あおやさんの映画レビュー・感想・評価

あおや

あおや

映画(433)
ドラマ(0)

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.6

信州財界の大物、犬神佐兵衛のこした遺言を起点に、彼の莫大なる遺産を巡り多くの利害関係者が絡んだ遺産相続争いが巻き起こる。いわゆる“争続”のおはなしである。
佐兵衛の異母娘である犬神竹子、松子、梅子。そ
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ダーティハリー5(1988年製作の映画)

3.4

変わらぬ小気味良いテンポとハリーのスタイル。無駄を省き、小さくまとまっているシリーズ第5弾。今回の相棒は初のアジア系、アルである。カンフー?に精通している時点で思わず笑ってしまうのだが、この相棒がシリ>>続きを読む

ダーティハリー4(1983年製作の映画)

3.6

“Go ahead, Make my day”

シリーズ4作目はイーストウッド自身がメガホンを取る主演監督作品。前作から7年、見た目においては着実にイーストウッドの老いが感じられる。

“お前は歩く
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ダーティハリー3(1976年製作の映画)

3.0

シリーズも中盤3作目に突入。なんといっても本作はハリーの相棒が女性である。ある種真新しさは確かに感じた、がこの女性刑事の存在がどうにも邪魔に思えてならない。あまりにも素人丸出しの彼女が、いきなりハリー>>続きを読む

ダーティハリー2(1973年製作の映画)

3.5

“こいつは44マグナム 威力は最強だ 頭が丸ごと吹っ飛ぶ 試してみるか?”

2です。のっけからハイジャック犯相手にさっそくぶっ放す。相も変わらず容赦がない。悪党を撃つことに一切の躊躇がない。そんなハ
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.3

コロナ週間のGWは若かれしイーストウッドの出世作をセレクト。ハリー・キャラハンという強烈なキャラで、一躍スターへと上り詰めた役者イーストウッドの代表作。後のアクション映画にも少なからず影響を与えたであ>>続きを読む

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

4.2

ベトナム戦争下、アメリカ陸軍のウィラード大尉は軍上層部から特殊任務を受ける。それは、アメリカ軍人であるにも関わらず、カンボジア奥地にて軍規を無視し、自らの王国を築くカーツ大佐の暗殺指令だった。偵察に送>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

3.4

フジテレビ系刑事ドラマ『踊る大捜査線』シリーズの映画第二弾。完成間近のお台場を舞台に、会社役員連続殺人事件が勃発。例によって所轄と本庁のわかりやすい対立構図を軸に、湾岸署の面々、そしてあの男がスクリー>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

3.9

「一難去ってまた一難」
まさにこの言葉がぴったりのノンストップアクションムービー。冒頭からフルスロットルのアクションが次から次へと押し寄せてくる本作は、鑑賞後の満腹感が物凄い。タイトルにもある“スピー
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.2

1973年に撮られた本SF作品の舞台は、2022年のNY。つまり、現在2020年の2年後が本作の舞台である。

人間による環境汚染が進行し、自然は朽ち果て、無惨な姿となった世界。荒廃したNYの街はさな
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.4

スポーツやアート。それは人種や宗教、イデオロギーすらも超越する可能性を秘めている。ただそれはあくまで【可能性】であり、現代まで根強く残るそれら分断を根絶していく戦いは今後も半永久的に続いていくであろう>>続きを読む

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

3.5

ポーランド人の男トレルコフスキーは、パリであるアパートの一室を借りる。その部屋は前の住人が投身自殺を図った事故物件であり、部屋にはそのシモーヌという女性の遺品が残されていた。その後、些細な近隣トラブル>>続きを読む

スプラッシュ(1984年製作の映画)

3.0

人魚と人間のラブコメディ。

この時代のアメリカ映画から漂う“古き良きアメリカ”の雰囲気はとても好きだ。

しかしながら節々に無理がある。
登場人物への共感もできない。
笑い所にもあまりついていけず。
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スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

3.5

アメリカの選挙戦はやはり面白い。

対立候補へのネガキャン、大量の資金集め、メディアの使い方。半ば泥仕合と呈するこれら全てが日本のそれとはかけ離れた異質ものである。

本作の舞台はアメリカ大統領予備選
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

“Fukushima50”

彼らの存在を知れたことだけでも、この映画を観た価値がある。

2011.3.11 東日本大震災。当時中学生だった私がテレビから眺めていた原発事故が、首都圏を含めた東日本全
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キング・コング(2005年製作の映画)

3.5

ハリウッドが誇る“怪獣”。
筋肉質で力強いフォルムはまさに「強さ」の象徴。
キングコングはとにかくこのビジュアルに惹かれるものがある。
胸を叩き咆哮を上げ、自らの強さを誇示するかの如く威嚇するコングの
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

舞台は第一次世界対戦真っ只中の1917年。この戦争映画における主役は【伝令】である。

伝令は、いつ敵と遭遇するやもしれぬ広大な戦地を昼夜を問わずたった二人(一人)で突き進んでいく。塹壕や廃墟、もはや
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

“7000回転の世界”

“そこでは肉体だけが残り、時間と空間を移動する”

それは常人からはおよそ想像を絶する世界である。一歩間違えれば大惨事となるクラッシュ、命の危険と隣り合わせの世界。そんなレー
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インセプション(2010年製作の映画)

4.7

物語の舞台は人の潜在意識たる【夢】。
その潜在意識に潜り込み、対象のアイデアを【抜き取る】凄腕産業スパイのコブとその相棒アーサーにある日危険な仕事の誘いが舞い込む。それは対象の潜在意識に侵入しアイデア
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

舞台は第二次世界対戦下ドイツ。十歳の少年ジョジョは、ある日自宅の隠れ部屋にユダヤ人の少女が隠れていることに気がつく。ナチスを信仰するジョジョの中でユダヤ人は“怪物”。はじめは嫌悪感剥き出しのジョジョで>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

3.6

【hiphop】それは70年代アメリカの黒人コミュニティで生まれた文化。“黒人の音楽”とされてきた聖域にスキルひとつで乗り込む一人の白人の姿は、まさに主演EMINEMのスターダム人生そのもの。彼が主演>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

“半地下”で暮らす貧困家族。あるきっかけから彼らは大富豪の家に“パラサイト”していくことに。

喜劇であり、悲劇であり、ヒューマンドラマであり、ある種のサスペンスホラーでもある。様々な要素を内包した本
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.8

恐怖映画の金字塔的作品『シャイニング』の続編にあたる今作。

前作『シャイニング』はジャック・ニコルソンやシェリー・デュヴァルら役者陣の迫真の演技、秀逸なカメラワークと音響など“見せ方”に見所があり、
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.9

またひとつ金字塔を。

『羊たちの沈黙』でのハンニバル・レクターに負けず劣らずの目力。鮮烈すぎるジャケットからも察せるイカれた表情。このジャック・ニコルソン圧巻の怪演に陰鬱な音楽や巧みなカメラワークが
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.7

“ゴッホは8年間に800点以上の作品を描いたが生前に売れたのは1点のみ”

現代において、その存在を知らない者はいない“近代絵画の父”ゴッホの知られざる真実を、100人以上の画家の手書きによる、ゴッホ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.4

アジカンのCDジャケットでお馴染み中村佑介の特徴的なイラストに惹かれるがまま鑑賞。

『夜は短し歩けよ乙女』

怒涛のスピード。
そしてごっちゃごちゃの内容。
暴走列車の如くノンストップで進行していく
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.3

目覚めると伝説的ロックバンド【The Beats】がこの世に存在していないことになっていた。
バンドの存在も、数々の名曲たちも、覚えているのは主人公ジャックのみ。売れないシンガーソングライターである彼
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.3

“ガールズ版オーシャンズ”

小気味良いテンポとスタイリッシュさは本家ともひけをとらない出来映え。

しかし
中身の方は山もなければ谷もなし。
数日もすれば忘れてしまいそうな内容。

サンドラとケイト
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

映画の世界でも一番といって過言はないであろう、悪のカリスマ“ジョーカー”の誕生秘話。気弱な道化師が悪のカリスマへとどのように変貌していくのか。期待と高揚感に包まれながらの鑑賞。

笑いながら泣いている
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

舞台は1969年のハリウッド。
ピークを過ぎた落ち目の俳優リックとその相棒でスタントマンのクリフ。ハリウッドでもがく彼らの人生に、実際に起こった悲劇【シャロン・テート事件】が交錯していく。
ブラピ×デ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

「家族」とは
「人の繋がり」とは

血の繋がり
お金の繋がり
心の繋がり

血の繋がりのない疑似家族は果たして何で繋がっていたのか。血が繋がっていさえすればそれは家族なのか。

その答えは一概にはいえ
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.9

フジテレビ系刑事ドラマ『踊る大捜査線』シリーズの映画第一弾。警視副総監誘拐事件を軸に本庁、所轄を巻き込んだ湾岸署史上最悪の三日間が始まる。

“事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ”
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.8

エジプトの古代遺跡が発掘され、悪魔に魂を売った悪霊アマネットが2000年の封印から解き放たれる。呪われた主人公ニック(トム・クルーズ)と考古学者のハルジーは彼女の暴走を止められるのか。

ジャケットに
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.5

アイルランドの聖マキラ精神病院。ここに本作の主人公であるローズ・クリアは子殺しの罪で40年もの間収容されている。病院の取り壊しに伴い、患者の再評価をするため訪れたグリーン医師。自らの無罪を40年間主張>>続きを読む

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.6

ロサンゼルスで私立探偵を営むギテス。ある日彼は水源電力局の施設部長ホリス氏の妻であるモーレイ夫人から浮気調査を依頼を受ける。いつもの如く調査を始めるギテスたちであったが、集めた証拠が何者かによって新聞>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

2.6

始まるやいなや感じる“異変”

くんちゃんの声が全然合っていない。上白石萌歌の声自体は悪いとは思わないが、純粋に年齢と性別を考えたときこの声に製作陣は違和感を感じなかったのか疑問である。この“声”の時
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