あきらさんの映画レビュー・感想・評価

あきら

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孤独のススメ(2013年製作の映画)

4.5

完全にノーマークだったこの映画、個人的には“レヴェナント”、“ボーダーライン”と競って2016年ベスト級。
情だか恋だか愛だか何だかわからなくても、その全部であったとしても共に生きていこうと決めた人間
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.0

無機物を愛することは片想いの極みだ。ワールドトレードセンターと、その間をワイヤーで繋ぎ渡ったフィリップ・プティの関係も例外ではない。
しかし、冒頭からまるで二者の馴れ初めかのように意気揚々と語り、舞台
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

スターウォーズを心の底から好きだと思ったのは“フォースの覚醒”が初めてだ。
このシリーズは456123、123456、456123456など様々な順番で見ることが推奨されているけれど、私の初めてのスタ
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

闘争か、逃走か。
肉体から沸き起こるアドレナリンと、心に潜む狂気。
それでも魂が眠る場所はまだ見ぬ遠い大地なんかではなく、どこまで行っても人の中にしか有り得ないのだ。

出てくる飲み物は水か母乳、食べ
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.9

もう車で空を飛べなきゃ下をくぐるしかない高さまで上がりきったハードルを軽々越えてくるほど熱量溢れるカーアクションと人間ドラマにただただ圧倒された。
文字通りスカイミッションだった。

ハイテク機器や世
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

4.0

レティが生きてた!?ならハンもいけるでしょという野暮なツッコミはしません。
007かよwwwwと劇中でも騒いでいたようにここから高性能ガジェットがバンバン登場してきて完全に別ジャンルになってしまった感
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.0

いきなり脱獄!
1のヴィンスに2のローマンとテズ、3、4のハンに4のジゼルと大集合で強盗!人種も性別もバラバラなチームが皆活躍するのは観てて気持ちがいい。
カッコいい(物理法則を無視した)アクションは
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ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.0

ブライアン・オコナーとドミニク・トレットが再びストリートレース対決。熱いぜ。砂漠からのトンネルでの追いかけっこは楽しいんだけど、一作目の役者を再び揃えた割りには……という印象。話が想像以上にシリアスだ>>続きを読む

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

3.0

トンデモ日本なのでお笑いとして見るとすごく面白い。
ドリフトという1つの技に拘って練習するところなど、前二作とは全く違う良さがあり、個人的には好き。
ハン……このときちょっと太めなのは偶然だと思います
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.0

いきなり公道を魔改造するやつ。もうストリートレースに拘るなよと思いかけました。(その後のシリーズでも拘り続ける姿を見て考えを改めた)
スピードが出てるときのトンネルに強調線が入ったような演出はダサいが
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.5

熱い友情と恋愛の物語としてはかなりベタだけど充分面白い。ストリートレースというのもただスピード狂なだけでなく、街中でドライブテクニックを存分に活かしている楽しさがあった。

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

5.0

今まで見た映画の中でも最高の1本。実話ということも相俟って人生の指針にしたいくらい素晴らしい。

1984年、サッチャー政権下のイギリスで炭坑閉鎖案に対するストライキが起こってから4ヶ月、炭坑労働者た
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人間の一生(2014年製作の映画)

4.0

主人公がある日何気なくレコードをスクラッチしたところ、時間を操作できることに気づく。
2015年オスカー短編アニメーション部門ノミネート作品。2分という短い時間に充分すぎる皮肉が込められていて、世にも
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ミスター・ヴォーマン(2012年製作の映画)

3.5

自分が神だと主張するMr.Voormanと“The Voorman Problem”を解決するために呼ばれた精神科医の話。2014年オスカー短編実写部門ノミネート作品。
ショートムービーにしても速めの
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

質量を持つものは全て、互いに引き合う力、引力を及ぼしあっている。
万有引力の法則には運動方程式がある。
計算式は載せられないので文章で表すと『2つの物体の間には、物体の質量に比例し、2物体間の距離の2
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ストロボ・エッジ(2015年製作の映画)

2.0

福士蒼汰はあくびとくしゃみの練習をしよう。口が開いて閉じるだけでは区別がつかないから、マジで。
安堂くん、「チャーハン食ってろ!」は芋けんぴに次ぐ名言なんじゃないか?ちょっと意味はわからなかったけど何
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.5

妊婦がいろいろ捜査するボリウッド版ファーゴ。(ざっくり紹介)
映像の中で焦点があってないところにアレがあるなと思うと、後の展開でやっぱりアレは伏線だったのかと確認できるような演出が多くて、サスペンスと
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イントゥ・ザ・ウッズ(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シンデレラ、ジャック、赤ずきん、ラプンツェルの物語が魔女と森とパン屋の夫婦を通じて絡み合っていく前半は、そことそこを繋げるかという原作を知っている上での単純な面白さがあり、パン屋の夫婦という“世間の人>>続きを読む

ヘリウム(2013年製作の映画)

4.0

くたびれた清掃員が病気の少年に魔法の国“ヘリウム”について語る。
そこでは全てが軽い。寝たきりの少年の足すらも。だから昼間はサッカーをして遊び、暗くなってきたら煙突に登って夕陽を眺めることができるのだ
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カーゴ(2013年製作の映画)

3.5

7分のショートムービー。Youtubeで観られます。セリフが(ほぼ)ないので英語が苦手だという方も気軽に鑑賞できるはず。
ゾンビの話だけど全然怖くない、という前情報以外は目に入れないようにして、是非観
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.5

70分のサイレント映画。
「ナチスにより短命に終わったドイツ表現主義の素晴らしい美術(云々かんぬん)」というなんのこっちゃ分からん解説がついていたので、これは話がつまらないやつだぞと覚悟して挑んだ。
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エクソダス:神と王(2014年製作の映画)

4.0

(出エジプト記は読んだけど『十戒』は見たことがない人の感想です)
聖書で記述されている“奇跡”や“神”を信じるかどうかは置いといて、そこにある物語というのは生きていく礎として充分足りうるものだと思って
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幕が上がる(2015年製作の映画)

3.0

アイドルという存在はプロデューサーの演出込みの劇だと思っていて、ドラマを演じるというのは勿論劇で、その内容は高校演劇で、劇中劇中劇かな~~とか思いながら観た。

フィクションの上にフィクションの上にフ
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.5

元々短めの作品なので何を書いてもネタバレになる気がするけれど、めちゃくちゃ面白かったと宣伝したいのでネタバレ表記にはしない。(ので中身はないです)
ある程度展開が予想できていたとしても、実際目の当たり
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.0

3年前のオリンピックで金メダルをとった後、スポンサーがつかず貧乏暮らしに甘んじているマーク。
練習と粗末な食事を終えた彼が家に帰った後、とんとんと大きな音が出るまで頬骨を叩くシーンから物語は始まる。
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マジック・マイク(2012年製作の映画)

3.5

男性ストリッパーってなんだよ。って感じだったけどこれは面白いわ。なんせマイク(チャニング・テイタム)のパフォーマンスがダンスの技術的にも、ストリップの見せ方としても上手すぎる。それだけで充分すぎるくら>>続きを読む

2012(2009年製作の映画)

3.0

宇宙人が攻めてこなくて隕石も降ってこなくて、地殻がどうのこうので、ウディ・ハレルソンがヒッピーやってる終末映画。
要するに「なんかよくあるよね、こういうの」という作品だけれど、徹底した大地と都市の破壊
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.0

動物はたくさん出てくるが、最終的には動物の話ではない。
あらすじを見ただけで「神が与えた試練」的なテーマが根底にあると予想していたけれど、「極限状態では自分の信じるものを新しく作り出してでも生きなけれ
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

3.5

映画館で観た。サカナクションのアイデンティティとユリイカが予期せず大音量で聞けただけでかなり満足。
豪華な役者陣をいい意味で無駄遣いしつつ、場面を上手く切り替えながらテンポよく展開していくので、全く飽
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

4.0

決して涙を押し付けて来ない良い映画だったけれど、何の言い訳もできないくらい号泣した。

人は死んでも他者の記憶の中で生き続けるけれど、何を残す時間もなく、若くして期限間近の爆弾を抱えた2人の間に生まれ
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.5

いい人悪い人とか好き嫌いとかはとっくに乗り越えていて、ただ一緒にいることに疲れてしまったというのは家族にも、仕事でも、倦怠期の恋人にも、どこでも起こることだ。
アスペルガーの弟が兄の理想の恋人を探す物
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GANTZ: PERFECT ANSWER(2011年製作の映画)

2.5

アクションは前編と比べて格段に進化していた。玄野の激走には少し笑ってしまったけれど、特に狭い地下鉄内での少女VS少女の格闘はスカートがひらひら舞いながら迫力あるシーンに仕上がっていて楽しかった。

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GANTZ(2010年製作の映画)

2.5

特別ファンというわけではないけれど、漫画を読んでから観賞。
年齢制限ギリギリのグロさ、武器やスーツのださかっこよさ、役者も原作のイメージ通りとはいかないが映画の中で充分に魅力的だった。
アクションもな
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

3.0

Rー18版も公開されて完全にビッグウェーブに乗り遅れた形になるけれど、やはり画面を覆い尽くす真っ黒くろすけというのをこの目で確認しておきたかったのでRー15版で観た。

クンニしてるのか正常位で挿入し
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.5

ヒーロー大集合だよ!なんだけど恐らく、アイアンマン→インクレディブル・ハルク→アイアンマン2→マイティ・ソー→キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャーの順に作品を見ておかないと、充分に楽しめ>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.0

もはや執念というべき愛国心と正義感から軍に入る社会的弱者、それが間違っているとも正しいとも言い切れない、歪んでいるけれど純粋な一人の若者の話。

アベンジャーズのアイアンマンとキャプテン・アメリカはど
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