COMEさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

好きだなー
結構前のことだった。人生は決まっていて、だからこそ自由だ
こんな言葉を聞いた。当時僕はこの意味が全くわからなかった。
しかしある日突然この言葉の意味を理解した。
この映画はその時の感覚と似
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

この映画のレビューを書く前に、いくつかレビューを見て思ったことがある。僕は映画を見るときに出来るだけその映画のいいところを見ようとする。そんな中で「こんな風にうまく行かない」だとか「現実にはこんな人現>>続きを読む

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.9

オンライン試写会にて。
近年LGBT問題を取り扱う映画が多い中での良作だと思う。
最近この問題ではないが【理解して】ということをよく耳にする。
理解≠受け入れるではない。
そして、公平を詠う人が受け入
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

4.2

いい!すごくいい!!
何者でもない思春期は何者かになろうとし
何者かになれた大人は何者でもなくなりたがる。
どんな未知(道)を選んだとしても、毎日はやってくる。
青いままでいたい。【あの頃は】の宝物を
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.7

携帯やパソコンのキャッシュのように目に見えないものが溜まっていく。
時に便利なのに、いつの間にか邪魔になっている。
直接的な言葉よりも【空気感】は人をもっと傷つけるから。。。
パソコンみたいにワンクリ
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.8

試写会にて。

人生は寂しさや辛さを埋めるために生きるのか。
それとも幸せで満たすために生きるのか。
それぞれにそれぞれあって、でもそれぞれがそれぞれ乗り越えている。
今、悩んでいるほとんどのことが半
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.9

今泉力哉監督は言葉にできない空気を描くのが天才的だと思う
あの頃。見ているだけで僕を僕のあの頃に戻してくれる。
今はあの頃があるから。僕らは時に「いつかの未来」よりも
「あの時の出来事」によって優しく
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

自己肯定感の強いマックスが映画を通して得られる「他者理解」
こういう系の映画は主人公が男性が多いけれど、女性にすることで一味も二味も違う作品になっていて、とても楽しめた

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.3

ようやくチャンスを掴んだその矢先に、運悪く事故で昏睡状態になった主人公のジョー。彼の魂は死ぬことを拒み彷徨い、辿り着いたのは命が生まれる場所(ソウル)。そこで出会ったのは、生きる目的をみつけられない迷>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

4.3

まだ今年の半分も終わっていないけれど、個人的にベスト5に入る作品。
とても不思議な感情だった。ケタケタ笑えるし、終盤のわけわからない設定に少し引くのに、めちゃくちゃ泣いてるし。
レビューを書こうと思っ
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

確か25歳の誕生日1週間前の話だったと思う。
人生で初めて花火デートをした。
綺麗な夜景を見ながら、浴衣が似合うねなんて言ったり、屋台の焼きそばを二人で分け合ったり、いつか将来子供を連れてきたいね。そ
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

誰でも一度は考えたことがあるであろう、「もしもあの時こうしていれば」
いつも僕の中で思っていることがある。
「なる」ではなく「ある」。
優しくなりたい、強くなりたい、こうなりたい、ああなりたい。きっと
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輝ける人生(2017年製作の映画)

4.1

ふと、さりげなくみた映画がこんなにも良い作品だと宝物を見つけた気分になる。

友達をたくさん作ること、お金持ちになること、静かに暮らすこと、沢山のものに囲まれて生きること、断捨離…全ての生き方が正解。
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夕陽のあと(2019年製作の映画)

4.2

僕には二人の姉がいる
だが、姉は従姉妹だった。
それを知ったのは高校一年生の夏休み。
僕の人生は何も変わらなかった。
いつものようにくだらない話をして、いつものように喧嘩をして、今でも家族だ。

韓流
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

実はヤクザ映画を見るのは初めてかもしれない。でも何故かヤクザ映画のことは知っている。
まだ僕が小学生だった90年代、仁義なき戦いや、極道の妻たちなど、ヤクザ映画はTVで放送され市民権を持っていた。
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

【それはまるでサウナのように】

昨今、サウナの番組が増えたように思う。
磯村勇斗さんや、ヒャダインさんなどが番組をやっている。僕もサウナが好きで暇な時は行ったりするが、あの形容し難い感覚を『整う』と
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

【愛】

そう言われてあなたは誰を浮かべますか?
両親?恋人?奥さん?旦那さん?息子?娘?ペット?全部?









そうやってちゃんと自分の中に愛は溢れているのに、外に愛を求めてしまう。沢山愛
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

【23年の時を経て】

当時タイタニックやグッドウィルハンティングなどにハマり見ていた中学時代、この作品は当時ほんの少しだけ見ていた。しかし中学生の僕には刺激が足りなく、なんか難しいと思い5分で断念、
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

4.2

【おばあちゃんはずるいって】

試写会にて

1番初めに映画館で見た作品を覚えてますか?
僕が1番初めに見た映画は「ドラえもん のび太と鉄人兵団」
当時の記憶はないけれど、父に連れられ見に行ったそう。
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愚行録(2017年製作の映画)

3.8

【ありえなくなくない?】

仕事柄沢山の『ありえないよね?』『ありえない』『ありえなくない?』を耳にする。みんなそれぞれに日頃溜まった鬱憤を友達や家族、恋人など身近な人に聞いてもらっている。もしかした
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家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)

3.7

オンライン試写会にて

1984年生まれの僕からすれば「家なき子」と言えばあの安達祐実さんの「同情するなら金をくれ」が真っ先に浮かぶ。
1977年に放送したアニメ版など見たこともなく、当時小学生だった
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.4

全てのどこのシーンを切り取っても絵になるようなお洒落映画。
50年以上前の人も今と同じような悩みで悩んでるんだなぁ。色んなことに解決法があるのに、こと恋愛に置いては未だに完全に解明されてないんだよな。

浅田家!(2020年製作の映画)

4.1

湯を沸かすほどの熱い愛がとても好きなので久々に見に行った映画館

監督の作品はクスッと笑えて、少し泣けて、最後に涙腺をもっていく。
みんなそれぞれに家族があって、それぞれの形がある。
そういえば、家族
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

見ている時にずっとトンネルが浮かんでいた。
薄暗いトンネルの中で遠くに見えた光。そこに向かう。いつか、自分もそこに行けるだろうと。少しずつ光に近づいたと思ったらまた遠くなる。
凪沙と一果。性と家庭環境
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評決のとき(1996年製作の映画)

4.0

僕の正義、誰かの正義、ぶつかり合えば
悪が生まれる。悪を産んだのは正義?それなら正義は悪?
最終弁論のたった一単語で頭をぶち抜かれた。そのためだけにみる価値のある映画だった。そんな余韻に浸りながら僕は
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.8

ずっと見たかった作品。
ようやくNetflixで配信されたので。
もぅ、なんていうか、いい
最近心じゃなくて、頭に響く映画を見漁っている。
まじかー。。。からの、まじかー!!え、まじで?!!

ってな
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インセプション(2010年製作の映画)

4.6

やっっと見れた!
メッセージ性がそんなあるわけではないのにこんなにものめり込めるのって凄い。
そして監督、インターステラーもそうだけど、重力と時間操るのうますぎ
Blu-ray購入してしまった。

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インターステラー(2014年製作の映画)

4.9

映画の重力で胸が押し潰されそうになった。周りに人がいたこともあって何度も込み上げそうになった涙をまるでGに耐えるかのように堪えていた。
これIMAXで見たかった。。次に上映されたら絶対に見に行く。絶対
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ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

3.7

日本に住んでいるからこそなかなかピンとは来なかったが、アメリカの友達に聞いたところ、本当に今のアメリカのリアルだと聞かされた。

所々に散りばめられた社会風刺を再度鑑賞して確認したい。一度見ただけでは
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.8

昔からウルトラマンや仮面ライダーのように実写で変身するものがあまり得意ではなかったせいもあり敬遠していた。
しかし、試しに見てみると意外にも楽しめた。アベンジャーズ、、、、この勢いで見るべきだろう

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

それぞれの主義主張がある。
はじめから強い人間なんていない。
強く‘あろう’とする人間がいるだけ。
そんな人で世界が溢れかえれば
それぞれが対峙した時に
いつも真ん中を保てるのに。

歴史的背景や排除
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

先日部屋を片付けていたらインスタントカメラが出てきた。
有効期限は2003年5月
保存状況も最悪で、期限も切れていて、未だに現像に出せていない。
何を写したかも覚えていないのもあり、少し恐い気持ちもあ
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.4

韓国映画とインド映画は本当にやばい

色々なものが組み合わさってとっ散らかっているのに、ちゃんと一本の太い幹があるからその全てが枝葉のようになっていて、全てが輝いて見える。

日本のアイドルが出る映画
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

4.6

オンライン試写会にて。

いつもは見終えてから数日気持ちを熟成させてから書くのだが、今回は勢いのままに書きたくなった。

日本人の平均寿命が約84歳。これを時計で表すと、高校生は午前4-5時。
夜明け
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.3

分からなかった事が分かるようになるのが大人

分かっていたことが分からなくなるのが大人

子供は大人に、大人は時に子供に戻りたくなる。