん悩みながら音楽を作ってたのだと思うと、胸が熱くなる。

恐るべき子供たち 4Kレストア版(1950年製作の映画)

-

ラストのニコル・ステファンの演技が凄い。全身の血が凍りつく。

デニス・ホッパー/狂気の旅路(2017年製作の映画)

-

ヒットを飛ばし、でもハリウッドから干され、そこから這い上がり、最後はハリウッドの殿堂入りを果たす、なんて華やなストーリーだけれど、彼の歩んだ道は痛ましい。
彼のことは「Fishing with Joh
>>続きを読む

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.3

アニエス・ヴァルダは連想するのが好きなのかもしれない。街に住む人々の顔、動き、エピソードがシームレスに繋がっていく、その流麗さに見とれる。

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

-

もはや観るアンビエント的なところがある。遠景から人の動きを捉えるシーンが多いのが印象的。この時代のフランスの胡散臭いモダン感がある住宅が好き。それと対称的な下町の風景も見ていてなごむ。

ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦(2003年製作の映画)

-

ラース・フォン・トリアーがヨルゲン・レスに条件を課して映画を作らせる、というような形になっているけれど、ここからラースが普段どういう風に映画を作っているのかも想像できてくる。きっとラースは、俳優に対し>>続きを読む

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.4

たぶんこれから先何度も見返す映画だと思う。低予算なのが見るからに分かるけれど、映画の良いところがぎゅっと詰まっている。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

-

白馬の王子様なんてそうそうやって来ない。彼女の前に現れたのは、青い車に乗った、強盗する勇気もなければ高速道路の料金所を突破する勇気もなくて、見てるこっちからしてもいらいらするくらいヘボい男である。ふた>>続きを読む

DAU. 退行(2020年製作の映画)

-

「DAU. ナターシャ」の2時間が飽きなかったので予想はしていたが、全く飽きない6時間だった。6時間かけて得られる答えが、最初から分かっていたような答えだとしても。
映画の中に出てくるのは、ありふれた
>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.4

焚き火の前でマークとカートが語り合うシーンよりも、夜が明けた後に無言でテントを片付けるシーンが、リアリティがあって印象的だった。夜は暗くて分からなかったけど、実はテントを張った場所の周りが不法投棄の物>>続きを読む

ラストムービー(1971年製作の映画)

4.5

「映画はリアルではない」ことを映画の中に持ち込んだ映画なんだろうけど、それだけじゃない何かがある。「イージー・ライダー」も断片的だと感じたけど、その断片がさらに細かくなって、でも全体が崩壊していない、>>続きを読む

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

-

自由を勝ち取ることはむずかしい。デニス・ホッパーの「ラストムービー」の中で、「自由とは失うものが何もないこと」という言葉が出てくるが、彼らには失うものが多すぎたのかもしれない。

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.9

カンバーバッチが普通の人を演じてる!と思ってたら足元をとられる。前半の絶対うまくいくでしょ感から一転して、一瞬で救いのない状況に陥る、落差のつけ方がすごい。カンバーバッチが太って痩せた。本当に体を張っ>>続きを読む

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

-

社会制度云々よりも、いつもの日常から逃れられないことの方がずっと残酷な気がした。カメラワークが鮮やかで、暗めの色彩が絵画のようで美しい。続編が本当に楽しみ。

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.4

とにかく言葉が少ない、というのが一番の印象。
目的地が見えない不安を抱え、先住民の存在に怯えながら、アメリカの荒野をひた歩く移民たち。
水や食料が枯渇していき、死と隣り合わせの状況にあっても、監督の視
>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

-

ジャックに人間臭さを垣間見るのは間違いだろうか。シリアルキラーとして、目の前にいる人間の生殺与奪の権利を持っているのと同時に、彼は潔癖症、強迫性障害や、怒りっぽい性格、なかなか完成しない家、殺人への中>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

-

大量の引用を用いて徐々にひとりの人間が描かれていく様子から目が離せない。解剖学的でもあるし、彫刻のプロセスのようでもある。同監督の「アンチクライスト」の引用はずるい。ラストはなんとなく予想していたもの>>続きを読む

クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

4.3

「お前にとっては妄想でも 僕にとっては現実なんだ」
「頭には受信機 指には送信機が埋め込まれてる」
「僕はクリーンだ 僕自身の心だ」

妄想が真に迫ってくる。幻聴が頭の中を埋め尽くす。苦しくて切なくて
>>続きを読む

魔術師(1958年製作の映画)

4.5

信仰は弱い者のためにある。弱い者とは誰だろうか。恐らくすべての人間である。
信じることで救われようとする者、そして奇術を魔術と信じこませることでお金を得ようとする、貧乏でみじめな奇術師たち。映画に出て
>>続きを読む

クーパーの花婿物語(1944年製作の映画)

4.0

結婚式の日にほかの人との子供の父親になったりさらに別の人と結婚したりする無茶苦茶な映画。最後はハッピーエンド。最高。赤ちゃんのミルクを作るゲイリー・クーパーが見れるのはこの映画だけな気がする。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

酒飲みの国の人間讃歌。マッツ・ミケルセンのダンスがかっこよすぎる。

野いちご(1957年製作の映画)

4.4

老人の人生はまるでからっぽのお城で、よく出来た外見の内側には孤独が広がっている。人生のある到達点にあっても、夢に出てくるのは過去の後悔ばかりだ。彼の時計は針をなくして、時が進んでいるのか止まっているの>>続きを読む