あさのさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.5

高度1万メートル超えを体感できる、勇気に満ちた偉業系サバイバルアドベンチャーです。
前人未到の大空の旅が息を呑む映像美でもってスリリングに描かれております。
主演2人の相性の良さ、衣装や小道具の面白さ
>>続きを読む

ドアロック(2018年製作の映画)

3.0

都市伝説“ベッドの下の男”を不快感マシマシに描いた、オーソドックスなサスペンススリラーです。
作品全体に流れるイヤ〜な感じはそのまま緊張感に繋がっており、先の読めそうな展開を最後まで飽きさせずに怖がら
>>続きを読む

海底47m(2017年製作の映画)

3.0

海底でのサバイバルを圧迫感マシマシで描いた、海洋パニック系シチュエーションスリラーです。
僅かな酸素でもワーキャー騒ぐ感じの主人公なのでけっこうストレスフルではありますが、絶望展開の連発度はかなり高め
>>続きを読む

ファイナル・フェーズ 破壊(2018年製作の映画)

3.0

変容し行く男の悲劇的な戦いを描いた、陰謀系SFアクションです。
喪失感に満ちた前半こそ冗長で辛いですが、後半の覚醒してからのスペクタクル展開はかなり見応えアリです。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.0

キャッチコピーの「ありえない」は伊達じゃない、違和感マシマシのスリラー系家族映画です。
終盤にあるタネ明かしからの怒涛の展開は良い意味でも悪い意味でも一見の価値アリかと思います。

モンストラム/消失世界(2018年製作の映画)

2.5

異次元系SFパニックの小品です。
クリーチャーのPS2レベルなチープさはご愛嬌、自己犠牲の物語にサスペンス要素を絡めた、意外と泣ける意欲作となっております。
手作り感満載のプチメイキングが流れる謎エン
>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.0

心優しきガーディアンズによる、家族をテーマにしたステキなクリスマス譚です。
マンティス&ドラックスのピュア過ぎる掛け合いがとにかく可愛らしいです。
混沌に混沌を重ねたフェーズ4でしたが、そのエピローグ
>>続きを読む

俺たちホームズ&ワトソン(2018年製作の映画)

3.5

ラジー賞4冠が信じられないくらい面白い、かなりお下品なバディコメディです。
妙にしつこいギャグやフェレル&ライリーのすっとぼけたやり取りがひたすら可愛い、愛すべきバカ映画となっております。
レイフ・フ
>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

3.5

戦争と言う不条理によって生み出される飢餓や暴力、それらに支配されている戦地での異常な彷徨を描いた、恐ろしい人間ドラマです。
これまでの塚本監督の血しぶき飛びまくる作品群を思うと、ゴア描写満載の戦闘描写
>>続きを読む

ANON アノン(2018年製作の映画)

3.5

記憶を巡る捜査をハードボイルドに描いた、ニコル監督らしい美しい近未来SFです。
電脳ガジェットのビジュアルが面白く、ブレのない安定したカメラワークと相まってめちゃめちゃオシャレに仕上がっています。
>>続きを読む

ドント・ハングアップ(2016年製作の映画)

3.0

罪と罰を巡る恐怖をテンポよく描いた、迷惑系シチュエーションスリラーです。
ストーリーは割と一本道ですが、細かなプチどんでん返しと因果応報なラストが胸糞展開でありながらもなぜか小気味良いです。

ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

3.0

鹿革に取り憑かれた男の狂気を描いた、とっても風変わりなオフビートスリラーです。
デュピュー監督らしい奇妙さに溢れており、ラストの意味のわからなさもまた格別なものがあります。

「ありふれた事件」とかが
>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

ネットから生まれた都市伝説を拡大解釈し令和の世に蘇らせた、煉獄系異世界ホラーです。
きさらぎ駅は2ちゃんねる発オカルト板史上最も名作だと思っているですが、話の作りとして採用しているのは取っ掛かり部分だ
>>続きを読む

9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜(2009年製作の映画)

3.5

奇妙な人形達の命を巡る冒険を描いた、ディストピア系ダークファンタジーアニメです。
戦いの顛末と創造主である博士の思惑を考えるとかなり複雑な気持ちになりますが、作り込まれたスチームパンクな世界観とそのギ
>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

一線を退いた超人マット・デイモンが娘を救うため様々なスキルを駆使して冤罪事件の真相を追う超絶サスペンスアクションかと思いきや、新たなマイノリティとも言える白人労働者階級である不器用な主人公が異国の地で>>続きを読む

ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.0

戦争犯罪を巡る政治劇を描いた、かなり硬派な実録社会映画です。
エンタメ度こそ低いですが、様々な立場から正義や真実を問い続ける内容は考えさせられるものがあり、締めの言葉にも重みを受けました。
主人公と同
>>続きを読む

関ヶ原(2017年製作の映画)

3.5

天下分け目の合戦に至る謀略劇とその顛末を描いた、ダイナミックな歴史大作です。
展開が異常にスピーディーでダイジェスト感が半端ないですが、場面場面のパワーが凄まじいので(歴史好きなら)観てて飽きません。
>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

特別な人生を巡るある強盗事件を描いた、青春クライムドキュメンタリーの意欲作です。
物語にグングンと引き込んで行く構成が斬新で、食い違う証言の演出等も面白いです。
前半にある鬱屈や高揚、そしてそれらが反
>>続きを読む

私はゴースト(2012年製作の映画)

2.5

幽霊視点の一人芝居が延々と続く、かなり斬新な因果系除霊ホラーです。
視点の妙で死の真相がゆっくりと解明されて行くのですが、画面作りがとにかく不気味で夢に出てきそうです。

VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.5

VHSと言う一大カルチャーにまつわる証言を集めた、ロスト系ドキュメンタリーです。
バリバリVHSに映画を教わったイチロー世代なので、物理的な履歴等のカセットデッキあるあるは懐かしくもあり、と同時にその
>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

バズ・ライトイヤーの起源を描いた楽しいSFアドベンチャーです。
自信過剰だった男の成長譚が信念と責任を巡る冒険活劇として描かれております。
愛すべきキャラクター達の魅力、シリアスとコメディのバランス感
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

超絶VFXを胸熱展開に乗せて楽しめる、疾風怒濤系SFアクションの快作です。
前作と打って変わってシンプルな逃走劇となっており、危機連発度で言えばシリーズ随一ではないでしょうか。
ターミネーターの恐ろし
>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.5

シュワルツェネッガー以外はまるで似せる気のない思い切りの良さが素晴らしい、リセット系SFアクションです。
VFX満載の肉弾戦は見応えアリ、コメディ色の強いT-800もラブリーで良いのですが、意外と複雑
>>続きを読む

ナイト・ハウス(2020年製作の映画)

3.0

死の真相と秘密を巡る恐怖を描いた、反転系ミステリーホラーです。
そんなに多くはない恐怖シーンはどれも独特の不気味さがあり、強く印象に残りました。
ラストの解釈は色々と考察できると思います。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

悪夢のスパイラルを豪華キャストで描いた、破滅系因果応報スリラーです。
ギレルモ・デル・トロ監督らしい美しくも不気味な世界観がとにかく秀逸です。
欲望と慢心に取り憑かれた果てのラストには近年稀に見る恐ろ
>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.5

雄大な大自然を舞台にして繰り広げられる、壮絶なSFバトルアクションです。
コマンチ族の勇猛な戦士達と、原点に立ち返った厄災としての恐ろしいプレデターとの死闘が丁寧に描かれております。

クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

映画史上最もおしゃれヴィランであるクルエラ・ドビルのとってもビザールな起源を描いた、カッコ可愛いピカレスクロマンです。
ぼんやり見てるだけでも楽しい魅力溢れる衣装も素晴らしいですが、グラムロックやパン
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

ワンダビジョン後の世界で巻き起こる魔導大戦をサプライズたっぷりに描いた、MARVEL印のファンタジーホラーアクションです。
胸熱ポイントの多さもさることながら、ストレンジの最終決戦時のビジュアルのかっ
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

地球に飛来した守護者達の愛と葛藤を壮大なスケールで描いた、とってもエターナルなSFアクションです。
MCUとしてはかなり毛色の違った作品となっており、ヒーローの設定もけっこう異色で感情移入しにくい部分
>>続きを読む

木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年製作の映画)

3.5

名作ドラマの完結編を最後まできっちり愛すべきバカバカしさと大いなるグルーブ感で描き切る、最高に楽しい大団円映画です。
ドラマ版のファン以外はお断りという潔い作風が実に清々しいです。
後半にある伏線回収
>>続きを読む

木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003年製作の映画)

3.0

ドラマ版にあった最高に楽しいくだらなさを劇場版にスケールアップさせとことん追求した、野心的なドタバタ悪ノリコメディです。
地元愛溢れる神ドラマシリーズがあったからこそ許される荒唐無稽な展開は、アイドル
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.5

MCUと武侠映画の奇跡のフュージョンを目撃できる、MARVEL印のアクションファンタジーです。
手に汗握る危機連発度は結構レベルが高く、見た事のないバトルシーンと相まってかなりのエンタメ感を楽しめます
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

絶妙なユーモア感覚と豪華俳優陣による配役の妙が存分に楽しめる、本格ミステリースリラーです。
典型的な推理ものかと思いきや、意外な構成や意外な真実はかなり予測不能な展開であり、長尺でありながら最後まで全
>>続きを読む

怪談新耳袋 劇場版(2004年製作の映画)

3.0

手堅く怖い、豪華俳優陣による怪談オムニバスです。
インパクトのある恐怖カットが多々あり、意外と最後まで楽しめました。

グッドナイト、マミー(2022年製作の映画)

3.0

MommyとMummyを巡る恐怖を違和感たっぷりに描いた、疑念サイコスリラーです。
オリジナル版と比べるとメリハリのあるわかりやすい演出となっていたり印象的だった虫の場面も変更されているので、ある意味
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

スパイ紳士キングスマンの起源を描いた、とってもインポッシブルな歴史の影アクションです。
前作までにあったどきついクセが抜けているので、ある意味観易いアドベンチャー映画となっていると思います。
中盤の格
>>続きを読む