7月4日―。
この日はアメリカ国民にとって、少なくともふたつの意味ある特別な日だろう。
ひとつはヤンキースの打撃王ルー・ゲーリッグの引退セレモニーが行われた日、そしてもうひとつは、そう独立記念日である>>続きを読む
アメリカで1959年から1961年まで、また日本でも1962年から1963年まで放送されたテレビアニメを、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮のもと映画化されたファンタジー作品だ。
本作の魅力は何と>>続きを読む
ここに一枚のメニューがある。
1989年6月16日、渋谷にオープンしたライブハウス・シェリーズのその記念すべき初日のメニューは、モノクロームの50年代の若き日のエルヴィスが表紙を飾り、“お品書きという>>続きを読む
凄腕の銀行強盗ウィル(ケイジ)の儀式は、仕事前に必ず7分45秒にも及ぶCCRの♪Keep on Chooglin'を聴くこと。
この日も仲間のヴィンセント(ルーカス)らと共に現金1000万ドルを見事に>>続きを読む
ラリー・マクマートリーの原作を元に、『恋愛小説家』『ブロードキャスト・ニュース』のジェームズ・L・ブルックス監督が映像化。
姉妹のように親友のように、時にぶつかり合いながらも互いを支え合い、懸命に生>>続きを読む
“安心”の男とは…。
『脱出』や『三つ数えろ』のハワード・ホークス監督がジョン・ウェイン主演で製作した『赤い河』『リオ・ブラボー』『エル・ドラド』に続いてコンビを組んだ4度目の西部劇で、またホークス>>続きを読む
ディズニー/ピクサーの大ヒット作『トイ・ストーリー』シリーズの第4弾。
筆者も大好きなシリーズだけに見終わった後、賛否両論あるのもうなずけた。
ウッディが貫いてきた「おもちゃは子供に遊んでもらうこと>>続きを読む
屈託のない笑顔が似合う福士蒼汰演じるヤマモトと、どこまでも真面目で純粋な工藤阿須加演じる青山はどちらもハマリ役で素晴らしく、加えて徹底的に憎たらしい上司役の吉田鋼太郎のほか、黒木華、小池栄子といった芸>>続きを読む
“安心できるのは、秘密を知る者と知らぬ者”
ハリウッド進出以前の、所謂あの不朽の名作『ローマの休日』(53年) で一躍スターの座に駆け上がる前のオードリーを堪能出来るイギリス時代最後の作品だ。
物>>続きを読む
娘を嫁に出す父親の複雑な気持ちをユーモアを交えながら描いた傑作コメディ。
『バンド・ワゴン』『巴里のアメリカ人』など、数々のミュージカルを手掛けたヴィンセント・ミネリ監督が、名優スペンサー・トレイシ>>続きを読む
愛する娘をカルト教団に殺され、孫娘を奪われたミルトン(ケイジ) がダッジ・チャージャーに乗り込み復讐の鬼と化す。
いつも思うのは『フェイス/オフ』の2丁拳銃や『60セカンズ』のマスタングなど、ニコラ>>続きを読む
前作『スピーシーズ 種の起源』から3年後、生き残った主人公たちが繁殖能力の強いエイリアンに乗っ取られた宇宙飛行士と壮絶な死闘を繰り広げる第2作。
美女の姿をしたエイリアンに、男たちが次々と餌食にされ>>続きを読む
闇に閉ざされた男―。
トンネル崩落でひとり生き埋めになってしまったジョンス(ハ・ジョンウ)。
手元にあるのは、たった2本のミネラルウォーターと娘のために買ったバースディケーキ…そして残量78%の携帯>>続きを読む
“どんな相手も6秒以内に殺す” 伝説の殺し屋ファブル(岡田)と、NPO代表を名乗る残虐な男・宇津帆(堤)、そして過去に救えなかった少女・ヒナコ(平手)が交錯するシリーズ第2弾。
前作同様スタント無し>>続きを読む
イギリスが生んだ世界的ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズが1981年に行ったアメリカツアーを余すことなく収録した音楽ドキュメンタリー。
10万人の大観衆を前に円熟味を増した彼らのステージは余裕す>>続きを読む
西部劇の神様・ジョン・フォード監督とジョン・ウェイン主演による 『アパッチ砦』『黄色いリボン』に続く“騎兵隊3部作”の最終作。
尚、ウェインの役名が『アパッチ砦』と同じ “カービー・ヨーク” であるか>>続きを読む
ハリー・ベイツ原作の「主人への告別」を、『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』のロバート・ワイズ監督が映像化。
地球の未來を案じ、人類へ核兵器の放棄を迫る異星人クラトゥと巨大ロボッ>>続きを読む
愛娘を嫁に出す父親の複雑な気持ちをユーモアを交えながら描いた『花嫁の父』(1950年)をリメイクした秀作コメディ。
50年版で父親を演じたスペンサー・トレイシーの芝居があまりにも素晴らしかったため、>>続きを読む
“誰もがいつか大人になる”
時は1860年代―。
マサチューセッツ州の小さな町に暮らす美しく多感な4姉妹、メグ、ジョー、ベス、エイミーの成長を描いた名作だ。
ルイザ・メイ・オルコットのベストセラー>>続きを読む
まずは成田亨の“本来の”デザインである “カラータイマーのない”ウルトラマンをここまで見事に美しく再現したことは素晴らしい。
さらに初登場シーンでは、マスクもきちんと“Aタイプ”で「もしかしたら、これ>>続きを読む
サメとタコでシャークトパス、プテラノドンとバラクーダでプテラクーダ。
もう名前なんてどうでもよい。
2つ頭から6つ頭のサメを見て来たせいか、今やその姿さえどうでもよくなる。
もはや怪獣と化し、好き放題>>続きを読む
高級レストランの駐車係をしながら、食事をしている隙に客の車を使って空き巣を繰り返していたショーン(シーハン)は、ある日忍び込んだ大富豪ケイル(テナント)の豪邸の一室で偶然にも監禁されている女性を発見す>>続きを読む
人喰いザメと巨大ダコの細胞を掛け合わせて作られた生物兵器、その名もシャークトパス。
「これでいいのだ」と云わんばかりの堂々たるネーミングと見た目は、もはやウナギイヌもビックリだ。
何とこのサメ、半分タ>>続きを読む
寝てもサメてもサメ映画
5つ頭の次は…そう6つ頭。
もう“彼”は我々を決して裏切らない。
流れる血はシリーズで最も多く、もはや人間だけでは飽き足らず、挙げ句の果て自分まで食べちゃう食いしん坊ぶりが>>続きを読む
ロス市警に勤務する正義感の強いラドロー刑事 (リーブス) は、何者かに元相棒を殺されたあげく犯人を逃がしてしまい、共犯の疑いをかけられてしまう。
事件に疑問を感じた彼は、新しい相棒ディスカウント (エ>>続きを読む
サメと泪と男と女
3の次は4なのに、なぜか頭は5つ。
いや、確かに見た目は4つなのだが、何と5つ目が“そこ”にあるとは、誰が予想しただろう。
相変わらずサービス精神旺盛な“彼”の出番は誰よりも早く>>続きを読む
魚、交わるサメ映画
2つ頭の次は、3つ頭である。
兎に角、出番が早い。
でも、慌てん坊だなんて思わないで。
むしろ暴れん坊よ、なぜって鮫は泳ぎをやめると死んでしまう生き物だから。
そして何より“彼”>>続きを読む
青鮫(ざめ)るサメ映画
“もしも”とは、ステキな言葉だ。
もしも明日が、もしもピアノが弾けたなら…そう願うだけで夢は無限に広がる。
では、もしも『ジョーズ』に2つの頭があったなら…そんなノリで作ら>>続きを読む
柏原兵三の小説「長い道」を漫画化した藤子不二雄Ⓐの同名漫画「少年時代」をベースに、山田太一が脚本を手掛け、篠田正浩監督が映像化。
井上陽水による主題歌は、本作のために書き下ろされ、今も夏の定番曲として>>続きを読む
1995年『ジュマンジ』、2017年『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』に続くシリーズ3作目。
ロビン・ウィリアムズ主演の第1作ではボードゲームで行われるプレイが現実を引き起こしてしまう設定>>続きを読む
12歳の少女リーガン(ブレア) にとり憑いた悪魔と2人の悪魔祓い師による壮絶な戦いを描いたオカルト映画の傑作だ。
悪魔にとり憑かれ変貌した少女が吐く緑のヘドや首が180度回転するなどの衝撃映像は、マ>>続きを読む
映画史上、燦然と輝くボクシング映画の名作で名を刻んだ両者が再びリングへ。
1980年代に全盛を誇った伝説のボクサー、“レーザー”(スタローン)と“キッド”(デ・ニーロ)は、遺恨を残したまま30年の年>>続きを読む
“淋しすぎる男と女たち”
アルコール依存症が原因で離婚したレイチェル (ブラント)は、毎朝電車の窓から見える見ず知らずの夫婦に、かつて幸せだった頃の自身を重ねていた。
そんなある日レイチェルは、妻の>>続きを読む
のちに『黄色いリボン』『リオ・グランデの砦』へと続くジョン・フォード監督の騎兵隊3部作の第1作。
アパッチ族を軽視する新任司令官サースデイ中佐(フォンダ)は、先任大尉ヨーク(ウェイン)の意見を聞かず>>続きを読む
無法者に支配された町ワーロックに暮らす住民たちは、町に法と秩序をもたらそうと保安官クレイを雇うが、次第に町の脅威となっていく。
一方、無法者一家から足を洗い、郡保安官補となったジョニーは、次第に住民た>>続きを読む
“愚か者は今日しか見ないが、あなたは明日を見る”
『決断の3時10分』や『縛り首の木』の名匠デルマー・デイビス監督による先住民と白人の共存を描いた傑作西部劇だ。
退役軍人のトム(スチュワート)が怪>>続きを読む