あさのさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

あさの

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ひかりの歌(2017年製作の映画)

4.2

午後一の上映。お昼ごはんもしっかり食べたし、映画の雰囲気から絶対に寝る自信があったのに、裏切られた。寝るには眩しすぎる映画だった。

自分が向けるひかりの先から、同じように照らし返してくれることって、
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アポロ 11 完全版(2019年製作の映画)

3.8

もちろん、着陸やドッキングシーンはハラハラドキドキですが、個人的には
NASAの人たちが一体感を持って、心配になり、喜んでいるところがいいなあと思いました。劇場で見るべき映画。

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.2

あっぱれです。ハリウッドならオスカー取るような映画。
スリル満点なスパイ映画だけど、同時に超濃厚なヒューマンドラマでもある。

こんな映画がちゃんとお金をかけて作られ、500万人近くの国民を動員し、数
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

ホロりと来る印象的な場面もたくさんあり、同時に突っ込みたくなるとこもあり、いろんな楽しみ方ができた。全体的には爽やかな映画だけど、オブラートに包まずに大胆なシーンもあり(「世界はどうせもともと狂ってる>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

3.5

過去と今、編集の仕方が効果的。マスメディアの卑劣ぶりは言うまでもないが、事実なんてどうでもいいのかと、自分自身も昨今の似たような報道を思い出しながら考えてしまった。オブセッションは、本当、凶器になる。

雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

人間の脆さ、欲深さ、単純さ、恐ろしさ…その他諸々がつまっている。傍から見たら、そんなことしなければと思うが、当事者になるとそんな簡単じゃないんだろうなあ。

ムクシン(2006年製作の映画)

3.8

甘く苦い青春。今振り返れば、どうしてあの時、あんなこと、ってなるけど、それができなかったのは若さの弱いところ?
ヤスミン作品で感じる、素敵な家族の有難みが、本作品でも健在。

台北の朝、僕は恋をする(2009年製作の映画)

3.5

一夜限りの、ハラハラドキドキが全くない、ほっこりするアドベンチャー。大事なことに気づくのは、最後でもいい。

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.0

大事な人が突然目の前からいなくなってしまった時、文字通りぽっかり空いた穴をどうやって、どれくらい時間をかけて埋めるか、そのことを本当に丁寧に正面から描いている。「アマンダと僕」と同様に。同じ人を無くし>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.5

思っていた以上にドラマチックではなく淡々としていた。刺激やスリル中毒みたいなものもあるのかな。それ抜きでも人生楽しめることを相手役は教えようとはしていたが…

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.5

正直ストーリーは特に目新しいものではないけど、この映画を特別にしているのは圧倒的な映像美と名優二人のパフォーマンス。

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.8

この映画を特別なものにしている理由の一つは、やっぱり音楽だな。たけしさんのユーモアが全体的に溢れているからこそ、あのワンシーンにぎゅっと胸をつかまれてしまう。

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.8

確かに面白いテーマ。歴史を変えてしまうことの重さ、自らのアイデンティティを再構築することの難しさも、自らが生きていくため、そして大事な相棒(猫)を守るためなら簡単に乗り越えてしまう。

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

4.0

図書館がここまで公共としての使命感にあふれていたとは、知りませんでした。イメージ的に相反するようなインターネットも、格差があってはいけないのでみんなが使えるようにと、機器を貸し出してまで推進している。>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

これまで以上におもちゃたちを自分たちに置き換えやすい1本ではないでしょうか。自由、自立その代償に失うもの…人間の生活にもあふれているテーマです。
ウッディ―のあの一言、彼自身が誰よりもそれを知っていな
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.7

いい意味で裏切られた。予想していたものと全く違った。
こういう人の”弱さ”を扱ってくれる映画は、とても感情移入しやすい。それを見せ合える人は大事にしないと。

ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

4.2

今年の全くノーマークで1番良かった作品。見てよかった。
一貫したテーマがあり、チャレンジングな編集はとても効果的。無駄がなくスマートでいて、それでもちゃんと見たものの中に熱いものを残す良作。

こはく(2019年製作の映画)

3.5

正直、もう少しキャラの背景やストーリーを深堀してもらいたかったけど、アキラ100%さんの素晴らしい演技と安定の井浦さんが見れただけで満足です。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

後半一気に盛り上がる。鏡を通して向き合っているのは、その向こう側にいる相手であると同時に自分自身。どうして愛する人がこんなことをしなければならないのか、その原因が自分と認めたとき、どんなに辛いことなん>>続きを読む

Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.8

そんな自分(理想の自分と違う自分)をわざわざ鏡でみたくないから後ろ向くところとか、自分が望むことは周りに迷惑をかけてしまってることに気付いているところとか、とても丁寧に描かれています。誰だって問題は違>>続きを読む

シード ~生命の糧~(2016年製作の映画)

3.5

種の力を思い知ったと同時に、それをコントロールしようとする人間の愚かさも実感しました。生命のサイクルしながら受け継がれていく。

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.8

過去作ほどのパンチはないとしてもファルファーディ監督が映画を通して伝えたいことは一貫している。そこは本当素晴らしいと思う。どんな人間も一時的には損得、利益不利益で差がつくかもしれないが、それは永遠には>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

政治家も国民もほとんど出てこず、メインはその合間にいる官僚と記者のせめぎ合い。でも結局、国を動かしてしまう中心はここかと思うと悲しくなる。より見栄え良く伝えたがる政府と、生のままで届けたがる記者。ちま>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.0

自分はそこまででした。特に多くの方が絶賛している香取さんの演技が、どうしても自分にはまらず、ゆえにリアリティー感を欠いた状態で鑑賞となりました。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.8

惜しいよ。自分はこの編集、置いていかれてしまった感じがありました。そんなに急がなくても…すべてが一級品だったので残念。。

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

まるで一緒に旅して、場所も心もさまよっているようでした。表と裏のシーンが笑いを誘うと同時に、次第に痛々しさも感じてきた。風をうまく使うのは、さすが黒沢監督。カメラマンの俺、ドキュメンタリーとれてるって>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.5

せっかく一緒にいるんだから、一人で溜めるに溜め込んでドカーンよりも、ちょっとずつ話し合っていけばと思うけど、そうもうまく行かないのはまとめちゃうと若さという名の棘のせいでしょうか。

青の帰り道(2018年製作の映画)

4.0

ドストレートに描く監督が、青春の光とそれが終わっていくところをさらに闇を盛ってさらにストレートに描き切った作品。ここまでやりきるとやっぱりすごい。あと、音楽は本当はまっていたね。

アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

急に悲劇が起きたとき、向き合い方や、それにかける時間は人それぞれ。そのことで何か新しい歯車が動くこともある。ふとしたことで思い出すこともある。すごく現実的な悲しみへの向き合い方でした。今のパリの様子も>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.5

見ている人それぞれに深み読みが求めらているのかもしれないが、僕をこれを感じる映画だと、途中から見方を切り替えました。するとリラックスして楽しめました。

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.5

本当は日本人キャストを要所で使いたかったんじゃないのか。それができなかったことが凄く残念。日本でもこういう作品も見れる喜びと、シネコンでは見れない(多くの人には見てもらえない)悲しさ、両方を見ながら感>>続きを読む