あらたさんの映画レビュー・感想・評価

あらた

あらた

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.7

こんなん好きやろ?と鼻先に突き出されたサブカルお子様ランチ、と言う印象。
好きだけど、丁寧には作られていないのがあからさまでちょっとモヤモヤ。しかも、それが勢いゆえの雑さというよりも、計算づくの雑さに
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ブルマン大学 俺たち、もっこりフットボーラー サッドランドへようこそ(2016年製作の映画)

2.3

アメフトに関係あるならと思って見たけど、びっくりするほど関係なかった。
くだらねーってゲラゲラ笑うためだけの映画。サッドの低IQっぷりが振り切れてて、ちょっと可愛く感じるレベル。やってることはマジひど
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

4.9

最高。
形としては典型的なバディムービーなのだが、ともかく登場人物の実在感がすごい。テイラーとザヴァラがこの世に存在しないとは、俄かに信じられない。
途中から完全にこの二人を“実在の人物として”好きに
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.7

ビートルズ好きにはたまんない!
改めてビートルズの恐るべき「曲の良さ」を感じさせてくれただけでもう最高!もう曲聴いてるだけで幸せ。
オアシスの存在が消えていたのとか年老いたジョンの登場とかも、最高に気
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

全編ワンカット(風)。戦場の臨場感。戦争を舞台にしたFPSのような映像で、あたかも自分が3人目の兵士になったような気分。絶対に俺は生き残れない。

話自体は恐ろしくシンプルだけど、そのシンプルさは「こ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.8

え、何すかこれ。最高なんですけど。
視覚的な工夫もふんだんで、絵的に飽きないし、かぐや姫モチーフのプロットも伏線の利かせ方が上手で完成度高い。
何より、日本人が日本文化を描くよりも遥かにレベルの高い日
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.7

めっちゃ良い。
観ているこちらの「正しさ」の観念をぐらんぐらん揺さぶってくる。ありきたりだが、正しさは一つではない。

マレフィセント2(2019年製作の映画)

2.7

前作に引き続き、カラフルでポップな画面作りは素敵。エル・ファニングとアンジー姉さんも十分魅力的。

ただプロットがイマイチ。
特に、作中の「悪」を全て王妃に押しつけて罰を与え、他はみんなハッピーエンド
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.1

片思いを究極に突き詰めるとどうなるかを思考実験したものを映像化したような作品。
普通の映画では見られない気持ち悪い絵面をたくさん見られることは間違いない。珍味!

結局、主人公たちがどんな成長をしたの
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.5

トランプ政権が誕生した大統領選挙を中心に、アメリカの民主主義の危機を訴える。
報道映像や取材VTR、普通の素人のスマホ動画などをコラージュした映像に、マイケル・ムーア自身のナレーションが重ねられた映像
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.7

新井英樹作品の映画化。
新井英樹は大好きな漫画家だが、食らっちゃうことが分かっているので、気楽に読めない漫画家第1位でもあり、未読作品もちらほら。この『愛しのアイリーン』もその一つ。
映画ならそこまで
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

昔の東映実録ヤクザシリーズをリスペクトしたマル暴もの。
暴力刑事を演じる役所広司はさすがのど迫力だが、生真面目な相棒を演じる松坂桃李も負けておらず、2人のアンサンブルが魅力的。
脇を固める役者もみんな
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.0

映像は良いけど、音楽と脚本がいまいち。

冒頭のマジックはキャラ描写として秀逸。一発で、腕はあるのにうだつの上がらないマジシャンだと伝わる。大泉洋、流石の芸達者ぶり。
この場面以外も、映像の質感が良い
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.3

子供の頃の私にとってエルトン・ジョンは不思議な存在だった。珍妙な格好をした中世的な小太りおじさん。なぜこの人がスーパースターなのか、疑問に思っていた。
この映画でその疑問への2つの答えに接したような気
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お!バカんす家族(2015年製作の映画)

4.0

えーやだー楽しいー。
ゲヘゲヘ笑えるおバカ映画なんだけど、家族を楽しませたいとか、結婚生活に疑問を感じるとか、兄としての威厳を損なわれているとかの気持ちの部分はけっこう切実で、ちょっと身につまされる。
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ヴィクトリー・ロード アクイナスの奇跡(2013年製作の映画)

2.0

原題「アンダードッグ」。高校の弱小アメフトチームが新コーチの下、快進撃を果たす。事実に基づいた作品。(アメフト映画のほとんどが事実に基づいている。)

主人公とヒロインの風貌や、好感の持てるチームメイ
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将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

3.6

北朝鮮の子どもじみた国家体制のおぞましさと、創作者という人種の持つしたたかさ。
話は面白い。
でも、基本的に、限られた数名のインタビューから構成されていて、映像的な変化や面白みに乏しいのが残念。

犬猿(2017年製作の映画)

3.7

粗暴な兄と小心者の弟。優秀だが醜女の姉と頭空っぽだが美人の妹。
2組の兄弟姉妹の愛憎を描く。

姉妹のキャスティングが最高!
姉を演じたニッチェの人は、本当に優秀だけどコンプレックスが強く心に余裕がな
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スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

3.9

『スーパー・サイズ・ミー』のモーガン・スパーロックによるドキュメンタリー第2弾。
今度はファーストフード店を自ら開業する過程で、ファーストフード業界(特に養鶏業界)の虚飾を露わにしていく。

自ら店を
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アラジン(2019年製作の映画)

3.8

アラジン実写版。原作のアニメは幼少期に一番好きなディズニー作品だったので、思い入れ有り。

ともかく圧倒的な映像美。
ビッグスケールの街のセット、カラフルな衣装、インド映画を意識したゴージャスな群舞、
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.3

憎まれっ子世に憚る!

面白いけど、憎たらしいー。
「他人にどう思われようと手段を選ばず自分の目的に邁進する人間」に対する恐怖心を思い出させられる。
スケールは桁違いに小さくとも、レイ・クロックと同じ
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.5

夢を追うために友達と疎遠になる痛みに、どう向き合うか。
物語展開はちょっとご都合主義。
ラルフの失態は、心情的には理解できなくはないけど、あまりに軽率で応援しにくい。あと、合体クローンラルフの見た目は
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ピザ!(2014年製作の映画)

4.4

インドのスラムに住む貧しい兄弟が、憧れのピザを食べるために奮闘する中で、自らを取り巻く理不尽な格差に直面していく。

すごく好き。
演出は的確だし、シナリオもよくできている。(おねしょや携帯電話、テレ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.6

超良い!
ものすごく普遍的な青春映画。
イケてるグループに入るためにイケてない友達と距離をとったり、ダサい恋愛して傷ついたり、親と衝突したり、教師にイタズラしたり、酒飲んで吐いてみたり、変な名前を名乗
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

話題のオスカー受賞作をようやく観賞。
「万引き家族」のようなシリアスな社会派作品をイメージしていたが、思っていたよりもずっと娯楽性の高い作品だった。

プロットはご都合主義なところもあるのだが、貧乏一
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

5.0

スコアは完全に俺からジョン・キャメロン・ミッチェルへの贔屓。だって好きなんだもの。

キラキラした最高の場面と、丹波哲郎『大霊界』並に意味不明な場面とが交互に襲ってきて、脳みそがクラッシュしてロンドン
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.4

埼玉生まれ埼玉育ちとしては激賞せずにはいられない。
とことんこき下ろされることへの被虐的な喜びと、何を言われようと「そうは言っても埼玉良いとこっすけどね」という余裕を持っていられることへのナルシスティ
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.7

ボストンマラソン爆弾テロ事件を題材にし、事件発生前夜から犯人逮捕までを描く。
実際の事件映像や写真も盛り込まれていて、ドキュメンタリーの匂いがする。実際の事件を調べ尽くして作られている。こんなに克明に
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.4

ドラゴンボールは原作コミックスは持っていたが、GT以降は馴染みなし。
時折、強さのインフレがより一層進んだとか、キャラの性格が変わったとか、現行のDBの状況を耳にして、商業的思惑だけでシリーズが続いて
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.2

子供の頃、これ好きだったー。小学生以来の再観賞。

大人になって見ると、すごろくを題材にしたことと物語の構造との関係について考えさせられる。
ドキドキハラハラのエンタメ映画は、必然的にピンチの連続です
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フード・インク(2008年製作の映画)

3.5

工業化された食糧生産の非人間性を糾弾するドキュメンタリー。
普段の自分の食生活にまで跳ね返ってきて、ほぼホラー。
食の問題からより大きなアメリカ社会の抱える問題へと拡大していく様がスリリングで、アメリ
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ドラフト・デイ(2014年製作の映画)

4.1

NFLファン見習いとして必修科目!
クリーブランドブラウンズのGMを主役にドラフトの1日だけに焦点を当てる。各チームの駆け引きに見応えがあり、政治劇的。
オーナーの命令でハイズマントロフィー(大学フッ
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アジョシ(2010年製作の映画)

3.9

面白いし完成度も高いんだけど、勝手な先入観を持って見始めたので、思っていたのと違った。
リアルな社会の暗黒面の話かと思いきや、かなりヒロイックな話だった。少女を守るためのウォンビン無双。
極端な言い方
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

80年台のアメリカ郊外を舞台に、宇宙から飛来した優しき生命体と家庭に問題を抱えたティーンが心を通わせる物語、と強く「E.T.」を連想させる。
と思ったら、スタッフロールでエグゼクティブプロデューサーに
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アンディフィーテッド 栄光の勝利(2011年製作の映画)

4.5

アメリカの貧困地区の不良高校の弱小アメフトチームが熱血コーチの指導のもと、勝利と尊厳を獲得していくドキュメンタリー。
一言で言うと、アメリカ版スクールウォーズ。

これをドキュメンタリーで撮れているこ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

スターウォーズサーガの完結作。
細かい部分に文句をつけるときりがないけれど、何とか主筋は力技でまとめることに成功した印象。
正直「良かった!」と言うよりも「悪くなかった」というテンションだが、この難し
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