コーカサスさんの映画レビュー・感想・評価

コーカサス

コーカサス

猫とRockabillyと二人のをんながすき

映画(1801)
ドラマ(282)

悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.7

デンマーク、イギリス、南アフリカ製作の異色西部劇…と思いきや、なかなかどうして正統派・本格西部劇である。

原題は The Salvation=救い。
しかし、そこにあるのは誰も救えない男たちの復讐に
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ブロンド・ライフ(2002年製作の映画)

3.4

アンジー初のコメディは「もし1週間後に死ぬと宣告されたら?」といった案外真面目な?考えさせられる内容だった。

ブロンドのアンジーもまた美しい。
舞台がシアトルだけに、セーフコフィールドで行われるマリ
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ファースト・スピード(2004年製作の映画)

3.0

70年代のボニー&クライドと崇められた祖父から親子三代の復讐劇。

ロブ・コーエンが原作と総指揮をとったカー・アクション映画である。
超娯楽作に仕上がっている『ワイルド・スピード』のようなドラテクやス
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男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994年製作の映画)

3.6

拝啓 渥美清様 第47作。

ここにきて渥美清の疲労感が辛い。
江戸っ子の粋の美学は薄着が基本。
まして寅は旅人、暑くなれば北へ、寒くなれば南へ向かえばいい。
第3作で一度は巻いたマフラーも、今の寅
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摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)

3.8

兎に角、凄い顔ぶれ。
アル・パチーノ、エド・ハリス、ケヴィン・スペイシー、アレック・ボールドウィン、アラン・アーキン…そして我らがジャック・レモン。
そんな豪華俳優陣が「6人の怒れるセールスマン」に扮
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スティーブ・マーティンの 四つ数えろ(1982年製作の映画)

3.9

「さあ、お前の罪と名画を数えろ」

ハーフボイルドな私立探偵リグビーは、美しいジュリエットに科学者である父親の行方を探してほしいと依頼される。
調査はあのマーロウの力を借りて!

モノクロの映像、舞台
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

4.1

私立探偵フィリップ・マーロウは金持ちの老人から末娘を脅迫する書店主を探るよう依頼される。
マーロウの調査が始まると同時に、姉の不可解な行動と殺人事件が重なり、物語は二転三転していく。
レイモンド・チャ
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男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993年製作の映画)

3.7

金比羅デートの月夜は綺麗で 第46作。

ここに5枚の日付入り写真がある。
1993年12月25日―。
当時の営団地下鉄・銀座駅に、寅さん新春ライナー出発式と本作の劇場公開を記念し、地下鉄駅構内に渥
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真夜中の刑事/PYTHON357(1976年製作の映画)

3.7

“リボルバーのロールス・ロイス”と称されるコルト社の誇る名銃パイソンをタイトルにしたイヴ・モンタン主演のフィルム・ノワール。
少々使いづらいシリンダーラッチや粘りあるダブルアクションといった欠点も、ロ
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魔術の恋(1953年製作の映画)

3.5

魔術という技術。

今も“アメリカで最も有名な魔術師”と呼ばれる魔術王ハリー・フーディーニ。
次々に生み出される独創的な魔術は、マジックをこよなく愛する彼だからこそ成し得た技術である。
彼を支える愛妻
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リンゴ・キッド(1966年製作の映画)

4.2

「命は高くない。短いのさ」
黒い衣装に身を包み、腰には撃つほど輝きを増す黄金銃、口笛で馬を呼び寄せ、キザな台詞で女を口説く荒野の伊達男。

金のためなら命を惜しまないジョニーと規則のために命をかける保
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男はつらいよ 寅次郎の青春(1992年製作の映画)

3.9

アオいハルとオトナの恋愛 第45作。

永瀬正敏が旅に撮影に必ず持ち歩く“寅さんカバン”は本作の撮影現場にも。
それを見た渥美清は「いいカバンだねぇ」と嬉しそうに褒めてくれたという。
のちに「渥美さ
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キネマの天地(1986年製作の映画)

3.5

松竹大船撮影所50周年記念作品。
時は1933年 (昭和8年) 、松竹が大船に移転する以前の蒲田撮影所を舞台に、城戸四郎、斎藤寅次郎、小津安二郎をモデルにした登場人物たちが、日々映画に情熱を注ぐ様子を
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オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-(1960年製作の映画)

4.2

「映画の長所は多くの人に一緒に同じ夢を見させ非現実的な幻影を迫真的現実に見せてくれること。映画は詩の媒体だ」

コクトー自身扮する詩人と『オルフェ』の詩人セジェスト(デルミ)が、時間と空間、現代と過去
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GIブルース(1960年製作の映画)

3.3

キング5本目の主演作。

西ドイツに駐屯するGIタルサ ( エルヴィス ) をリーダーに仲良し3人組がそれぞれ想いを寄せる女性たちへ猛アタック。

前作の『闇に響く声』に続き、エルヴィスのバンドメンバ
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ブルー・ハワイ(1961年製作の映画)

3.3

キング8本目の主演作。

パイナップル農園の社長息子・チャド( エルヴィス )は、親の七光りで後継者になること嫌い、恋人メイル ( ブラックマン ) の紹介で観光ガイドの職に就く。
早速、女性教師と女
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男はつらいよ 寅次郎の告白(1991年製作の映画)

3.9

寅を笑う事は自分を笑う事 第44作。

家出した泉を追い、満男は鳥取へ。
しかし、先に彼女を見付けたのは、風に吹かれて旅する寅おじちゃまだった。
以前からレビューで記すように、旅先での寅は本当にカッ
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恐るべき親達(1948年製作の映画)

3.7

“恐るべき母性”
溺愛する一人息子に恋人がいる事を知り逆上する母親、しかもその息子の恋人は父親の愛人だった。
純真で無邪気過ぎる息子と、その息子を異常なまでの母性で溺愛する母との関係が悲劇へ向かう。
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恐るべき子供たち(1950年製作の映画)

4.0

“恐るべき姉弟愛”
エリザベートとポールの異常なまでの姉弟関係は、冒頭の美しい少年ダルジュロスとの出会いから崩れ始め、ついにモデルのアガトとの共同生活で崩壊する。

詩・小説・絵画・戯曲・彫刻など多彩
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オードリー・ヘプバーンの素晴らしき遺産(1951年製作の映画)

3.8

イタズラ好きで有名な大富豪が最期に仕掛けた大イタズラ…それは残された親族ひとりひとりに与えた条件を各自クリアしなければ、全ての相続を放棄するという難題だった!
強盗、結婚、メイド、懲役28日…と無理難
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メッセージ・イン・ア・ボトル(1999年製作の映画)

3.6

新聞社で働くテリーサ(ロビン・ライト)は海岸で手紙入りのボトルを見付ける。
それは亡き妻への感謝と謝罪の手紙だった。
その内容に感動した彼女は送り主であるギャレット(ケビン・コスナー)の居所を突き止め
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男はつらいよ 寅次郎の休日(1990年製作の映画)

3.8

炎燃える胸中へ恋の一文字を 第43作。

満男は泉に付き添い九州へ。
発車間際の新幹線へ飛び乗る満男の様子を、まるで見てきたかのように語る寅伯父さん、流石である。
渥美清の体調を考慮し、永年続いたシリ
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プリティ・ブライド(1999年製作の映画)

3.5

原題は RUNAWAY BRIDE 逃げる花嫁。

過去3度も教会から逃げた花嫁と、彼女を取材するジャーナリストとの恋物語。
『プリティ・ウーマン』のゲーリー・マーシャル監督とジュリア・ロバーツ&リチ
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シャーロットのおくりもの(2006年製作の映画)

3.6

E・B・ホワイト原作の児童文学を最新CGで映像化。
子ブタのウィルバーを守るため、雌蜘蛛のシャーロットと仲間たちの友情を描いた奇跡の物語である。
“最高でぴかぴかで控えめな”子ブタをはじめ、お調子者の
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Mr.レディMr.マダム(1978年製作の映画)

3.2

人気オカマクラブ “クレージー・ケージ” を経営するオカマ夫婦のレナト(トニャッツイ)とアルバン(セロー)。

ある日レナトの一人息子・ローランが結婚話を持ち込んできた。
ローランは両家挨拶の日に“実
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男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989年製作の映画)

4.5

満男の恋 始まる第42作。
「満男、おまえもいつか恋をするんだな…かわいそうに」第29作の予言的中。
満男と泉(後藤)の恋物語のはじまりだ。
「自分を醜いと知った人間は決してもう醜くない」第34作で博
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スイング・ホテル(1942年製作の映画)

4.5

ようこそ Holiday inn へ!

年に15の“祭日のみ”営業するエンターテイメント会場「ホリデイ・イン」を舞台に、ビング・クロスビー、フレッド・アステア、マージョリー・レイノルズが華麗な歌とダ
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男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989年製作の映画)

3.7

美しく青きドナウと江戸川と 第41作。
心身症のサラリーマン坂口 (柄本) とウィーンへ行く事になってしまった寅さん。
25作であれだけ嫌がっていた飛行機によく乗れたものである。
マドンナは“芸術の
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情痴 アヴァンチュール(2005年製作の映画)

2.5

世の中には2種類の男がいる。

容易な恋を選ぶ男と困難な愛を選ぶ男

青年が選んだ道は後者であった。
恋人がいる身でありながら、夢遊病の女性に溺れていくAddicted To Love な官能サスペン
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.7

単なる戦争映画には括り付けたくない、とても心温まる映画だった。
どことなく、ちばてつや氏、わたせせいぞう氏を思わせる柔らかいタッチで描かれた登場人物たちの暮らしと営みは、その時代を懸命に生きた人たちの
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ジェーン・エア(1944年製作の映画)

3.6

英文学を代表する“ブロンテ3姉妹”のシャーロット・ブロンテ不朽の名作。
「悪い子は地獄へ落とされるがどうする?」「健康で死なないようにします」
孤児ジェーン・エアの辛く惨めな幼少期から、運命の出会い、
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男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988年製作の映画)

4.0

都の西北 遊子悲しむ第40作。
寅さん、早稲田大学で講演。
第20作のワット君の小噺を披露する。
ワット君とは中村雅俊演じる島田良介のあだ名で、とらやを爆発させた長崎県平戸出身の恋愛青年だ。
しかし寅
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.2

“ハリウッドで最も不仲な女優同士”と言われたベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードが初共演したサイコサスペンスの傑作。
人気子役スターだったジェーンとその姉ブランチは、今では立場が逆転し、事故で半
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ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)

3.2

交通事故で昏睡状態となってしまった弟の回復を祈る姉と、その弟が憧れるミュージシャン。

音楽、街のノイズ、蓄音機、59年型キーボード、サミーズダイナーのパンケーキ、M&M'S…。

弟の日記帳に記され
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男はつらいよ 寅次郎物語(1987年製作の映画)

4.0

母をたずねて伊勢志摩へ 第39作。
本作の寅さんは少年と母親捜しの旅に。
別れ時、涙する少年を説き伏せる “渡世人” 寅次郎の台詞が切ない。
18作で「人間は何故死ぬのでしょうね」
マドンナの問いに
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.0

主演のアン・ハサウェイが製作総指揮も務めた何とも驚きの怪獣映画。
…とは云え、アンがゴジラやウルトラマンに変身する話ではなく、怪獣がアンに乗り移る話でもない。
突如ソウルに現れた怪獣と何故かシンクロし
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