marimoさんの映画レビュー・感想・評価

marimo

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室町無頼(2024年製作の映画)

4.1

IMAX限定の先行上映
ということで2025年のIMAX始めです
邦画のIMAXは額縁上映なので少し不本意ではあるのですが
本作はしっかりIMAX映えする作品
IMAX限定の先行上映も納得です

入江
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.3

2025年公開作品としてはようやくの1本目
そして2025年のDolbyCinema始めです

今年の正月映画No.1はこれです
最高にめちゃくちゃ面白い!!

「ジョン・ウィック」テンプレート
引退
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夏が来て、冬が往く(2023年製作の映画)

3.2

主演のシュエ・ウェンさんがめちゃくちゃ綺麗な方で、他にどんな作品に出ているのかとパンフレットを読むと全て日本未公開作品
Filmarksでも何も引っかかりません
他の出演者の作品も日本未公開ばかり…
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アイヌプリ(2024年製作の映画)

3.7

現在進行形のドキュメンタリーです
1899年「北海道旧土人保護法」が施行されたことで、アイヌ文化はこの日本政府の同化政策によって失われていきました
アイヌ民族に対する差別は、
1997年「アイヌ文化の
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

4.1

どれだけ規制が強化されてもアダルト業界が衰退することは無いと思ってます
ただし、流通の仕方はより人目に付かない形に変わる
それは仕方ないこと

みんなアダルトが大好きなはずなのに
その仕事のど真ん中に
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リュミエール!リュミエール!(2024年製作の映画)

3.6

映画の始まりはリュミエールという事ですが
これは何を映画と定義するかで意見は割れそうなところ

リュミエールの“シネマトグラフ”がスクリーン投影式の現在とほぼ同じ形のため
これを映画の始まりとしてるよ
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リュミエール!(2016年製作の映画)

3.7

世界最初の映画って何か知ってました?

リュミエール兄弟が開発したシネマトグラフで撮られた「工場の出口」だそうです

わずか46秒の作品

工場の出口から人が出てくるだけの映像
どうやらこれ3バージョ
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ストレート・トゥ・ヘル:リターンズ(2010年製作の映画)

3.3

はちゃめちゃなマカロニ・ウエスタン

殺しの依頼を失敗した3人の殺し屋と1人の妊婦
その後に銀行強盗が成功するも
逃走中に砂漠の真ん中で車がエンスト
近くの街に流れ着く…

出演者が豪華だって
混じり
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アウトサイダー コンプリート・ノベル ‐4Kレストア版‐(1983年製作の映画)

3.6

不良たちの「スタンド・バイ・ミー」
こちらは不良たちが主役なので、死体を見に行くのではなく
死人が出て、死人が出て、死人が出ます

ちなみに私は不良でもなく、不良に相手にもされない一般人です
それでも
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ヘヴィ・トリップII/俺たち北欧メタル危機一発!(2024年製作の映画)

3.6

めっちゃBABYMETAL出てるじゃん
しかもがっつりセリフもあるし
ライブシーンもしっかりやるし
本場のメタルでも通じる知名度なのは本当だったんだ…すげえ

メタルガチ勢のクシュトラックスがBABY
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バグダッド・カフェ 4Kレストア(1987年製作の映画)

4.0

前情報を全く入れずに鑑賞
4Kリマスターのフライヤーは見ていたけど鑑賞候補に入れるとかはなくでした

1987年の作品
サブスク配信にもない

観てみるか
そんな感じでの鑑賞

最初は太っちょマダムと
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動物界(2023年製作の映画)

3.7

これは邦題が秀逸すぎるのかと
いやただの直訳ではあるんですけど

この意味やニュアンスだけでなく
本作の設定と重なると不気味さも増す
生物学な雰囲気もある
誰でも読める漢字三文字っていう簡潔さ

是非
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.2

友情と恋愛
もうただの三角関係ものなんですけど…面白い

ゼンデイヤが演じるタシがとにかく魅力的
もう永遠に振り回されたい
鑑賞中はゼンデイヤにずっと夢中

そしてクライマックスの展開…最高すぎるよ
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.9

フィンランドは国民一人当たりのメタルバンド数が世界で最も多い国として知られているらしい
…知りませんでした
そもそも”国民一人当たりの”って…バンド数ってそういう数え方するの?

でも好きですよ
こう
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.0

ここまで胸糞が悪いのにエンタメとして成立してしまうのは私自身の内なる残虐性によるものなのか…

休暇でスペインを訪れたデンマーク人家族とそこで知り合ったオランダ人家族が意気投合して、後日オランダ人家族
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

3.9

2025年の映画初めはこちら
「I Like Movie」というタイトルで映画愛に満ち溢れた作品かと思いきや
なんてことはないこれは厨二病を患わせた黒歴史真っ只中の青春映画です

映画愛ってほど映画に
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密輸 1970(2023年製作の映画)

4.3

2024年の映画納めがこちら
めっちゃくちゃ面白い!!

海女さん vs チンピラ vs 密輸王 vs 税関

派閥も多ければ登場人物も多いけど、全然ごちゃごちゃしません

冒頭の海女さんのお仕事パー
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.3

こうして「ソウルの春」は終わった…初めからバッドエンドが確定している物語

なのに緊張感が途切れない
めちゃくちゃ凄いです

実在の登場人物の名前は色々変えられていますが
韓国の歴史を学ぶときにまずこ
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ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い(2024年製作の映画)

3.0

ロード・オブ・ザ・リングの過去エピソードを2Dアニメ化…そして監督は神山健治です
テンション上がるでしょ!
日本の手書きアニメならではの演出でロード・オブ・ザ・リングの世界で何を見せてくれるのかと
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私にふさわしいホテル(2024年製作の映画)

3.0

T・ジョイのシネマチケットの期限が12/31まで
もう何が観たいかではなく
観れる時間帯の作品はどれかという選択基準

堤幸彦監督で主演はのんのコメディ
完全ノーマークの作品

中島加代子(のん)は小
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東京(2013年製作の映画)

-

東京生まれ東京育ちな身からする
東京って別にそれほど特別な場所ではない
東京に住んでいる大多数はただの一般人

東京にいるからって何か夢が叶うわけでもないし
東京にいるだけで無かった才能が目覚める事も
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A LITTLE WORLD(2011年製作の映画)

-

恋愛でもない友情でもない
母国以外の場所だから生まれる関係性
一夜限りの東京観光

写真家の夢追いかけ東京で過ごすも、諦めて韓国に帰るジュンス

その最終前夜、専門学校の仲間との送別会後にいつも通りの
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名もなき一篇(2014年製作の映画)

-

あっ、これもしかしてずっとワンカットでやる感じなのかな…で、やっぱりワンカットでした

これは映像的にめちゃくちゃ楽しいやつです
藤井道人監督の初期短編作品集の中では1番好きです

単純にワンカットを
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そのうちぼくらは(2011年製作の映画)

-

同じ屋根の下で住むことを家族と呼ぶなら、これも一つの家族の形
藤井道人監督の短編は家族の話が続く

父親から相続した一軒家に、大学卒業後に友人や彼女たちと共同生活を始める

大人になる通過儀礼が自立な
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カナタ、遠く(2013年製作の映画)

-

藤井道人監督の描く家族観
家族や血筋からは逃れられない地獄のようなもので、それが薄くずっと覆っているような作品

知的障害をもつカナタ
それを取り巻く善も悪も混ざり合って、どれだけ美しい一瞬があろうと
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(2011年製作の映画)

3.2

日光が照らす埃を美しく感じるのは何故なのか
地面に落ちると取り除くべき存在になるそれを美しく感じる
埃があるとそこに人がいた痕跡のように思えるからなのかもしれない

生きていくということは人と関わり続
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【推しの子】-The Final Act-(2024年製作の映画)

3.6

正直なところ
この構成にしちゃうんだったらドラマシリーズを10話にしてやろうよ
劇場版にする必然性はおそらく予算のみ
劇場版のみで楽しむのは困難な構成

第0話と第9話のみを劇場公開しただけという非映
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.8

現在94歳のクリント・イーストウッド監督にとって本作は監督引退作と言われてます
残念ながら日本では劇場未公開でU-NEXT独占配信になってしまいましたが
これは日本に限った事ではなく、本国アメリカでも
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中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.4

姉が欲しいと思ったことはあるけど
兄が欲しいと思ったことはない
妹はいるが、男の兄弟はいない

男同士の兄弟がいたら
どういう関係になっていたのか想像するのが難しい

妹が生まれたときには弟を欲しがっ
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うまれる(2021年製作の映画)

-

復讐を題材にしたエンタメは数多くあるが
その復讐の動機が身近なものだと胸糞悪い

イジメをした側、された側
当事者同士のみではどちらの主張も感情のみで語られ公平性のある判断を下せるものはいない

短編
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.5

クリスマスに「グレムリン」を鑑賞しちゃったので
「グレムリン2」も観たくなってしまう

こちらも30年ぶりぐらいの鑑賞です
記憶に強く残っているのが
コウモリグレムリンや
電気グレムリンに
頭の良い博
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グレムリン(1984年製作の映画)

4.2

現在だと完全NGな気がしますが…
ビーグル夫人が加速して窓を突き破るシーンが大好きで…(心臓が弱い高齢者の方すみません)
子供の頃はこのシーンを何度も巻き戻しては再生してました

本作を1番最初に観た
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ONE PIECE FAN LETTER(2024年製作の映画)

3.9

ワンピースの個人的なピークは
「アラバスタ編」と答えてしまう私です

そんな私にとって
この「ONE PIECE FAN LETTER」は「アラバスタ編」以降でのエピソードの中では一番好きかもしれない
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狭霧の國(2020年製作の映画)

-

人形劇で怪獣映画というだけで興味を引きます
怪獣の描写はたいへん素晴らしく
人形劇であることで、その人形が怪獣に襲われる描写は合成や実写とも違う残虐性を感じます

ただ人形劇…とは言っても
背景などは
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ハロー!ブランニューワールド(2020年製作の映画)

-

「もう限界。無理。逃げ出したい。」
youtuber“あさぎーにょ”さんのチャンネルで投稿されている動画
…なのですが、「14歳の栞」や「大きな家」の竹林亮監督の作品です

たったの19分なのでサクッ
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大きな家(2024年製作の映画)

4.0

「14歳の栞」と同じく
配信もパッケージ化もされない作品

2作の間に「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」が挟まっていることが逆に不思議な竹林亮監督のフィルモグラフィー
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