MGJさんの映画レビュー・感想・評価

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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

5.0

ゾクゾクするような毒の強さと、上澄みのように漂う人間性。
茫漠とした社会の闇の中で、もしかしたら、と言う抽象的な想像を打ち砕くほどに明確な具象を、密やかに、美しく、見事に作り上げる。

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

4.0

話の構成や展開が読めてしまう決まっている映画の肝は、メインキャラクターの背景や考え方の魅力。その意味で成功。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.0

怪物でも英雄でもない、ビジネスサイコパスの伝記的映画。創業当時のマクドナルドなら食べてみたい。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.0

人生をやり直すことと今を大切にすること、比べることで気付く思いを描きたかった。のは理解できるが、何回巻き戻すねん。戻しすぎやろ。同じステップ何回も踏んでやり直してんの?大変じゃない?省略しすぎじゃない>>続きを読む

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.0

どこまでも広く閉ざされた世界。紙一重の情熱と狂気、愛ではない衝動と執着が、どこまでも追ってくる。どこまでも、いつまでも。

余談だが、カナダとアメリカの関係性を知るきっかけにもなった映画(笑)

サーミの血(2016年製作の映画)

3.0

民族差別と少女の自我が戦う。母は送り出した、選んだ道の先に後悔があったとしても、選び決断したことが産む覚悟があると信じて。
経験を超えて、また郷里を臨む時、その目には何が映るのだろう。
そして、僕も。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

5.0

人が極限の状況で極限の力を出すってこう言うことかも知れない。自分と向き合い、死力を尽くして、なお生きたい、生きていたい、と叫ぶ瞬間を共有する。そんな愛に溢れた「おばか」映画w

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

繰り返す日々、大切にしている時間の中で、少しのハプニングが起こり、また平穏が戻って来る。シンプルな生き方に散りばめられた詩と想いも、いつか流れてしまうけど、また新しい詩を生みだす。a-ha, what>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

ナミビアの砂漠、また行きたいな。
終末の未来を駆け抜ける愛、惹かれあい、護りあう。

そして父になる(2013年製作の映画)

4.0

是枝監督の作品は好きだが、福山さんが苦手で、どっぷりは入り込めなかった。。。

シックス・センス(1999年製作の映画)

2.0

開始5分でオチが読めて、終わるまで苦痛だった。。。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

5.0

表現者の孤高に絡みつく狂気と幻想。目の前で笑う誰かの顔は鏡の向こうの自分。

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

5.0

子育ての輝きと煌めきを軽快なテンポでしっかりと心に残す良作。父親である自分の友人たちが語る、子育ての魅力が映像化されていた感覚で、なんだかにやけてしまう。
あ、邦題は仏題に近いけどいまいち。英題はもっ
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

5.0

今年も終戦記念日がやってくる。戦争を背景に、ある兄妹の命が消えていく。澱が沈んでいくように、無力感と哀しみが暗い水の底で光る。いつかそこから昇っていく魂が、清められた火に変わるように祈る。
無慈悲な現
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ブランカニエベス(2013年製作の映画)

4.0

無声映画、モノクロで描かれる白雪姫のスペイン版。世界観も結末もスペインっぽい。軽快なリズムと素敵な笑顔に切なさを秘めている、まるでフラメンコのように。

人生スイッチ(2014年製作の映画)

5.0

そう、それはちょっとしたタイミング、当たり前の怒りに南米の日差しが狂気を注ぐ。恐ろしいのになぜか人の愛おしさを感じる物語たち。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.0

中南米の空気に混じり合う香港テイストの恋愛、猛々しくも切ない。背中合わせのままで、繋がる糸を互いに手繰り寄せる。

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

いま見たら感想も変わるのかな、当時はただただ世界観と雰囲気に、息を飲んでいた気がする。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

このプロットと世界観をこの時代に確立していたことの素晴らしさを、現代に生きて改めて思う。
これを見た結果、他のSFを見た時の驚きが半分以下になっている気がする。

アンコール!!(2012年製作の映画)

3.0

人に寄り添う人と歌、命の最後まで楽しめる何かを、愛せる誰かを、持っていたいと思わせてくれる話。

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.0

人を救うことにこれだけ尽力できるこの人自身の素晴らしさを伝えるが故に、それだけ救うべき人を作ってしまう戦争の現実を霞ませてしまっている気がする。沖縄で一般住民が巻き込まれた戦地の話でありながら、その説>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

設定は動物だけど、生きてる社会は現実と同じような気持ちの壁に囲まれていて、それでも自由に歌えば良い!と気づかせてくれた存在、気づいた人々(動物たち)が最高のステージを作りあげる。
高揚感と解放感を味わ
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アース・トゥ・エコー(2014年製作の映画)

3.0

少年時代の出会いと冒険、彼らの日常は閉塞感と未知に溢れていた。
少年が何かを探してチャリンコで疾走しているだけで、おっさんのノスタルジーはくすぐられます。
あー、冒険とか旅して、未知の何かに出会いたい
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.0

英語の紹介文にスクールホラーと書いてあり、え?と思いながら見たが、見終わってみると適切な表現だった。実話再構成だけになおのこと恐ろしくなる。
上から覗いてる校長の顔が焼き付いて離れない。
もっと切なく
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.0

大きなコナラ、耕して来た畑。季節ごとに収穫し、家族や友人に送られていく作物とフルーツ。
庭を木を、作物を育てることで、こんなにも暮らしは豊かで健やかになるんだね。自分の土地を持つことがないかも知れない
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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(2014年製作の映画)

3.0

洗脳教育と家族愛の戦いを犬と少女の絆で表現したハートフルパニックムービー?
最後まで駆け抜けて楽しめる。
そういえばタイトルの意味は最後まで理解できなかった。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

法が保障する権利と実態のずれ、少しずつ変わりつつあるけれど、まだまだ難しい。
人の絆や思いやりは社会や法に基づかないが、権利を主張するには第3者を納得させる術が必要になってしまう。
わかっていても難し
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.0

愛しさを感じることと、その人を理解することが別の次元で彷徨う。僕の知って居るあなた、君の知らない僕、父から見た彼女、彼氏から見た父。。。
絵描きは思う、見えたままを描けば、いつかわかるのかも知れないと
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麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

4.0

この境界の向こうに敵が居る、そう教えられて生きる時代と内戦。
それでも、若者に見える世界には、当たり前の美しさと純粋な思いが溢れていたことを描く作品。

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

スパイをスパイするスパイ。
どこまでも淡々と硬質に働く男達と、無情に闇が蠢く世界。
信じることなく、気配を読む者が生き残る。

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.0

運転席、電話との一人芝居だけで綴る実験作に近い新機軸。
ある1人の男の人生を、見る側に広げさせる、創造的な妄想用映画。

LIFE!(2013年製作の映画)

4.0

妄想の世界から冒険へ飛び出そう!きっかけはちょっとしたことでも、その冒険で本当の自分を見つけられるさ!
っていう軽そうで爽やかっぽい内容を大人が真剣に演るところが素敵。

下妻物語(2004年製作の映画)

3.0

深田恭子さんはこう言うノリが良く似合う。ある意味かっこいー。

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.0

原作からは色々と違うらしいが、その新世界っぷりが飛び抜けてる感じで良い。BONNIE PINKやAIもこの演出と世界観だからこそ映える。

告白(2010年製作の映画)

3.0

原作の強い個性を邪魔しない仕上がり、なので目新しさも映像だからこそのインパクトもない。それを出そうとしたのか、ラストが引っ張りすぎて長い。
そして、個人的には原作で一番好きだったセリフが出て来ずなお残
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