クシーくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

クシーくん

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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.1

消耗品2。ジェット・リーが途中退場して最終的にチャック・ノリス、ブルース・ウィリス、シュワちゃんの3人を投入。大物俳優のど渋滞も良いところだが、先だってアベンジャーズEGを観たせいかさほど画面内密度の>>続きを読む

ハンター(1980年製作の映画)

3.3

スティーブ・マックィーンの遺作らしい。
確かに若い頃と比べると老いた...のか?元がワイルドと渋みの権化みたいな人だから年取っても大して変化してるように見えない。それでも闘病中で相当苦しかっただろうに
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ニッポン無責任野郎(1962年製作の映画)

3.4

出たとこ勝負の陽気な詐欺師のオッチャンこと源均が舌先三寸で周囲を煙に巻き大暴れ!する無責任シリーズ2作目。

無責任時代では多少の理性があった植木等も今作では完全にヤバイ人。新婚旅行で行った遊園地を世
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ウルフ・コップ(2014年製作の映画)

1.6

はい。サラ・リンドのセクシーなサムネに釣られて観ました。しょうもないカナディアン・ホラー&コメディ。いやそもそもホラーなのか?これはコメディなのか?

ぐうたら呑んだくれ警官の主人公ルーがある晩、サス
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ブラック・ライダー(1971年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ブラック・クランズマン」でも触れられていた所謂ブラックスプロイテーションの映画で、監督兼主役のシドニー・ポワチエ始め黒人をメインに据えた異色西部劇。
南北戦争が終わり、解放されて後、豊かな土地と自由
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虎影(2015年製作の映画)

1.7

「邦キチ!映子さん」で紹介されていたのを読んでちょっと気になったので観たが、確かにこれは斎藤工映画だ。というか斎藤工以外何の価値も見いだせないタイプの映画というと分かり易い。あとはせいぜい津田寛治ウォ>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.8

最初に見たMCUは「アベンジャーズ」だった事を考えると、ニワカファンの私ですらかれこれ7年の付き合いになるのか。
もう感無量。落ち着いたら改めてレビューし直そう。

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クリー&スクラル人が出ると聞いていたので、もしかして一本の映画でクリー・スクラルウォーとキャプテンマーベルのオリジンをやるつもりなのか?と少々不安になったが勿論杞憂でした。

MCUとしては初の単独女
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13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

3.6

2本立てで前半に観た「第三世代」と比べるとまだ内容は追いかけられる。

好きな人のために性転換して女性になったが、男装して男娼漁りをする主人公エルヴィラのとにかく悲惨な話。

屠殺場のシーンがえげつな
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マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

2.5

シリーズ物らしいが、前作は未見。全編悪ふざけとアクションとお色気のみで構成されたような作品。まあ好きな人は好きなんじゃないすかね。登場人物が合衆国大統領含めほぼ全員イカレポンチしかいないのでそういう向>>続きを読む

父子草(1967年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

飯場を渡り歩く渥美清と、おでん屋の女将淡路恵子の丁々発止のやり取りというか関係性が素敵。どちらも現在では絶滅した人情親父と江戸っ子の姐御肌。ドラマ版「男はつらいよ」が開始する1年前の作品なだけあって、>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

コメディとシリアスを切り貼りしたような絶妙な構成だ。しかし、テーマは一貫している。

「風と共に去りぬ」のワンシーンからラストの映像に至るまで、即ち南北戦争の時代以前から連綿と続く問題だということだろ
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赤穂城断絶(1978年製作の映画)

3.8

直近で見た優等生的な「忠臣蔵(1958)」と比べると深作欣二作品なだけあって血みどろ&チンピラ感が強い。松の廊下刃傷の場はカメラがグルグル切り替わり、今まで見た忠臣蔵の中でも一番迫力がある。特に討入り>>続きを読む

大江山酒天童子(1960年製作の映画)

3.1

種々の古典文学・芸能に幅広く登場する酒呑童子伝説を題材にした異色時代物。『御伽草子』中、今際の際に酒呑童子が述べた「鬼神に横道なきものを」を拡大解釈したものか、酒呑童子を朝廷に逆らう義賊とした意味でも>>続きを読む

忠臣蔵(1958年製作の映画)

3.7

観ててふと思ったのは、この映画を観て外国人は理解出来るのだろうかということだ。日本人の感覚からいっても赤穂浪士の行動は前時代的であり、到底受け入れ難い価値観である。当時の庶民からしたところでそのまま受>>続きを読む

第三世代(1979年製作の映画)

-

前半難解過ぎて、映画館では滅多にない事なのだが眠くなってしまい、記憶があやふやなのでスコアはつけない。

音と台詞の厚みと情報量に字幕が追いついていない感じ。観ている私も追いつけない。

陳腐な表現だ
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ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!!(1975年製作の映画)

3.9

松竹のドリフターズ主演「全員集合」シリーズをこれまで何本か観てきたが、いずれもいかりや長介が加藤茶をネチネチ虐めて、最終的には立場が逆転して加藤が復讐するといった風の筋で、陰湿なイジメと暴力が延々と続>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

トランクの中の世界とか、こういうハリーポッター世界の魅せ方が上手いなと思う反面、後半のダークファンタジーな雰囲気は相変わらずで若干の後味の悪さは良くも悪くも変わらない。

魔法生物とダン・フォグラー演
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.4

NYマフィアやシカゴギャングの話はよくあるが、LAのギャングを題材にした映画は初めて観たかも。
早い話がLA版アンタッチャブルで、七人には一人足りない六人の有志が集ってロサンゼルスの街に巣食うギャング
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アンドロメダ…(1971年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ジュラシック・パークの原作・脚本を手掛けたマイケル・クライトン初期の佳作「アンドロメダ病原体」の映画化。タイトル的にスペースオペラを予想していたのだが、全然違ってパンデミック系だった。SFには違いない>>続きを読む

間諜X27(1931年製作の映画)

3.5

マレーネ・ディートリッヒの魅力を余すことなく映した作品。
大筋は古典と言うこともあって退屈、或いは白けてしまう部分もあるが、ディートリッヒの美貌と演技はどこを切っても良い。ドナウの漣を激しく弾く、仮面
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.4

岡田真澄のイケメンぶりヤバイな。申し訳ないがそれに比べると石原裕次郎は父ちゃん坊やにしか見えない。津川雅彦の台詞「兄貴達みたいなのを太陽族っていうんだよな」のように流行語がセルフパロディになっている辺>>続きを読む

プレデター(1987年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初に観た際は字幕だったが、今回は吹き替え。玄田哲章最高だな。

ゲリラに捕まった要人救出のため、選りすぐりの小隊を率いて中米の小国バルベルデの密林に向かうダッチ少佐ことシュワちゃん。女兵士を除く敵兵
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.1

実話っぽいファンタジー。ナボルスキー(トム・ハンクス)の演技とグプタのキャラは好き。
諦めない心が大事ってことですかね。
英語がほぼ喋れない状態でよくあそこまで短期間で...っていうのと、生活能力の逞
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グランド・キャニオンの対決(1959年製作の映画)

3.3

タイトル的に西部劇だと思うじゃん?まさか現代劇の犯罪ドラマだったとは…。

いわゆる純粋なミステリではないので、主人公やヒロインの設定は雑だし犯人は唐突だし、ストーリーや適当に張られた伏線も特に回収せ
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

今や東野圭吾や宮部みゆきにも匹敵するほどの映像化数を誇る池井戸潤原作。残念ながら原作は未読。関係ないがこの映画やけに古典芸能出身者が多くないかな。主役が狂言師で梨園から2人、噺家が2人と合計5人もいる>>続きを読む

大砂塵(1954年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

まー実に変な西部劇。
原題が「ジョニー・ギター」で、小林旭よろしくギターを背負った渡り鳥のジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)が主役…ではない。風来坊の元凄腕ガンマンという、いかにも主人公然とし
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裸の島(1960年製作の映画)

5.0

台詞が一切無い映画ということで最初は面食らったが、これほど素晴らしい映画はそう観られまい。

耕して天に至る。新藤兼人監督は「裸の島というよりは裸の丘」と言ったそうだが、天へ至る丘にへばり付くようにし
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浮雲(1955年製作の映画)

3.2

『花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき』

林芙美子は余り好きではない。本作はウジウジした男女の腐ったような爛れた関係が描かれている。
キネ旬始め何度もベスト10入りを果たしている名作ということらし
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ラビナス(1999年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

悪趣味な人食い映画である。

ドナー隊の惨劇とアルフレッド・パッカーの殺人事件をモチーフにしていると知った上で観たので中盤までは別段意外性はなかった。
設定上の舞台はドナー隊が足止めを喰らったシエラネ
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ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

4.5

いやメチャメチャ良い映画じゃないですか。
ドゥーワップから始まりドゥーワップに終わる。いいなあ60年代。

作中のギャング親父ソニーを演じるチャズ・パルミンテリが自らの半生を一人芝居として公演していた
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男と女(1966年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

こんな恋愛ありえね~とは思うが、雰囲気に酔える映画。
カラーとモノクロの相関関係は観てもよくわからなかった。
子供に語って聞かせる青髭やケーキの件などからもアヌーク・エーメから母親感が全然感じられない
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大臣と影の男(2011年製作の映画)

3.4

地味~な映画。仏白合作映画で、本国では評価が高かったらしいが、日本ではビデオスルーされる始末。無理もない。フランスの政治事情を扱った政治ドラマでかなりお堅い内容だ。フランスの政治事情に多少なりと明るく>>続きを読む

大空港(1970年製作の映画)

3.3

有名な映画なので観たが...う〜ん、非常に評価に困る作品。雰囲気は好きなんだけど。

パニック映画的展開を迎えるのは後半も大分過ぎてからで、前半はグランドホテル式に様々な人物の視点から空港のお仕事やト
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アルファベット(1968年製作の映画)

3.0

無意識下の世界を描いてるのかな。デヴィッド・リンチの作品を一つも見てない私にはまだ早かった。

サディスト(1963年製作の映画)

3.5

ジャケットからして凄まじい絵面だ。来る者拒む感じがビンビン伝わってくる。でもジャケットが放つ嫌悪感は映画の内容にピッタリ合ってる。

3人の教師が野球観戦に赴く途中、故障のため車の修理工場に立ち寄り、
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