このレビューはネタバレを含みます
突っ込みどころ満載のB級(パロディ)映画。
荒い映像・シナリオ、ちゃちな小道具。
行く先々でプロレスをして、移動してプロレスをして......という流れがだんだん笑えてくる。
中盤以降、唐突に増え始め>>続きを読む
特撮映画の金字塔。
1954年、終戦から僅か9年でこの映画を世に送り出したというのは、あらゆる意味ですごい。
映像の空気感にやられる。
女優さんがとてもかわいい、というところで心を持っていかれるあたり、映画のなかの少年たちと体験を共有できているのかも。
「summer」に感動させられている気もするが、それもまた良い。夏のどうにもならなさ。
『不思議の国のアリス』のホラー・不条理を煮詰めたような、甘美なグロテスクさのある作品。ジャンル的には「スリラー」らしいけれど、確かに途中で悲鳴をあげてしまった。
流れるようになされる犯罪行為。そのスタイリッシュさにやられる。会話がいちいちお洒落。何回でも観れる。