わら半紙さんの映画レビュー・感想・評価

わら半紙

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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全編通して、PCとスマホの画面のみでドラマが展開されていく。

とにかく検索の仕方やカーソルの動かし方が「やるやる〜!」の連続。

昔のWindowsの懐かしさ、あの女の子の「フリー素材っぽさ」、FB
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おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

2.7

87分間の無駄話。

特に知的でもない、ウィットに富んでもない無駄話を、書き割りのようなセットの前で延々と話している映画。

peeping lifeとか紙兎ロペに近いものがある……のかも……?

セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.5

いわゆるコメディ群像劇かな〜〜〜フランス語分からないからギャグが理解しきれないな〜〜〜と思ってました、

が、

しかし、

ポスターにもなっているあのくだりは思いっきり笑った。

そして、その後のシ
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あさがおと加瀬さん。(2017年製作の映画)

3.7

「10分アニメでよくない?」と思う反面、「あと30時間でも見ていられる」と思う映画だった。

原作がある事すら知らずに見始めたが、「あっこれ付き合うまでのパートが省かれてるんだろうな」と薄々気づいた。
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.1

「なぜこんな映画を作ろうと思ったんだろう……」と苦笑したものの、
キメのシーンには迫力があってよかった。

いかに我に返らないかが鑑賞のコツ。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.3

ルッソ兄弟……やってくれやがったな!!!???!
シビルウォー後ですらちょっとしたお葬式気分だったのに、あと1年どうやって過ごせばいいんだよ!!!!!!!!

「こういうシーンが見たかった!!!」と「
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.1

アーロン・ソーキンの脚本はやっぱり面白い!!!

立て板に水のように喋るモリーの話は、知性を感じさせながらも自然と理解できる。
まさしく脚本の妙だと思う。

また、ソーキンは『ソーシャル・ネットワーク
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.3

よかった……!
めちゃくちゃよかった……!!!

オープニングの時点で、「これから面白い映画が始まるぞ」と予感させる映画だった。

あの独特なフォントの日本語と英語が同時に出てくる演出。
どこか懐かし
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.2

何も考えずに盛り上がれる、
いわゆる夏休み映画。

しかしまぁ〜〜〜雑!全体的に雑!!!
ストーリーもプロットも!

撃たれた主人公がなんの説明もなく「急所を外れてたんだ」と戻ってきたり……
作戦に「
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.5

1920年代の少女と、1970年代の少年。
ふたりの物語は、不思議なシンクロを見せる。
そして……


『キャロル』の監督と聞いて鑑賞しましたが、やっぱりこの人は仕事が丁寧!
そして、昔の映画への愛が
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.5

まさかピーターラビットが、ここまでギャグに振り切った映画になるとは!

お行儀のいい『テッド』と言うべきか、無秩序な『パディントン』と言うべきか……

登場人物が「ここはイギリスよ。特権社会なの」と言
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.3

『トゥルーマン・ショー』や『ホットファズ』のような壮大なトリックを期待していたので、少し物足りなかった……

ジュリアン・ムーアの胡散臭いおばさんは、見ていて面白かったけれど。


最近、こういう“5
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリー風の演出が面白かった!

トーニャと関係者へのインタビュー(※実際には本人ではなく俳優)から浮かび上がる、彼女の半生と「あの事件」。

あくまでも彼らの口から語られる物語なので、食い違
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心と体と(2017年製作の映画)

3.5

静かーーーーーな映画。

脚本が面白い作品は多いが、これだけ静かに見せてくる作品も珍しい。

静寂が占めているからこそ、2人の心の動きが音になって聞こえてくるようだった。

心の機微を真摯に描きながら
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.9

オタクが2時間半喋ってるぞ〜〜〜!っていう感じ。

あのラスト、オタク心のある人なら物凄く感動するだろうし、ピンと来ない人には全く来ないんじゃないだろうか。

「好きな作品の作者」の生い立ちや好きな作
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.7

主演の2人がめっっっちゃ可愛いアトラクション・ムービー。

正直、宇宙SFとしては特に目ぼしいものではない。
けれど、デイン・デハーンとカーラ・デルヴィーニュのコンビがとにかく可愛いので点数は高めです
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.7

ここは東洋の国、ジャパン……
その昔、この国には触れた者を死に至らしめる死の魔女・ヒミコがいた。
彼女は2018年になっても地図に載らない島、邪馬台アイランドで今も眠っているのであった……

そんな不
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

画面の美しさとユーモアが心地いい映画。

熱くなる場面がある一方、演出が臭いと感じられる場面もあった。

主演のゲイリー・オールドマンは、意識して観ていても全くゲイリー・オールドマンに見えない。
それ
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.7

彼女たちの本当の恐ろしさは、男を巡ってドロドロした争いを繰り広げる所……ではない。
手を繋ぎながら、祈りながら、人を殺してしまえる所。

同性だけのコミュニティに1人の異性が入るとどうなるか。

彼女
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マンハント(2018年製作の映画)

3.0

「クラブシーンがめちゃくちゃダサい」と聞いて観に行ったマンハント。
どれだけ変なクラブなんだろう、と思っていたらそっちか!!!
ダンス!ダンスがだせえ!!!!

クラブ行った事のない人間でも「そんな訳
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アリーテ姫(2000年製作の映画)

3.2

立川シネマシティで鑑賞。
35mmフィルムの質感が趣を感じさせてよかった。
2000年公開だが、それ以上に懐かしさを感じさせるタッチ。

古いヨーロッパ調の背景はジブリアニメを彷彿とさせ、キャラクター
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

『キングスマン』に何を求めているかによってこの続編の評価は変わると思う。
自分は「悪趣味なお祭り」を期待して観たのでも〜〜〜大満足です!!!

「こんなシーン見たくない?」「こんなキャラやばくない?」
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.9

邦題だと副題が「16歳の決断」となっているが、どちらかというと「決断したレイ(16歳)と決断しきれない家族」の話だった。

性転換を決めた主人公に困惑する家族、という構図は『リリーのすべて』を思い出さ
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.2

よかった〜〜〜!!!!
よかったよ〜〜〜!!!!!
早くも今年ベスト級の映画がきてしまった!!!

1を観た時は「原作に比べて派手な見せ場を作りすぎでは??」と思っていたが、今回は慣れたからか、ヒュー
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.2

「リンチのドキュメンタリー?『マルホランド・ドライブ』制作の背景とか?」
と思っていると裏切られます。

これは、彼が“映画監督デヴィッド・リンチ”になる前夜のお話。

幼少や学生時代に重点が置かれて
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

あのラストシーン。
“2018年ベストドライブ”でした、完全に。
本当によかった。

全てのバランスが絶妙!
一つの事件から連鎖していく出来事に2時間引き込まれっぱなしだった。


この映画の魅力は「
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.2

一番恐ろしいのは“詰む”事ではなく、“詰んでるのにゲームオーバーにできない”事なんだな〜〜〜と感じさせられた。

本作の一番の魅力は「えっここで終わってくれないの!??」という不安感。

サスペンスは
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ジオストーム(2017年製作の映画)

2.8

これがやりたかったんだろうな〜〜っていう場面が分かりやすい映画
「リオのビーチが凍る絵、面白くない!?」って思って作ったんだろうなぁ…

まあポスターから期待していたような絵面が見れるのはいい
しかし
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

初見はネタバレなしで観た方がきっと面白いです!



2018年の“胸糞ママ”暫定一位じゃないですか???
(個人的なオールタイム胸糞ママは『オンリー・ゴッド』の母親)

「これはどういう映画なんだ…
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

2.9

ジェシカ・チャスティンやダニエル・ブリュールを起用している割には、少し勿体ない印象だった

アントニーナという人物が少し控えめすぎるのが……うーん……
個人的にもっと利発的な女性を演じるチャスティンが
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.3

「全7巻の壮大な世界観を持つ原作を、幾ら何でもあっさりまとめ過ぎでは?」
「そもそも『ダークタワー』はスティーブン・キングの他作品と世界観を共有していて……」

うるせぇぇぇ!
でもさ、だってさ、かっ
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

-

邦題がこの映画のテーマと真逆のニュアンスになってしまっている気がする🤔

この映画(原題Their Finest)が言っているのは、人生は映画とは全く違うという事
人間は意味なく死ぬし、不遇は解消され
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ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

3.2

完全なフィクション作品でありながら、ドキュメンタリーのような雰囲気も持ち合わせているのが面白い一作。

記者である主人公の語りと、手持ちカメラで撮影されるアトリエの映像が相まって、本当にジャコメッティ
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マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2016年製作の映画)

2.9

彼を神様のように讃える周囲のインタビューとは対照的に、マノロ本人は「お茶目なおじいさん」といった印象。

老齢になってもデザインを全て自分でやっている所や、庭いじりを趣味にしている所に、宮崎駿のドキュ
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

2.9

今年度、脳みそが溶ける映画No.1!

ストーリーやギャグは正直「小学生が考えたのかな???」というレベルだったが、衝撃のラストにはさすがに笑ってしまった。

あれは衝撃的すぎる。
M・ナイト・シャマ
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猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

-

猫と同じくらいイスタンブールの風景が主役を張っている。

この映画を構成しているのが、猫と暮らす人々へのインタビュー。
猫について話していても必ずそこに「神」が絡んでくるのが、トルコらしい。

「犬は
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