空飛ぶ海豚さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

空飛ぶ海豚

空飛ぶ海豚

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アルベール・カミュ(2010年製作の映画)

3.7

私は誰よりも忠実に生きている。

自分に素直なことが調和を生むことに繋がることは殆どない。

個人の問題と社会の問題を切り離しているから、アルジェリアの内戦に対しての態度は、個に忠実じゃない態度を示す
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.3

日本語なのに全然聞き取れない。
役割も良くわからない。
ぼぉーと終戦前日の風景を眺める位でしか理解出来なかった。3回寝て3日かけてみた。

サーカス・オブ・ブックス(2019年製作の映画)

3.6

老夫婦が経営することになったポルノショップを通じて、周辺問題かなり抜け目なく浮き出させる。

さすが山賀チョイス。よく出来ている。

ユダヤ教の考え方が興味深い。
ビジネスに対しては「別」という考え、
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.2

ストーリーはいいのに、福山雅治の感情の起伏が分かりづらい。

意図的に静かだとしても、静かにはなりきれてない。微妙。

キャスティングミスだと思う。

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.8

どうして権力は保持したくなるのだろうか。
新しい景色を見ることの魅力はないのだろうか。変化する日々は疲れるが楽しいのに。

北朝鮮訛りがわかるようになってきた。

文化も景色も。

イヒョリが出てきて
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ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.6

ジェイコブは、このまま大人の役者になっていったら凄いな。

久々にハートフルな映画を観た。
時には必要。

人の強さは、頭脳だけじゃない。
でも、頭脳は欲しい。

冒頭の引っ張り方がよい。

インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(2010年製作の映画)

3.5

リーマンショックの全体像をわかりやすく教えてくれる。

観る前からわかっていたが、拝金主義の胸糞悪さ。
そしてやはりより分からなくなったのが、頭の良い方々が、なぜ暴走するのか、、、

格付け会社、大学
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.4

わかりやすい。
経済の勉強中には丁度良い。

映画としても、やはり良く作られると思う。最近の韓国映画凄いな。

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

ラストシーンの持っていき方が素晴らしかった。映画としてとても良く出来ている。

主役は居なくて1人1人が闘った。
そして1人1人が集まると、これだけの力になるということを示してくれた。胸が熱く締め付け
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コレラの時代の愛(2007年製作の映画)

4.0

コロナ禍シリーズ。

評価が低く期待しないで観たが、素晴らしかった。小説も読みたい。

コレラの時代だから、快楽への赦し、求める人肌。

長い年月を生きることが難しい中で、生き延びた先の交わり。

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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.8

韓国映画というのを忘れてた。

これは、日本人は観た方がいいと思う。

こういう勉強をする機会がないように思う。日本。

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女(2016年製作の映画)

3.6

韓流ブーム。

1時間で寝てしまって、2日に渡って観た。

一応最後まで観るか、、位だったのだが、最後に泣いた。

彼女はやはり演技が上手いんだと思う。

赤線地帯(1956年製作の映画)

3.3

社長の繰り返す言葉が、胸が痛い。

女郎を弱者とみて、社会事業だなんて言って正論付けてる様。
蔑んだ目で自分こそ見られているのに気付いていない。

彼女達の事情は、そんな甘くない。それぞれが必死で生き
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Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

3.7

愛の不時着流れ。

消しゴムも白夜行もこの人だったというのを知り、色々納得。

「いま会いに行きます」は好きだしストーリーも知ってるし、ぼぉーと飲みながら観るのに丁度良いと思ったが、退屈で退屈で眠くて
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ハリウッド 1969 シャロン・テートの亡霊(2019年製作の映画)

3.0

ワンスアポンアタイムの後にWOWOWでやっていて流し見。

それ以上でも以下でもない。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.4

コロナ禍シリーズ。

主人公が最後まで利己的なところが人間らしい。
ハラハラはしていられる。
ゾンビリアル。

どこにでもパラサイトの俳優さんはいる。

人の優秀さは年齢ではないし職種でもないというの
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砂の器(1974年製作の映画)

3.4

コロナ禍シリーズ。

ハンセン病映画という意識を持ち過ぎて、それ以外の映画としての高評価の部分に意識がいかなかった。

映画好きには高評価を得るんだろうなーという感じ。

ロードムービー要素、推理要素
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あん(2015年製作の映画)

3.6

コロナ禍シリーズ。


「この世を見るために聴くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても
私達には生きる意味があるのよ。」

冒頭から映像も音も優しく美しい。なるほど。木に話しかけて、小豆に
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

3.7

頭で観れてしまう年齢になったんだなと思う。
これを若い頃に観ていたら、、、どう転がったかな。変わらないか。こういう矛盾を抱えて酒で誤魔化して小切手をゲットして、酒で誤魔化して火炎瓶投げて、生きてきた。
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.4

コロナ禍シリーズ。

短いのに濃くて良く出来ていると思う。

感染症の勉強にはならないが、五感を分けて考えれば、それはそれで世界はひろがる。

今出来ること、今の価値は、未来にも続く。そういうものを作
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FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

3.4

コロナ禍シリーズ。

感染症について多少勉強して、更に今の状況だから、最後まで観れたように思う。

感染症がパンデミックしたら?の早送りシュミレーション。

真新しいことはないと感じたり、あ、それうつ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

これも、さすが映画好きのオススメという感じ。よく出来ている。
差別映画としても捉えられる仕掛けは凄い。後半、自ら回収していって、観終わって解説読んで、更に回収して、何度も美味しいのね。


しかし、私
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

いやーよく出来ている。

やはり「映画好き」は、映画として面白い映画を知っているんだなー、

学びがあるとか、感動した、とか、そういうことではなく、映画としての強度がハンパない。

現代映画という1つ
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将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

3.1

独裁者が気にするのは内側だけ。

外からの見られ方なんて、どうでも良い。

とにかく、行動を揃えさし、同調圧力で、押さえ込む。

諦めた情弱なマジョリティの支持があれば、成り立つ。


奴隷の心理を利
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.2

コロナ禍シリーズ。

正にスリラー。

テーマとか真剣に考えず、馬鹿な男と、エネルギー溢れるギャルの狂想曲を楽しむ。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.8

コロナ禍シリーズ。

感染症対策の勉強になる。予言映画のよう。

偽りなき者(2012年製作の映画)

3.8

「それでも僕はやってない」の村版。

集団心理という生き物。

永遠に妻が突っ込みながら観る。それくらいどうにもならない。

教育者は、知識人でもなければならない。
クララのことをちゃんとわかっていな
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.1

苛々して荒んだ心に、透明な真実の一滴が垂れた。

自分と向き合う。という、とてもシンプルなことなのに、誰もが苦手で。
それは天才でもそうで。

そして、それは裏切らない。という救いで終わるのも素晴らし
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.6

飽きない。

正当防衛とはいえ、人を殺した後も平然としている姿を不思議とは思わないという前提に驚く。

人には優しく生きた方がいい。

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

2.9

社会的意義はあるのだとは思うが、、、その域を超えてないと思う。

優しい時間だが、映像に美しさもなく、目が飽きる。

目を引く演技でもないので、飽きる。

脇役達は良かったなー

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.3

これも人間。

ラストシーンの自慰も人間。
忘れたいもの。人間だもの。

子供達が意図的に衰弱しても綺麗で可愛く見せているくらいの作り込みであるならば、もう少し色々作り込んで映画にしても良いようにも思
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

前半の迫りくる緊張感と、優雅なホテルの一幕の対比が素晴らしい。

感動もアハ体験もなく淡々と、テロリストの少年達が業務をこなす虚しさだけが募っていく。

同じ接客業として、考えさせられる。
ゲスト イ
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.6

邦題が違う。蘇州河のままでいいと思う。というか、そのタイトルが凄くいいのに。

蘇州の湿った退廃的なのに生命感に溢れている世界に浸れる時間が、この映画の魅力。

その中に居ないと、この心の機微には触れ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

「一人の人にこそ目を向けて生きないと」

優しく、正しくい生きたい。

大切なことがわかっている人は決して器用ではない。

人との関わりで、人は笑ったりするから、人と関わらなければいけないのに、現代で
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