あさのさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あさの

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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.5

好きなことは食べること、なんて気軽に言うもんじゃないな(笑)というか、別次元か。

MY (K)NIGHT マイ・ナイト(2023年製作の映画)

3.5

善人だからこそ傷を負う。想像以上によかったけど、ウォン・カーウァイの乱用が気になり減点させていただきました(笑)

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

シンプルイズベストだけど、世界はもう繋がりあってしまったから、半径5メートルの世界の幸せだけを祝えない。

市子(2023年製作の映画)

3.5

若葉くんは若手の中で最も泣き顔が似合う俳優だと思う。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

見なきゃ見なきゃを先延ばしにしてたら、まさかの劇場上映(感謝)。「自分が正しくて世界が狂ってる、なのに何もうまくいかない。え、まさか実は狂ってるのって……」程度の差はあれ、似たような問いや気づきを突き>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

4.0

特に後半、下腹部にパンチを入れられた気分。永遠に逃れられない内なる戦い。

(2023年製作の映画)

3.5

名古屋出身の身として、加瀬さんの完璧な名古屋弁にあっぱれ。そして僅かな羞恥心。秀吉周辺だけが井戸端会議みたいで、ある意味リアルだった。

川辺の過ち(2023年製作の映画)

3.5

ノワールとダークコメディ、もうちょいどっちかに振り切ってもよかったかなと個人的には思いました。

Last Shadow at First Light(原題)(2023年製作の映画)

3.0

ほぼ3人で最後までいけたのはよかったが、ストーリーや雰囲気は個人的な好みではなかった。

ミマン(2023年製作の映画)

3.8

チャン・リュル監督の作品を思い出しました。静かな雰囲気のなか、心の葛藤は確かに伝わる。

私がやりました(2023年製作の映画)

3.5

最初から最後まで劇を見てるみたいな感覚。前半までダブル主演的だったけど、後半イザベル・ユペールがかっさらっていった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

ゴジラを見て育った者として、やっぱり嬉しいのはあの音楽。一瞬で童心に帰った。ゴジラの出現によって問われる社会と個人の問題。「誰かが貧乏クジを引かなければいけない」、(おそらく)劇中で2回言われたこの台>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.3

ごめんなさい、原作に強い衝撃を受けているので、フェアな感想は難しい。この映画がというより、やっぱり長編小説を映画化するのは至難の業。尺が全然足りない。他の長編小説の映画化作品を見てもそう思う。そして本>>続きを読む

アナログ(2023年製作の映画)

3.8

終始心地がいい作品。映画と分かっちゃいながらも、後半の奇跡を信じたくなる。スマホは持っていていいけど、何か一つは時間をかけることに意味があるものを持っていたい。こんな時代だからこそ。

熱帯雨(2019年製作の映画)

4.0

余白の使い方、自然な台詞、テンポetc、いい映画のお手本のような作品。ちゃんと見せるところと見せないところの違いでこんなにも作品の重みが変わる。そして、若さは凶器にもなりうる。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

スタイリッシュな出来映えが目立つ。お経のように唱えている規律にめちゃ厳しいけど、仕事柄、一番大事なところが抜けているところがフィンチャー監督らしい。個人的に思い入れがありすぎる「ザ・スミス」がふんだん>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

3.8

いつ何が起こるか分からない張り詰めたか空気感、そして会話劇。その下にある共存を選んだ人類への大きなメッセージが横たわる。男社会はもう限界だと。だからこそ後半の主役が変わる。ストーリーに加えて、あの兄弟>>続きを読む

チャンケ:よそ者(2020年製作の映画)

3.3

個人的にちょっとカセが混在しすぎて、強引にまとめられた印象。出てくるキャラはよかった。

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

3.8

首をなが~くして待っていました。人の心に漬け込まなければいけない悲しき役割。そりゃあたばことお酒が進むのも分かる。白黒だからこそ、俳優のフィギュアが絵になるかどうかって大事なんだと思った。

極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.8

いろいろリアルだった。クセが弱めの等身大のファンジンミンもいい!

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

3.8

すみっコぐらしで聞きたくなかった言葉の1つ、「せいさんせい」…。子どもの背後にいる大人へ向けた明確なメッセージは、今回より鋭い気がした。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

第三者になると急に善人ぶる社会の病い。みんながないがしろにしている出来事、人物、感情、その他諸々を、ちゃんとこぼさずに拾って映画にしつづけてくれる石井監督に感謝しかない。いつも自戒をこめて見ています。>>続きを読む

アーノルドは模範生(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。ユーモアのなかに込められた確かな怒り。規律、マナー、エチケット…それぞれ誰のためにあるのか。権力者のためにあるものがどれはこの映画では明確。

アスワン(2019年製作の映画)

3.8

子どもは周りを見て育つ。大人を真似たごっこが、純なるものからきてるがゆえに余計に恐ろしい。

軽蔑(1963年製作の映画)

3.5

愛情の裏返しが軽蔑ということか。それならばまた愛情に変わるチャンスはあったはず。

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

3.8

資本主義や物欲主義への嫌悪感に近いメッセージをひしひしと感じた。この作品でも魂は食いつくされている。

バイタル・サイン(2023年製作の映画)

3.5

ルイス・クーの役者感が一人だけ浮いていて、どうしても「劇を見ているんだなあ」と感じてしまっていた。娘の壁登りシーンが、香港の現状を言い表している感じではっとした。

ロクサナ(2023年製作の映画)

3.5

やりたいこととできないことのギャップ。主人公のどこか憎めないやつ感がよかった。ストーリーのやるせなさを増幅させていた。

雪豹(2023年製作の映画)

4.0

変わってしまったことへの諦めに近い嘆きを随所で感じた。ジンパさんが被害総額ばかり言ってるところも本心には思えなかった。

タタミ(2023年製作の映画)

4.2

作品の質もさることながら、その背景に感服する。映画に命をかけてる人たちがいる。自分は、ただ見て感動してるだけでいいのかという強い問いが心に残る。

マリア(2023年製作の映画)

3.8

車の使い方は、同国に素晴らしい師匠がいることを改めて教えてくれる。簡単に善悪をつけさせない構成もまた然り。

西湖畔に生きる(2023年製作の映画)

4.0

お金だけではなく、むしろ「自信」や「自分らしさ」を手に入れるため、段々とのめり込んでいくのは説得力があって悲しくなった。ネガティブな言葉ばかり浴びせるシーンはハンマーで古い建物を壊していくかのよう。人>>続きを読む

開拓者たち(2023年製作の映画)

3.5

広大な大地が名脇役。土地の所有を謳う人間の愚かさを引き立てていた。

ライ麦のツノ(2023年製作の映画)

3.5

セリフに頼りすぎない丁寧な描写が光る。命を、救いも奪いもできてしまう手。(おそらく)初めてちゃんと抱くことで、命の重みを改めて思い知らされたということかな。