ミナエロイネンさんの映画レビュー・感想・評価

ミナエロイネン

ミナエロイネン

映画(493)
ドラマ(8)
アニメ(0)

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

パストライブス、めちゃくちゃいい。岩井俊二、ウォンカーウァイ、ウディアレンの良いところ集まってる。過剰に煽るところもなく、淡々とかつオシャレな絵面でもって物語が進んでいく。ポストクラシカル的な音楽も秀>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

あらゆる場面で流れるときめきのテーマ?がよい。あの音楽がなかったらここまで印象に残らないと思う。4割増しくらいの力ある。
また、リカコの声が耳に残る。強がっていて、意地を張っていて、自分を必死に保とう
>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

2.0

ピンクと水色のドロドロコワイ〜
5Gが渋谷を加速させるってなんなん

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

現代最高の映画監督の新作を見られる喜びを噛み締めているが、正直歴史物のノーランは全然好きじゃない(ダンケルクしかり)。ということで、3時間は長かった。途中の朗読騎乗位やNTR騎乗位は実に良かった。そし>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

4.0

これぞ初期ウディアレン。モノクロームの芸術。節操ない男女の洒落た戯れ。最後にすべてを貫くような言葉が語られて、目覚めるような気持ちになる。うわべだけで人を愛してはならなくて、信じる気持ちが中心に置かれ>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

夫婦揃って仕事を失うなど不運に見舞われるが、そんなに不幸な雰囲気に見えないのが良い。一般的な映画ならそうしたことを大げさに描きすぎるのだろう。しかしカウリスマキはそうでない。そうした不幸が立て続けにや>>続きを読む

常田大希 混沌東京 -TOKYO CHAOTIC-(2021年製作の映画)

4.0

素敵な同僚から薦められて好きになりつつあるバンド。稀代のモテバンドだと思う。サウンド、容姿、雰囲気、とにかくイケてる。ベースとドラムはめちゃくちゃ上手い。井口くんの歌も上手いしキャラもたってかわいいし>>続きを読む

アアルト(2020年製作の映画)

3.5

もう少し様々な建築物を紹介して欲しかった。教会とルイカレ邸がとても美しく印象に残った。皆の味方でありながら全員と距離感を保つというスタンスもよい。自分の作った建築物について語るのは主観が入るので避ける>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

何度か見ているが、なんか苦手で今ひとつ入り込めない。高尚な薄味という感じでもあり、まだそれを味わうには経験と内省が不足しているのかもしれない。

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.0

最新作からの旧作。久しぶりに見た。作品の厚みが違う。キャラクターの作り込みも素晴らしい。最新作とは比べ物にならない。やはり気力体力共に充実していた際の作品の出来は違う。澱みながらつっかえながら早口で話>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

1.5

健康に配慮する死神以外は全く面白くなかった。最後の死神の諧謔はまさにウディアレンを感じる数少ない場面だ。人生を満たすことはできる、労働、家族、愛、くだらないが効果的だ、というセリフはすこぶるよかった。>>続きを読む

男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)

3.5

渥美清と小林桂樹のコンビが良い。タバコ吸いすぎ。教え子にフラれるの切ない。田所という役名が妙味ある。学問がないと何もできないと嘆く寅さんに、そんなことないわと慰めるさくらの尊さ。

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

この前窓口対応した変なクレーマーおじさんが誰かに似てるなと思ってたら、ウンパルンパだった

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

4.0

過去のあのジブリ、このジブリが臆面もなく登場する。ここまで開き直ってると清々しく爽やか。食べ物のおいしそうなテカテカもそのまんま。ジブリジェネリック。屋根裏の云々より面白い。悪くない。

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.0

せっかく暖簾分けして作ったラーメンが本家とほぼ同じ味だと比較されてしまうし、偉大すぎる職人を擁する本家にはどうしても敵わないと感じた。例えば、空想上のキャラクターが多数出てくるが、その辺によくある製品>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

10年ほど前の小泉今日子みたいな女子とアル中男子のラブストーリー。アキカウリスマキにしかだせない色味、アキカウリスマキ的洒脱感、どこをどう切り取っても徹頭徹尾アキカウリスマキの映画として一貫している。>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.0

言葉が悪くて申し訳ないが、最初は美人なのに終わりが近づくにつれて醜くなる

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

1.0

ミステリー映画としては全く面白くない。全くだ。ただ、ラブストーリーとして見ればそれなりだ。何より宮崎あおいがすごくかわいい。すごくだ。全人類の37歳人妻の最高峰がここにある。坂元裕二的敬語世界に抜群に>>続きを読む

(2023年製作の映画)

1.7

全体的な色味はすこぶる好みだなと思うが、中身はなんだろうかという感じ。短編だから仕方ないとあきらめるしかないか。最近はアンダーソンブランドで何もかも許されている感じがするが、それでいいのだろうか。17>>続きを読む

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

なんだろうな〜、物語の筋がしっかりした頃から見ているので、最近は肩透かしをくらい続けている。表参道あたりにあるオシャレで評判のカフェなんだけど、ご飯は全く美味しくないみたいな印象。抽象的で難解な曲を量>>続きを読む

真夜中の虹(1988年製作の映画)

5.0

こういう素晴らしい映画を一時間ちょいで作れちゃうなら他の映画はすべて冗漫ということになる。ゲイリーオールドマンも好きな映画なのかな。ダークナイトのゴードンにそっくり。

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.0

わたしが映画監督志望ならこの映画の影響をおおいに感じさせる映画を撮ってしまうのだろうなと思う

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

全体の色味や雰囲気、物語の筋が嫌味なく洒落ている。洒落こくために何の無理もしていない。デフォルトが洒落こいてる。スーパーの制服もお洒落だ。言葉少なく伝え合う様子やいつでも真っ直ぐな眼差しもお洒落。であ>>続きを読む

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.5

こういう映画を好んで鑑賞する美しい人とお酒を飲みながら見られたりできたらそれこそが幸福なのではないか

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.0

78分。ちょうどいい長さの時間。映画ってこれくらいがいい。2時間半とか冗漫で長すぎ。
学生以来だが年月を経てから見るとまた違う趣きを感じる。ギターで弾き語る床屋のおじさんのコードチェンジが絶妙に遅れる
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

面白い。映画館で見たかった。くだらなくて、難解で、宇宙的で、人生的。なんというか個人的にタイプの映画だと感じる。石のシーンは忘れられない。

(1963年製作の映画)

5.0

前半30分程度の色恋的やり取りを我慢すれば、ようやく鳥が襲ってくる。そこからはすこぶる面白い。大量かつ一斉に襲撃する鳥の不気味さが楽しい。前半ダラダラしてた男女を鳥よもっと突けと思う。鳥老婆と世界の終>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

5.0

犯人も、犯人の歪んだ動機も、禍々しい音楽も、持ち逃げした榊原郁恵も、みんなサイコだ!

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

3.0

ケビンスペイシーの宇宙語の場面を見たくて再鑑賞。話の筋はどうでもよいが、やはり演技力は目を見張るものがある。才能ある俳優さんだと思うので、無罪ならば早めに復帰して欲しい。

バルカン超特急(1938年製作の映画)

5.0

ヒッチコックの中で一番面白い。はるか昔に見ているが、老婆があんな人だとはすっかり忘れていた。展開が途中でダレることなく進んでいく。ミステリアス、謎の銃撃戦、略奪愛と退屈させない。ただ、タイトルは老婆失>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.5

ほのぼのホラーの最高峰。色々とゾッとするし、戦慄が走る。船の場面は怖いな。この監督の最高傑作じゃないのかしら。

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

5.0

ださすぎるタイトルのせいで敬遠し続けていたがついに見た。結果、この監督の中で一番好きな作品となった。まず明確な物語筋がよい。ここ最近の作品にありがちな抽象的で難解なところがない。また、キャラクター造形>>続きを読む

妖怪の孫(2023年製作の映画)

3.0

こうした内容が地上波で平然と流れるような報道の自由が欲しい。権力なんて批判、論評されてナンボだろう。憲法は権力を縛らないという認識を持っている政治家がおり、それが女性初の総理大臣候補(まあもう無理だろ>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

チンピラが成り上がって死んでいく。最後池に落ちた時に不思議と痛快な気持ちになった。そんなに長さを感じないのは無駄がないからだろう。チンピラが成り上がって死んでいくのに必要な台詞やカット割りしかないと感>>続きを読む

ドラゴンボールZ 復活の「F」(2015年製作の映画)

5.0

ドラゴンボール最大の敵役はやはりフリーザだなと思わせる出来栄え。そのフリーザと一緒に戦うジレンとの最終決戦は何度見ても泣ける。
死ぬ寸前まで待たされた後に悟空が来た時の安堵感ったらない。こちらも思わず
>>続きを読む

>|