aratakiさんの映画レビュー・感想・評価

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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

上映初日にレイトショーにて。

可もなく不可もなしといった感じ。。

共感できる部分が少なかったのと、
全体を通して"察して"感が強かったかな、と。

世評を恐れずに感想を言うと、
最後に残ったのは
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーサスペンスと意気込んで
観に行ったものの、結果的に
ヒューマンドラマ要素強めの作品だった。
(個人的には予告で受ける印象とは
異なるものに感じた。)

白黒ハッキリさせたいタイプの私には
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

私の好きな映画のひとつ「ぐるりのこと」の
夫婦(リリーフランキー×木村多江)を
またスクリーンで観られると知って。

ああ、やっぱりこの2人の演じる夫婦が
好きだなー、と改めて。

内容としては夫婦の
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

よかった。。想像してたよりずっと。

ヤングケアラー、児童虐待、ジェンダーと
扱っている内容は盛り沢山なはずなのに
とっ散らかっているわけではなく
それぞれの"届かない声"という悩み、
葛藤として綺麗
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カラーパープル(2023年製作の映画)

2.8

公開終了間際に滑り込みで。
久しぶりに前後左右に人がいる状態での鑑賞だった。

スピルバーグ版は未見だったので
事前情報は予告だけだったけれど、
かえってそれがよかったみたい。

内容がギュッと詰まっ
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

2.9

上映最終日に滑り込みで鑑賞。

結果、観られてよかった。。

幼少期に無償の愛を受けることって
本当に大事だよな、と。
そしてそれは別に親でなくても良くて。
ただ、"愛される"という体験が大事。

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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

痛すぎるほどまっすぐで熱かった。

生き辛さの中にある
譲れない笑いに対する情熱。
それによって傷つけ、傷つけられるけど
"1回死んだ"くらいじゃ燃え尽きない。

周りが言う"羨ましい"も嫌味じゃなく
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ザ・ヨルゴスランティモス作品という感じ(笑)

個人的には過去作を観ていたこともあって
"ワールド"は理解していたし
そういう描写も見慣れていたので
爆発的な衝撃は受けなかった。
(過去作未鑑賞でラン
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

公開時、一世を風靡した作品。
三年の時を経て、やっと鑑賞。

普段恋愛ものを殆ど観ないことと
過去の恋愛を思い出して苦しくなる人が
続出していたのを知っていたから(笑)
ひとりで観る勇気が出ず、
珍し
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最悪な子どもたち(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん...正直あまり刺さらなかった。。

評価の高さと予告を観た後だったので
変に期待し過ぎたせいもあるかもしれない。

劇中劇の構造で、子どもたちが"演じている"面と
普段の生活の面がリンクしてい
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.2

ずーっと観たかった一本。
スクリーンで観ることが出来て大満足でした。

ファッションも街並みも全部可愛くて◎

自分はみんなとは違うんだという“特別感"、
周りは着々と"大人"になっていくのに
自分だ
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市子(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

"アイデンティティの喪失"
市子が月子になったとき、もっというと
その前から壊れ始めていたんだろうな...

細かいところはツッコみたくなるところも
多々あるものの、"無戸籍"を核にして
市子の人生を
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MY (K)NIGHT マイ・ナイト(2023年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

年末にフラッと鑑賞。

序盤からカメラワークが、、
三半規管が激弱な私には向いてなかったみたい。
かなり酔ってしまった。。

内容としては未知の世界ではあるものの、
自分の年齢と近いこともあって
強い
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(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後すぐには何も書けなくて、
少し時間をあけて自分の中に落とし込めたら
書こうと思っていたんだけれど、、
いつになっても答えが見つかりそうもないので。

鑑賞中はずっとボコボコに殴られている感じ。
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

滑り込みで観られてよかった。。

エンドロールで初めて朝井リョウ原作と知り、
なるほど、と妙に納得。

予告を観た時から割と覚悟していったつもりだったけれど、
それでも途中にいくつも刺さる台詞が出てき
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

懐かしい!
ドンピシャ世代すぎてハリポタシリーズは
勝手に一緒に大きくなった気持ちでいる!笑

本作はシリーズの中でも1.2を争う位好きな作品。
音楽だけでもあの頃のワクワクが蘇る。

最後のグリフィ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

良過ぎた。。

鑑賞後の熱が冷めないうちに、と思って
慌てて書き留めようとしてるけど
"よかった"という言葉しか出てこない。。

2024年1本目にこれが観れてよかったし、
久しぶりに刺さりました。
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

《命懸けの脱出ゲーム》という
なんとも既視感のある設定と
予告から想像できる範疇を超えることはなく、
可もなく不可もなく、といった感じ。

ただ、無駄な説明がない分、
ちょうど良いボリュームに纏ってい
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに二度目の鑑賞。

話の内容自体は誰も幸せにならないし、
悲しくて、切なくて、救われるどころか
絶望感の残るラストなんだけど
ティムバートンの世界には
やっぱり惹かれるものがあって。
ダークで
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

2.5

オリジナルは未見のまま、
本作(日本版リメイク)を鑑賞。

予想通りの泥沼劇場で
そこまで意外性のある展開はなかったかな、と。

実際に起きたら笑えない"真実"も
確かにあったんだけれど、
短時間にあ
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LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て(2018年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

ラブホテルの一室で巻き起こる
ワンシチュエーションの会話劇。
録画中のビデオカメラ?の視点なので
(長回しなのかな?だとしたら凄い!)
画角がかなり緻密に計算されていて
見えない部分も想像させるような
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大洗にも星はふるなり(2009年製作の映画)

2.8

オフシーズンの海の家を舞台に繰り広げられる
ワンシチュエーションの会話劇。

何も考えずに頭を空っぽにして笑えたのは
久しぶりだったかも。

登場人物全員キャラが濃いのに
胃もたれすることなく最後まで
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パレード(2010年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

以前からずっと気になっていた作品の一つ。
勝手に期待値が上がっていたからか
思いのほか、あっさり終わってしまった印象。

序盤に直樹の正体に勘付いてしまったので
面白さが半減してしまったのもあるけど、
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フローズン(2010年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

先に同じような設定の
『フローズン・ブレイク』を鑑賞済み。
ただ、圧倒的に本作の方が面白かった。

ゴンドラとリフトでは
そもそも危機感にかなりの差があると思うけど
その点を差し引いても
本作の方が物
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アンフレンデッド(2015年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

全編パソコン画面だけで
構成されているのは新鮮だった。
(最近は他にも同じような演出の作品が
いくつかあるけれど)

撮影そのものよりも
SNSの画面だったり、ネットの検索画面を
1つずつ制作するのは
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フローズン・ブレイク(2019年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

ロシア発のシチュエーションスリラー。
雪山のゴンドラに取り残された若者たちに
次から次へと訪れる負の連鎖。

設定も含め、序盤から突っ込みどころ満載の内容(笑)
そもそもこのメンバーが年越しを一緒に過
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

YOSHIについての事前情報が多すぎて(苦笑)
素直に演技を観られないような気がしていたんだけど、
本作のタロウはハマり役だったみたいで
特別の違和感もなく最後まで観ることができた。
(むしろ、鑑賞後
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フラットライナーズ(1990年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

好奇心旺盛な医学生たちが
《臨死体験》によって過去の罪と向き合っていく。
SFホラーのような設定だけれど、
観てみると思いのほか、
鼻につくような嘘っぽさはなくて
緊張と緩和のバランスがちょうど良かっ
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(2016年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

キャストと設定に惹かれるものがあっただけに、
少し残念な印象に終わってしまった。
(予告が秀逸◎)

信之、輔、美花をはじめ、
登場する人物は皆それぞれに歪んでいて。
どんどん道を外れていく感じが
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ぼっちゃん(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

『秋葉原無差別殺傷事件』がモチーフらしいが
本作の内容はあくまでフィクション。(これ重要!)
実際の犯人に基づいて描かれているわけではなく、
犯人像をイメージして形作られているので
いかにも“危うい人
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こちら放送室よりトム少佐へ(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

今まで観てきたショートの中でも
かなり好きな作品のひとつに。

80年代のノスタルジックな雰囲気と
学校の放送室の静寂さが相まって
ラジオドラマの宇宙設定もハマっていた。

顔の見えない相手との
カセ
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エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

88分という映画としては短めの尺だけれど
説明不足に感じることもなく、綺麗に纏まっていた。
観た後の余韻と疲労感から
体感としては、もっと長尺に感じたくらい。

作中の様子も10日間で起きたこととは思
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コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

嘘みたいな本当の話。(実際の事件が基)
「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものだ…

序盤から裸にさせようとしている時点で
絶対おかしい!と普通なら疑いそうなものの、
気が付くどころか
どんどん犯
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少女(2016年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

原作未読の状態で鑑賞。

てっきり女子校で巻き起こる
学園ミステリーだと勝手に思っていたので
(ティーン向けの軽めのやつかと….)
思っていたより重厚感のある作品だった(笑)
それも後から『湊かなえ』
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

アングラな雰囲気だけど、描いている内容は
若者の気怠さや分かりやすい破壊衝動
(クスリ、性行為、拒食症etc.)。
予告を観た時に感じた印象とは違って
全体的に既視感のある作品に収まっていたのは
少し
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

始発前、深夜のターミナルで巻き起こる
謎の美女の復讐劇。

ネオンが輝く人気のない駅は
どこか現実とは別世界のような雰囲気があって、
まさに“不思議の国”のような空間だった。

序盤から怪しげな匂いが
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