弁護士の史朗(西島)とその恋人で美容師の賢治(内野)の、ほろ苦くもあたたかい日常と、日々の食卓風景を丁寧に描いた人気ドラマの劇場版。
ドラマ未見ながら、終始心地好い時間と空間を味わえる秀逸な物語であ>>続きを読む
『戦争と平和』や『松川事件』等、社会派作家として知られる山本薩夫監督が、山崎豊子の代表作を映像化。
山崎の「そこに重厚な人間ドラマがあるから」の言葉通り、関西のある大学の医学部を舞台に、教授の後任選>>続きを読む
キアヌ・リーブス演じる伝説の殺し屋・ジョン・ウィックの華麗なガンさばきとカンフーを融合したハードなアクション “ガンフー”が話題を呼んだ『ジョン・ウィック』シリーズの第2作。
マスタング好きとしては>>続きを読む
“オレ、汚ねぇヤツ”
“オレ、悪いヤツ”
“オレ、いいひと”
『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』に次ぐ「ドル箱三部作」の3作目。
タイトルに“続”が付くものの、前作とは異なる、これまたマカロニ・ウエ>>続きを読む
“計算が合わなかっただけだ、これで合ったよ”
『荒野の用心棒』の大ヒットでその実力を認められたレオーネが、前作を上回る予算を与えられ、再びイーストウッドとコンビを組み大ヒットを記録したマカロニ・ウエ>>続きを読む
“やめとくよ、またな”
黒澤明の『用心棒』を基にした本作は、それまでのアメリカ製西部劇にはないテンポの良いストーリイ展開と凄まじい残酷描写が話題を呼び大ヒット。
本作が初の西部劇となるレオーネ監督を>>続きを読む
人間を凶暴化させる新種ウィルスの蔓延を描いたサバイバルホラー『28日後…』の続編。
物語が始まや否や、どうもイヤな予感。気付く頃には、時すでに遅しで、もはや『28日後…』と『28週後…』の “一文字>>続きを読む
一度は足を洗った伝説の殺し屋ジョン・ウィック (リーヴス) が、亡き妻からの贈り物である愛犬と愛車の69年型マスタングBOSS429を奪われたことで、再び復讐の戦いに挑む。
以前『フェイクシティ』の>>続きを読む
アスファルト、タイヤを切りつけながらミニを飛ばして劇場へ。
前作の『新宿プライベート・アイズ』から3年、あの時ほどの胸の高鳴りはないにせよ、物語はついに最終章へ突入ということで、ファンとしては心なし>>続きを読む
“お日様に負けるな”
牧場主のウィル (ウェイン) は人手不足のため、やむなく11人の少年たちを雇い牛追いの旅に出るが、行く手には幾多の困難が待ち構えていた。
決して学校では教わらないことをウィル>>続きを読む
子どもを持たないピート(ウォールバーグ)とエリー(バーン)夫妻が3人の養子を迎え入れ、初めて体験する子育てをコメディタッチで描いた実話ベースの物語。
まず思うのは、いかにアメリカという国が里親・養子>>続きを読む
『ガープの世界』『ホテル・ニューハンプシャー』などで知られるアメリカ現代文学の巨匠ジョン・アーヴィングの原作を、『ギルバート・グレイプ』『ショコラ』『僕のワンダフル・ライフ』のラッセ・ハルストレム監督>>続きを読む
鬼才・川島雄三監督と新藤兼人脚本による日本映画の傑作。
登場人物の誰ひとりにも感情移入出来ない “獣 (けだもの)たち”が繰り広げるブラックな会話の応酬、また全編がほぼ団地の一室で展開されるワンシチ>>続きを読む
松竹映画100周年記念作品。
思えば1986年に同監督が撮影した『キネマの天地』は、松竹大船撮影所50周年記念作品であった。
そして松竹映画100周年、満を持して祝うべきはずが、まさかの新型コロナウ>>続きを読む
子ブタのベイブが牧羊豚を目指し奮闘する姿を描いた心温まるアニマルコメディの傑作。
羊やアヒル、犬や猫など、ベイブを取り巻く愉快な仲間たち、そしてそんな彼らに励まされ、ただひたむきに生きるベイブの姿が>>続きを読む
“大きな目的に向かって人生に導かれる”
2015年に実際に起きた列車テロ事件をイーストウッドが映画化。
どこにでもいるごく普通の3人のアメリカ人青年が500人以上の乗客を救ったその“事実”はもとよ>>続きを読む
昭和ガメラシリーズ第2作。
圭介(本郷)、小野寺(藤山)、川尻(早川)の3人は、戦時中ニューギニアのジャングル奥地の洞窟に隠した宝石を取り戻し、神戸へ密輸するが、それは宝石ではなく冷凍怪獣バルゴンの>>続きを読む
アメリカ史上 最悪の石油災害
2010年にメキシコ湾で発生した原油流出事故の実話をもとに、施設内に閉じ込められた作業員126名たちの決死の脱出劇を、マーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン>>続きを読む
個性強すぎる俳優たちが、戦争映画の撮影のためジャングルへ足を踏み入れると、そこは本物の戦場だった。
あまりにもリアルな現場に「全て映画の仕掛け」と思い込むおバカな俳優たち。
映画という“ウソ”の世界>>続きを読む
耳の聞こえない家族を持つ少女ルビー(ジョーンズ)が、歌手になる夢に向かって進む姿を描いた感動作。
コーダとは、耳の聞こえない両親のもとで育つ子どものことである。
そんな両親を持つ少女が、初めて夢を>>続きを読む
“もういいかい?”
母親の自殺現場を目撃してしまった娘エミリー (ファニング) の父デビッド (デ・ニーロ)は、彼女の心の傷を癒すためニューヨーク郊外に引越しをするが、一向に心を閉ざしたままのエミリ>>続きを読む
仮面ライダーV3 四国に参上。
1973年の東映まんがまつりの一編で、仮面ライダーV3初の劇場版。
まるで日活スタアのような宮内洋の醸し出すオーラと垢抜けたV3のコスチュームがロケ地である四国の風>>続きを読む
仮面ライダーシリーズ劇場版第2作。
石森章太郎の原作萬画『仮面ライダー』の最終章エピソードとなる「仮面の世界」をもとに、新1号(藤岡) が、ショッカー怪人の再生軍団と、さらに新怪人カミキリキッドを迎>>続きを読む
“スゴいぞ!ジャンボだ!ボクらの仮面ライダーが映画になった”
そのコピー通り、東映まんがまつりの一環で公開された記念すべき仮面ライダーシリーズ初の劇場版作品。
我らの1号 (藤岡)と2号 (佐々木)>>続きを読む
無線でトラック運転手をからかったことから、執拗なまでに追われる若者たちの恐怖体験を描いたロード・スリラー。
終始 “謎の人物”に追われるプロットは、ご存知『激突!』そのもので真新しさはないものの、そ>>続きを読む
痛快ベースボール映画の続編。
奇跡のリーグ優勝を果たしたインディアンスの選手も、今ではすっかりハングリー精神を失くし骨抜き状態に。
そんなチームの起爆剤として、日本の我が東京ジャイアンツからタナカ >>続きを読む
自分以外は誰もTHE BEATLESを知らない世界を描く。
その発想とアイデアが面白い。
“歴史に if は無い”とは云うものの、その時代々々の分岐点で現れた偉人や英雄たちが“もしも存在しなかったら>>続きを読む
1970年型の白のダッジ・チャレンジャーを操り、ただひたすら“バニシング・ポイント”(消失点)へと向かい走り続ける彼の“スピード”は、権力への反抗だ。
車の陸送を引き受けたコワルスキー(ニューマン)>>続きを読む
ブルックリンを舞台に、退職目前のベテラン警官エディ(ギア)、家族のために引っ越しを考える麻薬捜査官のサル(ホーク)、潜入捜査官のタンゴ(チードル)ら、3人の刑事の生き様と人生を色濃く描いたクライム・ア>>続きを読む
過去の自分を入れた棺桶を引きずる男、その名はジャンゴ。
冒頭の泥濘(ぬかるみ)を棺桶を引きずり歩くそのシーンから、ラストの十字架とコルトSAAを捉えたショットはゾクゾクするほどクールでカッコいい。>>続きを読む
台風が上陸するとともに、狂喜乱舞する少年少女たちの四日間を描いた物語。
まだ大人でも子供でもない多感で未熟な中学三年生の抑えきれない感情や、愛や性に目覚めた“思春期という名の狂気”を瑞々しく描いた青>>続きを読む
19歳で未婚の母となったフィロミナは、両親に家を出され、修道院へ入れられると、そこでまだ幼い息子と引き離されてしまう。
それから50年後…フィロミナ(デンチ)は元ジャーナリストのマーティン(クーガン)>>続きを読む
明らかに『シン・ゴジラ』をパクったタイトルロゴと、『ジョーズ』を真似たポスターデザインが観る者を不快に刺激するサメ映画。
核実験の影響で放射能を浴び、凶暴と化したサメが体内の核エネルギーを使い、熱焔>>続きを読む
人の命は つきるとも。
あの頃、70年代キッズの日曜の夜と云えば6時からガッチャマン、サザエさん、マジンガー、ハイジ、そして家族対抗歌合戦をお茶の間で、家族揃って見るのが何よりのお楽しみだった。
そ>>続きを読む
嘘であって、嘘でない事実。
今はどうか知らないが、昔の漫画は登場人物に外国人が出て来ると、吹き出しの台詞文字はカタカナ表記となり、日本人と外国人がごく自然に会話する場面が普通に描かれていたものだ。>>続きを読む
ポール・ヴァーホーベン監督による『ロボコップ』を最新技術にてリメイク。
ボディーカラーもシルバーからブラックへ、さらにはバイクにまたがり疾走するなど、シャープでキレの良い新生ロボコップは賛否を呼びそ>>続きを読む