MGJさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.0

パレスチナ人であり、映画監督である彼から見た世界。
共感できるかどうかは予備知識なのか、類似体験なのかわからないけれど、シンプルに小難しいことを仕掛けてくる作品。

残念ながらところどころ寝落ちしまし
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

寓話として良くできてるなあ、と感心する。
社会風刺、子供へのしつけ、夢と現実、日々の平和の有りがたさ。
色々盛り込んでいながら押し付けがましくなく、テーマパークのような中毒性まで持っている。

チョコ
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

2.0

作品としては纏まってるんだけど、好みではなかったです。
人がダラダラしてる姿を見るのが好きじゃなく、意味がありそうで引っ張り過ぎの間とか疲れてしまいます。

山下さん、よほど前田さんのこと好きなんです
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.0

一番輝く時。

山下さんて、俳優さんや女優さんのその瞬間を撮ることに情熱が強いですよね。

それが良いカタチで具象化した佳作。

透き通った雰囲気と空気にほっこりできる。

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.0

この作品を使って上映会をやったのは15年前ですか。

新作!とか、話題の!
みたいなのでなく、ふんわり「今日は映画でも見ようかな」て時はこう言う優しい気持ちになれる作品が良いなぁ。

頑張る少年、少し
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.0

こんなに前の映画でしたか。

心神喪失状態による無罪の主張。

主役二人の入り込み具合が凄まじかった記憶です。
前半は静か過ぎて寝ました、ごめんなさい。
後半は憤懣やるかたない気持ちが昂る、俗にムナク
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それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

3.0

そういえば観たなあ、て作品のレビューも時々書き足してます。

法廷、冤罪ものって、現実を突きつけられて精神的に辛いけれど、知識として社会人として知っておくべきものな気がしています。

それを映画で学べ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

楽しー、オシャレ、かっこいー😍

時々出てくる生々しさと貴族が、業界の恐ろしさを感じさせる。

ヒュー·グラントもコリン·ファレルも良い味出てる!
そしてミシェル·ドッカリー様😍

レイモンド役の俳優
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

ねー、ポンチョ❤️

なんとも言えない世界観で、死生観と天国を考える。

生きる意味や価値を見いだす道は、自分で選び見つけた道。て、文字にすると少年ジャンプ感あるな(笑)

クリーチャー好き、ストップ
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.0

この映画をすすめてくれた、ある一緒の時間を過ごした人は、別れて半年後に自殺未遂で病院に入った。

この映画のタイトルを見聞きすると未だに思い出す。あの人と過ごした時間を。
平和で、温かかったと、自分は
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ニーチェの馬(2011年製作の映画)

4.0

長回しについてのレビューを読んでる時にふと思い出した、この作品。

もう見たのは十年近く前かぁ。
永劫に続くかのように思わせる単調な時間と、生物が疲弊していく息づかいを感じられる映像手法、長回し。
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.0

冒険活劇として良くできている。
なんだか少年の頃に見ていた、ワクワク感を思い出すつくり。

シャーロックやマイクロフトのが脇役に徹してる感じも、相手役のイケメン度合いも良い雰囲気。

正統派?亜流?
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

5.0

あぁ、見て良かったな、て思う作品だった。
音や構図、表情、陰影、全編通して印象的で、登場人物の気持ち、心情を感じられるつくり。

DVからの決別、子供たちが見ている世界、人の優しさや仲間との時間。小さ
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.0

構成が面白く、キャラも立ってるので、あともう一歩の突き抜けた感じが欲しかったかな~。
続編?うーん、少し時間を置いて見るか🤔さくっとすぐに見てしまうか…。

そう、さくっと見られちゃうんだよね😅

ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

奥さん役の女優さんと息子が良かった。ユアンさんは特にこれと言った印象ものこらなかったから、自然な演技してたんだろうな、たぶん。感情も演技もおさえ目のしっとり佳作。目新しさとかは無いので、ドラマをゆっく>>続きを読む

カクテル・パーティー(2015年製作の映画)

2.0

あくまで映画としての点数なので、実在する事件や原作を貶める気は全くありません。

時代設定、いつよこれ?現代劇に書き換えるにせよ、原作どおりにするにせよ、徹底してほしい。なんだか色々と中途半端。

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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.0

も、問題作ですね。
製作手法や背景を鑑賞後に知ったので、知らなければ、なんだか昔に作られた時代物のドキュメンタリー映画かいな?くらいの自然と言うか人間そのままのセリフや動きで、生々し過ぎるのが疲れます
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君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

4.0

恋、焦がれる。
嫉妬、葛藤、欲望、寂しさを超えて相手を慈しむには若過ぎて、社会はいつも不寛容だ。

どの時代でも自らでありたいと願う声が犠牲を生み、周囲がその犠牲を悼み悲しまないと状況は変わらなかった
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

5.0

予備知識、事前情報ほぼゼロで観た。
作者の発言やプロモでなんかあった風なレビューは見ましたが詳細は知りません。(売り文句とかに興味ない)

絵本作品のアニメ映画化としては素晴らしいでき。
特に文句つけ
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.0

夫婦であることに何を期待するのか、誰も当事者同士で語りあわないであろうテーマが、ふとした問いかけで噴き出すカタルシス。

仕掛けは面白いけどそれほどはちゃめちゃでもなく、実際にありそうなレベルの隠しご
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ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

3.0

ほっこり小佳作です。
女子3人がオシャレでそれぞれに自分の人生に向き合ってて、そして仲良し。

みんなで写真を撮るシーンが本当に幸せそうで癒されました。

抹茶ミルクレープって食べたこともないし、思い
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

5.0

俺が映画に求めてるのはこのノリ!
好き!

ダウン症のザックが脱走するロードムービー、と一言でまとめるのは簡単だが、あちこちに散りばめられた素敵要素、素敵場面を体験できる作品!

友達は自分で選択でき
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

スクールカーストとかイジメを扱う映画ってかなり苦手で、その印象で観るのを避けていたが、それも理解している友人のススメで鑑賞。

あぁ、いいね。うん。

個人的にはチクチクするけれど、今の現実でも感じて
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クロース(2019年製作の映画)

5.0

やばい!
素敵すぎて好きすぎる!

みんな凄い褒めてると「まぁ言うてもクリスマス向けほのぼのストーリーでしょ?泣くポイントある?」なんて穢れて穿った見方をする大人ぶってる心を涙で洗い流してくれました😭
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.0

主役はばあさんってことで良いのかしらw

これまでにありそうでなさそうな、少し皮肉エッセンス強めのファンタジー。
クリスマスにファミリーで子供がちょっと怖がりながらほんわか見るには良いかもねってつくり
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プレゼント(2019年製作の映画)

4.0

緊張と緩和、短編に込められた現状を嘆く思い。
とても良い娘さんだねぇ、泣けるわ。
規則しか言えない馬鹿を相手に喧嘩しても自分が馬鹿になるだけよ、そう言わんばかりの達観と行動。
帰宅後の温かい時間を願わ
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真西へ(2019年製作の映画)

3.0

何歳なんだろう。
まだ大人の事情より楽しく遊びたかったあの日。
なんで異性と遊んじゃダメなの?
そんな記憶や経験って誰にでもあるのかな。
なんて、色々考えさせてくれる短編でした。
たしかに美人。

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罪の声(2020年製作の映画)

5.0

序盤からずっと涙目で見てました。
子供の頃の薄い記憶に呼び起される罪の意識に弱いわたくしです。。。

自分が小学生の頃に世間を騒がせていた事件、その背景に潜む人々の暮らし、思い、戦い。
時代や国の状況
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

一人の政治家を追いかけて17年、その真っすぐさと人柄、そして支える人々の気持ちをしっかりとらえた良質ドキュメンタリー。
元官僚で正しいことをしたい人って、まっすぐで良い人なんだろうなって勝手に共感する
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

3.0

技術に人が溺れた未来を描く、プロットと構成に注力したであろう意欲作。
意欲は買うが、後半が全部アニメで萎えた。
実写とアニメの融合じゃなくて、途中で切り替わるだけ。全編実写+CGで作って、作品自体が自
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ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶(2019年製作の映画)

4.0

沖縄の人口の1/3が戦死した。

集団自決は適正な表現か、自発的であってこその自決だ。

司令官は自決したが、降伏せず、残った兵へ戦えとの命令を残した。

泣き止まない子供を殺せと命ぜられた。

死ぬ
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.0

年をとったらどんな風になっていたいか考えた時に、この作品のビル・マーレイみたいな飄々とした雰囲気にあこがれる。

夫婦、結婚、日々の悩み、そんなものは誰にだってあって、みんなが何かを抱えている。それで
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フミコの告白(2009年製作の映画)

3.0

どんな土地やねん、脚力すごいわ、死ぬ死ぬw

漫画やアニメの良さって、有り得ない空想を具現化できることなんだろうなー。

そんな要素を詰め込んだ意欲作?
2分、Youtubeで見られるのも良き。

トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

4.0

性別と性的志向はそれぞれ別のモノであるとの言葉にハッとする。

トランスジェンダーの苦悩は肉体と精神の食い違いであり、そこに付随する偏見と差別、そして暴力や侵害の現実を理解するのは本当にそんなに難しい
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

19歳の頃を思い出す。

大人になんかなりたくなくて、楽しく笑ってた少年の日々を捨てられない。

そして、気付く。

親もこの社会に翻弄される一人で、ただの愛すべき人間だったと。

シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

3.0

マフィアの派閥闘争で起こった事実を再現するドラマ。

前半の展開が早い分、後半が長く感じた。
法廷でのやり取りもこれと言った強い切り口ではなく、事実を突きつけるだけで、そもそも相手の言い逃れに無理があ
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